ポンド安
ポンド売りが、目立ちます。
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ポンド売りが、目立ちます。
ドル/円は、単にムードから売っているように見ています。
9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いも出るのではないかと見ています。
投機の相場だけに、往って来いの繰返しです。
ニューヨークダウは、米金融引き締め長期化を警戒する一方中国のコロナ対策の見直し期待もあり拮抗し、前日比3.07ドル高の33,852.53ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日0.055%上げて3.757%で引けました。
原油価格は、中国のコロナ対策の見直し期待で買われ、前日比0.96ドル高の78.20ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが上げた局面では買われ、前日比8.4ドル高の1763.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、積極的に下を攻める動きが出て、137.87近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、買いに転じ、138.85近辺をつけました。その後、いったん138.22近辺まで下押しされましたが、再び買いが優勢となり、138.79近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0326近辺から1.0372近辺まで反発後、1.0320近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、143.51近辺から143.02近辺に下落後は、143.10~35近辺で横ばいでした。
局面によっては、あたかも相場が上がるか下がるかしそうだと見えて、思わず、相場に飛び込んでしまうことがあるかと思われます。
これを、思いつきエントリーと呼んでいます。
しかし、思いつきからポジションを持ってから、なぜ自分は買ってしまったのか、あるいは売ってしまったのか確たる理由がなかった時、ムード先行でポジションを持ってしまったことに気づくことになります。
それでも、相場がフェーバー(有利)になっていれば良いですが、アゲンスト(不利)になっていたとしたら、後悔してもしきれません。
相場のエントリーは、もっと慎重に行うべきだと思います。
相場の方向性を検討した上で、良く引きつけて、丁寧に入ることが大事だと思います。
少しでも、持ち値が良いとあまりアゲンストになることもなく、精神的にも楽です。
ただし、良く引きつけることも大事ですが、同時に大胆さも兼ね備えておくことも大切です。
なぜなら、相場にエントリーする最終段階では、引きつけるだけ引きつけた上で、エイヤの思い切りの良さでポジションを持つことも必要になるからです。
ユーロが、対ドル対円対ポンドで下げています。
9時台に結構ドル/円を売ってしまったように見ています。
ドル売りの反動が起きる可能性があります。
全体的に、レンジ相場の中での足の引っ張り合いのような相場ですので、冷静さが必要です。
ニューヨークダウは、中国で広がる新型コロナウイルス対策への抗議活動への懸念やセントルイス連銀のブラード総裁が一段の利上げ余地を示唆したことが嫌気され、前日比497.57ドル安の33,849.46ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはほぼ横ばいで、暫定値ながら前日0.002%下げて3.700%で引けました。
原油価格は、前週大きく下げたことから値ごろ感の買いが入り、前日比0.96ドル高の77.24ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが下げたことを受けて売られ、前日比13.7ドル安の1740.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープンと同時に強烈に売り込まれ、138.00を割り込み、137.81近辺んまで下げました。いったん、138.39近辺まで反発したものの、再び強烈な売り仕掛けに、137.50近辺まで急落し、安値圏を形成しました。しかし、さすがにショートになり、138.37近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後も買い戻しの動きは引かず、139.01近辺まで反発し、高値圏を形成しました。
EUR/USDは、1.0477近辺から1.0331近辺まで下げました。
EUR/JPYは、145.00近辺から143.52近辺まで下げました。
特に、利食いの時に、「もう少しの我慢」の必要性を感じます。
利食いの段階で、利益を確定したいという気持ちが強ければ、とにもかくにも利食ってしまうことが確かに良いと思います。
しかし、利益をできるだけ、増やしたいと思われるなら、「もう少しの我慢」が必要になります。
つまり、目標圏に相場が到達して来たら、ラッキーと利食うことも大事なことですが、そこをグッとこらえて、もう少し利食うタイミングをずらすと、さらに利益を増やすチャンスが増える可能性があるということです。
ただし、「もう少しの我慢」と言っても、デイトレであれば、「もう少しの」とは、本当に長くても1分ぐらいのことです。
しかし、そのいわば「一拍おく」ことが、収益チャンスを増やすように思います。
「もう少しの我慢」とは、実は、利食おうと思う自分自身の気持ちとの戦いです。
一回あたりの「もう少しの我慢」による利益はたいしたことはないかもしれません。
ただし、「もう少しの我慢」を繰り返せば、得る利幅は格段に上がるものと見ています。
ロンドンは、ドル/円を売らないことには収まらないと思います。
ドル/円は、ジリ安になっており、マーケットポジションはロングのようです。
ドル/円は、ロング志向からショート志向に転換したものと見ています。
ドル/円は、139円台前半が固まればと思っています。
ドル/円は、139.32とやや買い気で推移しています。
得意技を持つことは、儲けていく上で、大変重要です。
しかし、自分の得意技がなにかは、意外に本人は気づいていない場合があります。
私自身も、ああこれが自分の得意技だったのかと気づくのに時間がかかりました。
私の得意技は、今のマーケットのポジションがロングかショートかを、PCのスクリーン上の値動きから、おおむねわかることです。
これは、最初は、私自身も、気づきませんでした。
しかし、買いが強いと、頭部の左後が圧迫されたり、売りが強いと前頭部が押された感じがすることが、どうも買い気が強いか、売り気が強いかを示しているようだと気づきました。
これは、膨大な数のいろいろな局面を経験したことで蓄積されて、身についたものだと考えました。
その後、ポジションがどちらかに寄っているかを、素直に自らの感覚に何度も問いかけてみたところ、かなりの確率で当たっていることがわかりました。
もちろん、相場の流れを無理なくストーリーとして考えることもしていますが、このマーケットのポジションを感覚的に知ることは、大変重宝しています。
このように、皆さんもご自分の得意技を是非持たれることをお勧めします。
結構、気づかないだけで、既に得意技を持っているかもしれません。
□□ 今週の注目点 --------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、二番底を形成できるか
2.EUR/USD、年末の手仕舞いか
3.GBP/USD、年末の調整か
4.クロス円、バラバラ
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【水上紀行にインタビュー】
・ まだ、底は固まっていない
・ 海外勢がベア(弱気)になって、売り仕掛けしている
・ ただし、ドル不足のドル買いと拡大する日米金利差からの円売りは変わらず
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•質問回答
ディーリングルームの雰囲気が大きく変わったのは、電子ブローキングの導入によるところが大きいと思います。
電子ブローキングが導入される前は、ボイスブローカーと呼ばれる人間のブローカーが、マイクとスピーカで、銀行と取引をしていました。
マイクとスピーカーによるということは、音声でお互いに連絡を取り合っていましたので、それだけでも、ディーリングルームの中がうるさくなるのは、目に見えています。
さらに、相場が荒れてくると、ディーラーもブローカーも興奮してきますので、声も大きくなり、ディーリングルーム内は、騒然としました。
ディーラーの中には、スピーカーのボリュームをフルにしているものもいて、それはそれは賑やかでした。
個人的には、この騒然とした雰囲気が気持ちを高揚させ、とても好きでした。
そういう意味で、昔のディーリングルームは、動の世界でした。
それが、電子ブローキングが導入されると、ディーリングルームの雰囲気は、一変しました。
つまり、電子ブローキングですので、画面に出てくるレートを静かに叩くだけで、音がするとしたら、キーボードを叩く音とか、マウスをクリックする音だけしかなくなり、完全に静の世界となりました。
その上、電子ブローキング導入を機に、他の銀行を呼んで直接取引するダイレクト・ディールもほとんどなくなり、本当に静かになりました。
過去を懐かしむのは、歳を取ったせいかもしれませんが、ネアカだった動の世界は、やっぱり面白かった思います。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
蕎麦 宗
住所:静岡県三島市本町9-24
電話:055-981-2840
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
私は、中学高校を静岡市で過ごし、それが静岡というところの雰囲気だろうと思っていましたが、随分大人になって三島という街を訪ねてみて、その街が醸し出す大人の雰囲気に圧倒されました。
静岡市も、今川氏や徳川家康公の歴史はありますが、三島はさら古く鎌倉幕府の礎となった北条氏の地であり、やはり歴史の重みを感ずることは否めません。
そういう街だけに、しっとりとした趣があると再認識しました。
その三島の中でも、飲食店が多くある本町の一歩小路に入ったところにこちらのお店はあります。
つまみが旨い!酒が旨い!
特に、伊豆牛のたたきは絶品です。
もちろん、メインの蕎麦は言ううことはありません。
こちらの店主は、自転車のツーリングを趣味、あるいは本業として、長野などの山岳コースも走破しています。
引き締まったスタイルながら、極めてウィットに富んだ方で、いつも話がはずみます。
三島と言えば、富士山からの良い水が出て、それで作った蕎麦に間違いはありません。
ニューヨークダウは、FRBの利上げペース減速期待から買われ、前営業日比152.97ドル高の34,347.03ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはやや低下し、暫定値ながら前営業日比0.019%下げて3.691%で引けました。
原油価格は、中国のコロナ感染拡大が警戒されて売られ、前営業日比1.66ドル安の76.28ドルで引けました。
金価格は、FRBの利上げペース減速が好感されて買われ、前営業日比8.4ドル高の1754.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売りが先行しましたが下げきれず、結構ロンドン勢はショートになっていたもようで、買い戻しに139.59近辺まで上昇しました。ニューヨークオープン後は、米感謝祭と週末との狭間の日となったため動意は乏しい中、ジリ安となり、139.01近辺まで下げました。
EUR/USDは、1.0355近辺から1.0414近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、144.42近辺から144.92近辺まで上昇後、144.55~80近辺で横ばいでした。
トレンドレス(Trendless)は、トレンドがない、つまり方向性がはっきりしないことを言います。
結構、この言葉は、欧米のトレーダーの間で使われます。
もちろん、方向性がはっきりしないと儲けにくいですから、あまり良い意味では、この言葉は使われません。
トレンドレスと言っても、膠着してしまう時もありますし、結構、荒っぽく上下動する時もあります。
一番、厄介なのは、荒っぽい上下動の時です。
なぜ、相場が荒っぽくなるかと言いますと、市場が薄くなっていて、しかも、マーケット参加者の間で相場の見方がバラバラな時です。
荒っぽいトレンドレスな相場になると、特にインターバンクディーラーは、お客さんから叩かれた玉は、ホールドすることなく、すぐにマーケットに右から左に流してしまうため、脈絡もなく上下動してしまいます。
こうしたマーケット状況のことを「ホットポテト」と、ディーラー間では呼んでいます。
つまり、熱々のポテトは、手に持つと熱いため、他の者にすぐ手渡し、それがまた熱いので、すぐに別の人間に手渡してしまうというたとえです。
マーケットでも、お客さんに叩かれてできたポジションは、すぐにマーケットで売るなり買うなりして、ポジションスクエア(ノーポジ)に持って行こうとするために、相場がトレンドレスになるということです。
このように、トレンドレスなマーケットは、非常に難しく、利が乗れば、手堅く利食うことが大切です。
ドル/円の売り好きのロンドンは、売ってくるのではないかと見ています。
11/25(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【長短ロウソク足の実戦活用法】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
ドル/円は、実需は買いましたが、投機は売り上がっているのではないかと見ています。
マーケットが、下げを確信して売らない限り、本当の反発力は出ません。
本日は5・10日でもありますが、また、米感謝祭の翌日のブラックフライデーであり、昨年は大口の手仕舞い売りが出ましたので、念のため警戒が必要です。
米感謝祭のため、ニューヨークダウ、米国債、原油、金市場は、休場でした。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん139.22近辺まで反発したものの、下落は再開となり、138.05近辺まで下げました。その後、ニューヨークの時間帯に掛けて、138.10~40近辺での横ばいが続きましたが、やや買い戻しが強まり、138.50近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0427近辺から1.0402近辺まで軟化し、1.0410近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、143.90近辺から144.22近辺までジリ高でした。
今は、カジュアルが主流です。
でも、好みとしては、決める時は決めて、くつろぐ時はくつろぐというのが、好きです。
ニューヨークに駐在していた時、コネチカット州グリニッチで借りた家からの初出勤の日、電車に乗り込んで見渡すと、一面、スーツでビシッと決めたビジネスマンが新聞を読んだり、書類に目を通したりで、ああこれがマンハッタン(ニューヨークのそして世界のビジネス街)のビジネスマンなんだと、痛く感激したことが忘れられません。
それから1年ぐらいすると、パラパラとカジュアルスタイルで通勤する人が出てきて、この人たちどこに行くんだろうと思っていましたが、その後は、瞬く間にカジュアルが世界中に広がりました。
確かに、自分自身もカジュアルウェアーの時もありますので、文句は言えません。
しかし、やはり、決める時はビシッと決めるということは忘れたくありません。
シャツの首のボタンは苦しいけれど、その首のボタンが外れて、首元がはだけているのを見るのはあまり良いものではありません。
ちょっと、苦しい、暑いはありますが、気持ちが引きしまるほうが良いと思うのが、私の好みです。
ただし、あくまでも、人それぞれの好みの問題で押し付けるつもりは全くありません。
米感謝祭当日に、ここからドルを売るだけのやる気がロンドンにあるのか疑問です。
ドル/円は、かなり売りで熱くなっています。
各通貨の対ドルの日足チャートを見ますと、祝日とも思えない不安定さです。
ドル/円の下値が固まるかどうかを見る時です。
ニューヨークダウは、FOMC議事録で多くの委員が利上げ減速を支持していたことが好感されて買われ、前日比95.96ドル高の34,194.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.050%下げて3.707%で引けました。
原油価格は、発表された米在庫合計でガソリン在庫が増えたことから売られ、前日比3.51ドル安の77.44ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比11.1ドル高の1751.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、再び売りが強まり、141.07近辺まで下げましたが、売り過ぎとなって反発し、141.61近辺をつけましたが、上げもそこまでで、その後は141.22近辺まで反落となりました。ニューヨークオープン後、上値が重い状況でしたが、発表された11月の米PMI・速報値が予想を下回ったことからドル売りが加速し、139.58近辺まで下げて横ばいとなりました。いったん、139.97近辺まで反発しましたが、公表されたFOMC議事録で、大半の委員が利上げペースの早期減速を支持していたことが明らかになったことから、再びドル売りとなり、一時139.17近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0319近辺から1.0405近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、145.38近辺から144.64近辺まで下落後、一時145.15近辺まで反発しました。
相場を何年やってきても、極めるということはありません。
また、極めたと思った瞬間に、成長は止まると思っています。
よく感じることは、「敵は、自らの内にある」ということです。
相場がどうだからああだからと言い訳をして相場に入らないことが典型的な例です。
こうして、相場に入りそびれてしまった時に限って、見方が合っていて、相場は大きくフェーバー(有利)な方向に動いてしまい、悔しい思いをすることになります。
しかし、その原因は、自らの内にあります。
ポジションを持つことに、自ら思いとどまったことや、よしんばポジションを持ってもキャリーしきれずに、中途でやめてしまうことなど、結局は、損をしたくないという自らの気持ちに打ち勝てていないためです。
その自らの抵抗に打ち勝つためには、相場観があれば、まずは相場に飛び込んでしまうことだと思います。
後は、体力に見合ったストップロスを入れ、それがつかなければ、ポジションをキャリーし、そしてほどほどに儲かれば、利食ってまた次のチャンスを待つということが大事だと思います。
損する恐怖や儲け損なう恐怖など、いろいろと自らの内にある敵は多いですが、それらを自らコントロールするようになることが大切です。
ドル/円は、二番底をしっかりと試さないと本当の反発もありません。
今日は、祝日で東京休場ですので、9時54分の仲値決めに向けての実需買いはありません。
今日は東京休場、明日はニューヨーク休場で、年末相場入りですので、慎重に行くべき時です。
ニューヨークダウは、消費関連株や石油株に買いが入り上昇し、前日比397.82ドル高の34,098.10ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.064%下げて3.763%で引けました。
原油価格は、主要産油国の増産観測が後退したため買われ、前日比0.91ドル高の80.95ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比0.3ドル高の1739.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん142.03近辺まで上昇しました。しかし、上値が重く、反落となり、141.09近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、141.54近辺まで反発したものの上値は重く、もみ合った末に141.15近辺まで緩みました。
EUR/USDは、1.0254近辺から1.0308近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、144.89近辺から145.50近辺まで上昇しました。
相場では初動が大事だと思います。
つまり、まだマーケット参加者の多くが気づいていないか、あるいは気づいていても大事(おおごと)にはならないだろうと油断している時に、一番素直に相場は動きやすいと言えます。
逆に申し上げれば、この動き出したばかりの相場に乗ることが、大きな利益につながると言えます。
この初動は、もちろんリスクは高いですが、マーケットの大勢がついてきていない分、チャンスも大きいと言えます。
しかし、これが相場が動きだし、相場の方向性がはっきりしてくると、その方向に乗ろうとするマーケット参加者は増え、それにしたがって、利幅は減り、相場も素直には動かなくなって、儲けにくくなります。
これを典型的な例で申し上げますと、なにかの材料がきっかけて、相場がロスカットが集中することで、急落します。
実は、このロスカットに乗ることが大切で、これが短時間に利益を出すチャンスです。
しかし、いったん下げてしまうと、マーケットは遅まきながら、この下げに乗り遅れまいとして、なにをするかと言えば、戻り売りです。
この戻り売りは、初期の段階ではうまくいくこともあります。
ただし、時間の経過とともに、戻り売りをするマーケット参加者は増え、相場は下がりにくくなり、むしろ、戻り売りで積み上がったショートポジションのために相場が反発して、儲かるどころか損失を出しやすくなります。
したがい、ひと相場の初期段階で方向性はこれだと思ったら、まずは動いてみることが大切だと思います。
ドルの上値を、試すだけ試すと見ています。
マーケットがショートであれば、これからの時間はジリ高になると見ています。
今日も、仲値決めに向けて実需は買うものと見ています。
ドル/円は、ポジション的には軽いと思われ、値ごろ感から売るとまた上がる可能性があります。
ニューヨークダウは、石油株とハイテク株が売られ、前日比44.82ドル安の33,700.87ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはやや上昇し、暫定値ながら前日比0.018%上げて3.836%で引けました。
原油価格は、中国の新型コロナ懸念懸念で売られ、前日比0.35ドル安の79.73ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比14.8ドル安の1739.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、買いが強まり、ショートのロスカットを巻き込みながら上昇し、一時141.87近辺をつけました。その後、高止まりになりましたが、値ごろ感から売ったようでショートになり、142.05近辺まで、さらに上がりました。ニューヨークオープン後、売りが強まり、141.32近辺まで下げたものの、再びショートとなり、買い戻しに、142.25近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0223~1.0262近辺でのもみ合いでした。
EUR/JPYは、144.89近辺から145.64近辺まで上昇しました。
鳥でも、白鳥など長距離を飛ぶ鳥は、離陸や、着陸がヘタだという話を以前聞いたことがあります。
離陸するには、結構な距離を滑走する必要がある一方、着陸も前のめりに突っ込んでしまうことも良くあるそうです。
相場の世界でも、同じようなことが言えて、ポジションを持つ段階、ポジションを手仕舞う段階が結構難しいものです。
ポジションを持つ段階では、やはりエントリーのタイミングが大事です。
どうしても、相場の流れに乗り遅れまいとする気持ちが逸って、早くエントリーしがちです。
しかし、エントリーの段階は、思い切って入る場合もありますが、基本的には十分に引きつけて丁寧に入ることが大切です。
たとえ、エントリーに出遅れても、またチャンスはあります。
焦らず、次のタイミングを待つことが大切です。
ポジションを手仕舞う段階でも、丁寧さが必要です。
しかし、矛盾するようではありますが、思い切りの良さも必要です。
私は、パッとプライスが目に入ってきて、極めて感覚的ではありますが、「良いレート」と感じたら、手仕舞うことにしています。
ここでやめたらもっと良いレートで利食えるのではないかと逡巡するなど、いろいろ考えてしまい、利食うタイミングを逸してしまうことも、良くあることです。
したがい、基本的には、相場でも、離着陸は難しいものだと、認識しておくことが大事です。
ドル/円は、買い戻しが出ているようです。
投機筋が売って、上げを抑えているものと見ています。
買い切り、売り切りの実需には、投機は勝てません。
本日は21日で、20日が日曜日であった関係で、5・10日(ゴトウビ)の振替日となって、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
相場というものは、四六時中、参加していなければならないものではないと思っています。
相場にも、儲けやすい時、儲けにくい、むしろ損しやすい時があり、要は、儲けやすい時に相場に参加し、儲けにくい時には、静観するというメリハリをつけることが大事だと思います。
また、人により、儲けやすい相場、儲けにくい相場があることも事実です。
つまり、レンジ相場を得意とする人、トレンド相場を得意とする人、それぞれがいます。
要は、自分が儲けやすい相場、あるいは儲けにくい相場とはなにかを自覚し、それぞれに対応したトレードをすることが大切です。
私自身について申し上げますと、トレンド相場が儲けやすく、レンジ相場は儲けにくいと自覚しています。
ですから、トレンド相場では120%相場に参加しますが、レンジ相場ではかなり慎重にやることにしています。
損をするということは、取り返すのに体力を使い、さらにプラス転するのに、さらに体力を使います。
それだけに、できるだけ損をしないようにする、つまり儲けにくい相場では、敢えて無理はしないことが大切ですし、儲けやすい相場であれば、喰らいついていくガッツが必要だと思います。
そのためには、自分自身のメンタルをコントロールしていくことが重要になります。
□□ 今週の注目点 ---------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、目先上値トライか
2.EUR/USD、目先下がるか
3.GBP/USD.やや下げ渋るか
4.クロス円、いろいろ
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【1.ドル/円、目先上値トライか】から要点
・相場が動きそう
・先週1週間かけて下を固めたか
・しかし、上は上で抵抗はありそう
・25日(金)ブラックフライデーに警戒
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•質問回答
マーケットに、どんなオーダーが、上下にあるのか、直接トレードにも影響するということで、関心のある方は多いと思います。
しかし、かえって見えない方が良いと、個人的には思っています。
なぜなら、オーダーを意識しすぎると、素直な相場観でトレードができなくなるからです。
たとえば、上の141.00には売りオーダーが並んでいるともなると、敢えて買いで攻めなくなったり、あるいは、その水準に接近するとオーダーを壁にして売り上がって(※)しまったりで、結果的にうまく行かなくなることが多いと言えます。
(※)壁にして売る:たとえば、大口の売りオーダーがあると、その手前で売ってショートポジションを作り、それ以上に上がらず反落すれば利食い、たとえ、そのまま上がってしまっても、オーダーの上にストップロスを置いておけば、損失がミニマイズできるという短期のトレード手法。
したがい、オーダーが見えないほうが、良いと個人的には思っています。
相場は、上げの相場であれば、いくら売りのオーダーが多くても上がる時は上がりますし、下げの相場であっても、いくら買いのオーダーが多くても下がる時は下がります。
肝心なことは、相場自体を、純粋に見る目を失わないということだと思います。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
船山温泉
住所:山梨県南巨摩郡南部町本郷10617
電話:0556-64-2343
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
船山温泉は、山の中の一軒宿です。
中部横断自動車道ができるまでは、まさに陸の孤島のようなところだったと思います。
この中部横断自動車道は、山の中腹にトンネルをぶち抜いて、高い橋梁で次の山につないで、また横っ腹をぶち抜いてつないだという、現代の土木工法の粋を集めた道路です。
今や、東京からだと、車で、もちろん道路状況がうまくいけばですが、2時間半ぐらいで行けるのですから、ありがたいことです。
お宿は、三方から山が迫った奥まったところにあって、本当に静かで、またお部屋もゆったりとしています。
しかも13時にチェックインできすのですから、静養を取るにはもってこいです。
温泉は、岩盤浴ができるように、温泉の床が寝台のようになっているところもあって、珍しい作りです。
そして、露天風呂の目の前には、結構大きな滝があり、豪快な眺めです。
お湯は、とてもやわらかです。
夜には、滝はライトアップされ、また風情があります。
夕飯には、猪鍋や鱒のしゃぶしゃぶ、地元の新鮮野菜など、美味しいもの尽くしです。
朝食は、岩魚の一夜干しや、山菜や温泉卵や湯豆腐など、いろいろ出ます。
旅先の朝食は、ひとしお美味しくて、いつも食べ過ぎます。
平日は冬時間なら5時から22時まで、もちろん途中休憩は取るものの、働きづくめの日々だけに、こうした小旅行は心身ともにかなりのリフレッシュになります。
ニューヨークダウは、小売り企業などが発表した決算が予想を上回り、投資家心理の改善につながって買われ、前日比199.37ドル高の33,745.69ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.046%上げて3.819%で引けました。
原油価格は、米国と中国の景気減速懸念から売られ、前日比1.56ドル安の80.08ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの売りに連れて下げ、前日比8.6ドル安の1754.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、再び重くなり、139.64近辺まで下げました。しかし、それ以上には下げきれず、140.28近辺まで反発しました。そして、再び反落となり、139.72近辺まで下げました。ニューヨークオープン後も、139.80~140.05近辺の横ばいが続きましたが、米長期金利の上昇を受けてジリ高に転じ、140.42近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、1.0386近辺から1.0321近辺まで下げました。
EUR/JPYは、145.22近辺から144.91近辺まで下げた後、144.95近辺で横ばいでした。
相場は、後先考えずに、思いつきでエントリーしてしまうことは、出来るだけ避けるべきだと考えています。
思いつきでエントリーしてしまう、最大の理由は、「儲け損なう恐怖」です。
この恐怖に取りつかれると、少しでも相場が、考えている方向に動き出すと、ムラムラと「ここで、儲けずしてどこで儲ける」的な焦りから、相場に飛び込んでしまいがちです。
そして、ポジションを持ってみて、はじめて、なんでポジションを持ってしまったのかと、我に返ることになりがちです。
したがい、今の自分の相場観がどういうもので、その相場観にしたがって、どういうエントリーをすべきなのかについて、事前に、考えておくことが大事です。
そして、エントリーする時点でも、焦らず引きつけて入ること、そして、利食う時は、欲張らず、淡々と手仕舞うことが大切です。
相場を出る時によく感じるのは、ここで利食ってしまうと、もっと儲かるチャンスを逸するのかもしれないという、またしても「儲け損なう恐怖」が頭をもたげてきます。
しかし、そこは割り切りが必要です。
また、残念ながら、損切る時も、ここで相場が折り返してしまうという恐怖も湧くと思いますが、そこはすっぱりとやめて、しばらく休憩することが大切です。
ドルは、上下いずれかにレンジブレイクする可能性があります。
11/18(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【手仕舞いの季節】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
ドル/円は、実需の買いに期待して、マーケットの便乗買いが先行して重くなったようです。
ドル/円は、今日も仲値決めに向けて実需の買いは出るものと見ています。
ニューヨークダウは、ブラード・セントルイス連銀総裁が金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を示したことが重荷になり、前日比7.51ドル安の33,546.32ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.083%上げて3.777%で引けました。
原油価格は、世界的景気減速懸念から売られ、前日比3.95ドル安の81.64ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比12.8ドル安の1763.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん139.60近辺まで買われたものの、ロンドンは、マーケットがロングだと値動きから察知し一転して売り込み、139.00を割ると、ロングのストップロスが集中し、138.88近辺まで下げました。そこで、ロンドンの利食いの買い戻しが出て反発し、途中売り上がったものもいたようで、ジリ高は続き、ニューヨークオープン時には140.52近辺まで上がりました。その後、複数の強弱取り合わせた米経済指標の発表に、一時139.81近辺まで反落する場面もあり、また逆に140.71近辺まで上昇する場面もありましたが、結局、ブラード・セントルイス連銀総裁が「政策金利はまだ十分に制限的と見なされるゾーンにはない」と述べたうえで、ターミナルレート(最終着地点)の5-7%のレンジにも言及したこと買いが優勢となり、140.73近辺まで上昇しました。その後は、ロンドンもクローズとなったため、急速にポジション調整となり、140.15近辺まで緩みました。
EUR/USDは、1.0306近辺から1.0369近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、144.68近辺から145.47近辺まで上昇しました。
相場の見方は、人それぞれではありますが、大体の場合、ある見方に賛同するマーケット参加者が増え、その見方がマジョリティー(大勢)となります。
マジョリティーになる見方は、多くのマーケット参加者を信じてしまうぐらいですから、かなり説得力のあるものだと思います。
しかし、マジョリティーになることが、すべて正しいわけではありません。
相場の世界では、マジョリティーになることは、かえって危険信号だと言えます。
なぜなら、見方が一方向に偏るということは、マーケットのポジション自体も一方向に偏るためです。
このポジションの偏在は、時間の経過とともに、大きくなっていき、ポジションが飽和状態になると、自律的に反転するのが一般的です。
したがい、大事なことは、まず、マーケットのマジョリティーが、その時点で相場の材料の中で、なにを一番重視しているかを知ることです。
そして、それにしたがって、実際にそれに則したポジションを張っているかということを把握することです。
ドル/円は、底が固まってきているように見ています、
ドル/円は、実需は買い、投機は売り上がっている構図だと思われます。
ドル/円は、9時54分の仲値決めに向けて、今日も実需の買いは出るものと見ています。
ドル/円は、小動きだった分、逆に変動する可能性が出てきています。
ニューヨークダウは、利益確定売りも出て重荷となり、前日比39.09ドル安の33,553.83ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.122%下げて3.677%で引けました。
原油価格は、中国景気後退懸念から売られ、前日比1.64ドル安の85.28ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下を受けて強めになり、前日比0.8ドル高の1777.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん140.00近辺まで上昇したものの、売りはぶり返し、結局、139.20~60近辺での横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、発表された10月の米小売売上高は1.3%と予想の1.0%を上回り、これを受けて一時140.05近辺まで上昇したものの、その後、反動から139.04近辺まで下げました。その後は、139.25~65近辺での横ばいになりました。
EUR/USDは、1.0422近辺から1.0355近辺まで下げた後、1.0395近辺に反発しました。
EUR/JPYは、145.48近辺から144.59近辺まで下げました。
相場とは、自分自身がポジションを持ったことにより抱く恐怖や欲望との戦いです。
アゲンスト(思惑が外れる)になれば、損をする恐怖との対決になりますし、フェーバー(思惑があたる)になれば、今が利食い場か、いやまだ我慢して引っ張るかの自分の欲望との対決になります。
アゲンストは、ロスカットオーダーによって、損失を限定できますが、難しいのは、フェーバーな時で、どこで見切って利食うかという自分の欲望との戦いのほうです。
相場の格言に、「まだはもう。もうはまだなり」という言葉がありますが、この見極めは、なかなか難しいものがあります。
よくあるのは、損切りがついてしまったが、悔しさのあまり、すぐにポジションをもともとの方向に再度作り直してしまって、またやられたとか、利食ったら、相場がさらにフェーバーな方向に動き、これまた、しくじったとばかりに、ポジションを持ち直してしまったら、相場が逆転して、利益を減らしてしまったとか、さらには、未実現益(確定していない利益)が出ていることに満足してしまい、利食いを忘れてしまって、結局はチャラだったということも、私自身経験しています。
要は、いったん、損切りにしろ、利食いにしろ、いったんこうと決めて、ポジションを閉じて損益を確定(実現損益)したら、休むことが肝要です。つまり、休むことにより、平静な気持ちに戻ることが大事です。
いらだち、焦り、悔しさなど、感情が高ぶっている時にポジションを持っても、良いことはまずありません。
古老のように淡々として、「ふわふわ。そうですか。損切りがつきましたか。ダメですなあ。ふわふわ」というぐらいの心持が、かえってうまくいく秘訣なように、私は思っています。
ただし、言うは易く、行うは難しですが。
昨日、暴れまわったロンドンは、今日は今のところ静かです。
昨日の嵐のような相場がウソのようです。
ドル/円は長い下ヒゲで底打ち、EUR/USDは長い上ヒゲで天井を打った可能性があります。
ニューヨークダウは、発表された予想より低い米生産者物価指数(PPI)に買いが先行したものの利食い売りに抑えられ、前日比56.22ドル高の33,592.92ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.071%下げて3.796%で引けました。
原油価格は、ロシア産原油の供給が減る一方、米国では利上げ鈍化観測から需要の伸びが見込まれ需給引き締まり見通しから買われ、前日比1.05ドル高の86.92ドルで引けました。
金価格は、利益確定売りに上値が抑えられ、前日比0.1ドル安の1776.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、米長期金利低下を言い訳に、ドルは全面安となり、ドル/円も139.18近辺をつけました。その後も、上値は重く、一時138.96近辺をつけて安値圏に張りつきました。ニューヨークオープン後、注目の10月の米生産者物価指数が発表され、前年比で8.0%と予想の8.3%を下回ったことから、ドルは改めて全面安となり、ドル/円は137.67近辺まで急落しました。しかし、前週木曜に発表された予想より低かった米消費者物価指数ほどのサプライズはなく、その後は買い戻され、139.68近辺まで反発しました。そして、その後は、139円台前半での横ばいとなりました。
EUR/USDは、1.0480近辺から1.0281近辺まで下落後、1.0355近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、144.95近辺から143.36近辺まで下落後、144.10近辺に落ち着きました。
レンジ相場では、落ちてしまうかもしれない、いや、落ちないかもしれないといった、非常に不確実で不安定な局面があります。
それがために、たとえば、ショートのポジションメイク(ポジションを作る)をしてしまい、結果は下がらず、あえなくロスカットに至るレンジ相場の落とし穴があります。
では、どうして「かもしれない」という不確実な状態でポジションを張ってしまうのか、この点について、お話したいと思います。
不確実な状態でポジションを思わず張ってしまうのは、それは「儲け損なう恐怖」という心理が働くからです。
トレーディングは、いろいろな局面での「自分の欲望と恐怖との闘い」ですが、中でもこの「儲け損なう恐怖」が、一番タチが悪いと言えます。
私自身の経験からも、もし、ここでポジションを張らないと、大きな収益チャンスを逃してしまうかもしれないという焦りからポジションを張って、良い結果になったことはほとんどありません。
「儲け損なう恐怖」は、その恐怖に追い立てられて見境なく流れに乗ろうとしがちですので、マーケットエントリーするタイミングが本来正しく入るべきタイミングより早めになるだけでなく、全く方向を見誤らせることもあります。
特に、レンジ相場では、もしかしたらレンジブレイク(レンジを抜ける)するかもしれないという魔手に、思わず引きずり込まれてしまうような局面があり、特にこの「儲け損なう恐怖」には、十分注意する必要があります。
私自身も実践していますが、ポジションを張る時に、これは「儲け損なう恐怖」から張ろうとしていないかと自問自答してみることが良いと思います。
しかし、今週に入り、よく目にするレベルが段々と上がってきています。
仲値決めが終わって、買いが引いて緩んでいますが、ショート筋はまだいるものと見ています。
ドル/円は、水準的に実需の買いは出やすいものと見ています。
本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、ブレイナードFRB副議長の利上げペース減速発言が支えとなったものの結局利食い売りに押され、前日比211.16ドル安の33,536.70ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.049%上げて3.878%で引けました。
原油価格は、中国のコロナ感染増で需要停滞が警戒されて売られ、前日比3.09ドル安の85.87ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面ではそれに連れて買われ、前日比7.5ドル高の1776.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、再び売りが強まり、139.11近辺をつけましたが、下げきらず反発し、逆にマーケットはショートになっていたようで、ロンドン勢によって買い上げられ、140.79近辺をつけました。ニューヨークオープン前後に、ロンドン勢の利食い売りが出て、一時140.07近辺まで下げましたが、今度はニューヨーク勢によって買い上げられ、140.71近辺まで上昇しました。しかし、さすがに買い過ぎとなり、その後は、ジリ安に転じ、ロングのストップロスが狙われて一時139.65近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0298近辺から1.0358近辺まで上昇後、1.0329まで下げました。
EUR/JPYは、144.32近辺から145.24近辺まで上昇後、144.25近辺まで軟化しました。
夏時間で言えば、土曜の日本時間午前6時から月曜の日本時間午前6時まで間、冬時間で言えば、土曜の日本時間午前7時から月曜の日本時間午前7時までが、一般にFXにとっての週末です。
この週末の間は、なにも取引はできないことは、皆さんもご存知のことと思います。
そして、この間には、大きなリスクがあり、これを週末リスクと呼んでいます。
つまり、週末に、事件やイベントがあり、金曜のニューヨークの引けからはるか離れた水準で、月曜のオセアニアがオープンすることも決して珍しいことではありません。
また、こんなケースもありました。
月曜のオセアニアオープンは、インターバンクでは自然発生的で、具体的に何時というものがありません。
そのため、インターバンクでは、ドル/円が多少円高気味でオセアニアタイムは推移していました。
ところが、夏時間午前6時に、個人の為替取引が始まったとたんに、個人投資家層のロングのロスカットが集中し、約1円の急落を見たことがありました。
もちろん、週末で相場にギャップ(窓)が開いていることから、ロスカットを入れた水準より、かけ離れたところでしかロスカットは実行されず、想定外の損失を被ることも、珍しいことではありません。
したがい、週越えのポジションを持つのは、自己責任ではありますが、金曜のニューヨーククローズ前には手仕舞うとか、リスクに見合ったポジションに絞るなど、自己防衛に心掛ける必要があります。
ロンドンのアーリバード(早出組)は、売りから入ってきました。
ドル/円は、仲値決めが終わって、売り仕掛けになっているもようです。
ドル/円は、実需が待ち構えていたように買っているようです。
ドル/円は、先週金曜のニューヨーククローズ比、やや円高です。
ジリ安は、その通り、ジリジリと相場が下げている状態です。
基本的には、相場が下げているのに、マーケットのポジションはロングのままで、どこかのタイミングで反発してくれればと願っている相場だと言えます。
しかし、この戻りが弱い、あるいは戻りがない状態が続いていると、ロンドン勢などマーケットのポジションを読むのに精通しているマーケット参加者によって、まさに容易にマーケットポジションを見透かされ、ロングを抱えているマーケット参加者を損切らせようと仕掛けてきます。
この攻撃への対応としては、まずは、早々に損切るか、倍返しに出ることです。
少なくとも、布団をかぶって、攻撃をやり過ごそうというのは、どこまで下がるかわからない相場にあっては、大変危険です。
いずれにしましても、マーケット参加者が、なにを狙っているのかについては、日頃から、繰り返し相場を読む訓練が必要です。
そして、まずは、ポジションを持ったとしてシミュレーションすること、そして、次の段階では実際に相場を読んでポジションを持ってみることが大切です。
実際に、実弾を持ってみるのと、持たないでいることの間には、メンタル的に大きな差があることは、既に皆さんもご経験がおありだと思いますが、実弾で訓練することが大事だと思います。
□□ 今週の注目点 ----------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、買い場探しか
2.EUR/USD、上値を試すか
3.GBP/USD、さらに上値を試すか
4.クロス円は、様子見か
----------------------------------------------
【1.ドル/円、買い場探しか】の要点
・もちろん、下がる可能性はまだある
・ しかし、安いところを買うのはそういう時では
・ レバレッジを掛けず、ドル建て定期預金が良いのでは?
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•質問回答
「まだは、もう」と見るべきか、「もうは、まだ」と見るべきか、判断の難しいところです。
たとえば、上げ相場で見てみますと、「もうは、まだ」という相場は、上値は重いがろくろく押しがなく、逆に下からのエネルギーが全く失せないような、つまり、「真綿で首を絞めるような」上げ方をしているため、全く下がらない相場が典型的だと言えます。
まだまだ、上げのエネルギーが溜まっていて、ガスが抜けていない相場ですので、上昇余地があると見るべきだと思います。
ポイントは、時間が長く、時間の割に値幅が狭い相場です。
一方、「まだは、もう」という相場は、短期間に急騰して、どこまで行くかわからない、これは買わずにはいられないと思わず引き込まれてしまうような時にやってきます。
ポイントは、時間が短く、値幅が大きいという相場ですので、「まだは、もう」、つまりクライマックスを迎える可能性がかなり高いと言えます。
この辺の見分け方は、ひとえに値動き(値幅とその所要時間)で判断するものだと思います。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
どぜう飯田屋
住所:東京都台東区西浅草三丁目3番2号
電話:03-3843-0881
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
どぜうは、もちろん「どじょう」です。
こちらは、どぜうをはじめ、鰻、なまず(冬限定)など川魚専門店です。
店構えも粋で、本当に浅草の名店です。
どぜうに慣れないと、歯に触らないようにとどうしても骨抜き鍋を頼みがちですが、それはそれで確かに美味しいものです。
しかし、やっぱり旨いのは、丸(まる)と言われる、骨を抜いていない、まさしく丸のどぜう鍋です。
5月の頃には、卵もはらんでいてこれがまた美味い!
いずれの鍋も、ねぎをこれでもか!と乗せて食べるのが旨いです。
しかも、こちらの白米が実に美味しく、いろいろな大きさのお茶碗がありますので、大きさはお好みに合わせて食べられます。
もちろん、うざくとか、茶わん蒸しとか、おつまみ類も充実していて、お勧めの店です。
本当に、下町の風情を楽しむのであれば、こちらへどうぞ。
玄関の下足番の若い衆も、とても気持ちの良い応対で、歴史の重みを感じます。
掘りごたつ式の席もあり、座敷とはいえ、楽々楽しめます。
ニューヨークダウは、利食い売りが出たものの下値も堅く、前日比32.49ドル高の33,747.86ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ベテランズデー休場でした。
原油価格は、中国当局が新型コロナウイルスの感染対策を一部緩和すると発表したことから買われ、前日比2.49ドル高の88.96ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前日比15.7ドル高の1769.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンは売り続け、140.00を割って、138.75近辺まで下げました。140.01近辺まで小反発したものの、上値は重く、ジリ安を再開し、ニューヨークの時間帯に入って、138.47近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0266近辺から1.0349近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、143.25~143.79近辺で横ばいでした。
相場の方向性をいくら当てたとしても、絶対に相場が当たるということではありません。
あくまでも、相場を当てる確率が高いということに過ぎません。
むしろ、相場は絶対にこうなると考えることは、非常に危険なことだと思います。
トレーディングというものは、ある意味、確率論だと思います。
現在、対象にしている通貨ペアが、たとえば、上がるとしたら、その確率はどれぐらいあるのかをおぼろげでも結構ですので、事前に考えてみることが大事だと思います。
主観的にでも、上がる確率が50%だとしたら、それは当たる当たらないの比率が半々ですので、ギャンブル性が高く、トレーディングには向きません。
少なくとも上がる確率が60%、欲を言えば70%ぐらいあってこそ、やっとポジションを持てるかなといったところではないかと思います。
プロのトレーダーは、基本的には臆病です。
よほど強いインスピレーションを持つまでは、なかなか相場にエントリーしようとはしません。
しかし、ひとたび自分の得意とする相場になったと判断したら、躊躇なく果敢に相場に飛び込んでいきます。
このあたりのメリハリが重要だと思います。
ロンドンは、ドル/円は売りから入ってきています。
11/11(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【攻略!TKY LDN NY】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
ドル/円は、仲値決めが終わって、値ごろ感から売りが出ている可能性があります。
大きな動きがあった直後だけに冷静でいることが大事です。
ドル/円は、5円以上も落ちるほどの結果だったのかとも思いますが、暮が近づき手仕舞いの動きも出た可能性があります。
ニューヨークダウは、弱い10月の米消費者物価指数(CPI)の発表を受け米利上げ減速期待から急騰し、前日比1,201.43ドル高の33,715.37ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは急低下し、暫定値ながら前日比0.313%下げて3.829%で引けました。
原油価格は、米消費者物価指数の結果を受けて買われ、前日比0.64ドル高の86.47ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前日比40.0ドル高の1753.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークに入り、10月の米消費者物価指数の発表を間近にして売りが強まり、そして発表となると、予想7.9%に対して実際には7.7%となりました。これを受けて、ドル/円は5円以上の大急落となり、141.47近辺をつけました。その後いったん142.23近辺まで反発したものの、再び140.21近辺まで下落しました。
EUR/USDは、0.9955近辺から1.0219近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、145.33近辺から143.21近辺まで下落しました。
相場は、生き物です。
ですので、ある時点のチャートを見て、相場の方向を読んでも、時々刻々と相場は変化していくため、当初考えた相場観は、すでに古くなり、軌道修正が必要になります。
ですから、相場観に軌道修正を加えることは、決していけないことではありません。
むしろ、当初の相場観に固執している方が、危険です。
特に、実際の相場と自分の相場観にズレが生じてきているのにもかかわらず、相場はこうあるべきだと持論に執着することは、避けるべきかと思います。
「君子豹変す」という言葉があります。
意味は、「君子は時代の変化に適応して自己を変革する」ということですが、この言葉は、まさにトレーダーのためにあると思います。
また、年初などに識者の年間相場見通しが、新聞、ネット等に出ますが、複数の識者の見方が同じであれば、実際の相場はその反対に向かうと考えて良いと思います。
どんな結果になるかは、フタを開けてみないことにはわかりません。
今日も、実需の買い放しのドル買いが、仲値に向けて出ていました。
一昨日昨日の売りトライで、145円台前半の堅さを実感しました。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)で、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まり可能性があります。
ニューヨークダウは、米中間選挙で共和党が下院で過半数を奪還の可能性が高いものの、上院は接戦のため上下両院で共和党が勝利すれば株高との期待が剥落し、前日比646.89ドル安の32,513.94ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.010%上げて4.138%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計で原油在庫が増えたため売られ、前日比3.08ドル安の85.83ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比2.3ドル安の1713.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、145.91近辺まで上昇しました。しかし。また売りが強まり、145.21近辺まで下げたものの再び反発となり、145.87近辺をつけました。ニューヨークオープン後、買い戻しと思われる買いが急速に強まり、146.57近辺まで上昇しました。その後、いったん、値ごろ感からの売りに、145.82近辺まで反落しましたが、再び買いが強まり、146.79近辺をつけました。その後、146.45近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、いったん1.0086近辺まで上昇後、反落となり、0.9993近辺まで下落し、1.0010近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、いったん147.10近辺まで上昇後、下落に転じ、146.49近辺をつけ、146.60近辺に落ち着きました。
相場が一方向にある一定期間動いた後、それ以上には、もうさらに進みきれなくなることがあります。
そうすると、今まで流れに乗ってキャリーされてきたポジションを、利益確定するか、あるいは残念ながら損切りをすることになります。
このように、積極的に反対取引によってポジションを落とすことを、値幅で調整すると言います。
これは、うまく立ち回って利食いとなることもあります。
しかし、多くの場合、損切りとなり、痛みを伴うことになります。
一方、時間で調整するという場合もあります。
これは、アゲンスト(不利)の期間をやり過ごすために、「ポジションを、冷蔵庫に入れておく」とか「布団をかぶって嵐の通り過ぎるのを待つ」といった言い方をします。
しかし、このやり過ごすということは、その間に耐え忍ばなくてはならず、精神的にも、肉体的にも、かなり消耗します。
それよりは、やはり損切りによって、いったん身軽になり、次のチャンスを待つ方が、建設的だと思います。
相場を100%当てることは、かなり難しく、そう考えるよりは、もっと気楽に考え、今日は撤退、またチャンスはやってくると考えるべきではないかと思います。
ドル/円は、まだ下を試し切れていないと見ています。
ドル/円は、値ごろ感から買い下がるようだと、さらに下がる可能性があります。
やっと、昨日選挙当日になって、米中間選挙が話題上ってきました。
ニューヨークダウは、米中間選挙後の株高を期待して買われ、前日比333.83ドル高の33,160.83ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.070%下げて4.144%で引けました。
原油価格は、中国のコロナ感染拡大で需要回復の遅れが警戒されて売られ、前日比2.88ドル安の88.91ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比35.5ドル高の1716.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、146.93近辺まで買い上げられたものの、そこから反転下落し、146.15近辺をつけ、そこからは146.20~50近辺で保ち合い(もちあい)になりました。ニューヨークオープン後、米中間選挙の当日となり、共和党優勢がささやかれて売られ、145.32近辺まで下げました。その後は、145.55近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0007近辺から1.0096まで上昇後、1.0075近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、145.99近辺から146.87近辺まで上昇後、146.65近辺に落ち着きました。
ストップロスがつくのは2つの理由あります。
ひとつは、自分で考えていた相場観が全く間違えていたため、もうひとつは、相場観は合っていたのに、相場に入るタイミングが、早すぎたためです。
そして、こうしてロスカットがついた時は、休むことをお勧めしますが、一歩踏み込んで、「倍返し」という方法もありますので、ご参考までにお話ししておきます。
「倍返し」とは、たとえば、ロング(買い持ち)1単位を持っていたとしたら、2単位売って、ショート(売り持ち)1単位に、ポジションをひっくり返すことです。
逆に、ショートを、ロングにひっくり返す時も、同じ要領です。
それでは、「倍返し」の注意点を、以下挙げてみたいと思います。
1)必ずしも、損失を取り戻し、利益に転換する保証はありません。
しかし、死地に活路を見出すという意味からは、試してみる価値はあります。
プライスが一方向に行く勢いが強いほど、うまく行く可能性は高いです。
2)自分が思っていた方向感を、自分で否定することになりますから、勇気が要ります。
3)「倍返し」の決断は、早く決断することが大事です。
決断できなければ、ストップロスがついたら、休むに越したことはありません。
4)「倍返し」は、特に、自分で考えていた相場観が全く間違えていたためにストップロスがついた、あるいは、ストップロスまで届いていなくても、その前に、間違えたと気づいた時のほうが、次の5)より、うまく行くことが多いと思います。
5)相場観は合っていたのに、相場に入るタイミングが、早すぎた場合は、トレンド自体は、元々の考えと合っていますから、ストップロスがついても、あまりそれ以上には行かず、引き返してくる可能性が高く、あまり、「倍返し」は、お勧め出来ません。
6)たとえ、5)の場合で「倍返し」したとしても、早めに手仕舞ったほうが、安全です。
「往復ビンタ」、つまり、やられたロングのポジションを「倍返し」して、ショートにしたら、相場が上昇に転じて、ショートのポジションでもやられる可能性があります。
ロンドンは、動かしたがってはいますが、なかなか難しいと思います。
ドル/円は、旺盛な実需買いが出ています。
ドル/円は、下げてから下げを確信しているようです。
ドル/円は、結局、下げてもほどほどです。
ニューヨークダウは、中間選挙後の「ねじれ」観測が企業や富裕層には有利と捉えられて買われ、前日比423.78ドル上がって32,827.00ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.051%上げて4.209%で引けました。
原油価格は、中国のゼロコロナ政策維持が重荷となり売られ、前日比0.82ドル安の91.79ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比3.9ドル高の1680.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンに入り、買いが強まり147.56近辺をつけた後、一転して売りが強まり146.43近辺まで反落して、146.50~80近辺で横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、さらに146.09近辺まで売り込まれましたが、さすがにショートになり、146.73近辺まで戻した後、146.60近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、0.9976近辺から1.0034近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、146.04近辺から147.00近辺まで上昇しました。
高値圏で、相場が横ばいになることを、「高止まり(たかどまり)」と言います。
なぜ、「高止まり」になるか、そのメカニズムについて、お話ししたいと思います。
相場が急騰すると、それによって急速にポジションがアゲンスト(不利)になるマーケット参加者が増えます。
そして、それ以上に損失が膨らませないようにするために、ロスカットが集中します。
これによって、マーケットのポジションは、ほぼスクエア(ノーポジ)になります。
このほぼスクエアな状況は、もちろん、ポジションがロングにもショートにも、大きくは偏っていないため、相場は動かなくなります。
これが、相場が高止まりする理由です。
つまり、高止まりとは、基本的には、ショートのロスカットが集中した後の、マーケットが傷を癒やす期間だと言えます。
しかし、その後、新たにロングかショートにポジションが偏ると、なにも外部要因がなければ、ポジションの偏った方の逆に相場は動きやすくなります。
ユーロが、対ドル対円対ポンドで、買い気です。
ドル/円は、依然として下がる可能性があります。
ドル/円は、下落リスクがあると見ています。
5日が土曜日だったことから、本日7日が5・10日振替日になり、9時54分の仲値決めに向けて輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
負けると、どうにかして、早く損失分全部を取り戻そうとしたくなるものです。
しかし、悔しさとか焦りといった感情から早く取り戻そうとするばかりに、ポジションを大きく張ったり、損切りを深めに置いたり、売り買いの手数(てかず)が増えたりなど、トレーディングが荒っぽくなりがちです。
まず、負けたら、負けたことを自ら認めることが大事です。
そして、気が静まるまで、しばらくトレーディングを休むことです。
トレーディングは、自分の感情をいかに自分でコントロールできるかにかかっています。
損失を出した時だけでなく、たとえば、ポジションを持つタイミングとか、利食いのタイミングとか、これらは、自分で自分をいかにコントロールできるかにかかっています。
ムラムラとする感情に流されて、ポジションを持つことは避け、タイミング的にもレベル的にも、十分に引きつけることが大切です。
私の経験からも言えることは、エントリーだけでなく、トレーディング全般にわたって、待てる勇気を持つことが必要だと思います。
□□ 今週の注目点 ----------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円は、引き続きレンジ相場か
2.EUR/USD、レンジか
3.GBP/USD、ショートか
4.クロス円、基調は上げ
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【1.ドル/円は、引き続きレンジ相場か】の要点
・ 今週もレンジが続きそう
・ 145.00~149.50 レンジの下半分を試すのでは
・ 弱気になってショートになると反発か
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相場の攻め方には、速攻とじっくり攻める方法の2種類があります。
速攻の場合、攻めるとなれば、一気呵成(いっきかせい)に攻撃することが大切です。
しかし、速攻の欠点は、極短期間にポジションが膨らんでしまうため、目論見が外れて相場が逆行を始めるようであれば、即刻逃げ出さないと、手痛い損失を被る可能性があります。
一方、じっくり攻める場合は、スピードは遅いものの、たとえば、上げ相場ならば、徐々に上値を食んで(はんで)行きながら、ポジションもこなしていきますので、結構しぶとい上げになる傾向があります。
つまり、速攻で攻める場合、攻めるのもスピード感が必要ですが、逃げるのもまたスピード感が必要です。
それに対して、じっくり攻めは、攻撃もゆっくりですが、ポジションをこなしながらのため、相場が急反転することは少なく、ある意味、オーダーが集まって鉄壁と言われている箇所を攻略するには、適しているものと思われます。
いずれの場合も、攻めがうまくいくかどうかは時の運ですので、攻めている間の刻々変わる状況変化に気を配り、これはうまく行きそうとか、ちょっと攻めきれなくなっているなど、逐次判断していくことが大切です。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
ジンギスカン 羊一 五反田西口店
住所:東京都品川区西五反田1-4-8 秀和五反田駅前レジデンス 2F
電話:050-5592-87231
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
北海道では、地域によって、タレに漬け込んだラムを焼くところと、ラムを焼いてから別途タレをつけるところの二種類がありますが、東京で食べるジンギスカンは後者の方が多いように思います。
ジンギスカンの上手さを教えてくれた友人も北海道出身で、花見だ運動会だとなれば、必ずジンギスカンで、取り合いになるので半生でも食べていたと聞いたのが懐かしい思い出です。
こちらのジンギスカンは、自分で見つけましたが、ご多分に漏れず、ラムを焼いてから別途タレをつけるスタイルですが、知る限りでは、東京では一番美味しいジンギスカンだと思っています。
お店自体も、小綺麗でおしゃれな空間で、煙が服につくようなこともなく、それ以前に、ラムが柔らかくて美味い!
ここでは、一緒に玉ねぎがでますが、もやしが好きで追加で頼みます。
羊は、匂いが気になる方も多いですが、こちらは全く匂いません。
昔、カリフォルニアのワインで有名なナパバレーで会議があり、最終日のディナーで、焼いた棒状のお肉が出て、思わず頬張ったところ、マトンで目を白黒させるような苦しい目に遭ったことがありましたが、ここのラムの美味さで帳消しです。
ニューヨークダウは、米雇用統計を受けて買い直す動きが優勢となり、前日比403.55ドル高の32,404.80ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.034%上げて4.158%で引けました。
原油価格は、中国のコロナ規制緩和の観測で買われ、前日比4.44ドル高の92.61ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが買われたのに連れて上げ、前日比45.6ドル高の1676.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後発表された10月の米雇用統計は比較的強い内容で、ドル買いが先行し、一時148.18近辺をつけたものの、売りは引かず、ロングの投げを巻き込んで146.56近辺まで急落しました。その後、いったん147.34近辺まで戻しましたが、再び146.56近辺まで下げました。
EUR/USDは、0.9751近辺から0.9962近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、144.41近辺から146.13近辺まで上昇しました。
正しい相場観を持つことと同格で、相場が動き出すタイミングを把握することは、大変重要です。
実際のところ、タイミングより早く、相場にエントリーしてしまうことが多いと言えます。
たとえ、結局フェーバー(有利)になったとしても、苦しい時を長く続き、場合によっては、苦しいために精神的に消耗してしまい、持ち値付近まで相場が戻ってくると、「ホッとの売りあるいは買い」をして、結局、なんのためにつらさに耐えていたのか、わからなくなります。
タイミングについて言えることは、タイミングは自らが思っている以上に遅くやってくるのが一般的だということです。
ですので、じっくり待てるようになることが大切です。
決して、ムラムラして、行ってしまえとばかりに、相場に飛び込むことは、決して良い結果は生みません。
待てる度量を持つことが、大切です。
尚、ムラムラとして相場に飛び込む理由は、この相場を逃したら後がないと思うことが原因になることが多いことから、ムラムラときたら、「相場はこれ一回限りではない」と自分に諭すことだと思います。
米雇用統計を控えていることもあり、様子見気分が高そうです。
11/04(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【通貨は国家の鏡】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
ドル/円は、レンジ相場がまだ続きそうです。
ドル/円は、ドル売りが先行していますが、仲値に向けては実需買いも出ると見ています。
ドル/円は、典型的なレンジ相場です。
ニューヨークダウは、FRBの金融引き締め長期化を警戒して売られ、前日比148.42ドル安の31,999.34ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.067%上げて4.128%で引けました。
原油価格は反落し、前日比1.93ドル安の88.07ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落局面では売られ、前日比17.0ドル安の1633.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、買いが強まり。148.42近辺をつけました。ニューヨークに入ると、さらに買いが強まり、148.44近辺をつけましたが、その後売りに転じたところで、発表された10月のISM非製造業景気指数は、54.4と予想の55.2を下回り、147.62近辺まで下落しました。しかし、この水準では買いも入り反発し、148.36近辺をつけました。
EUR/USDは、一時0.9794近辺まで上昇したものの、その後0.9743近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、一時144.04近辺まで下落したものの、その後144.76近辺まで反発しました。
昔、ある外資系銀行のチーフディーラーの方と知り合いになりました。
その方は、1985年のプラザ合意以降10年間も続いたドル/円の大下落相場で、大胆な手口で大儲けしました。
彼の敏腕ぶりから、彼を主人公としたテレビドラマや小説ができたほどでした。
あまりに儲けてしまったため、税金対策から、今は、シンガポールに移住されています。
彼のトレーディングスタイルには、学ぶ点は多く、ここにご紹介したいと思います。
マーケットにロング筋が多ければ、「楽にして上げよう」と、売り込んで相場を押し下げておいて、ロング筋のロスカットを誘ったところで、買い戻して儲けるなど、実に機動的なトレーディングをする方でした。
彼から一番学んだことは、相場に執着しないということでした。
彼は「これは上げだ」と宣言しても、どうも相場の形勢が違うと思えば、簡単に前言を撤回し、それまでの逆のポジションを張るなど、全く前言にスティック(固執)していません。
つまり、為替相場は刻一刻と変化していますので、相場の見方を柔軟に変えていかなければなりません。
そばで彼のトレーディングを見ていますと、その豹変ぶりに舌を巻いてしまいます。
フットワークを良くすることがいかに大事かを、彼から学びました。
全体的に、ドルの買い戻しになっています。
ドル/円は買い下がって、ロングの可能性があります。
北朝鮮のミサイル発射情報を受けて、ドル買い円売り気味です。
今日は文化の日の祝日ですので、実需のドル買いは出ません。
ニューヨークダウは、パウエルFRB議長は「政策金利の最終的な水準は従来の予想より高くなるだろう」と述べたことから利上げを一段と進め、金融引き締めが長引くとの警戒が強まり売られ、前日比505.44ドル安の32,147.76ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは。やや上昇し、暫定値ながら前日比0.030%上げて4.082%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計では原油在庫が減少したことから買われ、前日比1.63ドル高の90.00ドルで引けました。
金価格は、FOMCの結果待ちで横ばいとなり、前日比0.3ドル高の1650.0ドルで取引を終えました。時間外では、パウエルFRB議長の発言から米利上げ観測が強まったことから売られました。
為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン後は、一時強いADP雇用者数に137.38近辺まで上昇する場面もありましたが、基本的にはFOMCの結果待ちとなり、147.00~20近辺での横ばいが続きました。日本時間3時となり、FOMCの結果発表となり、予想通り0.75%の利上げとなりましたが、声明の文言を、市場では引き締めペースの減速を示唆するものと捉えて売りが殺到し、145.68近辺まで急落しました。しかし、パウエルFRB議長は記者会見で、「政策金利の最終的な水準は従来の予想より高くなるだろう」と述べたことから反発となり、147.97近辺をつけました。
EUR/USDは、0.9975近辺まで上昇後、0.9823近辺まで反落しました。
EUR/JPYは、145.10~60近辺でもみ合いでした。
私は、1時間足でも、日足でも、月足でも、要はどの期間でも、5、10、25、90、200の各単純移動平均線を見ています。
いつ見ても、これらの移動平均線は、レジスタンスなり、サポートになって、実勢値をピタリと止めてしまうのには、感心させられます。
もちろん、いったんはピタリと止まっても、その後抜けていくこともありますが、少なくとも素通りすることは、まずありません。
また、私の選んでいる期間が、絶対のものではなく、たとえば7と55とかでも良いと思います。
要は、各自のお好みで良いと思います。
ただし、いったん期間を決めたら、継続的に見ることが大事です。
ところで、移動平均線でピタリと実勢値が止まることには、いつも不思議を感じます。
たとえば、200ヶ月といった長期の移動平均線が、実勢値を止めてしまうこともあり、その不思議さには、神秘さすら感じます。
尚、なぜ、単純移動平均線を使っているかと申しますと、単純が一番だと考えているからです。
日本時間明日3時には、FOMCの結果発表がありますので、様子見で良いと思います。
ドル/円は、買い下がってしまったようで、下げ止まりません。
ドル/円は、実需買いが出る分、買い気と見ています。
ドル/円は往って来いとなり、レンジ相場であることが確認されました。
ニューヨークダウは、FOMCを控えて様子見となり、前日比79.75ドル安の32,653.20ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ほぼ横ばいで、暫定値ながら前日比0.010%下げて4.067%で引けました。
原油価格は、中国のコロナ規制緩和の臆測から買われ、前日比1.84ドル高の88.37ドルで引けました。
金価格は上がり、前日比9.0ドル高の1649.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前、ロンドンのアーリーバード(早起き鳥、転じて早出組)よるロングリクイデーション(ロング筋を売り下げて投げさせるロンドンの得意技)が行われ、ロング筋のストップロスを巻き込んで、一時147.65近辺まで急落しました。ロンドンオープン後、改めて売りは強まり、執拗に売りは続き147.00近辺をつけました。ニューヨークに入っても、安値圏でのもみ合いが続けましたが、発表された米求人件数が予想外の増加となったことを受けて反発し、148.34近辺まで戻し、横ばいとなりました。
EUR/USDは、0.9953近辺から0.9853近辺まで下げ、その後0.9886近辺まで戻しました。
EUR/JPYは、146.00~70近辺での上下動に終始しました。
私が、ニューヨークにいた頃、ダイレクトディールという銀行同士がブローカー(仲介業者)を介さず、直接ディールする場合、ドル/円では10百万ドルが一般的なサイズでした。
10百万ドル(10本)のスプレッドは、5pipsが普通でした。
したがい、顧客から1億ドル(100本)叩かれると、最低10行を呼ばなけれなりませんでした。
こういう時に、なぜブローカーを使わなかったかと言いますと、ブローカーを経由すると、大口の取引が発生していることが、瞬く間に、他の銀行にも知れてしまうためで、水面下で、静かにまた速やかに処理してしまうことが自分の身を守ることにつながるからでした。
そんなダイレクトディールでの、エピソードです。
確か、顧客に1億ドル叩かれた時のことだと思います。
水準は、たとえば、148.05-10とします。
顧客にプライスを05-10で出すのと、同時にアシスタントたちが、他の銀行を一斉に呼びました。
顧客は、148.05で売ってきました。
叩かれるのと同時に、他の銀行がプライスをこちらに出してきました。
プライスは、どの銀行も、(148円の)05-10(ファイブ、テン)で、アシスタントが揃って、私に、「ファイブ、テン」と叫んできましたので、彼ら全員のファイブを叩いて売りました。
そして、一段落したところで、売った本数を確認すると、10百万ドル足りないことがわかりました。
アシスタント各自に、本数を再確認したところ、ひとり、自分は売っていないというアシスタントが出てきました。
「でも、プライスを叫んでいたじゃないか」と尋ねると、「いえ、自分はあなたの内線電話510(ファイブ、テン)が鳴っていることを伝えただけだ」というではありませんか。
これには、空いた口がふさがりませんでしたが、今となれば、懐かしい思い出です。
ドル/円は、買い下がってロングにになっていることをロンドンに見破られて、売り込まれています。
ドル/円は、仲値決めに向けて出た実需筋の買いに向けて投機筋が売っていますが、ショートになるだけだと見ています。
ドル/円を売ってきていますが、ショートになるだけだと見ています。
政府・日銀の介入は、結局マーケットに介入警戒と介入期待を植え付け、マーケットポジションをショートにさせてしまっているようです。
ニューヨークダウは、FOMCを控えて利益確定売りが優勢となり、前日比127.40ドル安の32,734.40ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.075%下げて4.085%で引けました。
原油価格は、発表された中国のPMIが悪化したため需要懸念から売られ、前日比1.37ドル安の86.53ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが売られたのに連れて下げ、前日比4.1ドル安の1640.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンがオープンすると、買いが強まり、148.69近辺まで上昇しました。ニューヨークオープン後、一時なんちゃって介入(仕手筋の疑似介入)に148.43近辺まで下げる場面もありましたが、さらに買いが強まり148.84近辺をつけました。その後は、利食い売りも出て148.53近辺まで緩み、148.70近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、0.9936近辺から0.9873近辺まで下げました。
EUR/JPYは、147.74近辺から146.71近辺まで下げました。
ファンドなど、いろいろなプロダクツ(投資対象)で運用しているところでは、あるプロダクツで損失が出ると、他の利益の出ているプロダクツを売って利益を出して、損失を穴埋めすることは、決して珍しいことではありません。
この損失の出ているプロダクツと、利益が出ているプロダクツを同時に手仕舞うことで、損失を減らす、あるいは利益に持っていくことを、合わせ切りと言います。
過去に、合わせ切りで有名だったのは、2008年のリーマンショックの時で、米国株が急落して損失が膨らんだファンドが、利益が出ていた円キャリートレード(高金利通貨買い低金利の円売り)を手仕舞うことで、損失を穴埋めしようとしました。
この時に実際におきたことは、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPYなどクロス円が、軒並みプライス度外視で売り込まれ、大暴落となりました。
こうなると、クロス円は全般に流動性が低いことが露呈し、もうクロス円としては、マーケットではカバー(手当て)できず、たとえば、NZD/JPYを売るには、ドル/円とNZD/USDを同時に売ることしかできませんでした。
ドル/円は流動性の高い通貨ですので、それほど問題にはなりませんでしたが、NZD/USDは流動性が低く、とんでもないレベルでしかカバーがとれない有様でした。
平時であれば、クロス円もそれなりにプライスがありますが、有事には深刻な流動性不足となり、思うようにはカバーがとれないというリスクがあることを、十分了解しておく必要があることは忘れてはなりません。
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