レンジブレイク
ニューヨークダウは、FRBの利上げ継続が意識され500ドル超下げる場面もありましたが、深刻な景気悪化を招かずにインフレ鈍化が進むというパウエルFRB議長の見方を受けて急速に戻し、前日比6.92ドル高の34,092.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.123%下げて3.406%で引けました。
原油価格は、米原油在庫が増えたため売られ、前日比2.01ドル安の76.86ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比22.4ドル高の1967.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、FOMCの結果発表を睨んで依然としてショートになっているようで、ジリ高となりました。ロンドン勢のショートスクイズ(ショート筋を買い上げて買い戻させて利食う手法)も出ている動きでした。130.41近辺をつけた後、大きくカウンターパンチの要領で売ったところがあるようで反落し、129.66近辺をつけました、ニューヨークオープン後、発表されたADP雇用者数は予想より悪く、さらに129.30近辺まで下げました。その後は、FOMCの結果待ちとなり、日本時間午前4時に結果発表となり、予想通り、政策金利は0.25%引き上げられ、予想通りという事で、129.85近辺まで反発しました。しかし、30分後に始まったパウエルFRB議長の記者会見で、一時129.87近辺まで上がる場面もありましたが、同氏が「引き締め過ぎは望んでいないし、その動機もない」と述べたことに敏感に反応し、128.55近辺まで下落しました。
EUR/USDは、1.0889近辺から1.0001近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、140.90近辺から141.68近辺まで上昇しました。