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2022/09/30

ドル売りから

全体的に、ドル売りですが、ドル/円は、そんなに下がれるのかと見ています。

[9/30]FX経済研究所出演

9/30(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【検証 為替介入YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

輸入が優勢

9時54分の仲値決めに向けて、5・10日(ゴトウビ)らしく輸入のドル買いが優勢でした。

今日も売りトライ?

ドル/円は、今日も8時台・9時台は、売りトライを、投機筋はやりたいようです。

本日は30日

本日は30日で5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いは出るものと思われますが、一方では月末日で輸出企業のドル売りが出る可能性もありちょっと動きが読みにくいですので、注意が必要です。

ドル安

ニューヨークダウは、前日に急低下した米長期金利が再び上昇したため売られ、前日比456.15ドル安の29,227.59ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.044%上げて3.751%で引けました。

原油価格は、米株安を受けて売られ、前日比0.60ドル安の81.55ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比1.0ドル安の1669.0ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンでは先週木曜の政府・日銀の介入が入ってちょうど1週間となり、1週間前に介入が入った17時前になると神経質に144.70前後でもみ合い、17時の政府・日銀の直接介入の時限が過ぎると、やや買われたものの上げきれず、結局、144.60~80近辺での揉み合いに終始しました。ニューヨークオープン後、EUR/USD中心にドル安になったのに連れて、144.26まで下げました。その後、いったん144.63近辺まで反発したものの、再び144.35近辺に緩みました。

EUR/USDは、0.9685近辺から0.9808近辺まで上昇しました。(ドル安)

EUR/JPYは、140.15近辺から141.54近辺まで上昇しました。

ロスカットの嵐(牛の大群の暴走)

ロスカットが大挙して出ている様を、ロスカットの嵐と呼んでいます。

マーケット参加者の大勢の目論見がはずれ、少しでも損失を限定させようと、我先に投げてきますので、相場は一気に動きます。

このロスカットの嵐となっている時は、絶対に流れに逆らわないことです。

言ってみれば、牛の大群の暴走のようなものですから、その流れに逆らおうとしても限界があります。

逆に、暴走方向に乗ることも必要だと思いますが、どこで、反発するかわかりませんので、短期勝負と心得ておくことが必要です。

昔、ケーブル(GBP/USD)のディーラーだったことがありました。

マーケットの大方の予想を大きくはずした結果に、マーケットは失望からの急落となりました。

たまたま、私はショートを持っていました。

そして、急落は収まらず、数時間で1000ポイント急落し、さすがに利食いました。

しかし、相場は、それでは収まらず、さらに1000ポイント下落しましたが、もうこうなると怖くて相場に入るどころではありませんでした。

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2022/09/29

17:00

政府、日銀の直接介入は、17:00までで、その後のロンドンタイムにやるならBOEに通常委託しますが(委託介入)、BOEも今それどころではないと思われます。

ドル/円反発

気がつけば、昨日のレベルにほぼ戻ってきています。

売り強まる

ドル/円は、仲値決めが終わって実需の買いが一服したタイミングで、投機筋の売りが強まっています。

買いジワリ

ドル/円は、実需筋と思われる買いが入っているもようです。

主役が変わる?

円は、ポンドにお株を奪われた格好で、方向感はないものと見ています。

米長期金利大幅低下

ニューヨークダウは、BOEによる英国債の無制限購入を受けて米長期金利が急低下したことを受けて幅広い銘柄で買いが入り、前日比548.75ドル高の29,683.74ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは大きく低下し、暫定値ながら前日比0.256%下げて3.707%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で原油やガソリンの在庫が減ったことを受けて買われ、前日比3.65ドル高の82.13ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが反発したことを受けて買われ、前日比33.8ドル高の1670.0ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイム、BOE(英中銀)が英国債の急落を防ぐために、長期債の無制限購入を実施と発表し、一時GBP/USDが急騰(ドル売り)したため、それに連れて、ドル/円も144.48近辺まで下げましたが、その後GBP/USDは急反落(ドル買い)したため、ドル/円も144.82近辺まで反発しました。ニューヨークに入ると、BOEによる英国債の無制限購入を受けて米長期金利も急低下したため、それを受けて、ドル/円は下落し、一時143.91近辺をつけました。

EUR/USDは、0.9560近辺から0.9750近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、138.37近辺から140.39近辺まで上昇しました。

ブル&ベア(強気と弱気)

ブル(Bull)とは、雄牛のことで、相場の上では、強気を意味します。

一方、ベア(Bear)とは、熊のことで、相場の上では、弱気を意味します。

それでは、なぜ、ブルが強気で、ベアが弱気なのかについて、説明したいと思います。

まず、ブルですが、雄牛が敵と戦う場合、後ろ足を相手に向かって蹴り上げます。

この蹴り上げが、下から上にすくい上げる取引所の場立ち(売買担当者)の買いのサインに似ているからです。

次に、ベアですが、熊が敵と戦う時、相手に向かって前足を上から下に振り下ろします。

この振り下ろしが、上から下に腕を振り下ろす取引所の場立ちの売りのサインに似ているためです。

売り買いのサインのやりとりという点では、私が、インターバンクディーラーだった頃、同じような手サインが使われていました。

大口の玉を処理する場合、他の複数の銀行をアシスタントに呼んでもらい、先方が出したプライスをアシスタントが私に大声で伝えてきました。

買いたい時であれば、手を振り上げ、売りたい時であれば、手を振り下ろすことによって、喧騒に包まれているディーリングルームの中で、アシスタントに指示を伝えていました。

また、セールス(営業)が、顧客にインターバンクディーラーが出したツーウェイプライスを電話越しに伝え、顧客が売ってきたら、セールスは人差し指を下に向けることで、インターバンクディラーに売ってきたことを知らせ、またセールスが人差し指を上に向けることで、買ってきたことを知らせました。

そうした手サインも、ディーリングルームが喧騒で渦巻いていたからこそで、電子化が進んで、静かになったディーリングでは、すたれていく運命にあるのかもしれませんが、少し残念な気もします。

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2022/09/28

素直でないマーケット

ドル/円は、介入警戒があるために、相場の流れが自然でなくっているように思います。

しつこい売り

ドル/円は、執拗に売りが出ますが、ショートになるだけだと思います。

ドル高再び?

全体的なドル高が、再開する可能性があります。

意識される145.00

ドル/円は、介入を警戒してか145.00手前で足踏み状態ですが、意識し過ぎて手前で売れば、結局ショートに偏り、145.00を上抜いていくことになります。

米長期金利4%に迫る

ニューヨークダウは、米長期金利が一時4%に迫り、2010年4月以来の水準に上昇したことが嫌気されて売られ、前日比123.32ドル安の29,137.49ドルと3営業日連続で年初来安値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.088%上げて3.968%で引けました。

原油価格は、米フロリダ州に向け北上中のハリケーンの影響で原油生産が滞るとの見方から買いが入り、前日比1.79ドル高の78.50ドルで引けました。

金価格は、前日に2020年4月以来の安値をつけたため押し目買いが入り、前日比2.8ドル高の1636.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、144.06近辺まで下げましたが、その後は、ジリ高に転じ、ニューヨークに入り、米長期金利上昇を受け、さらにジリ高は続き。一時144.90近辺をつけました。

EUR/USDは、0.9652近辺から0.9570近辺まで下げ。0.9590近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、139.41近辺から138.62近辺まで下げ、138.90近辺に落ち着きました。

乖離幅(5の移動平均線) 

日足の5日移動平均線とか、週足の5週移動平均線といった、それぞれの期間の中では短い移動平均線と、実勢値との間の乖離幅が大きくなると、実勢値は、それら短期の移動平均線に吸い寄せらる特性があります。

そのため、トレンド相場で方向性がはっきりしていても、こうした乖離幅が大きければ、一時的にせよ調整が入りやすくなりますので、十分な注意が必要です。

ただし、乖離幅が大きくて実勢値が短期の移動平均線に、たとえ吸い寄せられ、トレンド方向に逆行するような動きをしても、5日移動平均線なら5週移動平均線が、依然トレンド方向に鋭角的向かっている間は、一時的にそれら短期線を突き抜けることはあっても、結局はトレンド方向への動きを再開するものです。

しかし、5日移動平均線や5週移動平均線のトレンド方向への角度が緩み、さらには、水平になったり、トレンド方向の逆に向いてしまうようになると、トレンドをサポートする力は弱まり、相場が反転してしまうようになります。

つまり、5日移動平均線や5週移動平均線と実勢値との乖離幅や、それぞれの移動平均線がトレンド方向に向かう角度から、相場の方向性やトレンド相場の勢いを結構読み取ることができます。

また、もっと短い1時間足などでも期間5という移動平均線は、結構重宝です。

また、いったん、たとえば5日移動平均線がトレンドの逆に抜けてしまっても、10日移動平均線という期間10の移動平均線が次の抵抗線となります。

今回は、期間5、期間10といった短期線ついて触れましたが、移動平均線は、短期のみならず、中期でも長期でも大変有用です。

たとえば、こんな例もあります。

月足の200ヶ月移動平均線が実勢値の進行を食い止めてしまうことすらあります。

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2022/09/27

ユーロ買い

ユーロが、対ドル対円対ポンドで買いになっています。

ドル安気味

ドルは、全般的に売りになっています。

ショートか

介入警戒から、ドル/円を結構売っているように思います。

次回介入の効果はどこまで?

ドル/円は、介入の急落前の8割方戻しており、財務省の出方が注目されますが、介入警戒からマーケットはショートのようですから、たとえ再度介入しても効果は限定的と思われます。

ジリ高

ドル/円は、東京、ロンドン、ニューヨークの3センターともジリ高であることから、介入警戒からマーケットは売り上がっているものと思われます。

米長期金利12年ぶりの水準へ一時上昇

ニューヨークダウは、米長期金利上昇を警戒して売られ、前日比325.91ドル安の29,264.50ドルと年初来安値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.193%上げて3.890%で引けました。

原油価格は、米景気後退懸念に加え米株安とドル高から売られ、前日比2.03ドル安の76.71ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比22.2ドル安の1633.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、いったん143.79近辺まで売り込まれましたが、再びショートになり、米長期金利の上昇もあって、東京、ロンドンに引き続いて、ジリ高は再開し、144.78近辺をつけ、144.55近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、0.9689近辺から0.9600近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、139.52近辺から138.85近辺まで下げた後は横ばいとなりました。

オーバーナイト(想定外の損失も)  

オーバーナイトとは、一晩越しにポジションをキャリーするとか、ストップロスを含めオーダーを一晩越しで出し放しにすることなどを言います。

オーバーナイトをより厳密に言えば、冬時間では、日本時間午後10時から始まるニューヨーク時間のどこかから、東京の早朝のどこかまで、つまり寝ている間、ポジションをキープしたり、オーダーを出したままにすることを言います。

しかし、このオーバーナイトを、恒常的にやっていると、特にストップロスオーダーは注文を出したレベルか、多少ずれるかして決済されるものと錯覚することになると思います。

しかし、実際のマーケットでは、場合によっては、とんでもないレベルでストップロスがついて帰ってくることもありえます。

私が経験した中で、最も極端だったのは、外資系銀行にいた時のことですが、ショートのストップロスがオーダーしたレベルの100ポイント上でついて、ニューヨークから戻ってきたことがありました。

預けたニューヨークのディーラーに、どうしてこんなレートになったのかと問い詰めても、仕方がなかったの一点張りでした。

しかも、彼らの社会は、自ら非を認めることは、自分にとって不利になるため、あやまることはしません。

個人のFX取引では、こういうことはないと思われるかもしれません。

しかし、たとえばリーマンショックのような大変動ともなると、強制ロスカットが実行されても、変動が大きすぎて、追加で出た損失を埋めるために、資金の追徴をFX会社から求められることがありますので、注意が必要です。

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2022/09/26

ドル全面高

そんな中で、ドル/円の上昇だけを止めようとするのは、無理があると思います。

売りが先行

ドル/円は、介入を警戒して売りが先行しているものと見ていますが、それによってマーケットはショートになると思われます。

5・10日振替日

本日26日は、5・10日(ゴトウビ)に当たる25日が日曜であったため、5・10日の振替日として、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

S/L(命綱)  

ストップロスを略して、S/Lと表記するのが、ディーラーの間では、一般的です。

これまで、何度もストップロスに救われたことがあります。

一番、思い出深いのは、ニューヨークにいた頃のことで、USD/DEM(ドル/独マルク)でショートにしていました。

そして、ポジションを持ったまま、自宅へ車で帰宅しました。

その帰宅途中、崖が迫る海辺の道を走っていると、携帯電話が鳴りました。

電話の相手は、東京のディーリングルームの若手でした。

なにかあったのかと尋ねると、ソ連のゴルバチョフ大統領が誘拐され、USD/DEMは、1,000ポイント急騰したということでした。

ところで、私のストップロスはと聞くと、指定されたストップロスのレベルでダン(Done、成立)していますということで、ホッと胸をなでおろしました。

ストップロスは、損失を限定するもので、なくてはならないものです。

もちろん、自分自身の相場観が実際の相場と異なったことによるストップロスの成立もありますが、例に上げたような、戦争、テロ、政変など不可抗力な事態の勃発から身を守る上ではなくてはならないものです。

そうした事態は、いつ何時起こるかわかりませんので、どんなに実勢値から離れていても、ストップロスはポジションを持っている限り、必ず入れておく習慣をつけることが大事です。

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2022/09/25

Weekly Report(2022/09/25)

□□ 今週の注目点 -------------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、まずは介入に順応することが必要
2.EUR/USD、下落継続が
3.GBP/USD、続落か
4.クロス円、下げてはいるが強弱いろいろ

-------------------------------------------------

【1.ドル/円、まずは介入に順応することが必要】の要点

・ 最初の介入はやはり効いたが、翌日には既に半値以上戻している
・ 介入を真に受けて売れば上がるし、舐めてかかって買えば下がる
・ 円安の根本原因のドル不足のドル買いの継続や円キャリートレードが本格化するか要観察

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トレンドを信じる(トレンド相場でのトレード法)

たとえば、上げのトレンド相場では、結構な勢いで上げ方向に相場は進みます。

しかし、高値で買い過ぎれば、反落もあります。

そうなると、やはり調整入りかとばかりに、調整相場を狙った売りも出やすくなります。

しかし、ここで気をつけなくてはならないのは、相場が上げのトレンド相場だということです。

上げのトレンド相場では、順張り方向であるトレンド方向へは大いに上がります。

一方、調整方向である下げ方向へは、値幅も限定的で、かつ時間的にも短期間で終わる傾向があります。

したがい、調整相場で下げ方向を深追いするのは、危険です。

それよりも、「下がったら引きつけて買い」というスタンスを変えずに維持することが重要です。

また、しびれを切らせて、高値を買ってしまう場合もあるかと思いますが、その場合は、苦しい目に遭うことは覚悟して持つか、あるいは、いったん手仕舞い、次のチャンスを狙うことだと思います。

なによりも、大事なことは、今の相場がトレンド相場であることを忘れないことです。

順張りであれば、窮地を脱し、フェーバー(有利)な方向にポジションを持っていくことはかなりの確率で可能です。

しかし、逆張りでは、窮地を脱するのは、かなり苦しいと言えます。

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2022/09/24

ドル一強

ニューヨークダウは、FRBの大幅利上げが米景気後退入りを招くとの懸念が強まって売られ、前日比483.83ドル安の29,592.85ドルと年初来安値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りはやや低下し、暫定値ながら前日比0.025%下がって3.683%で引けました。

原油価格は、世界的な景気後退懸念から売られ、前日比4.75ドル安の78.74ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受けて売られ、前日比25.5ドル安の1655.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、買い戻しは強まり、143.26近辺をつけました。その後、なんちゃって介入(仕手筋の疑似介入)などで、一時142.34近辺まで下げる場面もありましたが、薄いマーケットの中、143.00を挟んで上下動を繰り返しました。ニューヨークに入り、ドルが全体的に強まったため、ドル/円も連れてジリ高となり、一時143.46近辺をつけました。

EUR/USDは、0.9774近辺から0.9668近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、139.62近辺から138.67近辺まで下落しました。

もう、このレベルでは買えない(大勢の心理の逆に動く)

上昇トレンドが続くと、「もう、このレベルでは買えない」という言葉が、そこここから聞こえてきます。

しかし、そう考えているマーケット参加者が多ければ多いほど、マーケットにはそれほど多くのロングポジションができていないことを示しています。

言い換えれば、この言葉が聞こえてくるうちは、ロングポジションをキープしていても良いように思われます。

それが、「買うしかない」とか「絶対に上がる」といった言葉に変わってきたら要注意で、ロングポジションの閉じ時と見て良いと思います。

上昇するための原動力は、基本的には、ショートカバー(買戻し)です。

ショートカバーが殺到すればするほど、上昇に弾みがつきます。

それが、買い先行で攻めるようになると、ロングポジションは増えていき、上がる勢いが減退していきます。

つまり、マーケットの大勢の心理の逆に、相場は動くと言えます。

したがって、マーケットの心理を読むことが、大変重要になるわけです。

そうした心理を読む糸口として、「もう、このレベルでは買えない」とか、「買うしかない」といったマーケット関係者がつぶやく言葉を、よく聴き分けることが大切です。

こうしたマーケットの声を聴くのに、SNSが有用だと思われます。

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2022/09/23

クロス円売り

クロス円の下値の感触を見ているようです。

重くなる

ドル/円は、下落気味です。

高止まり 

昨日の安値140.35から反発後は横ばいであることから、ポジション的には軽そうです。

円安の根本原因の解消が必要  

最初の政府・日銀の介入は、確かに効きましたが、円安の根本原因であるドル不足のドル買いや内外金利差の拡大を解消しなければ円安は続きます。

政府・日銀介入に踏み切る

ニューヨークダウは、大幅利上げの継続を警戒して売られ、前日比107.10ドル安の30,076.68ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.188%上げて3.700%で引けました。

原油価格は、ロシアから欧州へのエネルギー供給が滞るとの観測が買いを誘い、前日比0.55ドル高の83.49ドルで引けました。

金価格は、ウクライナを巡る地政学リスクの高まりを受けて買われ、前日比5.4ドル高の1681.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、日銀の金融政策決定会合が緩和維持を発表したことから、ロンドンオープン後、ドル/円、クロス円の買いが強まり、ドル/円は、145円台にしっかり乗せて続伸し、145.90近辺をつけました。ところが、17時直前に財務省の神田財務官が「為替介入をやった」と表明したことから、相場は大急落となり、140.67近辺まで下げました。いったん143.39近辺まで反発しましたが、ニューヨークオープン直前から、新たに売りが出て、ニューヨークオープン後には、140.35近辺をつけました。しかし、さすがに売り過ぎとなり、142.50近辺まで反発しました。

EUR/USDは、ニューヨークでは、0.9877近辺から0.9812近辺まで下げ、0.9835近辺で落ち着きました。

EUR/JPYは、ニューヨークでは、138.70近辺から140.15近辺に反発しました。

良いレート、マズイレート(刷り込まれた感覚に素直に) 

トレーディングをしていて、パッと見たレートが、自分にとって良いレートあるいはマズイレートだと感じる時があると思います。

これを、気のせいに済まさず、感じたことに素直になることは、実はトレードをする上で大変大事なことだと思っています。

たとえば、ロングポジションを持っていて、パッと見たレートが良いレートと感じれば、素直にそのレートで利食うということです。

また、同じくロングポジションを持っていて、パッと見たレートがこれはマズイと感じれば、素直に損切るということです。

普通、パッと見たレートが良いと感じても、いやいや自分の利食いの目標点はあそこだから、まだまだだと考えて利食わなかったり、パっと見たレートがマズイレートでも、ロスカット点までまだあるからと放置してしまうことがあると思います。

しかし、理性にたよらず、トレーディングの経験を重ねることによって培われた感覚に素直になることです。

経験を積むとレートから放つ、自分にとって良いレート、マズイレートというサインを感じるようになるものです。

その感じを否定せず、素直に受け止め、利食うなり損切るなりの行動に移すことが大切だと思います。

相場の世界は、瞬時に状況が変わっていきます。

そうした状況下では、経験の積み重ねによって自分に刷り込まれた感覚を尊重し、反射的に行動に移すことが必要になります。

ヒロセ通商 | タイアップ

2022/09/22

スイス国立銀行(SNB)

16時30分に政策金利の決定をしますが、0.50%なり0.75%なりの利上げ(現状-0.25%)をすると、マイナス金利を採用しているのは日銀だけになり意味は大きいです。

日銀の金融政策決定会合

政策金利の決定は12時前後と思われますが、私を含めて据置見通しが主流を占めていると思われるだけに、むしろ油断しないことだと思います。

また、売ってくるのか

ドル/円は、8時台・9時台に売りが強まる傾向がありますので注意が必要です。

結局、円安か

FRBは予想通り0.75%利上げを既に決定し、今日これから、日銀が据え置き、SNB(スイス国立銀行)が利上げしてマイナス金利政策から脱却し、BOEが利上げすれば、事実上、内外金利差は一段と拡大することになります。

FRB、0.75%の利上げ決定

ニューヨークダウは、FRBはFOMCで今後も利上げを続ける方針を示したことから売りが強まり、前日比522.39ドル安の30,183.71ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.043%下げて3.530%で引けました。

原油価格は、ウクライナ情勢の緊迫で買いが先行したもののFRBが利上げを決定したことから上値も重く、前日比1.00ドル安の82.94ドルで引けました。

金価格は、ウクライナ情勢の悪化で買いが優勢となり、前日比4.6ドル高の1675.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、FOMCを意識してジリ高となり、実際に、予想通り0.75%利上げが決定されると、144.70近辺まで急伸しました。しかし、その後、パウエルFRB議長は、記者会見で、「いつか利上げペースを落とすのが適切になる」といった、幾分タカ派色を和らげる発言をしたことから、米長期金利の低下とともにドル/円も反落に転じ、一時143.41近辺をつけました。その後は、144.00近辺まで反発しました。

EUR/USDは、一時0.9813まで急落後、0.9910まで反発し、0.9850近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、142.86近辺からジリ安が続き、141.75近辺まで下げました。

材料出尽くし(ポジションの偏りを読む)  

注目イベントや経済指標の発表があり、予想通りの結果が出ると、材料出尽くしとばかりに、利食いが殺到するということがあります。

英語でも、Buy the rumor, Sell the fact.(噂で買って、事実で売る)という言葉があり、事実で売るというところが、この材料出尽くしによる利食いと相通じます。

ただし、あくまでも、予想通りだったための利食いであり、予想に反しているわけではありませんので、ポジション調整が一巡すれば、再びトレンド方向に戻すのが一般的です。

また、結果が予想通りで、材料出尽くしの利食いとなって相場が一時的にせよ反転するか、引き続きトレンド方向に相場が向かうのか、どちらをマーケットが選択するかは、基本的にはトレンド方向へのポジションの偏りが大きいか小さいかによります。

ポジションがトレンド方向にパンパンになっていれば、反転する可能性が高いことは、言うまでもありません。

このように、マーケットのポジション状況が、どうなっているのかを知ることは、大変重要です。

そのためには、値動きからポジションを読むことも大切ですが、同時にマーケットの心理を読むことも大事です。

つまり、マーケットは、注目しているイベントなり経済指標の発表なりに対して、どのような結果を期待し、そのためにマーケットの大勢はどのようなポジションを持っているか。

そして、その期待のポジションは膨らんでいるのか、また結果に対してはどういう反応をするかといったことを、常日頃から推理する習慣をつけることが重要です。

相場は、心理戦です。

ヒロセ通商 | タイアップ

2022/09/21

ジリ高

ドル/円は、売り上がっている可能性があります。

上昇

ドル/円は、8時台・9時台に売り過ぎたようです。

8時台・9時台

また、ドル/円を売ってくる可能性があり警戒です。

22日を明日に控え

明日に4中銀(米、日、スイス、英)の政策金利決定を控え、ここは全体的に様子見の時だと思います。

翌日の主要中銀の政策待ち

ニューヨークダウは、翌日にFOMCを控えて警戒感から売られ、前日比312.60ドル安の30,707.08ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.080%上げて3.569%で引けました。

原油価格は、主要中銀の金融引き締めを警戒して売られ、前日比1.28ドル安の84.45ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比7.1ドル安の1671.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、米長期金利上昇を受けて、買いが強まり、一時143.92近辺をつけました。その後は。クロス円が下げたのを受けて143.53近辺まで緩み、143.65近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、0.9960~1.0000近辺でもみ合いでした。

EUR/JPYは、143.05~144.00近辺でもみ合いでした。

リクイディティー(流動性) 

リクイディティーは、流動性のことです。

日々、安心してトレードができるのも、マーケットに潤沢な流動性(交換のしやすさ)があるからです。

リクイディティーの低いマーケットでは、ポジションを取ったは良いけれど、たとえば、ポジションを閉じようとしても、マーケットに十分なリクイディティーがないために、閉めようにも閉められないという事態が起きます。

特に、リクイディティー不足は、マイナーカレンシーと呼ばれる、ドルやユーロや円などと言った主要通貨ではない通貨で発生しやすく、場合によっては、手ひどい目に遭うことになります。

また、身近な通貨ペアでありながら、マイナーカレンシーと同様のリスクをはらんでいるのが、クロス円です。

平時ならまだしも、リーマンショック並みの事件が発生すれば、逃げようがなくなることがありますので、十分な警戒が必要です。

たとえば、リーマンショック時のNZD/JPYなどは、理論値上のNZD/JPYレートはあっても、実際にはプライスはなく、NZD/USDとドル/円にバラして(分解して)しか手当てできず、特にNZD/JPYのリクイディティーが低かったために、想定外の損失を被ることになりました。

このように、マイナーカレンシーやクロス円は、リクイディティーが低いがゆえに、ボラティリティ―(価格変動率)が高く、儲けやすい一面があることも確かです。

しかし、常にリスクがあることは、忘れないことです。

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2022/09/20

レンジ

ドル/円は、レンジです。

やっぱり売ってきたが

ドル/円は、9時になり売られましたが、9時54分の仲値決め頃には戻しています。

横ばいだが

ドル/円は、横ばいですが、8時台・9時台に良く売りがでますので、警戒です。

様子見

22日のFRB、日銀、SNB(スイス)、BOEの各国中銀の政策金利決定を前に、様子見です。

模様眺め

ニューヨークダウは、前週の大幅安の反動で買われ、前週末比197.40ドル高の31,019.82ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.042%上げて3.489%で引けました。

原油価格は、値ごろ感から買われ、前週末比0.62ドル高の85.73ドルで引けました。

金価格は、米長期金利が一時11年ぶりの高水準をつけたのを受けて売られ、前週末比5.3ドル安の1678.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークに入り、22日のFOMCの政策金利決定に向けて様子見気分が強まり、143.17近辺まで反落後は、142.20~40近辺での横ばいとなりました。

EUR/USDは、0.9976近辺から1.0025近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、143.09近辺から143.57近辺まで上昇しました。

下がったら引きつけて買い(上昇トレンドでのエントリー法)

上昇トレンド相場での相場エントリーは、基本的には「下がったら引きつけて買い」が良いと思います。

敢えて、「引きつけて」を付け加えたのは、中途半端に下げたところで値頃感から買うと、相場が下げきっておらず、一段の下げでアゲンスト(不利)になってしまいます。

それがフェーバー(有利)に転ずるまで時間がかかり、あまり気分の良いものではないからです。

したがい、値頃感に頼らず、チャート上のサポートレベルで買うなど、下げた場合の引っかかりどころまで引きつけることが大切です。

また、買い下がるというより、下げ止まって反発気味になったところを、追撃的に買う方が良いと思います。

一方、もっと上昇トレンドで積極的な買う手法があります。

それは、節目を上抜いたら買い、さらに次の節目を上抜いたらさらに買い増すというもので、これがうまく回転すると、結構な利益を得ることになります。

このように上昇トレンド相場へのエントリーは、下げたところを買うにしろ、上値を買っていくにしろ、いずれにしても、あまりアゲンストにならないようにエントリーすることで、トレンドに乗れるかが決まってきます。

いったん上昇トレンドにうまく乗ってしまえば、あとはロングポジションをキャリーしていけば良く、安定的に利益を得ることが可能となります。

上昇トレンドに乗るのは、言ってみれば、白鳥のような長距離を飛ぶ鳥に似ていて、離陸は難しいですが、いったん上昇気流に乗ってしまえば、後は楽だと言えます。

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2022/09/19

ショートか

マーケットは、ドル/円を売り上がってしまったようです。

ドル高傾向

ドルは、全般的にドル買い気味になっています。

反発気味

アジアは、ドル/円を売り切れずやや反発ですが、ロンドンは売ってくるものと見ています。

下がりやすい

ドル/円は、下げやすくなっていますので、値ごろ感から買い下がらない方がよいと思います。

東京休場

今日は、敬老の日で東京不在ですので、ドル不足のドル買いはでません。

相場観を持つ(調整は常に必要)  

自らの相場観を持つことは、自分自身の立ち位置を決める上で、大事なことです。

ただ、相場観を持っても、固執しないことだと考えています。

なぜなら、相場を構成しているいろいろなファクターは、新しく入ってきたり、消えて行ったり、既存のものでも以前より重要になったり、逆に地位低下したりと、目まぐるしく変化するからです。

したがい、相場環境が時間の経過とともに変わっていくことは、ごくあたり前のことで、相場観の調整は常にする必要があります。

相場観の調整は、微調整で済む時と、大幅な変更を必要とする時とがあります。

微調整の場合は、それほど問題にはなりませんが、大幅な変更をする場合は、大きな決断を要します。

大幅な決断とは、たとえば、今まで下げで見ていたものを、上げに180度転換する必要がある時などです。

つまり、今までの自らの相場観を自分で全否定することであり、しかも大幅転換したからと言って、その決断が正しいかどうかは保証の限りではありません。

しかし、それでも、今までの見方ではもう相場を読み切れないとならば、腹を決めて方向転換をするしかありません。

そこで、大事なことは、考えに考え抜いて結論を出した自分自身を信じることです。

自らを信じることで、道は拓けていくものと考えます。

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2022/09/18

Weekly Report(2022/09/18)

□□ 今週の注目点 ---------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、目先レンジだが
2.EUR/USD、下落トレンドだが
3.GBP/USD、下げに素直か
4.クロス円、基本的に円安基調

---------------------------------------------

【1.ドル/円、目先レンジだが】から要点

・政府・日銀の介入への警戒から、買えないので売っている様子
・ただし、22 日の 4 中銀の政策金利変更後は円安か
・22 日及び日本が祝日となる 23 日に警戒

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大相場への対応 その2(攻めの姿勢に)

大相場は、基本的に、ワンウェー(一方向)に相場がどんどん進んでしまいます。

こうしたダイナミックなマーケットでは、積極果敢な姿勢を取る、つまり順張りで対応することが大事です。

順張りで相場にエントリーするには、上昇トレンドであれば、高値を掴むことも、また下落トレンドであれば、底値をたたくことも、状況によっては避けられません。

むしろ、積極的に大相場に乗るためには、高値掴みも、底値たたきも攻めの姿勢と捉えるべきだと思います。

しかも、上昇トレンドであれば、節目を超えてくれば、さらに買い増すことも、また下落トレンドであれば、節目が割れれば、さらに売り増すことも、相場に乗って利益を極大化するためには必要です。

つまり、大相場になったら、待ちの姿勢から攻めの姿勢に、自分自身のスタンスを意識的に変えていくことが必要になります。

また、当然、下した判断がすべて正しいとは限りませんので、もし、間違ったと思ったら、固執せず、どんどん手仕舞うことです。

相場が大相場のために、次のチャンスはまたすぐにやってきます。

それに対応できるよう、身軽であることです。

また、大相場では価格変動が大きくなるため、それに応じたポジションの大きさやロスカットの置き方なども、ご自分の体力に合わせて調整する必要があります。

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2022/09/17

ドル/円軟調

ニューヨークダウは、物流大手フェデックスの急落が重荷になり、前日比139.40ドル安の30,822.42ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ変わらず、暫定値ながら前日比0.006%下げて3.453%で引けました。

原油価格は、あまり変わらず、前日比0.01ドル高の85.11ドルで引けました。

金価格は、押し目買いが出て、前日比6.2ドル高の1683.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、いったん143.35近辺まで反発したものの、再びジリ安となり、143.86近辺7まで緩みました。

EUR/USDは、0.9954近辺から1.0036近辺まで上昇し、1.0010近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、142.52近辺から143.42近辺まで上げ、143.05近辺に落ち着きました。

大相場への対応 その1 (大相場の到来)

大相場とは、トレンド相場で、一方向に力強く相場は進みます。

大相場の前段階は、かなり膠着したレンジ相場が続きます。

言い換えれば、この膠着相場が、次の大相場の到来を示唆しています。

この膠着相場から躍動感のある大相場への転換は、膠着相場が意味することを知らないでいると、唐突にやってきます。

得てしてあることは、膠着相場の段階で値動きが限られているため逆張りで相場にエントリーしがちです。

しかし、いったん大相場に入ると、相場はワンウェー(一方向)になるため、逆張りでできたポジションは、大きくアゲンスト(不利)に持っていかれてしまいがちです。

このアゲンストのポジションを、いつか相場は戻ってくると考え、そのまま持ち続けることは非常に危険です。

よしんば、戻ってくるにしても、それはヘタをすると何年も先のことになるかもしれませんし、戻ってこないかもしれません。

こうした、アゲンストの状況に陥ったら、すべきことは速やかにロスカットをすることです。

それは、もちろん痛みは伴います。

しかし、速やかにロスカットしなければ、取り返しのつかない損失を出すことになりかねません。

早目にロスカットをし、今度は順張りでトレンド相場に入れば、ロスカットに伴う損失は十分に取り戻せると思います。

なぜなら、相場が大相場だからです。

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2022/09/16

ショートか

今日の東京は、ドル/円を売り込んでしまったように思います。

サクソバンク証券主催セミナー見逃し配信中

8/31に実施したサクソバンク証券主催のオンラインセミナー
見逃し配信が、youtubeにアップされました!

ドル円相場の現状/今後のドル円の行方は?/質疑応答と盛りだくさんの内容です。

日米中銀の9月金融政策発表も間近。
この週末、ドル円の現状把握&見通しに、ぜひご活用ください。

「ドル高・円安は続くのか?今後のドル円の行方は?」
https://youtu.be/y44tJASagG8

[9/16]FX経済研究所出演

9/16(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【ドル円 年内の相場のストーリーYouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

重たいドル/円

介入警戒から、買いが引いているものと見ています。

ドル高の可能性

チャート的には、全般にドル高になりそうです。

横ばい

ドル/円は、介入が気になって、動きづらそうです。

どっちつかず

ニューヨークダウは、FRBが利上げを加速するとの警戒感から売られ、前日比173.07ドル安の30,962.02ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.041%上げて3.453%で引けました。

原油価格は、需要減やドル高観測から売られ、前日比3.38ドル安の85.10ドルで引けました。

金価格は、FRBの利上げ加速による米長期金利の上昇見通しから売られ、前日比31.8ドル安の1677.3ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、強弱こもごもの複数の米経済指標が出て、一時143.72近辺まで上昇する場面もあったものの、EUR/GBPの続伸に伴うEUR/USDの上昇(ドル売り)に連れて反落し、143.15近辺をつけました。その後は、143.20~60近辺での横ばい相場となりました。

EUR/USDは、0.9980~1.0015近辺での横ばいとなりました。

EUR/JPYは、143.13近辺から、一時143.68近辺まで上げた後は、143.45近辺に落ち着きました。

Bottom Fishing(逆張りの怖さ)  

Bottom Fishing(ボトム・フィッシング)あるいはBuy on dips(バイ・オン・ディップス)は、押し目買いのことです。

これに対して、戻り売りを、(Sell on rally、セル・オン・ラリー)と言います。

洋の東西を問わず、押し目買い、戻り売りが盛んだということです。

ただし、押し目買い、戻り売りは、危険な側面があり、あまりお勧めしません。

と言うのも、どこが天井かどこが底かということは、誰にもわからないことです。

そこを、レベル感から、押し目買いをしたり、戻り売りをしたりするわけですから買ったレベルよりさらに下落することも、売ったレベルよりさらに上昇する可能性も、十二分にあると思います。

特に、レンジ相場からトレンド相場に移り変わる時には、トレンドに逆行する押し目買い戻り売りが致命傷になる時があります。

つまり、折角それまでのレンジ相場で、押し目買い戻り売りを繰り返して、いわゆる逆張りによって利益を積み上げてきたのが、トレンド相場になり相場が一方向にどんどん進行することで、それまでの利益を吹っ飛ばしてしまうケースが多く、非常に危険です。

したがって、逆張りをするにしても、少なくともトレンド相場では逆張りは避け、逆張りをするのであればレンジ相場に限るという使い分けをする必要があります。

尚、上昇トレンドで押し目買いをする、あるいは下落トレンドで戻り売りをするといった、順張り的な相場のエントリーは妥当だと思います。

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2022/09/15

ショートか

ドル/円は、実需のドル買いを飲み込んで、ジリ高となっているもようです。

実需買い出る

ドル/円は、結局、仲値決めに向けて、買われました。

上値は重い?

5・10日(ゴトウビ)ながら、上値は重いかもしれません。

本日は15日

本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

レートチェックショック

ニューヨークダウは、前日に今年最大の下げを記録したこともあって押し目買いも入りやすく前日終値を挟んでもみ合う展開となり、前日比30.12ドル高の31,135.09ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、やや低下し、暫定値ながら前日比0.009%下げて3.414%で引けました。

原油価格は、欧州で暖房用燃料を天然ガスから石油に切り替える動きが進んでいることから買われ、前日比1.17ドル高の88.48ドルで引けました。

金価格は、各国中銀の積極的な金融引き締め方針から売られ、前日比8.3ドル安の1709.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、日銀がレートチェックを実施したと日経新聞が報じたことから、144.00を割り込み、ロンドンに入りさらに下落し、そしてニューヨークでも下げ、142.55近辺をつけました。その後は反発し、143.20近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0008近辺から0.9970近辺に下落しました。

EUR/JPYは、一時142.30近辺まで下落し、その後143.07近辺まで反発し、142.80近辺に落ち着きました。

問題の先送り(やめる勇気を持つ)

実社会で、よく耳にする言葉だと思います。

目の前のいやなものは、とりあえず除けて(よけて)おいて、他のことを先に済ませるということで、あまり印象の良くない言葉です。

しかし、問題が大きければ大きいほど、後回しにしがちなものです。

こうしたことは、相場の世界でもあります。

よくあるのは、しこったポジションを、「冷蔵庫に入れておく」とか、「タンスにしまっておく」という言い方でとりあえず、視界から外してしまいます。

冷蔵庫に入れるのも、タンスにしまうのも、それは自己責任の問題ですから、してはならないとは言いません。

しかし、問題を先送りしている間に、さらにポジションがアゲンスト(不利)になることもあれば、追加のポジションが持てないこともあるでしょう。

また、たとえ、追加のポジションが持てたとしても、しこったポジションに都合がいいように、どうしても相場の見方が偏ってしまうこともあります。

やはり、これはどうも自分の見方は、実際の相場と異なると感じたら、一時的には痛みは伴いますが、いったんポジションを手仕舞い、頭を冷やすことが大切だと思います。

問題の先送りは決して良い結果を生みません。

痛みが伴うにしても、早く決着をつけることが良いと、個人的には思います。

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2022/09/14

売りの言い訳?

日銀のレートチェックは、またロンドンにドル/円の売りに対する言い訳を与えるのかもしれません。

9時台は売りが先行

ドル/円は、この5月頃から、9時台に売って仕掛ける投機筋がいるようです。

買い気

ドル/円は、145.00手前に抵抗はあるものの、売り上がっているのか、買いが引きません。

高値更新の可能性はある

ドル/円は、前回高値144.99を意識して売り上がるようであれば、上に抜けるものと見ています。

米CPIショック

ニューヨークダウは、米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、FRBの利上げ加速を警戒した売りが強まり、前日比1,276.44ドル安の31,104.90ドルと今年最大の下落で取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.058%上げて3.420%で引けました。

原油価格は、米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことから景気後退懸念から売られ、前日比0.47ドル安の87.31ドルで引けました。

金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前日比23.2ドル安の1717.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン直後には、米消費者物価指数の低下を見込んだ売りが強まり、141.60近辺をつけました。しかし、実際に出た8月の米消費者物価指数(CPI)は、大方の予想前年比8.1%に反し8.3%と強く、しかも変動の激しい食品及びエネルギーを抜いたコアCPIは予想前年比6.1%に対して6.3%とこれもまた強く、9月のFOMCでほぼ0.75%の利上げは確実視されました。この結果、ショート筋のロスカットの買い戻しも巻き込んでドルは3円暴騰し、144.68近辺をつけました。その後は、高止まりとなり、144.50近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0180近辺から急落し、0.9971近辺をつけました。

EUR/JPYは、145.37まで急騰後、144.04まで反落しました。

やれやれ売り(買い)(改善すべき点は多い) 

ポジションを持ってから、大きくアゲンスト(不利)に持っていかれたけれど、それをグッとこらえたところ、たまたま相場も持ち直し、持ち値の水準まで戻すと、手仕舞いの売り(買い)が出て、ポジションはスクエア(ノーポジ)となります。

この手仕舞いの売り(買い)を、やれやれの売り(買い)と言います。

苦しい超アゲンストを経験しているため、本当に相場が反転して戻ってくると、肩の荷が下りて、やれやれという心境に至ることと思います。

しかし、この一連の流れの中で、改善すべき点は多いと言えます。

まず、なぜ、超アゲンストになるまで、ポジションを放置してしまったのか。

もっと、早くに、自分自身の考えが実際の相場とは違っていることを、素直に認めてロスカットは出来なかったのか。

今回は相場は戻ってきましたが、そのままさらにアゲンスト方向に相場が向かった場合、ポジションを放置することで取り返しのつかないことになっていなかったか。

つまり、どういう事態に陥ったら、損切るかを事前に決めていなかったのか。

たまたま相場が反転したは良いけれど、持ち値のあたりでやれやれ売り(買い)をするということは、多少の損益が確定しますが、そのポジションを持ってから、手仕舞うまでの期間は、ほとんど無駄であったことに気づく必要があります。

もしも、ポジションを持ったばかりの初期段階で、このポジションは、どうも実際の相場と違うと悟り、ロスカットすることで時間を浪費するすることもありませんし、次の勝負のために体力も温存できます。

アゲンストのポジションを、「塩漬けにする」、「冷蔵庫に入れておく」という言葉がありますが、これは決して生産的ではないことを理解しておくべきかと思います。

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2022/09/13

勤勉なロンドン

ロンドンは、米消費者物価指数発表前でも、相場を動かそうとするものと思われます。

様子見だが

ドル安気味です。

下がれば買い需要が

ドル/円は、141.50あたりから買い需要があるもようです。

低下見通しの米消費者物価指数

今夜21時30分発表予定の8月の米消費者物価指数が低下見通しから、ドル売りが出やすいもようです

ドル/円もみ合い

ニューヨークダウは、アップルがけん引して買いが強まり、前週末比208.60ドル高の32,360.31ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、やや上昇し、暫定値ながら前週末比0.046%上げて3.367%で引けました。

原油価格は、ドル高一服で割高感が後退し買われ、前週末比0.99ドル高の87.78ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前週末比12.0ドル高の1740.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン直後、さらに142.24近辺まで突っ込みましたが、142.87近辺まで跳ね返されました。しかし、再び売りは強まり、142.17近辺まで下げましたが、結局売り過ぎで、142.85近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.0105~1.0145近辺で横ばいでした。

EUR/JPYは、144.22近辺まで下落後、144.45近辺に反発しました。

キャップをする(便利な専門用語)

「キャップをする」とは、ふたをするということです。

結構、トレーディングでも使う言葉です。

たとえば、上げ相場で、あるポイントで売りが引かず、どうしても上抜けできない時、「上はキャップされている」といった言い方をします。

ただし、キャップされているからと言って、必ず上抜けないという保証はなく、抜ける時は抜けます。

一方、下値が堅い時は、「フロアが堅い」といった言い方をします。

しかし、フロアが堅いと言っても、必ず下に割り込まないという保証はなく、割れる時には割れます。

ロングやショートにはじまり、FXの専門用語をマスターしておくと、同好の士とまだるっこしくなく、相場の話ができて便利です。

特に、専門用語の中で、知っておいて使う頻度も高く、また便利なのは、BIDとOFFERです。

BIDはビッドと読み、買いのことで、「BIDが強い」と言えば、買いが強いことを言います。

「BIDっぽい」という使い方もして、買い気が強めということです。

一方、OFFERはオファーと読み、売りのことで、「OFFERが強い」と言えば売りが強いことを言います。

また、OFFERっぽいと言えば、売り気が強めということです。

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2022/09/12

注目点

ドル/円は重くても、クロス円は買い気だという点は無視できません。

ショートか

ドル/円を、介入警戒から売り上がっているように見ています。

ショート気味か

ドル/円は、143.00手前で抵抗していますが、下げ渋っています。

今日は12日

10日が土曜だったため、本日12日が、5・10日(ゴトウビ)の振替日になり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

売り先行

シドニーで、仕掛けと思われるドル/円の売りが先行し、142.06近辺(5:12現在)まで下げているもようです。

青天井(上昇トレンド相場の初期段階)  

青天井(あおてんじょう)とは、一般的には青い空を天井に見立てたことを言います。

マーケット用語では、相場の上げ基調が続き、どこまでも上がりそうな強い勢いがある状態です。

特に、上昇トレンド相場の初期段階では、強い上げの勢いがあり、まさしく青天井という言葉にふさわしい状況です。

上げの初期段階では、まだ、マーケットの大方がその上げに対して確信が持ちきれず、またそれほど上がらないという見方も強く、逆張りで売るマーケット参加者も多くいるからこそ、急騰するエネルギーを相場は持っています。

これが、上げ相場が続くに従って、マーケットの上げに対するコンセンサスも取れてくると、もちろんのこと、ポジションをロングで持つ人が増え、そのため、段々に上値が重くなっていきます。

つまりは、真っ青な空が、やや陰っていき、そして曇天になっていくようなもので、トレンドスタート当初のようなうまみはなくなっていきます。

これは、一般の商売での、当初は大きな先行者利益が得られても、時間の経過とともにもうけは減っていくのとなんら変わりません。

そういうことから言えば、やはりもうけられる時は大いにもうけ、もうからなくなったら、指の間から利益が漏れていかないようにがっちりガードすることが大切だと思います。

特にトレーディングの世界では、そうした狩猟民族的なもうけ方が大事ではないかと思われます。

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2022/09/11

Weekly Report(2022/09/11)

□□ 今週の注目点 ----------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、横ばい後上昇再開か
2.EUR/USD、横ばい後下落再開か
3.GBP/USD、横ばい後下落再開か
4.クロス円、内外金利差から上昇傾向か

-----------------------------------------------

【1.ドル/円、横ばい後上昇再開か】の要点

・ドル高円安要因である、ドル不足のドル買い、内外金利差、ドル一強に変化はない
・ つまり、ドル高円安方向に向かう実需のフロー(資金の流れ)は続く
・ 為替介入の可能性は低いが、たとえあったとしても、効果があるのは初めのうち

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バスに乗り遅れるな(少数派たれ)

マーケットが熱くなっている時の様を表した言葉です。

相場の上げが止まらない、あるいは下げ止まらない状況で、その相場の流れに乗り遅れまいと思わず相場に飛びこんでしまうことを、「バスに乗り遅れるな」と言います。

相場には魔力があって、どうしても抗しがたく、マーケットに飛び込んでしまう時があります。

多くの場合は、ここで相場に入らないと儲け損なってしまうと、自分自身にプレッシャーを与えるものです。

そして、後先考えずに相場に飛び込んでみると、往々にしてうまく行かないものです。

というのも、同じバスに多くの乗客が乗っているということは、ポジション的に言えば、一方向にポジションが大きく偏っていることを示しており、相場が反転しやすくなっていることを示しています。

「終点手前でバスに乗る」という言葉もあります。

「バスに乗り遅れるな」といっても、早目にバスに乗ってくる人には、まだ利食いのチャンスはあります。

しかし、慎重に進む方向を確認し過ぎたために決断が遅れ、「終点手前でバスに乗る」と、利益が出るチャンスはほとんどなく、すぐにバスは折り返しになる、つまり損失を出すことになります。

このように、「バスに乗る」、言い換えれば、マーケットの大勢に乗ることは、良い結果を生むことは少ないと言えます。

やはり、相場で儲けていくには、基本的には少数派でなければならないと思います。

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2022/09/10

黒田発言に円安一服

ニューヨークダウは、大幅利上げ観測の織り込みがある程度進み、米長期金利の上昇も一服したことから買われ、前日比377.19ドル高の32,151.71ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、やや上昇し、暫定値ながら前日比0.031%上げて3.323%で引けました。

原油価格は、ロシアから欧州へのエネルギー供給減に対する懸念から買い優勢となり、前日比3.25ドル高の86.79ドルで引けました。

金価格は反発気味で、前日比8.4ドル高の1728.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムに141.50近辺まで下げましたが、ニューヨークオープンが近づくと、ロンドン勢の買い戻しと、途中から売りに転じたショート筋の巻き戻しも入り反発となり、ニューヨークオープン後、142.82近辺をつけました。その後、値ごろ感から、142.17近辺まで売り込まれましたが、再びショート気味となり、上値は142.70近辺に抑えられながらも下値は切り上がり、142.70近辺に張りつきました。

EUR/USDは、1.0030~60近辺で横ばいでした。

EUR/JPYは、上値は143.40近辺に抑えられながら、下値は142.75近辺から徐々に切り上がり、143.40近辺に張りつきました。

相場の天底の兆候(先が見えなくなった時) 

「相場の天底は、人智では推し量れないもの」とされます。

私自身の経験からすると、次のような時が天底になることが多いように思っています。

天井の場合、上げが止まらず、どこまで上げるのかが見えなくなった時、底の場合は、下げが止まらず、どこまで下がるのかわからなくった時です。

こうした先が見えない状況は、アゲンスト(不利)のポジションを持っているマーケット参加者にとっては、恐怖を感じる時であり、やむなくポジションを投げるのを決意する瞬間だと思います。

このことは、自分ひとりが感じるだけではなく、多くのマーケット参加者がほぼ同時に同様の恐怖を感じることになり、ロスカットが集中することになります。

そして、ロスカットが集中したことで、アゲンストのポジションが急速に解消します。

ロスカットの集中によって、マーケットには、下げを取ろうとするショート筋、あるいは上げを取ろうとしたロング筋ばかりが残るため、反転する力を持つことになります。

したがい、天底が見えなくなった時が、天底になると見ておいて良いように思います。

また、天井付近で新規に売りたい、あるいは底のあたりで買いたいという願望はあると思われます。

しかし、それこそ、「相場の天底は、人智では推し量れないもの」ですので、あまり高値売り、安値買いに固執しないことが良いように思います。

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2022/09/09

円ショートの振り落とし?

クロス円は、今週投機的に買われていた分、重くなっているようです。

影響力は大きかった

為替介入の権限は財務省にあって日銀にはなくても、さすがに黒田日銀総裁の発言には、マーケットは脱帽でした。

[9/9]FX経済研究所出演

9/9(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【実録 為替介入YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

EUR/USDの買いが先導

EUR/USDの買い(ドル売り)に従って、全般的にドル安ですが、ちょっとドルを売り過ぎているように見ています。

売れば上がる買えば下がる

ポジション的には軽いので、これからポジションが一方に偏ると逆に動きそうです。

高値圏維持

ドル/円は、9月6日以降の急騰のスピード調整に入っていると思われますが、崩れる感じはありません。

ドル/円横ばい

ニューヨークダウは、短期的な反発期待の買いで上げ、前日比193.24ドル高の31,774.52ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、やや上昇し、暫定値ながら前日比0.037%上げて3.302%で引けました。

原油価格は、1月以来の安値をつけた後は値ごろ感からの買いが優勢となり、前日比1.60ドル高の83.54ドルで引けました。

金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前日比7.6ドル安の1720.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、ECBが予想通り0.75%上げると反発を始め、続いてパウエルFRB議長がタカ派姿勢を継続したことから、一時144.44近辺まで上昇しました。その後は、143.85~144.25近辺で横ばいとなりました。

EUR/USDは、ECBの利上げ後、一時1.0029近辺まで上昇後、パウエルFRB議長のタカ派姿勢に0.9931近辺まで反落し、その後1.0000近辺に反発しました。

EUR/JPYは、一時144.28近辺まで上昇後、143.18近辺までいったん下げ、143.95近辺に落ち着きました。

手仕舞いとポジションメイク(大口トレード) 

ロングの利食いは、買いが強いうちに売る。

ショートの利食いは、売りが強いうちに買う。

これが、特に大口のポジションを利食う時の鉄則です。

なぜなら、手仕舞うポジションが大きくても、値を崩さずに、静かに手仕舞うことができるからです。

これが、買いが弱い時に売ろうとすれば、大きな売りが出ていることに気づかれ、買いが引いてしまいます。

また、売りが弱いという時に買おうとすると、大きな買いが出ていることが気づかれ、売りが引いてしまいます。

大口は、売るにしても、買うにしても、いずれの場合も、手仕舞うには一苦労することになります。

これは、またポジションを作る時(ポジションメイク)にも言えて、超大口のポジションを作る時などは、マーケットを壊さないように、それこそ1週間がかりで静かに作られることもあるほどです。

ニューヨークに駐在していた頃、ある米系ファンドのファンドマネージャーから、こんなことを聞いたことがありました。

彼は、ドル/円で1000本(10億ドル)買おうとして、例えば145.00の売りを静かに銀行経由で買ったそうです。

売りのオーダーを出しているのは本邦輸出企業で、彼が買っていても、プライスはビクともしないままに、すべて145.00で1000本を買い終わったそうです。

「これには、たまげた」と言っていました。

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2022/09/08

買い先行だが、

ドル/円は上がらなくなれば、すぐロンドンは売ってきそうです。

ドル高傾向

全体的に、ドル売り気味です。

円売り先行

ドル/円、クロス円が買いになっています。

利上げ期待で上昇だが

EUR/USDは、利上げ期待で強めですが、景気の悪さも考えれば、手放しでユーロ高に期待はできません。

ドル/円反落

ニューヨークダウは、米長期金利の低下と米原油先物相場の下落を受けて上昇し、前日比435.98ドル高の31,581.28ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.075%下げて3.265%で引けました。

原油価格は、相次ぐ利上げで世界景気に懸念出て売られ、前日比4.97ドル安の81.94ドルで引けました。

金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前日比14.9ドル高の1727.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイム、ウオールストリートジャーナルに、次回FOMCで0.75%の利上げで決まりという観測記事が出たため、144.99近辺まで上昇しましたが、ニューヨークオープン後、米長期金利が急低下したことから反落に転じ、一時143.67近辺をつけました。

EUR/USDは、0.9876近辺から1.0009近辺に反発しました。

EUR/JPYは、143.05近辺から144.00近辺まで上昇しました。

相場を素直に見る(私情を入れない)

相場を見ていると、たとえば、この買いの強さはおかしいとか、もっと売られるべきだといった、いわば私情のようなものが心に浮かんでくるものです。

そうした私情が強すぎると、本当の相場が見えなくなってしまいます。

特に、ポジションを持っていると、自分の都合の良いように相場を見てしまいがちです。

しかし、自分に都合が良いように相場を見ることで、自分の相場観が実際の相場からかけ離れてしまっていることに気づくのが手遅れになってしまうことがあります。

それだけに、相場を素直に見るということが肝心です。

それでは、相場を素直に見るとは、具体的にどういうことなのかということですが、最も基本的なことは、買いを強く感じる、あるいは売りを強く感じるといった印象です。

つまり、相場に身を委ねて、相場を感じることが大切だということです。

決して、買いが強いのはおかしいとか、売りが強いのはおかしいといった私情を入れた見方をしないことです。

もっと具体的に申し上げれば、たとえば、ショートポジションを持っていて、買いが引かず、ポジションがアゲンスト(不利)気味になっている時、どうせまた売りが強くなると、実際の相場状況から目をそむけ、私情で作り上げた見方に陥らないということです。

しつこい買いは、ショートの買戻しだと見てまず間違いありません。

買いが引かないと素直に感じるのであれば、いったんショートを手仕舞ってしまうのが、良策だと思います。

それによって、リスクを回避できることは多いと言えます。

いったんポジションを持ってしまうと、なかなか手仕舞えないものです。

しかし、相場は、これ1回限りではありません。

チャンスは、またやってきますので、自分の見方が実際の相場と違うのであれば、いったん撤退することは、全く問題ないことだと思います。

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2022/09/07

高止まり

ドル/円は、高止まりしていることから、まだマーケットはロングになってはいないと見ています。

ショート気味?

ドル円は、こんな高いところ買えないので、売りから入っている可能性があります。

朝から急騰

仕掛けと思われる買いが、ドル/円に入ったもようです。

政府・日銀の対応に注目

この急速な円安に対して、特に、財務省筋の発言に注目です。

ドル/円暴走

ニューヨークダウは、米長期金利の上昇が重荷となり、前週末比170.37ドル安の31,148.07ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.149%上げて3.340%で引けました。

原油価格は、世界景気懸念で上値は重く、前週末比0.01ドル高の86.88ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受けて、前週末比9.7ドル安の1712.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、RBA(豪中銀)が0.50%の利上げをこの日決定したほか、BOE(英中銀)も0.75%の利上げ観測が浮上するなど、各国の利上げラッシュの中、BOJ(日銀)だけが緩和維持の見通しから、金利差拡大の思惑から円は全面安となり、141.00を突破し、さらに142.00も突破しました。ニューヨークオープン後も買いは続き、一時143.07の高値をつけ、その後は、142.80近辺に落ちつきました。

EUR/USDは、一時0.9864まで下落後、0.9900近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、一時141.75近辺まで上昇後、141.40近辺に落ち着きました。

Your amount(禁句) 

インターバンクで電子ブローキングが主流となった今、この言葉は、既に死語になっているのかもしれません。

ただ、そんなルールもあったということで、ご紹介したいと思います。

Your amount(アマウント)とは、直訳すれば、あなたの金額ということですが、インターバンクでは特別な意味があります。

それは、もし、相手銀行に向かって、Your amountと言えば、あなたの金額を全部引き受けるという意味になります。

それは、相手がどれぐらいの金額を持っているのかわからないわけですから、非常にリスキーで、普通使われることありません。

しかも、ひとたび口にしたらキャンセルできないときています。

ところが、私がロンドンにいた時、実際に使われたことがありました。

USD/CHF(ドル/スイス)で、米系のモルガン銀行のインターバンクディーラーが粋がって、ブローカー経由で、Your Amountを使ってしまったのです。

その相手が悪かった。スイスの最大手の銀行であるUBSが相手だったのです。

UBSは、天文学的とも言える額を、ブローカー経由でモルガンに伝え、困ったモルガンのディーラーは、マネージャーに泣きつき、示談に持ち込んだようでした。

この話は、あっという間に、ロンドンの金融街シティ中に広がり、口さがないディーラー達のパブの酒の肴になりました。

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2022/09/06

象徴的な円安加速

昨日の米国のレーバーデーの祝日が明けた本日からが欧米勢の実質的な下期のスタートで、それを象徴するかのような円安加速です。

各国利上げラッシュの中

日本だけ緩和維持では、円安は不可避です。

ムード先行か

執拗なドル売りですが。

ドル/円ジリ高

円売りドル買いの資金の流れが続いていると見ています。

新しい動きが出るか?

米レーバーデーが明けた今日が、欧米勢の実質的な下期のスタートです。

横ばい

米国はレーバーデーの祝日で、ニューヨークダウ、米国債10年物利回り、原油、金は、休場でした。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークの時間帯に入ると、買いが強まり、140.66近辺をつけましたが、その後は重くなり、140.49近辺まで反落し、140.55近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、0.9915~0.9935近辺で横ばいでした。

EUR/JPYは、139.30~139.60近辺で横ばいでした。

場外乱闘(週末イベントの時間外取引) 

場外乱闘とは、プロレスなどで、リング外に出た選手同士が格闘を続けることを一般に言いますが、外国為替のマーケットでもよく使われる言葉です。

外為マーケットで使われる場面は、週末に選挙があったり、重要な決定がなされるG7などの国際会議があったりした場合です。

現在、インターバンクの取引の大方は、電子ブローキングを使って行われています。

電子ブローキングは、土日は時間制限から取引できないFX業者のプラットフォームとは異なり、土日でも、プライスを出す相手がいれば、取引が可能です。

そのため、たとえば週末に選挙があった場合などは、ディーラーが日曜の午後8時頃にはディーリングルームに入り、大勢の判明を待つのが一般的です。

そして、大勢が判明すると、これは売りだとか買いだとか決め、電子ブローキングにプライスがあれば、そのプライスを成行なり指値を出して、真夜中にもかかわらず、取引は成立されます。

この時成立した取引は、金曜のニューヨーククローズのレベルとはかけ離れていることがよくあり、また月曜のシドニーでの取引水準ともかけ離れてしまうことがあります。

これを場外乱闘と呼んでいます。

場外乱闘は、選挙結果に対して、いち早く相場に乗ろうと取引されるものです。

しかし、マーケットの話題にはなりますが、あまり、それ以後の相場に影響を直接及ぼすことは、過去ほとんどなかったように思われます。

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2022/09/05

ユーロ安

ユーロの下落が目立ちます。

反落

ドル/円は、ロング気味で下げています。

ドル高気味

全体的に、ドル高気味です。

本日は5日

本日は5日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

すぐにいっぺんに(損を取り戻そうと焦らない) 

相場で大きな損失を出す前に、早く見極めをつけて損切ることは、次のトレードのために余力を持つということで大変重要です。

しかし、時には、思わず意地を張ってしまい、大きな評価損を出してしまうこともなくはないと思います。

そして、とうとうロスカットがついて、具体的な損失を目の当たりにすると、損をしたことをずっしりと実感することになります。

その時思うことは、「できるだけ早く、しかも損失をいっぺんに取り戻したい」という願望です。

しかし、すぐにいっぺんに取り戻そうとすると、気持ちばかりが先走って、トレードが雑になるものです。

大きく損失を出してしまったら、まずは頭を冷やし、悔しさや焦りからくる取り戻したいというある種の強迫観念から自分を解き放つことが肝心です。

そのためには、トレーディングからいったん離れて気分転換することが大事です。

気分転換にスポーツをすることなどは、有効だと思います。

がむしゃらに運動していると、頭の中が空っぽになり、自分の心の中にあった強迫観念から解放される近道です。

そして、改めて相場と向かい合うことです。

人間、100%相場をあてることは無理なことです。

負けた悔しさや早く取り戻したいという気持ちをいかに振り払うか、負けとのつきあい方がうまくなることが大事だと思います。

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2022/09/04

Weekly Report(2022/09/04)

□□ 今週の注目点 -----------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、ジリ高で高値圏形成か
2.EUR/USD、下落トレンド継続か
3.GBP/USD、下落加速か
4.クロス円、ジリ高か

-----------------------------------------------

【1.ドル/円、ジリ高で高値圏形成か】の要約

・ 上昇→高値圏→調整下げ→上昇再開の上昇サイクルの高値圏形成の局面か
・ 今週火曜から欧米勢の実質的な下期のスタートでスタートダッシュを掛けやすい
・ それでも上げきれなければ、少なくともロングは手仕舞いか

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引値を作る(投機的な動き) 

特に、金曜のニューヨークの引け値を作ろうとする動きが目立ちます。

その目的は、翌週の相場の方向性を、自分に有利に持っていきたいからです。

私がニューヨークにいた時にも、日本のお客様の中に、そうした金曜の引け値を作ろうと、毎週金曜の現地時間午後4時過ぎに、電話してこられるお客様がいました。

彼は、ドル/円の50本(5千万ドル)プライスを毎回聞いてこられて、ほぼ毎回取引をしていました。

もちろん、金曜のニューヨークのクローズ間際にポジションを持つということは、ポジションをオーバーウィークエンド(週越え)するということになりますが、そのリスクを負ってでも、彼はニューヨークの金曜の引け値を作りたかったということです。

しかし、もう、マーケットが薄くなっているニューヨーク午後4時過ぎのマーケットで大口のプライスを打たれた、同僚の米人ドル/円ディーラー君は、たまったものではありませんでした。

それでも、彼は、あわてず騒がず、マーケットを壊さないように、叩かれてできたポジションを静かにカバー(手当て)していきました。

ドル/円ディーラー君は、このお客様を、「ミスターフライデー」と呼んでいました。

尚、ロンドンタイムでは、こうしたニューヨークの週末の引け値を作ろうとする動きよりももっと頻繁に、1時間の引け値を作る攻防戦が毎日行われています。

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2022/09/03

ドル高基調続く

ニューヨークダウは、金融引き締めの長期化観測は変わらず買い一巡後は売り優勢となり、前日比337.98ドル安の31,318.44ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.066%下げて3.199%で引けました。

原油価格は、OPEC会合を控えて買い戻しとなり、前日比0.26ドル高の86.87ドルで引けました。

金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前日比13.3ドル高の1722.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、8月の米雇用統計が発表され、総合するとあまり良くなかった結果に発表直後いったんは139.94近辺まで下げたものの、米国債10年物利回りの上げと伴に反発し、一時140.80近辺をつけました。しかし、買い過ぎとなったため139.92近辺まで反落し、その後は140.05~30近辺で横ばいとなりました。

EUR/USDは、1.0033近辺まで上昇後、ロシアのガスプロムがノルドストリームを予定通り再開できないと発表したことをきっかけに、一転急落し0.9946近辺をつけました。

EUR/JPYは、140.74近辺まで上昇後、139.40近辺まで反落しました。

三山(トリプルトップ)  

三山(さんざん)は、酒田五法で説いている形状です。

トリプルトップとも呼ばれ、大天井形成の形状です。

形成には、1ヶ月以上、場合によっては半年がかりになる場合もあります。

完成して、ネックラインと呼ばれる三山のレンジの下限を、実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で割り込んでくると、三山のレンジ幅分下落するとされます。

三山は、三つのピークがほぼ同じ高さになりますが、真ん中の山が一段高くなったものが、三尊(さんぞん)と呼ばれます。

三尊は、より馴染み深い呼び方で言えば、ヘッドアンドショルダーで、三山の一種です。

注意しておくべきことは、三山なり、三尊なりが形成されつつあることは、多くのマーケット参加者の知ることになります。

そのため、特にネックラインを下にブレイクしそうになると、急速にショートポジションがマーケットで増えることになって、いったんの反発を見ることがあります。

したがい、ネックラインをブレイクしようとしても、下げ渋るようであれば、いったんショートを買戻し、次の売り場チャンスを待つことが大切です。

また、どんなチャートのフォーメーションにも言えることですが、フォーメーションが完成したら、予定された方向に必ず行くという保証はありません。

チャートだけに頼らず、その時点のマーケットのポジション状況や政治的経済的情勢を加味して相場を見る必要があります。

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2022/09/02

EUR/GBPで仕掛けるか

東京で動いたので、ロンドンはEUR/GBPぐらいでお茶を濁すかもしれません。

[9/2]FX経済研究所出演

9/2(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【情報強者・情報弱者YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
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実需買いは出たが

ドル/円は、まだ下が固まっていません。

ショートか

ドル/円は、ジリ高が続いています。

何が何でも買いは危険

マーケットでドルロングが溜まれば、下落リスクもできますので、米雇用統計の結果についても、冷静に見る必要があります。

140.00突破

ニューヨークダウは、米雇用統計の発表を翌日に控えて持ち高調整の買いが入り、前日比145.99ドル高の31,656.42ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.121%上げて3.253%で引けました。

原油価格は、コロナ感染拡大による中国の景気減速観測から売られ、前日比2.94ドル安の86.61ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比16.9ドル安の1709.3ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後、ドル買いが強まって139円台後半に上昇し、さらに8月のISM製造業景気指数が52.8と予想の52.0を上回って発表されると、140.00を突破し、一時140.22近辺をつけました。

EUR/USDは、1.0007近辺から、一時0.9911近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、138.95~139.55近辺でのもみ合いでした。

Your choice(インターバンク用語) 

Your choice(ユア・チョイス)とは、インターバンクディーラーの中でも、かなりアグレッシブなディラーが、顧客や他の銀行に、売り値と買い値を同レートで出す、つまりスプレッドなしでプライスを提示することです。

具体的には、たとえば、"138.80Your choice."といったプライスの出し方です。

売りでも買いでもどちらでも同じレートで出しますから、あなたのチョイスで売るなり買うなりしてくださいというもので、余程、相手がどちらを叩いてくるか、読めないとできません。

そして、もちろん、どちらかを叩かれても儲けられなくては仕方がありません。

したがって、かなりの実力と自信がないとできるものではなく、実際、そういう場面を見たことは、数えるぐらいしかありません。

また、Your choiceでプライスを提示されたことで、相手側がなめられたと捉えることもあり、もめるケースもあります。

したがい、ナロースプレッドの方が、トラブルはありません。

ナロースプレッドという意味では、今のFXのスプレッドは本当にナローになりました。

正直、これでFX会社が利益を出せるのかと心配になりますが、一度始まってしまったスプレッド競争は止まらないと思います。

最近では、米系ファンドも、スプレッドの良さから、日系FX会社と取引しているとも聞こえてきます。

利用者的には、ナローなプライスを出しながら、長生きしてほしいと、FX会社に望みます。

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2022/09/01

そんなに気に入らないのか?

ロンドンは、アジアタイムの上げを否定するかのようにドル/円を売っています。

ドル安気味

全般的に、ドルは売り気です。

依然ショートか

ドル/円は、上げが一服していますが、まだマーケットはショートだと見ています。

上げのスピードに注意

ドル/円は、一気に買い上げるとロングになり、振り落とされる可能性があります。

ドル/円買いトライ

マーケットは、139円台攻略に目が向いてきています。

米利上げ期待膨らむ

ニューヨークダウは、FRB高官からタカ派寄りの発言が続き下げは止まらず、前日比279.78ドル安の31,511.09ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.051%上げて3.161%で引けました。

原油価格は、世界景気の悪化懸念から売られ、前日比2.09ドル安の89.55ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比10.1ドル安の1726.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円はニューヨークオープン後、発表された8月のADP雇用者数は13.2万人と予想の29.5万人を大きく下回り、一時138.45近辺まで下げましたが、米利上げ期待は強く買いも引かず、その後は138.45~85近辺での揉み合いに終始しました。引け際、買いが強まり一時138.98近辺をつけました。

EUR/USDは、0.9999近辺から一時1.0052近辺まで上昇、1.0050近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、138.44近辺から一時139.67近辺まで上昇しました。

ためらい(臆せず相場に飛び込むことも必要)

トレンド相場では、これは買うのに良いレートだとか、売るのに良いレートだと思いながらも、買うあるいは売るのをためらってしまうことがあります。

しかし、ためらった時に限って、相場は思った方向に進んでしまい、折角の収益チャンスを逃してしまうことがあります。

したがい、トレンド相場で、レートに強いフィーリングが湧いた時は、臆せず相場に飛び込んでみることも必要です。

自ら、相場に切り込んでみてこそ、道は拓けるものだと思います。

ただし、のべつまくなしに切り込むのではなく、ここぞという時に切り込むことが肝要であり、そのためには、眼前の相場にどれほどの勢いがあるかどうかを見極める眼力を持つことが大切です。

そのためには、経験を積むことも大切ですし、また勉強することも大事です。

お金を儲けるということは、決して簡単なことではなく、それなりの努力があってこそ勝ち得るものだと思います。

尚、トレンド相場とレンジ相場では、トレーディングのやり方は、全く違いますので、その相場がどちらの相場になっているかを見分けられるようになることが大切です。 

特に、レンジ相場は、限られた値幅を往ったり来たりだとなめてかかり、天井を買って、底値を売るようなことを繰り返すと、とんでもない損失になることがありますので、十分な注意が必要です。

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