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2023/02/28

相場は生き物

年の初めに、今年の相場はどうなると考えることは、当然だと思います。

しかし、それがマーケットのコンセンサス(複数の人の合意や意見の一致)になってくると、相場の上では要注意です。

つまり、大勢意見になっていくということです。

特に、年の初めは、ある意味気合がはいっていますから、盲目的ともいえる「こうなる」という決め打ちにマーケット全体の考え方がなりやすくなります。

しかし、ここでよく考えてみてください。

相場とは、生き物であり、それを構成する要素は、どんどん変わります。

新しく入ってくる要素、消えていく要素、変わらず残っている要素などによって、相場は似て非なるものになっていきます。

ですから、相場は「こうなる」と決め打ちすること自体、危険なことです。

たとえば、昨年の年初に、その年にドル/円がピーク時に37円も上がると予想した人がどれだけいたでしょうか。

むしろ、それまでの5年間の値幅17円に、今年も収まるのではないかという見方の方が強かったのではないでしょうか。

それが、昨年2月24日にロシアのウクライナ侵攻という新しいファクターが入り、そして3月16日の米FOMCでそれまで0.00~0.25%にあった政策金利の引き上げを開始し、12月には4.25から4.50%にまで引き上げられました。

この二つの新しい要素だけでも、政治社会経済情勢は大きく変化し、それによって相場も変化しました。

そして、今、2023年のスタート点で、今年の相場がどうなると決め打ちすること自体にどれほどのものがあるかと言えば、単にこれまでを振り返り、これまでのレールに沿って考えれば、こうなるかなということぐらいでしかないと思います。

そうは言っても、先行きに対する目安としての予測は必要です。

そして、2月末の現在において、既に当初の見通しとは変質してきています。

従って、大事なことは、常に予測は、現実との間に乖離が生じるものですから、何度も見直し調整する必要があるということです。

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長い目でジリ高続く

ドル/円の4時間足チャートを見ますと、2月3日からのジリ高は継続中です。

実需の買い対投機の売り

仲値決めに向けて実需の買いが出て、それに対してシンガポール・香港の投機の売りが出ていました。

今日もまた

シンガポール・香港は売ってくるかと思うと頭が痛くなりますが、実需のドル買いも、また淡々と出るものと思われます。

高止まりは続く?

ドル/円は、高止まり状態が続きそうです。

ドル/円高止まり

ニューヨークダウは、米長期金利の上昇が一服したことを受けて買われ、前週末比72.17ドル高の32,889.09ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.021%下げて3.928%で引けました。

原油価格は、主要中銀の利上げが長引く見通しが嫌気され、前週末比0.64ドル安の75.68ドルで引けました。

金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前週末比7.8ドル高の1824.9ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、再び調整狙いの売りが強まり、136.00近辺まで下げたものの、下げきれず反発となり、136.44近辺をつけた後は、136.20~30近辺で横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、発表された1月の米耐久財受注・速報値が予想より悪く、135.92近辺まで売られたものの下も固く、136.30近辺まで反発後は、136.10~30近辺で横ばいとなりました。

EUR/USDは、1.0550近辺から1.0619近辺に上昇後は、1.0610近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、143.77近辺から144.54近辺まで上昇しました。

チャートを見るポイント 動くタイミングを探る  

相場の方向性を探ることは、もちろん大事ですが、ではいつ動くのかを探すのも、大変大事です。

方向は合っていても、タイミングが合わず、損切らされた後、狙っていた方向に行くというのはありがちなことです。

それでは、どうやってタイミングを探すかですが、ひとつには、移動平均線から見る方法です。

複数の移動平均線が収束して(集まって)きた時に動くタイミングがやってきます。

具体的に、私が見ているもので申し上げますと、5、10、25、90、120、200の移動平均線を通常見ています。

このうちの、少なくとも3本がかなり収束してくると、動きやすくなってきます。

別の方法としては、ボリンジャー5(期間:5、偏差:2)です。

通常、ボリンジャーバンドは、期間を20とか21にしますが、これを5にします。

そして、上下のバンドが収束した後、水平になると動くタイミングが近づいていることを示します。

ただし、移動平均線でも、ボリンジャー5でも、タイミングはわかっても方向はわかりませんので、ご自身の相場観か、別の分析ツールの併用が必要になります。

また、マーケットの大勢の見方の裏目に相場は動くものですから、マーケットの大勢の見方を推理することが大切です。

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2023/02/27

誤解は多い

日本にいて、海外のことがほとんどわかっていないように、海外も日本のことはよくわかっていません。

情報も、最近でこそ、SNSによって一次情報を入手することはできるようになってきてはいますが、まだまだ一般的には、マスコミが取捨選択して、さらに加工した情報しか目に入ってきません。

したがって、海外と日本がお互いに誤解し合っていることがたくさんあります、

相場の世界でも、その傾向は大きく、特に、昨年の急速なドル高円安には、海外勢は全くついてこられず、なにかと言えば、相場が一方向に上がり続けるなら、必ず調整があるとばかりに叩き売ってきました。

しかし、原因は、実需のドル不足のドル買いであり、ドルを買い続けていることによって上昇トレンドができていたため、思ったようには下がりませんでした。

それは、地球の裏側のロンドンやニューヨークでの誤解に止まらず、同じアジアであるシンガポールや香港でも言えることです。

また、日銀の金融政策に対しても、海外が引き締めているのだから日本もそれに同調すべきだといったおしつけがましい意見や、それに止まらず実力行使をしてくる有様です。

それだけに、日本は独立性を保って、日本のためになる行動をしなくてはならないと思います。

そうでないと、日本が単に利益をむしり取られる場になってしまいます。

列強各国という言葉があり、欧米がアジアや中東やアフリカから搾取していた時代があったと歴史では言いますが、それは実はまだ現実にも残っています。

私が、一度東京にある円金利スワップという金融商品の仲介業者のディーリングルームを訪れたことがありました。

そこには、欧米人のトレーダーがほとんどで、日本人は一握りでした。

日本の円金利をつかった商品を扱う東京のオフィスでこれなんですから驚きました。

つまり、そこで上がる収益の多くが、海外に流出していくわけです。

ですから、よっぽど気張ってかからないと国益は守れないと思います。

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高所恐怖症に注意

ドル/円は、先週金曜の急騰後、高止まりしていますが、こういう時に高いからと言って値ごろ感から売ると、むしろショートになって上がりやすくなりますので注意が必要です。

ロングとは思えないが

9時54分の仲値決めが終わるや否や、待ってましたとばかりに、シンガポール・香港が売ってきました。

買うことはできない?

シンガポール・香港勢は、また調整狙いのドル/円の売りになる可能性はあります。

チャートを見るポイント 5日移動平均線  

私は、5日移動平均線を、非常に重視しています。

この短期の移動平均線は、たとえば、相場が上がり続ける限り、その上昇トレンドをサポートします。

特に、5日移動平均線の上昇角度が鋭角であればあるほど、サポートしては強く、たとえ下押しされても、跳ね返し、上昇トレンドは継続します。

ですから、この移動平均線が鋭角的であるかどうかを確認することは、大変重要です。

もしも、日々線の上昇が伸びなくなったら、要警戒です。

つまり、上昇が滞るようになると、5日移動平均線の角度も、徐々にフラットになり、そして、日足の実体(寄り付きと引け値の間の太い部分)で割り込んくると、反落のリスクが高まります。

言い換えるなら、5日移動平均線がフラットないし下向きになり、ニューヨーククローズか東京オープンが5日移動平均線を下回ると、急落する可能性が極めて高くなります。

ここでは、日足で見てみましたが、1時間足であろうと、週足であろうと、5という移動平均線は大変役立つと思いますので、良く見てみてください。

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本日は27日

本日は27日で、25日が土曜日だったため、5・10日(ゴトウビ)振替日で、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

2023/02/26

Weekly Report(2023/02/26)

□□ 今週の注目点 --------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、上値トライは続くのでは
2.EUR/USD、目先はサポートも
3.GBP/USD、目先サポートはあるが
4.クロス円は、主に上昇傾向か

--------------------------------------------

【1.ドル/円、上値トライは続くのでは】の要点

・ 200 日移動平均線が目先のレジスタンス
・ ただし、ドルは全般的にドル高方向
・ ドル/円に限って言えば、実需のドル不足のドル買いは、引き続き平日なら毎日出ている

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チャートを見るポイント もうひとつの窓 

通常、窓というのは、金曜のニューヨーククローズと月曜のシドニーの間で開くギャップのことを言います。

一般に、窓は埋まる傾向にあります。

しかし、それだけではなく、もうひとつの窓があります。

この窓というのは、大陽線、大陰線、連続陽線、連続陰線の窓が出現したことを言い、特に1時間足で出現した場合に、その効果が良く出ます。

その効果とは、たとえば、大陽線が1時間足で発生し、その後高値圏を形成しながらも、上がり切れないとき、この大陽線という窓に相場が引き寄せられる傾向があります。

大陰線で申し上げますと、大陰線が1時間足で発生し、その後安値圏を形成しながらも、下がり切れないとき、大陰線という窓を埋めようと上昇することが良く見受けられます。

これらは、あくまでも現象であって、なぜかとお尋ねいただいても、お答えはできません。

ただし、結構な確率で、この窓埋め(リターンエース)が起きますので、特に1時間足で大陽線あるいは大陰線が出現したら、意識しておかれることをお勧めします。

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2023/02/25

ミズラン(Mizlin)Part305:ホテルオークラ京都[ホテル]

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。

ホテルオークラ京都
住所:京都府京都市中京区河原町御池
電話:075-211-5111

意地が悪いようですが、美味しいところや良い宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

大好きなホテルです。

何が好きかと問われれば、働いてる人たちが本当に誇りを持って働いるところです。

最初に泊まった時の、部屋に案内してくれた若い女性ポーターの溌剌とした明るくて丁寧な応対に感激しました。

昔の言葉で言えば、良く教育されたとでも言うのでしょうが、そんな古臭いものでなく、もっと自発的なこのホテルで働いていることへの誇りを感じました。

以来、京都の常宿にしています。

部屋は、いつも東山側をとっています。

室内も、十分ゆったりしていて、居心地が良いです。

立地的にも、京都のど真ん中にあって、どこへ行くのも便利です。

朝食でお気に入りは、和食の「入船」です。

本当に旅先の朝食は、不思議なくらい美味しいですが、こちらの朝食は一段と美味しくて食べ過ぎてしまいます。

中学、高校の修学旅行が、両方とも京都で、その頃から京都にはまりだし、大学時代は高校時代の同級生が京都の大学に進んだため、皆で遊びにいったり、なにしろ京都の寺社仏閣巡りと供されるいろいろな料理が大好きです。

ロンドンで英語のプライベートレッスンを受けたヘレンの家族とも行きましたし、ドイツの銀行にいた時は、大阪で開催されたワールドフォレックス大会(プロディーラーの世界的な親睦団体の世界大会)に参加したフランクフルト本店のドイツ人ディーラー達を引き連れて、京都を案内したこともありました。

世間では、京都人は腹黒いとか言いますが、私にとっての京都はたまらない魅力に満ち溢れた都です。

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インフレ懸念再燃

ニューヨークダウは、インフレ高止まりで米利上げ継続が警戒されて売られ、前日比336.99ドル安の32,816.92ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.093%上げて3.974%で引けました。

原油価格は、ロシアが3月から実施する原油の減産による需給の引き締まりを意識され、前日比0.93ドル高の76.32ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比9.7ドル安の1817.1ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったんは134.51近辺まで押しましたが下げきれず、その後は、ドルが全面高となったこともあり、ジリ高となり135.69近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表されたPCEデフレータは予想を上回る強さでFRBのタカ派姿勢を裏付ける内容となりました。ただ。同時に発表された米個人所得が予想より弱く、一時135.20近辺まで押す場面もありましたが盛り返し、136円台に乗せ、136.51近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、1.0576近辺から1.0537近辺まで下げました。

EUR/JPYは、一時143.07まで下げましたが、買いが盛り返し144.00をつけました。

チャートの見方 導入編  

これから、私のチャートの見方について触れていきたいと思います。

今回は、その導入部として、私にとってのチャートとは、何かについてお話ししたいと思います。

私は、もともとテクニカルから相場を見るようになりました。

見ていけば、見ていくほどに、チャートに魅了されました。

例えば、実際に何かが起こる前に、チャートが何かが起こるとサインを送ってくることがあり、神の手を感じることがありました。

確かに、そうした神秘的なチャートの一面を、今も否定するつもりはありません。

ただ、チャートは、それだけではないことも、わかってきました。

もっと、人間臭い一面がチャートに映し出されることがあります。

たとえば、ヘッドアンドショルダーやダブルトップなど、非常にポピュラーなチャートのパターンができてくると、多くのマーケット参加者がそのことに気づき、そうしたチャートパターンが完成した後、一般的に言われている方向に向かってポジションを前もって持とうとします。

その結果、ポジションが一方に大きく偏り、相場は反転し、ロスカットがついてから、行くべき方向に相場が動くということはよくあります。

したがって、チャートを見るには、マーケット心理を読まなくてはならないことがよくあります。

これから、お話ししていきますが、こんな感じでお話しできればと思っています。

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2023/02/24

投機筋の性(さが)

ドル/円で、海外勢は、高所恐怖症になっているのか、高いところを買うのは気が引けて、調整狙いの売りを繰り返すことが多いです。

そこに、投機筋の性(さが)があります。

つまり、一本調子に上がってきた相場は、必ず調整があると考えるわけです。

本来上げの調整とは、マーケットが先高感から買って実際にロングになっているからこそ、調整の下げがあるものを、ロングになっていないマーケットで、調整狙いで売ったところで、マーケットはショートになるばかりで、結局、ある程度は下げても、上に戻してしまいます。

この理屈が、プロのトレーダーですらよくわかっていないところがあります。

いわんや、現在の平日なら毎日仲値決めに向けて出ている実需のドル不足のドル買いなど、海外投機筋にとってみれば、ピンと来ていないわけで、ただ力任せにドル売りを繰り返しているだけです。

しかし、そうして繰り返して売ってみても、ショートにもなりますし、そして、オーバーナイト(一夜越し)をすれば、スワップポイントも払わなければならず、結局は買い戻さなければなりません。

ことほど左様に、相場には、往って来いの投機のレンジ相場と、実際に資金が一方向に流れたことによるトレンド相場との区別がついていないマーケット参加者が多く、言い換えれば、その区別ができるのであれば、相場をそれほど見誤ることもないということです。

今の例のように、物事の基本がわかっているか、わかっていないかの差は大きく、そのために実際に儲かり方が違ってくるわけです。

だからこそ、年寄りは、「基本に忠実に」と繰り返すわけです。

何事も、経験を積めば積むほど、基本に忠実になっていきます。

なぜなら、それが合理的で、かつ安全だからです。

その点を、十分ご理解いただければと思います。
(メルマガコラムから)

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トレンドレス

ロンドンは、2月始めの強い米雇用統計で、月初めからやられてしまって元気がないのかもしれません。

[2/24]FX経済研究所出演

02/24(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【ドル円上昇の背景YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

投機筋の宿命

淡々とした植田氏の質疑にも関わらず、海外投機筋はひたすら売っていますが彼らは、売れば必ず後で買戻しが必要です。

海外投機筋はまた

今日もまた、シンガポール・香港勢は、ドル/円を売ってきそうです。

植田シフト

今日午前の国会での「日銀総裁候補の植田氏の所信聴取」については、マーケットは、植田氏の発言の言葉尻を捉えて、材料にしようとしているところがあることは確かで、不用意な発言をしたら、一時的にでもドル/円は売られる可能性があります。

植田氏に関心移る?

ニューヨークダウは、自律反発を見込んだ買いが出て、前日比108.82ドル高の33,153.91ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.044%下げて3.879%で引けました。

原油価格は、ロシアが原油の減産を強化する可能性があると伝わって買われ、前日比1.61ドル高の75.56ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ前日比-11.1ドル安の1830.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、静かのマーケットの中、ジリ高となり、135.07近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表された米第4四半期実質GDP・改定値は、予想より低かったものの、その内容の中のPCE(インフレ指標)が強かったためドル買いが強まり、135.36近辺をつけました。しかし、その後、翌日に控えた国会での植田日銀総裁候補の所信聴取を睨んでか円買いにシフトし、134.49近辺まで反落し、134.65近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0621近辺から1.0578近辺まで下落後、1.0602近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、143.51近辺から142.57近辺まで下落後、142.75近辺に落ち着きました。

相場の勝者(平常心こそ極意)  

相場の下では、男性であろうと女性であろうと、年配者であろうと若手であろうと、またどこの国籍の人間であろうと、どの民族であろうと、誰にもが勝者になるチャンスがあります。私は、その点が好きです。

勝者になるために必要だと私なりに思うことは、冷静であること、柔軟であること、思い切りがいいこと、割り切りがいいこと、そして、ほどほどを知ることだと思っています。

ひとたび勝っても、それが継続できるかどうかは、欲張らないこと、つまりはほどほどを知るということだと思っています。

勝って気が大きくなって、さらに儲けようとする気持ちは良くわかります。しかし、そこは、勝って兜の緒を締めよで、逆に謙虚になるべき時だと思います。

負けた時、悔しい気持ちも、早く取り返したいと思う気持ちも、相場に乗り遅れたくないと思う気持ちも良くわかります。しかし、そこは、頭を冷やし、煩悩を捨て去るために休むことが肝心です。

相場は、精神修養の場であり、自分自身の欲望との闘いの場だと言えます。

平常心こそが、相場に勝つための極意なのではないかと、個人的には考えています。

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2023/02/23

根気と静かな熱意

リスクに対してある意味本能的に警戒心が強いです。

それが、臆病かと問われたら、ある意味そうかもしれませんし、そればっかりでもないと思っています。

やはり、一番してはいけないことは、油断するということだと思っています。

全く脇の甘い状態で何かが起こり、取り返しのつかないような損失をすることが嫌です。
その失敗をしたら、この相場の世界で40年生き残ってきた自分自身が許せません。

そのためにも、常に全身から気配を感じようとしています。

特に、背中に悪寒が走った時は、緊張します。

そういう時は、ゆっくりとあたりを警戒しながら、後方を確認しています。

また、トレードをしながら、売り圧力が強いと右前頭部に上から圧を感じますし、買い圧力が強いと右下の後頭部に下からの圧を感じます。

要は、全身で警戒しています。

また、なにかが気になり始めると、必ず確認することにしています。

それでも、たとえば、車の右後方の死角に車がいたことに気づけなかった時は、非常に後悔します。

海外の町にいるときには、できるだけその町に溶け込むように意識しています。

景色の中に溶け込めば、リスクは軽減されます。

そして、何事も結果を急がないようしています。

むしろ、なにかを達成しようとするなら、年単位の時間をかけるつもりでやるようにしています。

印象に残った逸話としては、昔、ドイツにブラント首相という有名な首相がいましたが、彼の側近が東側のスパイだったことが発覚したことがありました。

調べていくと、彼は、20年がかりでブラント首相の信頼を得て側近になったそうです。

なにかを達成するには、それぐらいの根気と静かな熱意が必要です。

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ドル売りから

最近のロンドンは、ドル売りからしか入ってきません。

ショートか

ドル/円は、15分足で見ますと、右肩上がりの対角線状になっていて、ショートだと思われます。

売りたそう

シンガポール・香港勢は、ドル/円を売りたそうです。

今日は天皇誕生日

東京マーケットは休場ですので、仲値決めに向けての実需のドル不足のドル買いは出ません。

FOMC議事録

ニューヨークダウは、前日大きく下げた後で押し目買いが入りやすく下値は堅く、前日比84.50ドル安の33,045.09ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.057%下げて3.896%で引けました。

原油価格は、米国など主要国の利上げ継続観測が重荷となり、前日比2.41ドル安の73.95ドルで引けました。

金価格は、FOMC議事録まちで小動きとなり、前日比1.0ドル安の1841.5ドルで取引を終えました。時間外で、FOMC議事録を受けて、EUR/USDが下げたことを受け、売りを誘いました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売り仕掛けが強まり、134.60近辺まで下げました。売り過ぎで、いったんは134.99近辺まで反発したものの、再び売りが仕掛けられ、134.37近辺をつけました。ニューヨークオープン後、再び下値を試し、134.40近辺をつけたものの下げきれずジリ高となりました。その後、FOMC議事録が発表され、数名のFOMC委員が0.50%ポイント利上げが好ましいまたは支持できると言及していたことが明らかになると買いが強まり、134.98近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、1.0660近辺から1.0599近辺まで下げました。

EUR/JPYは、143.42近辺から143.05近辺まで下げた後は横ばいでした。

mature(マチュア)(一相場の終わり)

mature(マチュア)は本来的には、(生物が)生育しきったとか、(果物が)熟したといった意味ですが、マーケットでも、「この相場は、マチュアしている。」といった使い方をします。

その意味は、「相場が若い」(始まったばかりの相場)とは対極で、一相場の終わりが近いあるいは終わっているという時に使われます。

つまり、一相場をやるだけやってしまったという状態で、いくら今までのトレンドをフォローするような材料が出ても、反応が鈍かったり、場合によっては、逆に反応してしまうことすらあります。

ポジション的に言えば、今までのトレンドに乗ってできたポジションがもう一杯一杯になっていて、それ以上に新規のポジションを受け入れる余地がなくなっている、いわゆるパンパンの状態で、こうなると残された道は、ポジションが減らす方向しかありません。

ポジションの減らす方向にも、短期間に爆発的にポジションが減少するロスカットの集中の場合と、長い時間を掛けて揉み合いながら解消していくレンジ相場とに分かれます。

ロスカット集中型は、短期的な痛みが伴うものの、早期に新しいトレンドに入る回復力が相場自体にありますが、長い時間を掛けてレンジを形成しながら揉み合う場合、短期的な痛みは伴わない反面、長いレンジ期間を要することになります。

私は、個人的には、痛みを伴ってでも、早く回復するほうが好きです。

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ちょっと例が相場から外れますが、私がニューヨークにいた1990年代前半、世界最高クラスの銀行である、ニューヨークに本店をおくシティバンクが、経営難に陥り株価は暴落、いつ倒産するかという噂が飛び交うまでになりました。

そのときシティが取った手は、売れるものなら、本店ビルからなにから売りまくり、倒産が噂された翌年には、黒字転換するまでに、まさにVの字カーブの回復を達成しました。

これは、トレーディングでも同じだと思います。自分のポジションは可愛いからと苦しみながらも、相場の回復を待つよりも、ロスカットによって一時的な痛みを伴うけれども、次のことが出来るチャンスを持つほうが選択肢が広がると思います。

相場は、これ一回限りではありませんので、ひとつのことに固執することはないと、個人的には思います。

2023/02/22

極めることはない

この前、以前に公開した動画へのお客様からのコメントを、読み返してみました。

大変うれしいお言葉を頂き、作った側としましても、大変うれしく思いましたが、同時にご感想を読みながら、内容の更新と新しく発見したことを改めて発信しなくてはならないことを痛感しました。

それは、やはり相場は生き物で、常に変化しており、たとえば「相場の時間割」にしても、特にロンドンなど、これまで冬時間で17時30分頃に方針が決まって動き出すと見ていたのが、どうも実際に合わなくなってきています。

一方、一時停滞していたニューヨークが息を吹き返し、むしろ最近では相場のリード役になることが多くなっています。

また新しくわかってきたこともあります。

たとえば、ロンドンは非常に統率が取れた動き方をしますが、どうも上で指摘しました17時から17時30分の間に、実力者同士の力のぶつかり合いによって方針決定の主導権、言い換えればだれの意見に従うのか、実際に相場で激しく売買して勝った実力者に決めている形跡があります。

また、すでに皆様にはお伝えしていますように、シンガポール・香港勢が、アジアタイム活発に動いていることもわかってきました。

こうして事情がさらにわかってくると、相場で何が起きているのか、あるいはこれからどうなる可能性が高いかがわかってきて、より精度の高い予測ができます。

要するに、情報のアップデートは常に必要だということです。

したがって、なんでもわかっていると胡坐をかいていると、いつのまにか裸の王様になってしまいますので日ごろの精進は欠かせないし、極めたと思った瞬間から後退は始まるということです。

ですから、常に好奇心を持って、相場に臨まなければならないと改めて思った次第です。
(メルマガコラムから)

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実需の円売りは続く

ロンドンも、どうしてこう安定的にドル/円が上がってくるのか、本当のところは分かっていないと思います。

反転

シンガポール・香港勢は、9時54分の仲値決めに向けて売り下げてきましたが、逆に実需と思われる買いに反転してきています。

円全面安

根底には、実需のドル不足のドル買いがあると見ています。

ドル/円上昇基調

4時間足で見ますと、ドル/円は、ジリ高を続けています。

米長期金利上昇

ニューヨークダウは、米小売り大手の決算や見通しが予想を下回ったことに加えて米長期金利上昇が嫌気され、前週末比697.10ドル安の33,129.59ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.115%上げて3.943%で引けました。

原油価格は、米欧の利上げ懸念から売られ、前週末比0.18ドル安の76.16ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前週末比7.7ドル安の1842.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、さらに買いが強まり、一時134.84近辺をつけました。いったん、134.44近辺まで下押しされたものの、買いはぶり返し、ニューヨークオープン後、FRBの利上げ期待から買われ、135.22近辺をつけました。その後、いったん134.68近辺まで下げた後は。134.90近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0644近辺から1.0698近辺まで上昇後、1.0638近辺まで下げました。

EUR/JPYは、143.60近辺から144.16近辺まで上昇後、143.54近辺まで下げました。

市場の洗礼(市場に語り掛ける姿勢が必要) 

新しい中央銀行総裁や財務相などが決まると、市場がお手並み拝見とばかりに、挑んでくることがあります。

あのマエストロと呼ばれ、後年市場関係者の尊敬を集めたグリーンスパン(当時)FRB議長ですら、着任2ヶ月目にして、ブラックマンデーと呼ばれる株の大暴落という市場の洗礼を受けました。

大暴落のきっかけは、ドイツのブンデスバンク(中銀)がインフレ懸念から利上げをしようとしたのに対して、米国側が、ドイツに利上げ撤回を求めたことから、市場は米独の不協和音に不安を持ち暴走したためでした。

しかし、グリーンスパン議長は、間髪入れずに、市場に大量の流動性を供給したことから、被害を最小限にとどめ、そして、市場から羨望のまなざしを一手に受けることになりました。

その後、グリーンスパン議長は、前もって、市場にこれからやろうとしていることについて説明して、市場の理解を求めることに腐心しました。

このため、市場の暴走は、グリースパン議長任期中は影を潜めていました。

しかし、リーマンショックに至るころ米財務長官だったポールソン氏は、市場への根回しもないままに、突然場当たり的な政策を何度も発表したことから、マーケットは驚きそして怯え、暴走することになりました。

このように、通貨当局の対応ひとつで、市場は従順にもなれば、凶暴にもなりますので、まずは当局が市場に語りかける姿勢が必要だと思います。

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2023/02/21

あとはきっかけ?

ドルは全体的に動こうとするタイミングに入っていることは、日足の短線(短いロウソク足)が横に連続していたり、ボリンジャーファイブが収束したりしていることから、テクニカル的には示唆されています。

相場の狩人

”Just wait and see the market.”

この言葉を、何回、ロンドンのディーラー達から聞いたことか。

意訳すれば、「様子見する」ことです。

しかし、この英語をもっと、分解して見てみると、まず「wait」は、「待つ」ということですが、相場がどうなるかわからないのであれば、まず「待つ」ことが大事だということです。

そして、「See the market」は、「マーケットをよく見る」言い換えれば、「マーケットを観察する」ということです。

従って、「Just wait and see the market.」を通してみれば、「まさに待って、マーケットを観察する」ということになります。

つまり、なにも相場がわからないからといって、ボーっと相場を見ていろということではなく、一歩下がって相場をよく観察することが大事だということです。

豹が獲物を狙う時、重心を下げ、息を殺して獲物の動きを追い、そしてここだという隙ができた瞬間に飛び掛かり仕留めます。

相場における狩人もまた、同じだと思います。

静かに待つことは、はた目にはなにもやっていないように見えても、本人は獲物から一寸たりとも目を離さないわけですから、それはそれでかなりの集中力が要ることだと思います。

そして、ここだというタイミングを逃さずエントリーして、利が乗れば手仕舞うということで、待って観察する「様子見」とは実は、渾身の力がいることだと思います。

実際的には、そうそう四六時中、満身に力を込めていることは疲れてしまうでしょうから適当にメリハリをつけることになりますが、見逃してはいけないポイントを整理して観察することが大事だと思います。

事あるごとに申し上げますが、断片的な情報からイメージを膨らませてわかったと思うのではなく、対象とするものを実際に観察することによって、習性やパターンを知ることは、トレーディングの世界で生き残っていくためには大変重要なことですので、是非実践されてください。
(メルマガコラムから)

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実需は買ったら取引完了

シンガポール・香港勢は、実需の買いを飲み込んで下げたはいいけれど、買いが投げてこないので泡を食って買い戻しています。

予兆

テクニカル的には、相場が変動する可能性が示唆されています。

依然上げは否定されていない

ドル/円は、依然として5日移動平均線にサポートされ、上げは否定されていません。

ニューヨーク休場

米国はプレジデンツデーで祝日で、ニューヨークダウ、米国債、原油、金は休場でした。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、最初は売りが先行したものの下げは限定的で、その後反発となり、134.36近辺をつけました。しかし、上値も重くジリ安となり、133.96近辺まで下げ、その後は、安値圏で横ばいでした。休場のニューヨークの時間帯になると、それでも相場は動き、133.92近辺まで下げた後はジリ高となり、134.27近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.0671近辺から1.0693近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、143.03近辺から143.46近辺まで反発しました。

待てるようになること(なかなかできないこと)

父が他界してからかれこれ経ちますが、生前父から聞いた言葉を思い出す機会を得ました。

過去、父に言われた言葉の中で、一番「なるほど」と思った言葉は、トレーディングにも役立つと思いましたので、ご披露したいと思います。

私が学生時代、夏休みに帰省して、免許証を取得しようと、毎日自動車学校に通いました。

そして、めでたく仮免が取れ、父に助手席に乗ってもらい、一般道で練習しました。

ある道幅の狭い道路で、対向車とすれ違うことになった時、父が言いました。

「すれ違うことができるかどうかよくわからなければ、自分から車をいったん止めて、相手の車に道を譲るのが一番だ」

確かに、その通りでした。

そして、トレーディングでも、「良く相場がわからなければ、無理に相場に入らず、待つことが大事」だと思います。

この待つということが、実は、なかなかできないことです。

ここで入らないと、儲け損なうという恐怖から、無理して相場に入って、痛い目に遭うことは、良くあることです。

立ち止まって待つことは、余分な損失を出さずに済むだけではなく、相場を冷静に見る時間ができ、収益チャンスにつながるものと思います。

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2023/02/20

ポジション的には軽い?

ドル/円は、買い下がってできたロングはいったん投げて、ポジション的には軽いと見ました。

引力のある世界

ドルが上昇傾向になってきていますが、特に上昇相場では、じっくりと足場を固めながら上がる傾向があります。

つまり、上昇相場はジコジコと上がり、下落相場はストーンと落ちることが良くあります。

これは、全くの自己解釈ではありますが、その理由は、我々は引力のある世界に生きているためではないかと考えています。

上昇相場は、引力に逆らって上がるので、ジコジコとしか上がれず、下げ相場が引力のある世界では放置していても下がるということではないかと思います。

ですので、海外の投機筋が好む売りというのは、ある意味理にかなっていて、簡単に落とせるから売りを好むのではないかと考えます。

しかし、相場が急騰する場合も、事実あります。

これはどういうことかですが、以下の相場川柳を思い出します。

「凄い買い、よくよく聞けばロスカット」

要は、とんでもない上昇をしたのでなにかと思えば、それはショートのロスカット的な買戻しだったということです。

つまり、買いから入った上げはジコジコしか上がらないけれども、ショートから入り下がらないと観念して、買戻しが集中すると、ロケットの上昇のような急角度の上げを見ることになるということです。

尚、もちろん「凄い売り、よくよく聞けばロスカット」もありです。

実は、この相場川柳によって、急騰急落のメカニズムに開眼することになった私にとっては大変貴重なものです。
(メルマガコラムから)

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実需買い出る

5・10日とはいえ、実需のの買いがコンスタントに出ました。

改めてドル高か

ドル高は、週が変わっても否定されていません。

本日は20日

本日は20日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まるものと思われます。

石橋をたたいて渡って、ちょうどいい(慎重であるべき) 

トレーディングとは、投機ではありますが、やはり投資でなければならないと、個人的には思っています。投資である以上は、リターンがなければ投資とはいえません。 

投資の対象とする相場は、もちろん不確実なものです。

しかし、全く不確実か、やや不確実か、中立か、やや確実か、たぶん確実といった度合いに相場を色分けできると思います。

それでは、投資的な投機は、どの水準以上なら入ってよいのかは、個人的には以下のように考えています。

手堅くやるのなら、「たぶん確実」な時にしか、相場に入るべきではないでしょう。しかし、リスクを負う以上、それなりのリターンを求めるのなら、「やや確実」であれば、状況により相場に入ることもありだと思います。

しかし、「中立」以下の状況は、ギャンブルになりますので投資とは言えず、そういう状況では、相場に入るべきではないと個人的には考えています。

相場と長く付き合うには、慎重であるべきだと思います。

また、勝った後あるいは負けた後の「後」は要注意です。勝った後は、気が大きくなり欲も出て、もっと儲けようとトレーディングが大振りになり、折角、手中にした利益を失ったり、負けた後は、損失を取り戻そうと焦るあまりに、闇雲に相場に飛び込み損失を増やすことになりがちです。

ひとつのトレーディングが終わったら、一拍おく、あるいは、休むことが、大事です。

トレーディングは、石橋をたたいて渡って、ちょうどいいと思います。

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2023/02/19

Weekly Report(2023/02/19)

□□ 今週の注目点 -------------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、実需買い VS 投機売り
2.EUR/USD、下がるとは思うものの
3.GBP/USD、下落の可能性
4.クロス円、上昇傾向が主流

--------------------------------------------------

【1.ドル/円、実需買い VS 投機売り】の要点

・実需は買えば取引が完結する一方、投機は売れば買い戻さなければならない
・従って、実需に有利に相場は動く
・ただし、投機筋は短期的には破壊力はあるので、注意が必要

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45対55(意外な事実) 

FX取引では、敗者と勝者の割合は、全体の90%が敗者なのに対して、一握りの10%が勝者だという構図かと、ずーっと思っていました。

ところが、実際は、どうも違っているようです。

米FRBの調査によりますと、45対55、つまり45%が敗者に対して55%が勝者という構図が実際のようです。

今まで、一握りのトレーダーしかマーケットに残れず、多くのトレーダーはマーケットから退場しなければならないものとばかり思っていましたが、そうした固定概念を持つことの危険さを改めて認識しました。

ただ、勝者の儲けよりも、敗者の損失の方が大きいという事実は、忘れてはならないと思います。

やはり、大きくやられれば退場せざるを得ないということです。

負けるにしても、軽傷で済む負け方を覚え、深手は負わないようにする、つまり、相場に固執しないということが大事ではないかと思います。

45対55だと、勝者の55に入るハードルはそれほど高くはないと思います。

相場について良く学び、淡々と相場に取り組んで行けば、良いのではないかと思います。

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2023/02/18

ミズラン(Mizlin)Part304:ちゃんこ大麒麟[ちゃんこ鍋]

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。

ちゃんこ大麒麟(だいきりん)
住所:東京都文京区根津1丁目1-11 根津マンション1F
電話:03-3823-5998

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

食は、下町にありです。

まさに、そんなお店です。

東京メトロ千代田線根津駅から徒歩1分のところにあります。

店内は、カウンター席もありますが、主に掘りごたつ式の席で、ゆったりくつろげます。

メインのちゃんこ鍋の前の、前菜とも言えるものはいろいろありますが、行ったのが冬でしたので、まずは生牡蠣を頂きました。

実に美味しい!

そして、お刺身の盛り合わせ、ひとりづつに分けて出されるところが、また気が利いています。

このお店、本当にお刺身が新鮮で旨味があって、こんなにお刺身って美味しんだと毎回思います。

そして、つくね大串焼です。

これがまた大串の名に恥じない長い串につみれを棒状に包んで、それを表面パリッと中はしっとりと焼き、それにタレがついています。

これが、また何度食べても美味しいです。

そして、とうとうメインのちゃんこ鍋です。

ちゃんこ鍋にも、いろいろな種類がありますが、私の一点買いは、そっぷ味ちゃんこです。

だしが、そっぷ(白醤油)で、上品で旨味たっぷりです。

これに、鶏肉だんご、豚肉、たら、サーモン、カニ、お揚げ、湯葉、しらたき、ねぎ、白菜などふんだんに入り、それは美味しいです。

本当に、ペロッと頂きます。

そして、〆には、うどんをいれて満腹満腹です。

もう、20年ぐらい通っていますが、味は堂々の安定感です。

これからも、よろしくお願いします。

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週末で上げ一服?

ニューヨークダウは、ディフェンシブ株への買いが支えとなり、前日比130.07ドル高の33,826.92ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りはやや低下し、暫定値ながら前日比0.009%下げて3.834%で引けました。

原油価格は、米欧の利上げ継続観測が重荷となって売られ、前日比2.15ドル安の76.34ドルで引けました。

金価格は、先安観強く売られ、前日比1.6ドル安の1850.2ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、135円台を試し、135.03近辺まで上昇後、134.70近辺まで反落しました。その後、再び上値が試され、一時135.11近辺をつけました。しかし、ニューヨークオープン後、バーキン・リッチモンド連銀総裁が「データへの柔軟な対応を可能にするため0.25%の段階的な利上げを支持する」と述べたことからロングのポジション調整の売りが先行し、段階的に、134.06近辺まで下げました。

EUR/USDは、1.0620近辺から1.0698近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、143.08近辺から143.45近辺まで上昇しました。

分からない時は動かない(忍耐の心) 

はっきりとした相場観があるわけでもないのに、ポジションを持っていないと落ち着かなくて、思わず気合で、相場に入ってしまうことはありませんか。

あるいは、ここは引きつけてと思いつつも、しびれを切らせて相場に入ってしまうことはありませんか。

そして、相場に入って見て、相場の中の様子が見えてきて、これは早まったと思うことはありませんか。

どれも、私が実際に経験したことです。

そして、つくづく思うことは、なぜ待てなかったのかということです。

たぶん、逸る気持ちを抑えられなかったということだと思います。

しかし、そのために、余分な苦しさを味わうことになります。

よく分からない時は、何しろ動かないことです。

酒田五法の本田宗久翁も次のように語っています。

「機の熟するまで待つに仁(忍耐の心)こそ肝要」

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2023/02/17

どうする?ロンドン

アジアで相場を作られてしまったロンドンは、昨日に引き続き方向感が出ないかもしれません。

[2/17]FX経済研究所出演

02/17(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【2月もリスクがいっぱいYouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

実需対投機

今日の仲値決めも、実需の買い対海外投機筋の売りの構図だったようです。

ドル高地合いだけに

仲値決めに向けての実需のドル買い効果が強まりそうです。

ドル高基調

ドルは、全般的に上昇傾向です。

ブラード発言の余韻残る

ニューヨークダウは、引けが近くなって、ブラード・セントルイス連銀総裁が「3月FOMC会合で0.50%の利上げを支持する可能性を排除しない」との発言を受けて急落し、前日比431.20ドル安の33,696.85ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.036%上げて3.843%で引けました。

原油価格は、FRBの利上げ継続が米景気の悪化を招くことが懸念されて売られ、前日比0.10ドル安の78.49ドルで引けました。

金価格は、売りが先行したもののその後値ごろ感から買い戻され、前日比6.5ドル高の1851.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売りが強烈に強まり、133.61近辺まで下げました、しかし、その後は、134.00近辺で上を抑えられた一方、下値を切り上げながらのレンジ相場となりました。ニューヨークオープン後、発表された米生産者物価指数はは予想より強く、ドル全面高となり、134.46近辺をつけました。しかし、買い過ぎとなり反落し、133.70近辺をつけました。ところが、引けが近くなって、ブラード・セントルイス連銀総裁が「3月FOMC会合で0.50%の利上げを支持する可能性を排除しない」との発言が飛び込んできたことから、一時134.02近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.0655近辺まで下げた後1.0697近辺まで反発し、そして1.0670近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、143.44近辺から142.89近辺まで下げました。

相手の手の内を暴く(推理することが大事)

最近の相場は、まさしく「相手の手の内を暴く(あばく)」相場だと言えます。

相手をマーケットの大勢に読み替えて簡単に申し上げれば、マーケットの大勢のポジション(手の内)を探り出そう(暴く)とすることが顕著な相場だということです。

マーケットの大勢のポジションを推理することが大事だと、以前から申し上げていますが、相場の方向性がはっきりしない時期は、尚更のこと、マーケットの大勢のポジションを読むことが、マーケットで生き残っていくためには大変重要です。

こうした相場で、重要なポイントは、自分が考えることは、他の多くのマーケット参加者も同じように考えているということを自覚することです。

特に、ダブルトップやヘッドアンドショルダーといった基本的なテクニカルパターンはわかりやすく、多くの参加者がその存在に気づき、同じようなポジションを持ちやすいと言えます。

こうしてポジションが大きく一方に偏るため、テクニカルパターンが示す方向とは逆方向に相場が動きやすくなります。

また、重要指標発表や要人発言に対しても、マーケットの大勢が一斉に同方向のポジションを持とうとするため、本来動くべき方向とは逆方向に相場が動きがちです。

それだけに、重要なことは相手の手の内を読むことであり、そのためには、推理することに十分慣れることだと思います。

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2023/02/16

ショート気味?

ドル/円は、ジリ高になっています。

今日の仲値決め

実需のドル買い以上に、シンガポール・香港勢の買い戻しの方がむしろ大きいと思います。

また?

シンガポール・香港は、また売ってきそうです。

上げは本格化したが

ドル/円は、必ず調整的な押しがあると思いますので、そこを買うことだと思います。

ドル高本格化

ニューヨークダウは、米景気自体は強いとの楽観から買いも入り、前日比38.78ドル高の34,128.05ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.025%下げて3.694%で引けました。

原油価格は、米経済減速懸念化から売られ、前日比0.48ドル安の78.58ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて売られ、前日比で取引17.1ドル安の1848.4ドルを終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、買いが強まり、133.48近辺をつけました。いったん、133.21近辺まで下押しされたものの、マーケットは売り上がってショートのもようで、ジリ高を再開し、133.72近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表された1月の米小売売上高は、予想よりも強く134.13近辺まで急騰しました。その後いったん緩んだもの、買いはぶり返し、結局134.35近辺まで上昇し、その後134.15近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0705近辺から1.0661近辺まで下落後、1.0690近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、142.88近辺から143.43近辺まで上昇後、143.20~40近辺で横ばいとなりました。

深い交流(英国とインドとの関係) 

ロンドンで、バーバリーやアクアスキュータムなど高級店が並ぶリージェントストリートを、リージェントパークの方に向かい、大通りから一本裏に入った通りが、ハーレーストリートというお医者さん街です。

オードリーヘップバーンが主役を演じたマイフェアレディ―のヒギンズ教授の自宅も、この通りにあったとされています。

このお医者さん街に、知り合いが入院し、お見舞いに行ったことがありました。

部屋の外から、それはそれはきれいなクイーンズイングリッシュを話す女性の声がして、廊下を見ると、インド人らしい女性が話をしていました。

日頃、インド人の英語というと、極めて難解で、何を話しているのかチンプンカンプンでしたが、この女性の英語は本当に素晴らしい発音でした。

それから、何年もたって、英系銀行の東京支店にいた時、ロンドンから出張してきたやはりインド人の女性の英語も完璧でした。

インド人にも階級差がありますが、どうも階級によって話す英語も違いがあるのを実感しました。

ロンドンで話される外国語第1位は、インド人やバングラデシュ人が話すベンガル語です。

いかに、英国とインド方面の交流が深いかがわかります。

尚、随分前になりますが、女性が教育を受ける権利を訴えてイスラム過激派に銃撃されたパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさんが、治療のため送られ、そして今も保護されているのが英国であることも、ご理解頂けることと思います。

要は、宗主国である英国と元植民地との交流は、連綿と続いています。

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2023/02/15

ドル買いから

ロンドンは、ドル買いに転身した可能性があります。

海外投機筋の根強い売り

ドル/円で、シンガポール・香港勢が、5・10日の実需のドル買いを叩き潰して売っています。

意識に変化は出るか

昨日は、ドル/円が上昇相場に転換を確認した日になったと思いますが、マーケット参加者の意識に変化が出るか注目です。

本日は15日

本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

ドル/円上昇

ニューヨークダウは、米消費者物価指数(CPI)発表後、米長期金利上昇を受けて売られたものの、その後長期金利が低下に転じたため下げ渋り、前日比156.66ドル安の34,089.27ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.025%下げて3.694%で引けました。

原油価格は、米国の戦略石油備蓄の放出で需給が緩むとの見方から売りが優勢となり、前日比1.08ドル安の79.06ドルで引けました。

金価格は、米消費者物価指数発表直後に米長期金利が上昇したため売られたもののその後長期金利が低下したため反発し、前日比1.9ドル高の1865.4ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、マーケットはショート気味だったようで、徐々に買い戻しが強まり、132.34近辺まで反発しました。しかし、ニューヨークオープン前後になると、低い米消費者物価指数を期待した売りが強まり、131.83近辺まで下げました。そして、発表された1月の米消費者物価指数は、ほぼ予想通りの内容で、発表直後はドルは売りを強め131.50近辺をつけました。しかし、その後買い戻しが強まり、ショートのロスカットも巻き込んで、133.31近辺まで上昇し、その後は、132.85~20近辺で横ばいとなりました。

EUR/USDは、1.0804近辺から1.0707近辺まで下げた後は、1.0740近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、141.87近辺から142.94近辺まで上昇しました。

外国語で考える(外国語でしゃべるコツ) 

ロンドンに駐在していた頃、あるパーティーに参加しました。

その時、知人から紹介されたのが、あるフィンランド人でした。

お父上は当時在中国大使で、そしてご本人は大手米系投資銀行で働いていて、まさにサラブレット君そのものでした。

彼は、9ヶ国語しゃべると言っていました。

面白かったのは、普通は、母国語のフィンランド語で考えているのだそうですが、夢はフィンランド語とは文法が全く違うスウェーデン語で見るそうでした。

こういうことを聞くと、脳の構造が違うとしか思えません。

ただし、外国語をしゃべれるようになるためのコツは、教わったと思いました。

つまり、しゃべろうとする外国語で考えるということです。

このことは、ロンドンの時の英会話の先生であったヘレンからも、よく言われたことですので、間違いはないと思います。

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2023/02/14

粛々と

今日の米消費者物価指数の発表は、ドル/円にとって大きな相場の分岐点になる可能性がありますので、その時を待つべきかと思っています。

イベント期待?

海外投機筋は、11時の政府による国会への次期日銀正副総裁提示、22時30分の米消費者物価指数の発表に対して、ドル売りで迎えるようです。

大荒れも予想される相場

本日の相場は、いつにも増して焦らず冷静な姿勢が必要です。

昨日のドル/円の上昇

昨日は、翌日に日銀人事発表と米消費者物価指数の発表を前に、大きなポジション調整が入ったものと見ています。

イベント待ち

ニューヨークダウは、インフレ鈍化を期待した買いが入りき上げ、前週末比376.66ドル高の34,245.93ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.026%下げて3.717%で引けました。

原油価格は、ロシアの減産や中国の経済正常化から目先の需給引き締まるという見方から買われ、前週末比0.42ドル高の80.14ドルで引けました。

金価格は、米消費者物価指数(CPI)の発表前に持ち高調整の売りが出て下げ、前週末比11.0ドル安の1863.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、東京マーケットに引き続き買いが強まり、132.76近辺まで上昇しました。その後、132.35~75近辺で横ばいになりました。ニューヨークオープン後、改めて買い強まり、132.90近辺をつけました。買い一巡後は、132.26近辺まで軟化しました。

EUR/USDは、1.0677近辺から1.0730近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、141.55近辺から142.37近辺まで上昇後、141.83近辺まで軟化しました。

串刺しに遭う(今の相場はどんな相場?)

相場の水準が、ここからさらに下がると、買いオーダーも多そうなので、買いから入ろうとすることがあります。(押し目買い)

一方、ここからさらに上がると、売りオーダーがありそうだから売りから入ろうとすることもあります。(戻り売り)

確かに、相場がレンジ相場であれば、押し目買いでも戻り売りでも、構わないと思います。

しかし、トレンド相場で、こうした押し目買い、戻り売りをすると、相場の方向によっては、大きな痛手を被ることになりかねません。

つまり、下降トレンド時の押し目買いは、下げ止まらずドンドン下がることがあります。

また、上昇トレンド時の戻り売りは、上昇が止まらず、ドンドン上げてしまうことがあり、いずれも非常に危険です。

このような、押し目買い、戻り売りを突き抜けて相場がさらにトレンド方向に向かってしまうことを、「串刺しに遭う」と言います。

こうしたリスクを回避するためには、今の相場が、レンジ相場なのか、下降トレンドなのか、あるいは上昇トレンドであるかを、常に把握する必要があります。

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2023/02/13

ショートか

ドル/円の15分足の形状は、右肩上がりの対角線を描くようなジリ高になっています。

実需買い優勢

海外投機筋が上げを抑えようとしましたが、実需に押し切られた格好です。

EUR/USDに下落リスク

EUR/USDは、多少の反発はあるかもしれませんが、下がる可能性が高そうです。

注目イベント前

明日は、政府が日銀正副総裁案を国会に提示したり。あるいは米消費者物価指数の発表を控えていたりしますので。今日は動きづらいものと見ています。

前兆(無視しない)  

相場で、なにかが起こる前に、前兆があることがよくあります。

そんな時に、それを気のせいだとばかりに無視することは簡単です。

しかし、そこで気に留めておくことは、自分の身を守る上で大変重要です。

手近な例としては、東京オープン前に、ドーンと売りが出たものの、その後は値を戻してしまい、なんだったんだろうと思うことがあります。

しかし、それは、東京オープン後にもっと売るための試し打ちのようなもので、東京オープン後、とんでもない額の売りが出て、相場が急落してしまうことが実際にありました。

これは、ビッグプレーヤーが、ポジションを損切る時に、東京、ロンドン、ニューヨークといった三大マーケットの、しかも一番マーケットに厚みがあるオープン直後を狙ってくることが多く、必ずではありませんが、よくこうした試し打ちが事前に行われます。

また、もっと、大きな事件の発生前に前兆が起きることもよくあります。

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2023/02/12

Weekly Report(2023/02/12)

□□ 今週の注目点 --------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、相場に変化の兆し
2.EUR/USD、上昇相場は終わったか?
3.GBP/USD、下落の可能性
4.クロス円、基本的には横ばいか

--------------------------------------------

【1.ドル/円、相場に変化の兆し】の要点

・ テクニカル的には、少なくとも下落トレンドは終了か
・ 14 日(火)は、政府が国会に日銀総裁提示や米 CPI があるので要警戒
・ 2 月はきな臭い月なので、油断しないこと

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買い気の訳(実はマーケットはショート) 

買いが引かない時があり、たとえば、ショートポジションを持っていると、なんでこんなに買い気が引かないんだと腹が立ったりするものです。

しかし、この買いが引かない状態が、実際どういうことが起きているかと言えば、自分自身と同じようにショートポジションを持って下がらないため、一部買戻しが出ているマーケットだというのが、大半です。

もちろん、大きな買いと対峙していることもなくはないですが、大体の場合は、マーケットがショートになっていて、下がらないため、一部買い戻しが起きていると考えて、それほど間違いはありません。

そんな時に、なんでこんなに買いが強いんだ、間違っていると思うのは的外れで、むしろ、この引かない買いに危ないと、ショートをいち早く買い戻して様子を見るか、あるいはさらに積極的にマーケットの大勢がショートであるならば、ロングにひっくり返して、ショートのパニック的な買戻しに備えておくことが大切です。

また、こうしたマーケットの大方が下げを見ているマーケットでは、戻りが弱く、しつこく売りが出ますので、ショート筋も確信を持って売ってきますので、上値の重い状態が結構長く続くものです。

しかし、それでも下がらないとしたら、それはマーケットのポジションがショートであり、追随して売ることは避けるべきかと思います。

そして、ショートポジションが飽和状態になった時、理由らしい理由もないままに、買戻しが集中します。

買戻しに遅れれば、取り返しのつかない損失を被ることになりますので、十分注意する必要があります。

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2023/02/11

ミズラン(Mizlin)Part303:金型かわじ荘[保養所]

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。

日本金型工業健康保険組合 金型かわじ荘
住所:栃木県日光市川治温泉川治36
電話:0288-78-0111

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

まず、「金型ってなに?」からご説明します。

金型とは、素材の塑性(そせい)または流動性の性質を利用し成形加工して製品を得るための、主として金属素材を用いてつくった型を総称します。

例えば、自動車のボディーは、金属板をプレス金型によって成形加工することで出来上がります。

また、電話機など樹脂製品はプラスチック材料を金型によって射出成形することで出来上がります。

金型は、現代の工業製品に欠かすことのできないもので、日本の金型加工技術は世界トップレベルといわれいます。

また、金型加工に使われる「NC工作機械」のシェアも世界一を誇ります。

その業界団体が日本金型工業会で、その団体の直営保養所のひとつが、この金型かわじ荘というわけです。

私は、宿泊施設は居心地の良さが最優先で、宿泊代は高いも安いもいろいろです。

因みに、この保養所は組合員ではない一般の人でも、1泊2食で、ひとり土曜・休前日9000円、平日・日曜日は6900円(2023年2月現在)ですから、格安です。

それで、温泉良し、食事も美味しいですし、施設自体堅牢で内部は小綺麗です。

ここ川治温泉というところは、鬼怒川温泉からさらに奥に入ったところで、鬼怒川温泉とは違うひなびた温泉郷です。

保養所は高台にあって、谷間には川がゆったりと流れ、春の頃には、谷の中腹や川辺に山桜が咲き、春がやって来たと本当に実感します。

浅草と新宿から東武鉄道の特急スペーシアが鬼怒川温泉まで走っています。

宿泊代が格安ですから、スペーシアのテーブル付きのコンパートメント(個室)を取り、スパークリングワインだ、ビールだ、日本酒だ、弁当だ、総菜だと持ち込んで川治温泉に向かえば、贅沢贅沢です。

尚、鬼怒川温泉から最寄り駅の川治湯本までは、電車の乗り換えが必要ですのでご注意ください。

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ここのところNYの強気目立つ

ニューヨークダウは、製薬などディフェンシブ株買いが支えとなり、前日比169.39ドル高の33,869.27ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.064%上げて3.747%で引けました。

原油価格は、ロシアの減産報道で買われ、前日比1.66ドル高の79.72ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇とEUR/USDの下落を受けて下げ、前日比4.0ドル安の1874.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、日経電子版に「日銀新総裁、植田和男氏を起用へ 経済学者で元審議委員」と出たことから、最初こそ誰それ?という戸惑いもありましたが、結局は売り込み、129.80近辺をつけました。しかし、今度は、「植田・日銀総裁候補が「「日銀の金融政策は適切であり、緩和を続行する」と発言した」との英語のヘッドラインが出て反騰し、131.42近辺をつけました。その後は、130.75~131.15近辺の横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、再び売りが強まり、130.58近辺まで下落しました。しかし、米長期金利が上昇したことから反転し131.60近辺をつけた後は、131.45近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0706近辺から一時1.0667近辺まで下げました。

EUR/JPYは、139.65近辺から、一時140.43近辺まで上昇しました。

過酷な世界を生きるには(環境と共に歩む姿勢) 

私は、寒がりなので、こんな寒い時、昔の人はどうして暖を取っていたのだろうと思います。

まだ、日本の関東近辺の寒さなどは、実はたいしたことはなくて、米国北部や、ロシアや中国など、それこそ零下30℃とかそれ以上になるところがあります。

それぐらいの温度になると、毛皮の帽子をかぶっていないと頭の中が凍って倒れると聞いたことがあります。

たとえば、アメリカのシカゴといった大都市でも、そのような気温になることがあるそうです。

方や、中東の砂漠では、60℃もの暑さにもなるところがあるそうで、そう考えると人間も、随分耐久力があるものだと思います。

しかし、過酷な環境の中でも生きているということは、過酷な環境とうまくつきあっていく術を持っているからだと思います。

相場の世界も過酷な時は過酷です。

いや、過酷な時の方が多いといった方が現実的かもしれません。

その過酷な世界を生きていくのには、相場に挑むというよりも、相場と共に歩むような姿勢が必要ではないかと思います。

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2023/02/10

難しい相場

相場が非常に不透明ですので、不要不急のポジションは、持たない方が良いように思います。

[2/10]FX経済研究所出演

02/10(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【相場を観察するYouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

仲値低く決まる

今日の5・10日は、9時になって早めに実需買いが出て、後半だれてしまった形です。

要警戒

昨日は、来週14日の米CPIまでは動かないかもしれないと申し上げましたが、いろいろなインディケーターが相場が動き出すかもしれないことを示唆していますので警戒が必要です。

本日は10日

本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

壮大な往って来い相場

ニューヨークダウは、米長期金利上昇が重荷となって売られ、前日比249.13ドル安の33,699.88ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.039%上げて3.675%で引けました。

原油価格は、発表された米石油在庫統計で原油在庫が予想以上に増えたことから売られ、前日比0.41ドル安の78.06ドルで引けました。

金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前日比12.2ドル安の1878.5ドル取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープンを挟んで、131.15~35近辺で横ばいとなりました。その後、ドルは全面安となったことから、ドル/円も執拗に売られ、130.74近辺をつけました。いったん、ポジション調整に131.11近辺まで戻しましたが、再び売られ130.68近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表された週次の米新規失業保険申請件数が予想以上に増えたことから、さらに売りは強まり、130.35近辺をつけました。しかし、その後、米30年債の入札結果が発表されたが、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回ったことで、米国債利回りが上昇に転じたことをきっかけに、ドルは上昇に転じ、ほぼ一本調子に、131.64近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、1.0790近辺まで上昇後、1.0732近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、140.62近辺から141.31近辺まで上昇しました。

エコノミストとトレーダーの違い(トレーダーは儲けなければならない) 

エコノミストは、純粋に経済指標の強い弱いで景気が良いか悪いかを判断するものだと理解しています。

トレーダーも指標内容にエコノミストのような詳しさはなしにして、同じ指標を見て売るか買うかを判断しています。

しかし、エコノミストとトレーダーとでは、決定的な違いあります。

それは、トレーダーは、その指標発表で儲けなくてはなりません。

トレーダーは、指標発表前に、マーケットの大勢が、その指標に対してどういう結果を期待しているのか、そしてその期待に基づいて実際にポジションができているかを推理する必要があります。

そして、指標発表となり、相場が一番動くのは、大勢の期待が裏切られた時です。

この場合は、ロスカットが集中し、一方向に相場がどんどん進みますので、結果が出てから追撃しても、遅くはありません。

また、予想通りの結果だったとしても、素直に相場が動くようであれば、順張り方向への追撃は可能です。

しかし、予想通りでも、思惑通りに相場が動かなかった場合は手仕舞いが集中し、予想が外れた時のロスカットと同じ状況になることがあります。

要するに、儲けやすい相場とは、マーケットの大勢が期待を裏切られるような結果が出る、つまりロスカット相場だと言えます。

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2023/02/09

方向感なし

ドル/円は、日銀人事に関する観測報道で乱高下し、むしろ方向感がなくなっています。

よくあるパターン

今日の仲値決め前後も、投機筋が売って、実需が買うという流れでした。

懲りない連中?

この期に及んでも、シンガポール・香港勢は、また8時台・9時台に売ってくるような気がします。

リターンエースの可能性残す

ドル/円は、15分足で、2月8日零時15分の132.03近辺を起点とする連続陰線の窓を埋める(リターンエース)の可能性はまだあります。

ドル小反発

ニューヨークダウは、ウォラーFRB理事の発言がタカ派寄りと受け止められて売られ、前日比207.68ドル安の33,949.01ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.025%下げて3.649%で引けました。

原油価格は、中国の需要回復観測で買われ、前日比1.33ドル高の78.47ドルで引けました。

金価格は、米長期金利の低下を受けて買われ、前日比5.9ドル高の1890.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん131.37近辺まで買い上げられましたが、上値は重く。ロンドンも売りに転じ。130.60近辺をつけました。その後、いったん調整に130.96近辺をつけましたが、改めて下方向を試し、130.65近辺をつけました。しかし、下げきれず買い戻し、ニューヨークオープン間際に、131.08近辺をつけました。ニューヨークオープン後、さらに買われ、131.53近辺をつけました。その後、いったん調整に入り、131.09近辺まで下げましたが、再び買いが強まり、一時131.46近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.0743近辺から1.0710近辺まで下げました。

EUR/JPYは、140.75~141.00近辺で横ばいでした。

迷った時は高いところへ登れ(長期のチャートを見る) 

山で道に迷った時、高いところへ登れと言います。

相場も、同じように迷ったら、週足や月足といった長期のチャートを見ることだと思います。

長期のチャートは、相場のトレンドを教えてくれます。

そして、今の相場の方向性が単なるアヤ戻しなのか、あるいは相場がトレンド方向に向かっているかを指し示しているのかを教えてくれます。

私は、地図を見るのが好きで、見始めると夢中になって見ています。

長期のチャートを見る時も同じで、飽きずに見ています。

地図を見るのは、あくまでも、私の好みの問題ですから、皆さんに強要するつもりはありません。

しかし、長期のチャートを見ることは、相場を予測するために決して無駄にはなりません。

大事なことは、長期のチャートだけにダイナミックな動きをしていますので、そこから今後を予測するにあたっても、ダイナミックにイメージすることです。

そして、トレンドをざっくりと大掴みでイメージし、これからどう展開していく可能性が高いかを読むことです。

長期のチャートを見てみると短期のチャートでは気付かなかったことを、結構発見することになると思います。

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2023/02/08

EUR/USD、GBP/USD

日足で見ますと、いずれも下落の可能性が高いと見ています。

アジア勢売り姿勢変わらず

ドル/円は、シンガポール・香港勢が、仲値決め後も、上げを抑えようとしています。、

アジア勢売りから?

ドル/円は、シンガポール・香港勢が、売りから入ってくる可能性があります。、

結局

ドル/円も、EUR/USDも、GBP/USDも、一時5日移動平均線に引き寄せられました。

パウエル発言に乱高下

ニューヨークダウは、パウエルFRB議長が「ディスインフレ始まった」と再び指摘したことから買われ、前日比265.70ドル高の34,156.72ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.043%上げて3.675%で引けました。

原油価格は、地震で中東地域からの供給が細るとの懸念に加え、中国の需要回復観測から買いが強まり、前日比3.03ドル高の77.14ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比5.3ドル高の1884.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売りトライが続き131.70近辺をつけました。その後、いったん132.24近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後、日本時間2時頃に予定されているパウエルFRB議長の講演に向けて、再び売りは強まり。131.13近辺をつけました。パウエル議長の発言は、先週末の米雇用統計を受けて市場が警戒していたほどはタカ派色が強まっていないと受け止められ、さらに、130.48近辺まで急落しました。しかし、同氏が、その後、「強い雇用指標が続けば、ターミナルレートはもっと高くなる可能性。2%のインフレ達成には今後長い道のりがある」と発言したため、131.47近辺まで買い戻され。131.10近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0670近辺から1.0766近辺まで上昇後、1.0725近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、141.39近辺から140.29近辺まで急落後、140.60近辺に落ち着きました。

感覚を尊重する(自分の五感を信じる)

いろいろ理由をつけて、自分の相場観を肯定しようとしても、感覚的にこれはマズイと思うことはあると思います。

そのマズイと思うことを、否定してはならないと思います。

トレーディングを重ねていく中で培われた感覚は、徐々に自分の中に刷り込まれていき、ある種の本能的な危機意識になっていることは多いと言えます。

また、車を運転している時にもあることですが、バックミラーにチラッと動くものを感じた時は、決して気のせいにしてはいけないように、相場の世界でも、気になったことは、決して気のせいにしてはいけません。

大きなパニックが起きる前には、その前兆となることが起きることが多く、それを気に留めるか無視するかによって、その後の命運は別れると言って過言ではありません。

ご自分の五感を信じることが大事です。

なにかおかしいと思うことは、否定しないことです。

日本は安全な国ですから、ある程度緊張を緩めても、実害はまずありません。

しかし、海外は、五感を駆使して、全方位にアンテナを張っていないとなにが起きるかわかりません。

マーケットも、同じです。

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2023/02/07

安値圏

ドル/円は、反発も弱く、しかし崩れるでもなく、安値圏で横ばいです。

売り過ぎ?

海外投機筋が、ドル/円で実需の買いを飲み込んで、売り過ぎているものと見ています。

もみ合いか

ドル/円は、一気に水準が変わり、目先は新しい水準に目を慣らす必要がありそうです。

133.00

ドル/円は、昨日触れなかった133.00を突破できるかが課題です。

ドル高傾向

ニューヨークダウは、FRBの利上げ停止観測後退から重く、前日比36.25ドル安の33,889.76ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.099%上げて3.631%で引けました。

原油価格は、前週末に大幅に下げた反動で買われ、前日比0.72ドル高の74.11ドルで引けました。

金価格は、前週末に大幅に下げた反動で買われ、前日比2.9ドル高の1879.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、131.62近辺まで売られたものの下げきれず、132.09近辺まで反発しました。そこを、強引に売り込まれ、一時131.59近辺まで差し込みましたが、マーケットはショートになっていたもようで、すぐに買いはぶり返し、132.28近辺をつけました。ニューヨークオープン間際、ポジション調整で131.93近辺まで売られましたが、ニューヨークオープン後、長期金利の上昇を受けて買いが強まり、132.90近辺まで上昇しました。その後、ポジション調整に、132.45近辺まで下げましたが、132.67近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.0782近辺から1.0710近辺まで下げた後、一時1.0737近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、142.66近辺から142.12まで下げた後、142.29まで反発しました。

コメント・コラム事始め(書いててよかった!)   

マーケットコメント・コラム(以下レポート)を書き始めたのは、ニューヨーク勤務の時でした。

定期的に、日本国内のお客様を訪問していたのですが、ある機関投資家のお客様から、毎日のニューヨークマーケットの状況を送ってほしいというご依頼を頂いたのがきっかけでした。

当時は、まだファックスの時代で、私の書いたレポートを、東京本部に送り、そこから各お客様に転送してもらいました。

そのため、お客様に届いたレポートは、かなり見づらいものになっていたと思います。

ニューヨークからのレポートに対するお客様からの反応は全くわからず、たまに東京本部のセールス(為替の営業)に聞いても、評判はいいとは言いますが、具体的な感想は聞かれぬままに1年半が経った頃、日本出張がありました。

そして、ある京都のお客様をお訪ねしたところ、そちらの常務取締役財務部長さんが大歓待してくださり、やっとレポートが評価して頂いていたことを実感しました。

それに比べますと、今は、お客様の反応がリアルタイムにわかり、大変参考になります。

これからも、皆様の少しでもお役に立つコメント・コラムを書いていきたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

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2023/02/06

ドル/円静か

現状の131円台後半から132.00近辺で落ち着いた動きをしているということは、それほどポジションはロングにもショートにも偏っていないものと見ています。

ジリ高傾向

ドル/円は、5・10日振替日ということもありますが、投機筋は売り上がっているようで、ジリ高傾向が続いています。

本日は6日

ドル/円は、5日が日曜日だった関係で、本日6日が5・10日(ゴトウビ)振替日となり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。

リターンエース

ドル/円は、日本時間5時47分現在132.46近辺となっており、これにより、昨日のWeekly Report(2023/02/05)で申し上げた「日足で1月12日からの(132.47を起点とする)連続陰線の窓を、目先埋めに行く(リターンエース)の可能性がある」を、既にほぼ達成しています。

日本語になったらもう遅い(英語情報が速い)

たまに、東京マーケットであることですが、日本語訳された海外記事で、国内のマーケットは反応するのですが、すでに海外では織り込まれていて、くたびれもうけということがあります。

逆に、海外の新聞のWeb記事で、東京マーケットが動くことがよくあります。

情けないのが、日本で起きたことが、英語記事の方が、日本のマスコミより出るのが速い時です。

ともかく、英語での情報伝達度が最も速いということです。

ただし、日本語の記事でも、日経新聞のWeb版などは、結構ニューヨークで反応しています。

しかし、これは昨今のように日銀の金融政策といった注目材料が日本国内にある場合であって、例外的だと思います。

本当に最近は、英語が世界共通語になってきていると実感します。

そういうわけで、英語で書かれた記事には、マーケットは一番敏感に反応します。

しかも、ネイティヴでなく、第2言語としている人たちの英語が向上しているように思います。

今や、EUやECBでは、英語が共通語になっています。

母国語以外しゃべろうとしなかった、フランス人やイタリア人まで英語を流暢にしゃべっているのには驚きです。

今後、日本人も、英語を使わざるを得ない機会が、増えていくものと思われます。

しかし、決して毛嫌いせずに、やってみることです。

私と同時期にニューヨークに赴任した若手がいたのですが、彼はなにも臆することなく、ヘタでもなんでも英語をしゃべり続けていました。

そして、彼は、なんと半年で、ほぼ完ぺきにしゃべれるようになりました。

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2023/02/05

Weekly Report(2023/02/05)

□□ 今週の注目点 --------------------------

特に今回触れておきたい点は、以下となります。

1.ドル/円、目先はリターンエース?
2.EUR/USD、目先レンジか
3.GBP/USD、続落か
4.クロス円、レンジが主流

--------------------------------------------

【1.ドル/円、目先はリターンエース?】の要点

・ 日足で 1 月 12 日からの連続陰線の窓を、目先埋めに行く(リターンエース)の可能性
・ しかし、昨年 11 月からの下落が約 25 円もあったので、長めにはレンジ入りか
・ ただし、週足では、まだ二番底を確認していないことも事実で、下押しする場面もありそう

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自分で最高値を買うつもり買う(死地に活路を得るためにも)

ジュニアディーラーだった頃、上げのトレンド相場では、自分で最高値を買うつもりで買えと先輩から言われたものです。

確かに、レンジ相場での戻り売り、押し目買いに比べると、ど天井を買うのは勇気のいることではありますが、強い上昇相場では、そうでもしない限り、相場に乗れません。

こんなことがありました。

ニューヨークで、ドル/マルク担当だった時のある日、あるオーストリアの銀行にディーリングマシンで呼ばれ、プライスを出した途端、同時に他の銀行も叩いたらしく、瞬間的に100ポイント、プライスが吹っ飛んだことがありました。

つまり、叩かれてショートになった瞬間、プライスが100ポイント飛んでアゲンスト(評価損)になったということです。

マーケットには同時に叩かれてショートになった銀行ばかりですので、買いが非常に強く、即時に、「これは倍返ししかない」と心に決め、まさに高値を買い上げました。

この直後、相場はさらに200ポイント飛んで、私は死地に活路を得ることができました。

本当に、数秒の差で、明暗が分かれたと思います。

ラッキーでした。しかし、あの時、即断しなかったらと思うと、今でも背筋に冷たいものが走ります。

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2023/02/04

ミズラン(Mizlin)Part302:オーバカナル 紀尾井町[フレンチ]

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。

オー バカナル 紀尾井町(AUX BACCHANALES)
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル 1F
電話:03-5276-3422

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

フレンチと言っても、確かにレストランは気取っていますが、こちらはよくパリにあるようなレストランとカフェが併設したお店です。

そして、カフェは予約はできませんが、リーズナブルにパリの庶民の味が楽しめます。

フランスを旅して、どこに行っても間違いない2品があります。

ひとつはオムレツ、もうひとつはオニオングラタンスープです。

学生時代、フランスを旅した時、そのお勧めの2品を、ボルドー駅前のカフェで頼んだことがありましたが、確かに間違いありませんでした。

その両方の味が、東京で味わえるのが、こちらのカフェです。

店舗自体、パリのカフェ&レストランが完璧に再現されていて、階段やトイレや洗面所までもそっくり、そしてお店の床も細かいタイルで敷き詰められているのも、まさにパリにいるような雰囲気です。

価格も手ごろで、もちろんお勧め2品以外にも、ステーキフリット(ステーキのフライドポテト添え)とか、田舎風テリーヌなどが味わえます。

学生時代、フランス語をNHKのラジオ講座を1年間聴き続けて、英語よりしゃべれるようになりました。(今はすっかり忘れましたが)

それは、フランスという国に興味を持っていたからです。

フランスは、第2次大戦でナチに占領されたという苦い経験があるため、戦後他国の介入を受けずに自活ができるように、食料自給率100%以上、原発による電力自給、原水爆保有など、恋の国というイメージとは裏腹に、実は非常に硬派な国造りをしました。

そこに魅力を感じ、フランスに行ってみたくなり、フランス語を勉強しました。

実際、行ってみて、自分のフランス語が通じて、とてもうれしかったです。

その後も、何度もフランスに行きましたが、フランスに一番魅力を感じるところは、フランス人が食いしん坊なところです。

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景色一変

ニューヨークダウは、発表された米雇用統計から労働市場の需給逼迫が改めて確認され、FRBの早期利上げ停止期待が後退して売られ、前日比127.93ドル安の33,926.01ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.138%上げて3.536%で引けました。

原油価格は、米雇用統計を受けた利上げ警戒で売られ、前日比2.49ドル安の73.39ドルで引けました。

金価格は、米長期金利上昇を受けて下げ、前日比54.2ドル安の1876.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、128.72近辺まで買われた後、128.33近辺まで緩みました。ニューヨークオープン後発表された1月の米雇用統計は、予想よりはるかに強く、ドル/円は急騰し131.19近辺をつけました。その後は、131.15近辺で高止まりとなりました。

EUR/USDは、1.0940近辺から1.0797近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、140.28近辺から142.34近辺まで上昇後、141.54近辺まで反落しました。

相場の起承転結(トレンド相場の展開) 

起承転結(きしょうてんけつ)とは、文書の書き起こしで読者を話に引き込み(起)、主題を展開し(承)、視点を変えて興味を引き(転)、全体をまとめる(結)ということです。

この言葉のように、相場の世界でも、特にトレンド相場の展開では、同じようなことが短期間に起き、そして繰り返されていると見ています。

トレンド相場の場合、あたかも一方向にどんどん上がっていくように見えますが、1日あるい2~3日の中で、たとえば、上げ相場であれば、新値を更新する上昇があり、その後買い過ぎからの調整的な下げがあり、今度は上を見たとばかりにショートが出来、そして、踏み上げて新たな高値を更新するということが繰り返されることが結構見受けられます。

こうした、一連の相場展開を、個人的には、相場の起承転結と呼んでいますが、トレンドが強ければ強いほど、この起承転結がはっきりと出ます。

つまり、しっかりと売り込んでマーケットポジションがショートにならなければ、上げ続ける原動力は生まれないと言えます。

そういうわけで、一本調子の上げ相場でありながら、高値を買うだけではなく、押し目を買ってエントリーするチャンスもあるわけです。

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2023/02/03

米雇用統計を控えて

ロンドンは、EUR/GBPで仕掛けてくるのではないかと見ています。

[2/3]FX経済研究所出演

02/03(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。

今回の研究レポートは【シンガポール市場・香港市場YouTubeです。番組は、YouTubeで配信されています。

過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
YouTubeHiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル

上値が重い

ドル/円は、なかなか反発できません。

米雇用統計が重要

今日の米雇用統計は、今後のFRBの金融政策を占う意味で大変重要なようですので、注目が必要です。

レンジブレイク

ドル/円の下へのレンジブレイクは、否定されていません。

もみ合い

ニューヨークダウは、ディフェンス株が売られたのが重荷になり、前日比39.48ドル安の34,53.94ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、暫定値ながら前日と変わらず3.398%で引けました。

原油価格は、前日に続いて需給の緩みを警戒した売りが出て下げ、前日比0.53ドル安の75.88ドルで引けました。

金価格は、一時は1975.2ドルと2022年4月以来の高値を付けた後緩み、前日比12.0ドル安の1930.8ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったんは横ばいとなりましたが、レンジが下にブレイクしたことからにわかショートが増えたことを、ロンドン勢に狙われて買い上げられ、129.13近辺まで上昇しました。買い戻し一巡後は反落し、ニューヨークに入って、128.09近辺まで下げました。その後、EUR/USDの下落を受けて、いったん128.91近辺まで反発後、128.25近辺まで下げた上で、ジリ高となり128.70近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0004近辺から1.0886まで下落ご。1.0910近辺に落ち着きました。

EUR/JPYは、141.28近辺から140.08近辺まで下落後、140.45近辺に落ち着きました。

トレンドはフローによって作られる(怒涛の如く動く)

たとえば、米雇用統計が発表されると、結果が予想に対して良かったか悪かったかによって、相場は上げたり下げたりします。

しかし、それが、主に投機筋の売り買いによるものであれば、翌週のどこかのタイミングで、手仕舞いのための反対取引が行われ、上がっていれば下がるし、下がっていれば上がります。

つまり、単に、経済指標の結果に対して、必ず利食うなり損切るために反対取引をしなくてはならない投機筋がポジションを持っていたのに過ぎず、トレンドは形成されません。

相場がある程度長い期間、一方向に動く、いわゆるトレンドになるためには、フロー(資金の流れ)がなくてはなりません。

ここでいうフローとは、たとえば、いったん買ったら、そう簡単に売りに回らないような資金の流れが必要です。

その流れは、一般的には、中央銀行とか、政府系ファンドとか、ペンションファンド(年金の運用機関)といった機関から出る資金によって作られます。

こうした機関は、そう簡単には、資金を動かすかどうかの結論は出しませんが、ひとたび動かすと決まれば、怒涛のごとく動かしますので、ものすごい流れになる時があります。

それでは、こうした機関が、どういう理由をもって、資金を動かすことを決断するかと申しますと、ひとつには、高利回りの運用という前向きな理由からです。

しかし、多くの場合は、資金を置いている国・地域でリスクが発生した場合、つまり後ろ向きな理由からです。

どちらが、より影響が出るかと言えば、やはり早くリスクから逃避したいということから、後ろ向きな理由からのフローが、よりマーケットに影響を及ぼします。

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2023/02/02

リーディングカレンシー

今の相場のリーディングカレンシー(牽引通貨)は、EUR/USDだと見ています。

往って来い

ドル/円は、海外投機筋が売って、本邦実需が買って追い戻して、往って来いです。

128.90

ニューヨーククローズが、129.00~131.00近辺のタイトレンジを下に抜けています。

ドル安再開か

ドルが全般的にドル安を再開しています。

レンジブレイク

ニューヨークダウは、FRBの利上げ継続が意識され500ドル超下げる場面もありましたが、深刻な景気悪化を招かずにインフレ鈍化が進むというパウエルFRB議長の見方を受けて急速に戻し、前日比6.92ドル高の34,092.96ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.123%下げて3.406%で引けました。

原油価格は、米原油在庫が増えたため売られ、前日比2.01ドル安の76.86ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比22.4ドル高の1967.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、FOMCの結果発表を睨んで依然としてショートになっているようで、ジリ高となりました。ロンドン勢のショートスクイズ(ショート筋を買い上げて買い戻させて利食う手法)も出ている動きでした。130.41近辺をつけた後、大きくカウンターパンチの要領で売ったところがあるようで反落し、129.66近辺をつけました、ニューヨークオープン後、発表されたADP雇用者数は予想より悪く、さらに129.30近辺まで下げました。その後は、FOMCの結果待ちとなり、日本時間午前4時に結果発表となり、予想通り、政策金利は0.25%引き上げられ、予想通りという事で、129.85近辺まで反発しました。しかし、30分後に始まったパウエルFRB議長の記者会見で、一時129.87近辺まで上がる場面もありましたが、同氏が「引き締め過ぎは望んでいないし、その動機もない」と述べたことに敏感に反応し、128.55近辺まで下落しました。

EUR/USDは、1.0889近辺から1.0001近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは、140.90近辺から141.68近辺まで上昇しました。

失敗と屈辱を体に刻む(この悔しさ忘れてなるものか) 

これは、過去に観たイチローのドキュメンタリーでの、彼の発言です。

野球と同様に勝負の世界で生きる者として、忘れてはならない言葉だと思います。

私もディーラーのはしくれとして、いろいろな経験をしましたが、一番自分のためになったのは、痛い目に遭うことだったと思います。

ある時、本当にコテンパンにやられたことがあり、あの時は、この悔しさを決して忘れてなるものかと、ディーリングデスクで低く唸りながら思ったことがありました。

イチローが口にした、「失敗と屈辱を体に刻む」とは、そういうことだと思いました。

失敗は、多くのことを教えてくれます。

ただ、二度と同じことをするまいと心に誓うことが大切です。

二度以上繰り返し同じ失敗をするのは、かなり重症だと思いますので、なおさらのこと矯正する必要があります。

そして、この矯正は、誰もしてはくれません。

自分で治すしかないことを、十分承知する必要があります。

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2023/02/01

FOMC結果発表

日本時間朝4時ということもありますが、毎回上にも下にも振れて、ショートもロングも切らされることが多いので、高みの見物が賢明だと思います。

売ったか

仲値決め頃、シンガポール・香港が、ドル/円を売ったもようです。

世界は危険がいっぱい

海外勢が猛威を振るっていますが、彼らの生きている環境がいかにタフ(きつい)か、私の経験したことからその一面をご紹介します。

まず、ロンドンですが、階級社会のため、本当に底辺に近い人たちは、地下鉄など乗っていても、目が合うと何をされるかわからない恐怖があります。

ニューヨークの地下鉄も、一時治安が良くなりました、また悪くなり、夜間ひとりで乗るのは相当勇気が要ります。

ニューヨークと言えば、自分の車でマンハッタンのオフィスから自宅に戻る時に、一番危険とされるサウスブロンクスという黒人街で車がエンコしてしまい、レッカー車が来るまでが怖かったです。

黒人がひとり、スパナーを持って車の周りをぐるぐると回り、その恐怖は尋常ではありませんでした。

そうして、やっとレッカー車が来るやいなや、急にいい人になって、車をレッカー車に載せるのを手伝ってくれました。

そして、最後の別れ際に一言、Give me a dollar.(1ドルくれ)でした。

ニューヨークにいた頃、以前働いていたロンドン支店のビルが、IRA(アイルランド共和軍)が仕掛けた爆弾で爆破され、たまたま大蔵省の検査の準備で夜残っていた、日本人行員多数が、飛び散ったガラスの破片で被災しました。

幸いにも、死亡者はでませんでした。

東京の時のアシスタントが銀行からロンドン大学に留学で派遣されましたが、ニューヨークに休暇で出かけた際に乗った米旅客機が、イスラム系テロに爆破され、大西洋の藻屑となったこともありました。

北京のホテルで、自分のPCに「反体制派」と入力したら、画面上に小さなフラッグが飛んできて、「なんだろう?」と思って、そして上海から日本に帰国の際に、税関でパソコンの入ったカバンだけ、別の窓口から返却されて、また「なんだろう?」と思って帰国したら、パソコンが完全に電磁的に破壊されていました。

まあ、これがすべてではありませんが、結構海外では危険を感じることが身近に起こります。

そして、海外では、自分を守るのは自分しかいません。

そういう経験をしたことで、ある意味、トレードにも通ずるリスク感覚を養ったのだと思います。
(本日のメルマガコラムから)

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ドル/円に売り?

最近、シンガポール・香港あたりが、ドル/円を、8時台、9時台に売ってくるのが、恒例化しています。

FOMC待ち

明日の朝4時のFOMCの結果発表までは、ひたすら様子見だと思います。

月末相場

ニューヨークダウは、賃金インフレの鈍化観測が支えとなり買われ、前日比368.95ドル高の34,086.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.031%下げて3.520%で引けました。

原油価格は、ポジション調整一巡後は買われ、前日比1.20ドル高の79.10ドルで引けました。

金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前日比4.6ドル高の1927.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、新たに買いが強まり、130.49近辺まで買われ、高値圏を維持しました。しかし、ニューヨークオープン後、反落となり、129.75近辺をつけましたが、そこから130.35近辺まで反発し、130.15近辺に落ち着きました。

EUR/USDは、1.0826近辺から1.0874近辺までジリ高となりました。

EUR/JPYは、140.78近辺まで下落後、141.54近辺まで上昇しました。

クロス円のトレーディング(しっかり利食うこと)  

クロス円のトレードで気をつけておかなければならないことは、一方向に相場が大きく動く時がありますが、そこはしっかりと利食うことを忘れないことです。

ある意味、一気呵成に上昇したり、下落したりしますので、さらに相場は進むと期待してしまいがちです。

しかし、確かに実需の取引もあるにはありますが、それ以上にスペック(投機筋)の売り買いが多く、たとえば、まだ上げは続くと期待しても、その期待で買いが集まってきたタイミングをスペックの利食いに使われことが多く見受けられます。

その後、マーケットに残ったポジションはロングのみで、しかも、クロス円のマーケットは薄いため、言い換えれば、流動性が低いために、買いが引くと、スルスルスルと下げてしまうケースが結構多いと言えます。

したがい、クロス円でのトレーディングは、利が乗れば、着実に利食うことが非常に大切です。

もし、長期のトレンドを狙おうとするなら、一日の中での振幅が大きいことから、ポジションは普通の時の半分にロスカット幅を倍にするなど、工夫をしなければ、うまくポジションをキャリーすることはできないと思います。

今後、クロスの中でもクロス円が、さらに注目されるものと見ており、以上の点には、十分注意しておくことが必要だと思います。

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