相場の起承転結(トレンド相場の展開)
起承転結(きしょうてんけつ)とは、文書の書き起こしで読者を話に引き込み(起)、主題を展開し(承)、視点を変えて興味を引き(転)、全体をまとめる(結)ということです。
この言葉のように、相場の世界でも、特にトレンド相場の展開では、同じようなことが短期間に起き、そして繰り返されていると見ています。
トレンド相場の場合、あたかも一方向にどんどん上がっていくように見えますが、1日あるい2~3日の中で、たとえば、上げ相場であれば、新値を更新する上昇があり、その後買い過ぎからの調整的な下げがあり、今度は上を見たとばかりにショートが出来、そして、踏み上げて新たな高値を更新するということが繰り返されることが結構見受けられます。
こうした、一連の相場展開を、個人的には、相場の起承転結と呼んでいますが、トレンドが強ければ強いほど、この起承転結がはっきりと出ます。
つまり、しっかりと売り込んでマーケットポジションがショートにならなければ、上げ続ける原動力は生まれないと言えます。
そういうわけで、一本調子の上げ相場でありながら、高値を買うだけではなく、押し目を買ってエントリーするチャンスもあるわけです。
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