失敗と屈辱を体に刻む(この悔しさ忘れてなるものか)
これは、過去に観たイチローのドキュメンタリーでの、彼の発言です。
野球と同様に勝負の世界で生きる者として、忘れてはならない言葉だと思います。
私もディーラーのはしくれとして、いろいろな経験をしましたが、一番自分のためになったのは、痛い目に遭うことだったと思います。
ある時、本当にコテンパンにやられたことがあり、あの時は、この悔しさを決して忘れてなるものかと、ディーリングデスクで低く唸りながら思ったことがありました。
イチローが口にした、「失敗と屈辱を体に刻む」とは、そういうことだと思いました。
失敗は、多くのことを教えてくれます。
ただ、二度と同じことをするまいと心に誓うことが大切です。
二度以上繰り返し同じ失敗をするのは、かなり重症だと思いますので、なおさらのこと矯正する必要があります。
そして、この矯正は、誰もしてはくれません。
自分で治すしかないことを、十分承知する必要があります。