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たとえば、パウエルFRB議長の講演といったイベントや重要経済指標の発表に向けて、ポジションを張ることこそがトレーディングだと思っているトレーダーは意外と多いということです。
しかし、プロはこれをやりません。
なぜなら、こういうタイミングは、50対50の丁半博打のようでリスクが高すぎるからです。
では、どういう時に張るのか、それは普通の相場の時です。
普通の相場には、第一に流動性があり、またマーケットのポジションの偏りや資金のフロー(流れ)によって、経験を積めば、かなりの確率で方向性をつかむことができます。
そうなれば、自ずと成績も上がります。
また、たとえイベントや経済指標の発表に賭けるにしても、結果が出て方向がはっきりしてからで決して遅くありません。
よく深夜のFOMCの結果発表があった後の相場であることですが、相場が上にも下にも大きく動いて、ショートを持っていても、ロングを持っていても、やられてしまうということが起こります。
ですから、じっくり相場の方向性を見極めてから動くことが大事です。
まあ、そういう私も、まだ新米ディーラーの時は、イベントや経済指標の発表に一喜一憂したものです。
そうしたタイミングに参加しないと、相場に参加していないような気もしました。
ただ、それをやり続けて思ったことは、丁半博打は効率が悪いということでした。
収益を積み上げていくには、一喜一憂は必要ありません。
不確実な相場の中で、より確実性を追求するのがトレーディングだと思います。
ドル/円は、明確な方向感はないと見ています。
03/31(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【どうなる?4月相場】
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
今日も、8時頃からシンガポール・香港が売ってきて、実需は淡々と買うという構図は変わらないと思います。
ただし、3月期末日当日なので、なんらかの特殊玉が入る可能性があることは心しておくべきかと思います。
尚、今日は金曜で、FX経済研究所出演日で準備がありますので、ちょっと本数は限られるかもしれませんので、ご了承ください。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
期末日当日となり、売りか買いかはわかりませんが、仲値決めで決算絡みの特殊玉が出る可能性がありますので注意が必要です。
ニューヨークダウは、金融システム不安の後退したことから買われ、前日比141.96ドル高の32,859.56ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.013%下げて3.553%で引けました。
原油価格は、金融システム不安の後退したことから買われ、前日比1.4ドル高の74.37ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが強めに推移したことから買われ、前日比13.2ドル高の1997.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後、売りが強まり、一時132.20近辺をつけました。その後、そこから反発し、132.89近辺をつけましたが、ショート筋がまた下押しし、132.41近辺まで下げましたが、ニューヨークオープン前後、ロンドンの買い戻しとニューヨークの買い上げによって、132.96近辺まで上げました。その後高値圏にいましたが、調整売りが強まり、132.32近辺まで下げた後、132.60近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0926近辺から一時1.0892近辺まで軟化しました。
EUR/JPYは、145.08近辺から一時144.17近辺まで軟化しました。
今は、カジュアルが主流です。
でも、好みとしては、決める時は決めて、くつろぐ時はくつろぐというのが、好きです。
ニューヨークに駐在していた時、コネチカット州グリニッチで借りた家からの初出勤の日、電車に乗り込んで見渡すと、一面、スーツでビシッと決めたビジネスマンが新聞を読んだり、書類に目を通したりで、ああこれがマンハッタン(ニューヨークの中心部)のビジネスマンなんだと、痛く感激したことが忘れられません。
それから1年ぐらいすると、パラパラとカジュアルスタイルで通勤する人が出てきて、この人たちどこに行くんだろうと思っていましたが、その後は、瞬く間にカジュアルが世界中に広がりました。
確かに、自分自身もカジュアルウェアーになりましたので、文句は言えません。
しかし、やはり、決める時はビシッと決めるということは忘れたくありません。
シャツの首のボタンは苦しいけれど、その首のボタンが外れて、首元がはだけているのを見るのはあまり良いものではありません。
ちょっと、苦しい、暑いはありますが、気持ちが引き締まるほうが良いと思うのが、私の好みです。
ただし、あくまでも、人それぞれの好みの問題です。
「相場のストーリーを考える」ということは、私が新米ディーラーだった頃、先輩ディーラーから、よく言われた言葉です。
要は、今後の相場展開を自分で繰り返し推理してみるということで、これはイメージトレーニングに大変役立ちます。
ストーリーを考える上で、相場変動要因という材料を集め、集めた材料に優先順位をつけ、どれが一番相場に影響するかとか、反対材料はなにかなど、あれこれ考えることが大事です。
相場を考える上で陥りやすいのが、発表される経済指標や要人発言などに場当たり的に反応しがちだということです。
これを、たとえて言えば、ボールの行方に向かって団子になって子供たちが追いかける「子供のサッカー」のようなもので、各指標やイベントに個別に反応するばかりで、大局を見ていません。
しかし、相場とは、いろいろな相場変動要因が連関し合って相場は作られており、それをひとつのストーリーとして考えていくことで、相場が見えてくることは多々あります。
大事なことは、繰り返し考えるということだと思います。
相場は生き物ですから、要因が入れ替わったり、新しく出てきたり、消えていったりしてどんどん変化しています。
ですから、これだと決め打ちするのではなく、予想と現実を比較して、何度も軌道修正するものです。
そうして、常に、フレッシュな相場観を持つことが大事です。
執着は禁物です。
ロンドンのアーリーバード(早出組)は、ドル売りからのようです。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
今日は30日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性がありますが、3月決算前日ということで、特殊玉が出て通常の5・10日とは動きが変わる可能性がありますので注意が必要です。
ニューヨークダウは、米長期金利の上昇がひとまず一服したことを受けて買いが入り、前日比323.71ドル高の32,717.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.005%上げて3.573%で引けました。
原油価格は、ほぼ横ばいで、前日比0.25ドル安の72.95ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの軟調を受けて緩み、前日比8.3ドル安の1982.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、さらにショートスクイズ(ショート筋を買い上げて買い戻させて利食うロンドンの得意技)に加えて、EUR/JPYでも買い戻しが出て132.09近辺をつけました。買戻し一巡後、いったん131.60近辺まで軟化しましたが、再び132.20近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後、さらに買い戻しは続き、132.66近辺をつけました。その後、いったん132.19近辺まで押しましたが、買いはぶり返し、132.86近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0858近辺から1.0824近辺まで下落後、1.0840近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、143.91近辺から143.24近辺まで下落後、144.03近辺へ上昇しました。
多くのスポーツや交渉ごとなどでも言えることですが、相手の出方を知るということが、トレーディングでも大事です。
トレーディングの場合、相手とは、ひとりとかひとつの団体ではなく、マーケットが相手だと思って頂けれはわかりやすいと思います。
相手の出方とは、マーケットがある行動に出ることで、行動に出るにはそれなりの事情があってのことですので、その事情を知ることです。
たとえば、突然、高値を買い上げてくる時などは、ある程度のサイズのショートのストップロスがついたかつけにいくことによるのが一般的です。
この執行されそうなストップロスがあるかどうかは、意外とわかりやすく、ショートのストップロスがある場合は、買いが引かなくなります。
一方、ロングのストップロスがある場合は、売りが引かなくなります。
見方によっては、新規に買っているから買いが強いとか、新規に売っているから売りが引かないという見方をされるかもしれません。
しかし、新規の売買は、できるだけ良い約定レートを求めて、静かに丁寧に行われるため、それほどマーケットに影響力はありません。
いずれにしましても、何かマーケットで動きが出るということは、それなりの理由があってのことです。
特に、いったんワッと動いて静かになるという場合もあり、まず打診的に売買して、それから本格的な売買になることが、意外とありますので、この予兆を気のせいにしないことが重要です。
トレーダーは、勇猛果敢なだけではなく、人一倍臆病でもなければならないと思っています。
要は、ここ一番では、攻めて攻めまくらなければなりませんが、状況が不透明な時は、ひたすら身を小さくして、状況の形勢をうかがうことが大事です。
つまり、攻めるも守るもメリハリをはっきりさせないと命取りになります。
ポジポジ病という病があります。
ポジションを持っていないと、いてもたってもいられない病気ですが、これは、まさに攻める守るのメリハリがついていない状態です。
要は、相場に入って良いときか悪いときかの判断がつかないため、状況の良し悪しにかかわらず、相場に飛び込んでしまうわけで、多くの場合うまくいかないと思います。
トレーディングに大事なことは、「待つ」ということです。
入るべきタイミングまで待てるようになれば、勝率は自ずと上がります。
それがどうしても待てないというのは、先が見えず、待てと言われても、どこまで待って良いものかわからないため、乗り遅れはしないかという不安から闇雲に飛び込んでしまうということだと思います。
もちろん、すべてを見通すことはできませんし、不測(突発的な)の事態が発生する場合もあります。
しかし、それでも、できるだけ年間スケジュールとか、1日の中のマーケットの流れとか経済指標の発表やイベントといったルーティン(決まった流れ、日課)を知ることで、できるだけ起こるであろうことを前もって知ることが大事だと思います。
ルーティンがわかればわかるほど、全くの白紙状態からいろいろ起きるであろうことが想定されていき、落ち着いて待てるようになると思います。
そうしたルーティンは、これからも私もできるだけお伝えしていこうと思いますが、またご自身でも、意識的に気にしてみてください。
コツは、この時期、この時間には、何が起こりやすいということを、繰り返しチェックしたり観察することです。
そうすれば、慌てる必要はなくなります。
本日22:30~23:30のラジオ日経「北野誠のトコトン投資やりまっせ。」に出演します。
今回が最終回ということで、お礼を込めて頑張ります!
ドル/円は、高値圏にいるため値ごろ感から売ってしまっているようです。
基本形は、今日も同じで、シンガポール・香港勢は売り、実需は淡々と買いだと思います。
ただし、昨日の反省点としては、ジリジリと下げていく過程で買い下がったために、マーケットがロングになり、さらに下げてしまったことです。
これだけ、相場が動くようになっています。
逆張り発想では、買えばロングになって下がるし、売ればショートになって上がります。
順張り発想になって、シンガポール・香港が売るなら乗っかって売って、利が乗ればさっさと利食い、実需が買うなら乗っかって買って、利が乗ればさっさと利食うということが大事だと思います。
因みに、今のドルの先安観が依然として強い中では、下げの方が乗りやすいと思います。
シンガポール・香港は、今日も、8時頃から売り始めると見ています。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
金融システム不安というテーマに新鮮味がなくなっているように見ています。
ニューヨークダウは、金融不安後退もハイテク安が重く、前日比37.63ドル安の32,394.45ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.023%上げて3.551%で引けました。
原油価格は、イラクとトルコを結ぶ石油パイプラインが一時的に停止したことか伝わり、、前日比0.39ドル高の73.20ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが強含んだことを受けて買われ、前日比19.7ドル高の1973.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、買いが強まり、今度は売り上がったようでジリ高となり、131.29近辺をつけた後、130.95~131.20近辺で横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、急激に売りが強まり、130.41近辺をつけました、その後は、130.60~131.20近辺で蛇行し、130.95近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0817近辺から1.0848近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、141.44~142.10近辺でもみ合いでした。
値動き分析とは、スクリーンに映し出されるプライスの動き(値動き)から、マーケットのポジションがロングなのかショートなのかを読み取る手法です。
これができるようになると、マーケット全体のポジションがどうなっているかに止まらず、次のマーケットの展開も読むことができます。
マーケットのポジションについては、シカゴIMMの通貨別ポジションもありますが、毎週火曜のポジションをその土曜にわかるというものですから、リアルタイムではありません。
また、FX会社によるポジションレポートもありますが、そのFX会社の顧客のポジションに限られますので、決して全貌がわかるわけではありません。
それに比べて、スクリーンに映し出されるプライスからポジションを読むと、マーケット全体のポジションがリアルタイムにわかりますから、大変重宝します。
そして、値動き分析で、もっとも大事なことは、ポジションを持っていても、ひたすら冷静かつ客観的に値動きを見ることです。
決して、自分の願望や期待が分析に織り込まれないようにすることで、実際のポジションなり、相場が向かおうとする方向が見えてきます。
そのためには、値動きに対して否定的にならず、あくまでも、素直に受け止められるスタンスでいられるようにすることが大切です。
私は、40年前の1983年に当時勤務していた三和銀行の銀座支店で、突然ロンドン支店赴任の辞令もらい、その3カ月後には、ロンドン支店に着任し、ロンドン支店長からFXディーラーになるように命ぜられました。
普通の国内支店から直接だったため、ディーリング業務のいろはも知らず、英語もできませんでした。
担当の上司(鬼軍曹と呼んでいました)は、着任当初、非常に不機嫌でした。
なぜなら、確かに人事部に増員を求めていたものの、送ってきたのが、ド素人の上に英語も出来ない人間ですから、即戦力を求めていた彼を不機嫌にさせるには十分でした。
その日から、鬼軍曹から連日罵声を浴びながら、鍛え上げられました。
着任直後に、鬼軍曹から見透かすように言われたのは、「まさか、習うより慣れろなどと甘いことを考えていないだろうな」ということでした。
そして、着任3カ月目には、スイスのチューリッヒで行われた、世界各地の中央銀行や民間銀行のジュニアディーラーの10日間研修に送りこまれ、英語のままならない私は、頭がテンパってしまいました。
最終日、模擬ディーリングのチーム別対抗戦が行われ、どんくさい私のために、わがチームはビリとなり、最後に記念にその銀行の紋章入りのスイスアーミーナイフを講師のリーダーからもらった時は、彼から「これでハラキリはしないように」と言われて、満場の笑いを受けました。
そんなこんなで、あっという間に6カ月が経ち、鬼軍曹の特訓もあって、独り立ちすることになりました。
そして、ディーリングを始めたら、面白くて面白くてたまらなくなり、早々にディーリング(トレーディング)を、一生の仕事にしようと決めました。
それから、本当に寝る間も惜しんでデーリングをし、気がつけば、その銀行で、ロンドン4年、東京3年、ニューヨーク4年と、三大マーケットを渡り歩きました。
それぞれのマーケットセンターを経験することによって、各センターの気質がわかり、それはその後大いに役立ちました。
振り返ってみれば、楽しいから続いたのだと思います。
そして、今も、新しい発見があります。
できるだけ長く、この仕事に携わっていたいと思います。
ドル/円の下をしっかり確認しないと、反発も限定的かと思われます。
昨日のアジアタイム、いつものようにシンガポール・香港は、ドル/円を売り下げてきましたが、ロンドンが入るやいなや、週越えポジションのアンワインド(買戻し)から買い一色になりました。
しかし、シンガポール・香港には、そのアンワインドの情報は事前には知らされていなかったようで、ある意味、シンガポール・香港とロンドンとの間には、情報の共有はされておらず、むしろ、ロンドンにとっては、シンガポール・香港もまた食い物の対象であることがわかります。
それでも、また今日のアジアタイムには、シンガポール・香港は売りにきて、一方国内実需はあくまでも淡々と買っていくものと思います。
シンガポール・香港が、昨日ロンドンにやられていれば、今日の売りの力は弱まる可能性はあると見ています。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
昨日は、首尾一貫したリスクオン(リスクが回避された)の円売りでした。
ニューヨークダウは、銀行株反発を受けて買われ、前週末比195.08ドル高の32,432.61ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.135%上げて3.513%で引けました。
原油価格は、株高を受けて買われ、前週末比3.74ドル高の73.00ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前週末比25.6ドル安の1976.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、週末なにか起こらないかという思惑から、リスク回避の円買いにドル/円、クロス円を売っていたものの、週末何もなかったことから、アンワインド(巻き戻し)の動きが強まり、ドル/円、クロス円が買われ(円売り)、ドル/円は、131.36近辺まで上昇しました。いったん、130.86近辺まで押した後、再び買い戻しが強まり、131.57近辺をつけました。ニューヨークオープン後、米長期金利が上昇したこともあって、さらに131.74近辺まで上げ、いったん131.33近辺まで押し、そして一時131.75近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0768近辺から1.0798まで上昇しました。
EUR/JPYは、141.55近辺から142.12まで上昇しました。
お客さんから預かる、売りあるいは買いオーダーには、不思議なことがあります。
たとえば、129.50の買いオーダーが1億ドルあるとします。
この1億ドルの買いオーダーが1社からの買いオーダーの時と細かくいろいろなお客さんから預かって合計1億ドルの買いオーダーとなった時があります。
果たして、どちらの買いオーダーの方が、下に抜けにくいかと言いますと、答えは複数のお客さんから預かった何件もの129.50のオーダーの方です。
たぶん、1社が出してくるワンショット1億ドルの一枚岩よりも、複数の企業や多くの個人投資家層が出してきた細かいオーダーの集合体の方が、オーダー自体が売り圧力を受け止めるネットの役目を果たすのではないかと思います。
なにか、毛利元就公の「三本の矢」みたいな話ではありますが、結構ディーラー仲間の間では、コンセンサス(同意)を得ています。
一番オーダーが入りやすい、00とか50といった水準は、まさにこうした複数の企業や多くの個人投資家層からのオーダーが集まりやすく、さらにオプショントリガーも入りやすいのでさらに抜けづらくなるものと思われます。
急落相場において、その相場が本当に急落するのか、あるいは急落しないかは、マーケットのポジション状況によります。
急落しやすい相場は、マーケットのポジションがもともとロングであったり、下がる過程で買い下がってロングになっていく時に下げやすくなります。
つまり、マーケットポジションがロングになっているということは、次にやらなければならないことは、そのポジションを閉じるために売らなければならないという行為が残っているからです。
しかも、相場が急落していると、損失を最小限にとどめようと、狼狽的に売り込むため、さらに下げに加速がつき急落しやすくなります。
また、唐突に相場が急変して下がる場合も、狼狽売りを誘います。
一方、急落しない相場はどういう相場かと言いますと、もうすでに、落ちるだけ落ちてしまってロングがマーケットから一掃されていて、そこをマーケットが弱気になって、強引に売り込んでも、マーケットは単にショートになっていくばかりですので、むしろ上がってしまいます。
このように、マーケットがロングになっているか、ロングになっていない、むしろショートになっているかが、判断できるようになると、どんなに相場が大荒れになっていても、焦らずに相場を見ていられるようになります。
つまり、値動きによって、このことが判断できます。
ロングができている相場では、マーケットがロングのため、値動きに反発力がなく、むしろぐずぐずとした重さがあります。
こうした時は、ロングを持っていれば、即刻売って手仕舞うことが大事です。
一方、ロングになっていない相場では、たとえマーケットが弱気になって強引に売り込んでも、それは確かに売っている際中はそれなりには下押しされます。
しかし、全体的に下げ渋るようであれば、それはマーケットがロングになっていないことの証であり、むしろその後、売り筋の買戻しを誘うことになりますので、相場は反発に転じるのが一般的です。
したがって、売られて値動きがぐずぐずするのか、あるいは下げ渋るのかで、マーケットのポジションは見えてきます。
言い換えれば、マーケットがロングであれば、素直に落ちますが、ロングでもない相場で下がるべきだと精神論でいくら叩き落とそうとしても相場は下がらず、むしろ売ったことでショートになり反発力を持ってしまうものです。
最近、シンガポール・香港勢のドル/円での売り仕掛けが目立つようになっているのに比例して、そのショートポジションをスクイズ(崩す)しようとするロンドン勢の買い上げが以前より目立ってきています。
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ドル/円は、まだまだ売りに確信を持たなければ反発は難しそうです。
相場が大きく動く原因は、基本的には、過信や油断によると言えます。
つまり、マーケット全体が、脇を甘くしている時に、想定外のことが起きると、パニックになり、我先にマーケットから脱出しようとすることから、相場の急騰・急落が起こります。
しかし、最近の急騰・急落のスケールは、昔のそれと比べると、かなり穏やかになりました。
私が、インターバンクディーラーだった頃は、信じられないかもしれませんが、一日で1000ポイント動く時もありました。
一度、GBP/USDをショートにしたら、1000ポイント急落して、ラッキーとばかりに利食ったら、それからさらにもう1000ポイント落ちて、こうなるともう怖くて入れず、見ているだけだったこともあります。
ソ連の最後の大統領であるゴルバチョフ氏が誘拐された時は、ドル/マルクが目の前でロケットのように1000ポイント飛んだこともありました。
それに比べると、随分おとなしくなったものだと思います。
しかし、2008年9月のリーマンショックの時は、たとえば、NZD/JPYは、3ケ月で30円も急落しています。
喉元過ぎると熱さを忘れると言いますが、経験したパニックは、しっかりと覚えておくことが必要です。
東日本大震災の時の原発事故で思い知らされたように、想定外を想定してこそ、生き残っていけるのだと思います。
□□ 今週の注目点 -----------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、底値圏形成の過程か
2.EUR/USD、上げきれず反落
3.GBP/USD、反落の可能性
4.クロス円、横ばい基本に一部下落も
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【1.ドル/円、底値圏形成の過程か】の要点
・ロングは、既に投げている
・しかし、日足のチャート形状は悪く、戻りは売りが出やすくそのため重い
・下げようと売っている勢力が買い戻しを始める材料待ちか
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ドイツで、一番美味しいものを食べたいと思うなら、簡単なことではありませんが、大手地場銀行の賓客用レストランに行くことだと聞いたことがありました。
というのも、その銀行は、ドイツに限らず欧州中から、選りすぐりのコックを雇い入れているからだそうです。
つまり、ミシュランには載らないけれど、トップクラスのコックが料理するところが、ドイツにはあるということでした。
そして、それは、ドイツに限らないということを、イタリアで経験したことがありました。
あるミラノに本店のあるイタリアの大手地場銀行を訪問した時のことでした。
先方から、ランチのお誘いを頂き、その銀行の迎賓館にお邪魔しました。
イタリア人らしいハンサムな資金為替部長に迎えられ、ランチとなりました。
もちろん、ランチと言っても、イタリア料理のフルコースで、ワインも頂きながらの食事でした。
出るもの出るもの、美味い!
その時、例のドイツの大手地場銀行のことを思い出しました。
なるほど、欧州の大手地場銀行の食事は、凄いと思いました。
そして、メインには、焼き肉の肉と同じぐらいの大きさの何枚かの肉片が片面を焼かれ、もう片面は肉汁が表面張力で膨らんでいるものが供されました。
味付けは塩だけで、一口口に入れると旨みが口中に広がり、こんなに美味いイタリア料理は初めてだと感動したことがありました。
これなら、招かれた客は、間違いなく満足したことでしょう。
いずこも、地元の大手銀はすごいものでした。
しかし、2008年のリーマンショック以来の度重なる金融システム危機に、欧州銀行も随分様変わりしている可能性があり、それが事実なら残念なことです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
バルバッコア 青山本店
住所:東京都渋谷区神宮前4-3-2 TOKYU REIT表参道スクエア B1F
電話:03-3796-0571
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
こちらは、表参道から一歩横の道に入ったところにある、ブラジルバーベキュー、シュラスコのお店です。
肉を塊のまま串に刺して、岩塩のみでじっくり焼き上げ、お客さんの目の前でパサドールと呼ばれる専門スタッフが切り分けてくれます。
各テーブルには、表が緑、裏が赤の大きなコイン状のものがあり、緑の面を上にすると、とめどなく、お肉が出てきます・
お肉の種類は14種類にも及び、いろいろな味が楽しめます。
一緒に供されるやはり串に刺した焼きパイナップルも、美味しくて結構好きです。
肉の味の風味も独特で、南米の香りがして、旅情を感じます。
また、お店中央には、大きなサラダバーがあり、珍しいものも含めいろいろな野菜が味わえます。
その横には、デザートコーナーがあり、ブラジルのスイーツも頂けます。
結構、豪華な店内ながら、お得感を感じるお店です。
ニューヨークダウは、金融不安から景気が悪化することへの過度な警戒が薄れて買われ、前日比132.90ドル高の32,238.15ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.030%下げて3.374%で引けました。
原油価格は、米景気後退懸念から売られ、前日比0.77ドル安の69.19ドルで引けました。
金価格は、リスク回避一服で売られ、前日比16.4ドル安の1979.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドン勢のショートスクイズ(ショート筋を買い上げて買い戻させて利食うロンドンの得意技)と思われる買いに、ジリ高となり、130.47近辺をつけました。しかし、欧州の銀行株が売られると、リスク回避の円買いと称してドル/円、クロス円が売り浴びせられ、ドル/円は129.64近辺まで売られました。ニューヨークオープン前、ポジション調整に130.15近辺まで反発しました。オープン後、いったん129.85近辺まで押しましたが、イエレン財務長官が緊急の金融安定監視評議会の開催を決めるなど、米当局の動きが目立つ中で、事態収拾を睨んで段階的に買い戻され、130.89近辺をつけました。
EUR/USDは、欧州株安を受けて1.0713近辺まで急落後は、1.0767近辺までジリ高となりました。
EUR/JPYは、139.07近辺まで急落後、140.84近辺まで反発しました。
相場だけでなく、一般生活の中にも、「嫌な感じ」を感じる時があると思います。
その「嫌な感じ」を、否定せずに是非尊重してみてください。
私が、一番インターバンクディーラーとして、バリバリやっていた頃、本当に五感が鋭くなっていて、たとえば、他の銀行から大口の取引がくるというのも、実際に電話がくる前から、背中に悪寒が走って何かくると身構えたものでした。
決して、取引することが「嫌なこと」ではありませんが、自分自身になにか脅威が迫っていることに対しては、強い防衛本能を感じました。
最近の日々のトレーディングで申し上げますと、たとえば、買いたいと思って買った時、安く買えると「嫌な感じ」がします。
また、売りたいと思って高く売れると「嫌な感じ」がします。
つまり、相場が強いなら、安くは買えず高くしか買えないはずなのに、安く買えたということは、相場の方向が合っていないのではないかと思います。
また、相場が弱ければ、高くは売れず安くしか売れないはずなのに、高く売れるということは、やはり相場の方向が合っていないのではないかと考えます。
このような、何気ない「あれ?」っと思うことを大事にしています。
巷では、「すぐ儲かる」とか、「負けなし」という言葉があふれています。
しかし、儲けるとは、そんな生半可なものではありません。
やはり、痛い目に遭ってみたり、怖い目に遭ってみたりを経験しながら、「こうしたことはやっちゃいけない」とか、あるいは「ああすればいいんだ」とか学習して成長していくものだと思います。
つまり、経験の積み重ねというものが、人を育てていくのだと思っています。
先日も、私のかかりつけのマッサージの先生とも、そんな話をしました。
こちらから、「マッサージの世界でも、長い経験が必要ですよね」と話を向けたら、「そうですね。人の筋肉の状態が触ってわかるようになるのに、10~20年の経験が要ります」というのが、先生の答えでした。
いろいろなことを体験して成長していくのは、どの世界でも同じなのだと思います。
そして、痛い経験、苦い経験をすることも大事だと思います。
そうしたものは、いろいろなことを教えてくれます。
私も、ロンドンで新米ディーラーの時、しこたまやられた時、ディーリングボードを睨みながら、「この失敗、2度と忘れるものか」と決意したことが、恥ずかしながら一度ならずありました。
しかし、そうした経験から、ああこの時期には、毎年こんなことが起きるんだとか、1日のこの時間帯にはこんなことが毎日のようにあるのだとかといった知識を蓄積していきました。
そうした、経験と知識があればこそ、これから起きるであろうことが、ある程度見えてくるものです。
ですから、早く儲けたいお気持ちもわかりますが、やはり基礎をしっかりと身につけるということが、言い古された言葉ではありますが、とても大事だということを実感として思います。
私は、インターバンクディーラーの時、相当儲けました。
しかし、その頃は、まだ相場の仕組みがわかっていたわけではなく、ある意味野生の勘で儲けていたと後になって思います。
本当に相場の仕組みがわかってきたのは、40代、50代になってからだったと思います。
道のりは、長いです。
ドル/円は、アジアの投機筋が売り過ぎている可能性があります。
03/24(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【ロンドン・ホラー劇場】
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
シンガポール・香港勢は、今日も売りでしょう。
あとは、どのタイミングで入ってくるかだけを考えれば良いぐらいです。
そして、実需のドル買いも今日も淡々と出ると思います。
本日は金曜で、FX経済研究所出演日ですので、少し準備のため本数が少なくなるかもしれませんので、ご了承ください。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円の買い戻しもきつかったですが、結局反落し、ドルの先安観は依然強いです。
ニューヨークダウは、イエレン米財務長官が「預金保護のために追加的な措置を講じる用意がある」と述べ相場の支えとなり、前日比73.66ドル高の32,103.77ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.043%下げて3.456%で引けました。
原油価格は、米景気懸念から売られ、前日比1.67ドル安の69.23ドルで引けました。
金価格は、リスク回避から買われ、前日比51.4ドル高の2001.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん130.50近辺まで下ましたが、マーケットはショートになっていたようで、それからはジリ高となり、131.43近辺まで上げました。ニューヨークオープン後、さらに131.66近辺まで上昇しました。しかし。買戻しが一巡したもようで、一転して下落となり、途中、反発はあったものの、一時130.32近辺まで下落しました。
EUR/USDは、1.0907近辺まで上昇後、1.0824まで下落しました。
EUR/JPYは、143.19近辺から141.17近辺まで下落しました。
値頃感からの買いとか、値頃感からの売りといった言葉を聞いたことがおありだと思います。
その意味は、「ちょうど頃合の値段」ということですが、あくまでも、主観的な言葉です。
利食いにこの値頃感という感覚を使うことは、問題ないと思っています。
しかし、新規にポジションを作る時に、「値頃感」で作ることには、抵抗があります。
結構以前から考えお伝えもしていることですが、相場へのエントリーというものは難しく、特にエントリーするタイミングが早めになって苦しい思いをすることが多いように思っています。
したがい、値頃感というレベルでエントリーするのではなく、良く引きつけたタイミングで相場に入ることが重要だと思います。
正しく相場に入るには、正しい方向にエントリーするのが重要なのと同時に、正しいタイミングで入ることが必要です。
タイミングは、実は方向よりも難しいと思います。
為替のトレーダーは、ネアカが多いです。
これは、沈思黙考型の金利のトレーダーとは好対照です。
その原因は、扱うものが論理的か論理的でないかによって分かれるのだと思います。
金利のトレーダーは、いろいろなファンダメンタルズを分析し、金利が上がるか下がるかを理詰めで考えます。
そして、たとえば、FRBが利上げをするという見通しから、利上げに賭けて、実際にFRBが利上げすると、利上げに賭けたトレーダーは漏れなく儲かります。
一方、為替のトレーダーも、確かにファンダメンタルズも見ますが、それはあくまでも、その材料をもとに、マーケットの大勢はどう考えどういったポジションを張っているのか探り、実際に発表した場合、どういった行動に出るかを予想します。
たとえば、良い例は、FOMCで利上げが決定された時、金利が上がっても、材料出尽くしとばかりに売られることがあります。
その大きな理由は、たとえば、夏休みのような長期の休暇前に、大手の投機筋がポジションをクローズするきっかけに、FOMCでの利上げの決定を使い、利上げでドル高と見てドル/円をロングにしていても、儲かるどころか損をする羽目に陥ることがあります。
つまり、マーケットの心理を読めないと儲からないのが為替トレードで、金利のトレードのように理詰めだけでは儲からない不合理なことが多いです。
そうした不条理な世界を生きていくためには、やはりネアカでなければやっていけません。
為替トレーダーの口癖は、「死んだ、死んだ」です。
やられても、明るく「死んだ、死んだ」と言いあって、気持ちをリセットしようとします。
損したからと言って、実際に死ぬわけではないのですから、また気分が整えば、為替という戦場に戻っています。
そんな、負けた自分を笑い飛ばすぐらいのネアカさが、為替トレーダーには必要です。
ドルは、全般的にドル売りで試されるものと見ています。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、再度下を試しそうです。
ニューヨークダウは、FOMCが0.25%の利上げを決定したことから、FRBの金融引き締め継続懸念から売られ、前日比531.70ドル安の32,028.90ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.055%下げて3.551%で引けました。
原油価格は、米景気後退懸念が和らいで買われ、前日比1.69ドル高の69.33ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比41.7安の1941・1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、FOMC待ちの中、まずはポンド買いが強まり、ドル/円もGBP/JPYの買いに押し上げられ、続いてEUR/JPYショートのアンワインド(巻き戻し)からさらに押し上げられ、133.00近辺まで上昇しました。ニューヨークオープン後は、FOMC待ちの姿勢が強まり、132.50~85近辺で横ばいとなりました。そして、FOMCの結果発表となり、政策金利は予想通り0.25%の引き上げとなったため売りが先行しました。さらに、それ続いてパウエルFRB議長が記者会見で、今回のFOMCで利上げ停止を検討したことを明らかにしたことから続落となり、一時131.01近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0776近辺から、一時1.0912近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、143.22近辺から142.30近辺まで下げました。
今後、相場がどうなっていくのか、つまり相場のストーリーを考える上では、なんのつながりもなさそうな材料でも、ためらわずに頭に入れておくことが大事だと思っています。
そしてある日突然、ひょんなきっかけから、バラバラの材料がガチャンガチャンとくっついて、霧が晴れていくように全容が見えてくるものです。
その時はじめて、ああそういうことだったのかと、納得が行きます。
こうしたことは、そんなに頻繁に起きるものではなく、私の場合、年に2~3回というところです。
しかし、相場観の軸の部分が見えてきますので、1回でも少なくとも2~3ヶ月はその考え方が通用すると言っても過言ではありません。
何しろ、今まで、いろいろな材料に囲まれて、悶々としていたのが、いちどきに見えてきますので、本当にスッキリします。
このスッキリ感を味わうためには、いろいろな材料に対して関心を持つことが大事だと思います。
相場をやっていると、儲かっても悔いが残るし、負けても悔いが残り、ストレスが溜まりやすいと思います。
そうした邪念を振り払うには、どうすれば良いか?
個人的には、スポーツをすることだと思っています。
つまり、体を動かし、汗をかき、頭を空っぽにして、シャワーでも浴びれば、気分も爽快になり、焦りや悔しさから解放されると考えています。
それが、人によって、料理だったり、編み物だったり、釣りだったり、庭いじりだったり、あるいを座禅をすることかもしれません。
要は、頭の中を空っぽ、言い換えれば無にすることが大事だと思います。
そうしないと、なかなか邪念は払えませんし、新たな戦闘意欲も湧いてきません。
ですから、相場の格言にも「休むも相場」という言葉があるわけです。
欧米のトレーダーのうまいところは、ダメとなると、きっぱり休むところです。
1日とか、数日とか、マーケットから離れてみることです。
その間に、何かが起こったらと考えるのではなく、自分には関係ないと思うぐらいが良いと思います。
焦りや悔しさに浸かりこんで、画面に張り付いても、むしろ精神状態を悪化させるだけです。
そして、自分で自分で追い詰めるのではなく、心してトレードを、さらに人生を楽しむことだと思います。
ロンドンは、なにか仕掛けるでしょうが、笛吹けど踊らず的な相場になるような気がしています。
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金融システム不安が終わったわけではありませんので、FRBとしても細心の注意を払っての政策決定となるものと思われ、慌てず騒がず決定を待つ時だと思います。
ニューヨークダウは、イエレン米財務長官が「銀行危機が悪化すれば預金をさらに保護する用意がある」と述べたことを受けて安心感が広がり、前日比317.24ドル高の32,561.82ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.104%上げて3.581%で引けました。
原油価格は、株高を受けて買われ、前日比1.84ドル高の69.66ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前日比39.5ドル安の1943.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、金融システム危機関連の新しい情報はなく、ロンドンオープン前後からリスク回避の円買いのアンワインド(巻き戻し)が出て、EUR/JPYが上昇したため、EUR/USDと共にドル/円も上昇し、132.00を超え、132.45近辺をつけ、高止まりとなりました。ニューヨークオープン後、いったん131.79近辺まで売り込まれたものの、イエレン米財務長官が「銀行危機が悪化すれば預金をさらに保護する用意がある」と述べたことを受けて反発し、一時132.62近辺をつけました。
EUR/USDは、一時1.0788近辺まで上昇後、ジリ安に転じ、1.0756近辺をつけました。
EUR/JPYは、141.90近辺まで下落後、142.71近辺まで上昇しました。
チャートを作るにあたっての注意点を、昔同じ銀行のチャーティストから聞いたことがありました。
普通、チャートにラインを引くとき、例えば、高値と高値、言い換えれば、上ヒゲのトップと、もうひとつの上ヒゲのトップを結ぶのではないかと思います。
しかし、そのチャーティストによりますと、上ヒゲのトップともうひとつの上ヒゲのトップを引くのは、決して正しくはないそうです。
正しくは、ロウソク足の実体部分(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の高いところと高いところを結んだのが正解だそうです。
そうしないと、ヒゲの部分で上抜いたように見えても、実体部分で抜けないことには、本当に上抜いたとはみなされないそうです。
以来、私自身は、上ヒゲと上ヒゲを結んだラインを実体部分が抜けているか、さらに実体部分の高値と高値を結んだ部分が上抜けているか、両方を見て、レンジブレイクしているかを確認するようになりました。
確かに、相場にはフェイク(ダマシ)が多く、ある程度念を押すことが必要だと思います。
私の40年のトレーダー人生で、手を抜いた時代がありました。
それは、ロンドンから戻り、東京で激しく売り買いし、それなりの地位を得た後の、ニューヨーク時代でした。
最初のロンドンは、英語もできない仕事もわからない、鬼軍曹からは怒られる毎日で、怒鳴り声を聞くことを避けるために、必死になって英語も覚え、仕事も覚えました。
そして、気がついたら、トレーディングが面白くたまらなくなり、それこそ寝る間も惜しんでトレードしました。
その勢いで東京に移ると、東京はヘッドクオーター(本部)ですので、懐は深く、相当の金額のトレードができて、さらに面白くなりました。
チームも、完全に自分のやりたい時間にきて、やりたければ夜中までやっていいというサファリパークのようなほぼ野放しの環境で、それはそれは伸び伸びとトレードできました。
その結果、歴代1位の成績も残しました。
しかし、そうした恵まれた環境にいると、静かに静かに、人間とは腐っていくものです。
ニューヨークに赴任して、今でも、自分は怠惰だったと思うことは、アメリカ英語に慣れようとしなかったことです。
あんなに必死に、イギリス英語を覚えようとした自分はそこにはなく、ニューヨークの聞きづらい英語はできるだけ避け、日本語に頼ろうとしました。
語学というものは、なにしろ使うことが上達の道ですが、それを避けて、日本人のコミュニティーでどうにかしようとしました。
イギリスとは違い、アメリカは日本語で済ませようとすれば済ませられてしまうところです。
それだけに、手を抜きました。
しかし、同じ時期に赴任した若手のトレーダーは、本当に一生懸命英語を話そうとし、その結果、上達も早く、何事にも積極的に取り組み、その結果その後、役員にまでなりました。
ことほど左様に、自分の姿勢次第で、将来というものは拓けていきます。
私自身は、その後外資系銀行に移り、そして、現在の外為ストラテジスト(外為の戦略を練る専門家)になりましたが、結局今の独立系外為ストラテジストという一国一城の主になって、自分ですべて考える道を選び、今に至ることができました。
やはり、前向きな姿勢を忘れてはいけないと、シミジミと過去40年のトレーダー人生を振り返って感じます。
ロンドンは、自分がコバンザメに乗ってこられていると気づくとまずはドル/円ショートを振るいにかけてから、落とすと見ています。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、通常であれば実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
東京休場です。
ニューヨークダウは、クレディ・スイス・グループをUBSが買収で合意したことから世界的な金融危機につながるリスクがひとまず回避されたとの見方が広がり買われ、前週末比382.66ドル高の32,244.64ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.095%上げて3.492%で引けました。
原油価格は、米株価反発を受け買われ、前週末比0.86ドル高の67.79ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが横ばいだったのを受けて動かず、前週末比9.4ドル高の1982.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後、クレディスイスの社債が無価値になったと報じられると、再びリスク回避の円買いが強烈に強まり、130.54近辺まで売り込まれました。その後、リスク回避の円買いの巻き戻しから、131.44近辺をつけました。
そして、130.90近辺まで反落しました。しかし、ここまでは、実は、拡大版のロンドン・ホラー劇場でした。ニューヨークオープン後、売られていた銀行株が買い戻されたこともあって、ドル/円は131.83近辺まで反発しました。その後、一時131.27近辺まで軟化しました。
EUR/USDは、1.0705~1.0720近辺で横ばいでした。
EUR/JPYは、140.24近辺から141.40近辺まで上昇後は、横ばいでした。
なにかに、心血を注ぎ、その道を「極めた」とよく言いますが、私は、敢えて「極めない」ことが大事だと思っています。
なぜなら、極めたと自覚したとたんに後退が始まると考えているからです。
それよりは、「日々勉強、日々研鑽」と思って、さらに高みを求めることが大事なのではないかと思います。
私は、聖路加国際メディカルセンター理事長であり、聖路加国際病院名誉院長でもあった日野原重明氏(106歳で没)を尊敬していました。
あそこまで、医師として医学博士として、後ろを振り向くことなく、前へ前へと進む人生を、是非私も送りたいと思います。
実際、私のような若輩者には、「極める」どころではありません。
日々、発見があり、また、これについてはどう考えるべきかとか、以前に組み立てた考え方が、どうも実際とは違うということすら起きることがあります。
ですので、まだまだ、これからだと思うばかりです。
相場を張る人は、米ヘッジファンドであろうが、ロンドン勢であろうが、そして日本の個人投資家層であろうが、すべて投機筋だということを自覚する必要があります。
そして、投機筋には宿命があり、売ったら利食いか損切りのために買い戻さなければなりませんし、買ったら利食いか損切りのために売らなければなりません。
その意味することは、いったん売ったら、売るという行為で多少相場は動きますが、それで下げは終わりです。
もし、売ることによって、相場を下げ続けさせようと思うなら売り続けなくてはなりません。
それによって、さらに多くのいずれ買い戻さなければならないショートポジションができることになります。
つまり、いったん売ったら買い、いったん買ったら売りという対に投機の取引はなっているということです。
したがって、投機的に売っても、次は買うことしか考えられないということです。
それに対して、実需は、輸入企業なら買って完結、輸出企業なら売って完結ですから、その後どうなっても構わないわけです。
しかし、投機筋は、自分のポジションがフェーバー(有利)になるか、アゲンスト(不利)になるかを、ポジションを持ち続けている限り、忘れることはできません。
しかし、そうした境遇に投機筋があること自体、投機筋自身が気づいていないことが多く、重要指標の発表とか、イベントとか、要人発言といった相場要因が出るたびに、売りだ買いだしていますが、それでは、他の投機筋と同じことをやっているだけで、単にマーケットポジションが一方偏るだけです。
そして、売り過ぎ買い過ぎになれば、相場は逆に振れ、あえなく損切ることになります。
投機筋として大事なことは、マーケットのポジションの偏りを把握すること、そしてマーケットのセンチメントが一方に偏っていないかを常に値動きから読み取ったり、推理することが大事です。
「子供のサッカー」のような、一団となって右にボールが飛べば団子になって右に行き、そこから蹴り返されて左に飛べば一団となって左に行くというトレードは厳に慎むことだと思います。
「人の行く裏に道あり花の山」という相場格言があります。
意味は、1人だけ勇気を持ってほかの人とは違う方法をとることで、花の山(大きな利益)を手に入れるができるということです。
これが、投機筋の理想形だと思います。
ドル/円は、買い下がってロングなのか、足元が緩くなっています。
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今日は20日で5・10日(ゴトウビ)で輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性(ドル買い要因)がある一方、今日と22日にレパトリ(海外資産を円に換えて決算する)のドル売りが出る可能性(ドル売り要因)があります。
最近良く聞く言葉のように思います。
FXのトレーディングでもしかりで、手っ取り早く儲けたい方が多いと思います。
確かに、幸運にも手っ取り早く儲かることもあるでしょう。
しかし、恒常的に儲けることは、それほどたやすいことではありません。
ですので、手っ取り早く儲けることを考えるのと同時に、基本をマスターすることが大事です。
ここでいう基本とは、FXマーケットで生き残っていく術のことです。
たとえば、ストップロスは遠くて良いですから必ず入れるとか、焦りやくやしさで相場にエントリーしないとかといった、ごく当たり前のことです。
当たり前のことを当たり前にやるということは、実は難しいことです。
しかし、それができるようになると、利大損小となり、利益を残すことができるようなると思います。
何事も急がば回れです。
□□ 今週の注目点 -----------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、売られやすい局面
2.EUR/USD、動きづらそう
3.GBP/USD、買い戻しはまだ続く可能性
4.クロス円、重めが主流
------------------------------------------------
【1.ドル/円、売られやすい局面】の要点
・先週末 10 週移動平均線を下にブレイク、しかもレパトリの時期でもある
・リスク回避の円買いを言い訳にする事態が、金融システムだけでなく世界各地で発生
・週足でヘッドアンドショルダーの右肩形成も意識される
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私もそうでしたが、テクニカル分析は、ファンダメンタルズ分析よりとっつきが良くまたわかりやすいことから、一般に普及していますが、相場を総合的に分析する上では、やはりファンダメンタルズ分析からのアプローチも大変重要です。
為替における一般的なファンダメンタルズ分析とは、発表される対象国の経済指標から、その国の景気動向や雇用情勢、物価の状況、あるいはもっと広義では金融政策や政治状況を分析することで、対象国通貨が今後どのように推移するかを予測することです。
こう聞けば確かに、ファンダメンタルズ分析に面倒で難解な印象受けることと思います。
しかし、上記のファンダメンタルズ分析のアプローチの仕方は、エコノミストとしての分析法であって、トレーディングによって利益を追求するトレーダーとしての分析法とは違います。
トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析は、各種経済指標や金融政策の発表などに向けて、事前にマーケットがどのような結果を求めていて、そのためにその時点でどのようなポジションをマーケットの大勢が持っているかということを推測することに力点が置かれます。
発表された経済指標や金融政策の内容を深く分析することよりも、たとえば、米雇用統計の非農業部門就業者数の予想値と実際値の違いはどれぐらいあって、それはマーケットの大勢の期待に応えるものだったのかあるいはマーケットを失望させるものだったのかを判断し、売るか買うか様子見するかを決定します。
また、その国の中央銀行の金融政策決定会合において、金融政策を変更したか据置いたかという決定を確認することで、マーケットがどのような反応をするかを予測し、売るか買うか様子見するかを決定します。
つまり、経済指標等の発表によって、マーケットの大勢が、どのような行動に出るかを事前に予測し利益につなげることが、トレーダーにとってのファンダメンタルズ分析です。
知的推理ゲームと思えば、なかなかおもしろいものですし、またテクニカル分析によって予測される相場見通しをファンダメンタルズ分析によって補強することが可能です。
ファンダメンタルズ分析への取っ掛かりは、まずは、新聞やネットで、今、なにがマーケットで話題になっているのかを知ることから始めることをお勧めします。
そして、次の段階で、経済指標の予想に対して結果がどうで、それに対して、マーケットがどのように反応したかをチェックする習慣をつけ、さらに自分なりにマーケットの反応を予測し、実際にトレーディングしてみることです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
天然自家温泉湯宿 嵯峨沢館(さがさわかん)
住所:静岡県伊豆市門野原400-1
電話:0558-85-0115
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
なにしろ、日々、夏時間で言えば、朝は5時から、もちろん途中休憩は取りますが、夜は21時まで働いています。
ですから、本当に、たまの温泉旅行が、大きな息抜きになっています。
あまり好きな言葉ではありませんが、自分へのご褒美でしょうか。
こちらは、天城山の近く、鮎漁で有名な狩野川縁にある旅館です。
館内は本当に落ち着いた雰囲気で、ホッとします。
7か所もある温泉はそれぞれに泉質は良く、またとても1日では回り切れません。
そしてお部屋も広々としていて寛げて、疲れをとるには最高の場所です。
さらに、供されるお料理は、洗練した味です。
私は、有料道路の伊豆スカイラインが好きで、こちらに行く時には、少なくとも片道は、スカイラインを使っています。
伊豆の中央を走る山々の尾根伝いにスカイラインは走り、富士山は真横に見えますし、相模湾、駿河湾の両方が見下ろせます。
そんな道路を軽快に走ると、本当にリフレッシュします。
ドライブを楽しみ、嵯峨沢館で寛ぐと、本当に明日への英気が養われます。
ニューヨークダウは、米景気悪化を警戒した売りが出て、前日比387.66ドル安の31,858.89ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.166%下げて3.417%で引けました。
原油価格は、米景気後退懸念から売られ、前日比2.00ドル安の66.35ドルで引けました。
金価格は、リスク回避で買われ、前日比58.1ドル高の1981.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、132.75近辺まで下げましたが、そこから反発し133.35近辺をつけて高止まりしました。しかし、市場の金融システムへの不信感は根強く、改めて売りが強まり、132.51近辺まで下げました。ニューヨーックオープン後、米国債10年物利回りが下げたことから、さらにジリ安は続き、132.00も割って、131.56近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0617近辺から1.0685近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、140.15~141.20近辺で上下しました。
「あのトレーダー、センスが良い」という言葉を、よくトレーダーの間で使います。
この場合のセンスとは、もちろんトレーディングのセンスのことです。
トレーディング・センスが良いというのは、着目するテーマやそのテーマに絡んだ通貨ペアが的を得ていて、相場へのエントリーがうまく、そして利食いあるいは損切りのタイミングも良いということです。
このセンスを、生まれつき持っている人もいますが、経験を積むことでセンスを身につけ、さらに磨きをかけることもできます。
経験を積んでセンスを高めるには、まずは場数を踏むことが大事だと思います。
また、場数を踏みながら、いろいろななことに関心を持ち、そして鵜呑みにはせず、疑問を持つことです。
そうしたメンタル・トレーニングを繰り返すことで、マーケットの実勢と自分のイメージとの間のギャップ(隔たり)があれば、「うん?」と自然に感じるようになって、センスは磨かれていきます。
繰り返してすることが、集中力を高め、無意識で覚えることほど強いものです。
要は、いろいろなことが頭に刷り込まれ、無意識に反応するようになれば、トレーディング・センスを身につけたと考えて良いように思います。
私は、よく相場を見慣れる、あるいは慣れることが大事だと申し上げています。
それは、よく例として取り上げる、国際線のパイロットと国内線のパイロットのどっちが腕が上かという質問に対する答えのように、やはり離発着という難易度の高い操縦をする回数が多い短距離の国内線のパイロットに軍配が上がるように、経験度数を高めたトレーダーの方が、早く相場に慣れ、相場への抵抗力がつくと思っています。
ですから、相場が怖いとなかなか入れなければ、チョイスは2つあり、ひとつは何しろ早く始めること、もうひとつは相場が体質的に合わないのであれば早目にあきらめることのどちらかだと思います。
それでも、始めてみようと思われるのであれば、後は相場に飛び込んでみることです。
尚、デモトレードというものがあります。
確かに、トレーディングマシンの操作方法、オーダーの出し方などをマスターする上では大変大事な過程ではありますが、そこでトレードして儲かった儲かったと言っても、あまり意味がないことも自覚しなくてはならないと思います。
なぜなら、実弾飛び交う実戦での心理状態をデモトレードでは、味わうことができないからです。
損益の増減が見る見る変わる実戦の緊迫感に早く慣れることが大事です。
そして、実戦では、うまくいくことばかりではなく、傷つくことももちろんあります。
その転んだ痛みに慣れ、強くなることが必要です。
その時重要なことは、目線を高くするということです。
たとえば、「短期チャートにかじりつく」というのは、目線が低い良い例で、それによって、むしろ少しの値動きでも跳ね飛ばされてしまいます。
もっと長期目線で相場を見ていると、つまり目線を高くしていると、目先の小競り合いなど、それほど気にならなくなります。
そうして、相場に慣れていくことが大事です。
ただし、気をつけるべきことは、慣れてきても馴れないことです。
私の申し上げたい慣れると馴れるの違いは、慣れるとは「長くその状態が続くことでその状態が当たり前になること」であり、馴れるとは「長くその状態が続くことで、緊張感が緩み、むしろ舐めてかかるようになる」という意味合いで捉えています。
つまり、何を申し上げたいかと言いますと、慣れてくると気が大きくなったり、舐めてかかるようになることは、厳に慎まなければならないということです。
成長を続けるためには、自分を律することがとても大事です。
相場の世界は、「勝って兜の緒を締めよ」の心持ちが、なによりも肝心です。
ドル/円は、買い下がってロングの可能性があり、これからドル/円の売り好きのロンドンが入ってくるだけに警戒が必要です。
03/17(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【レパトリ】
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
今日も、売り好きシンガポール・香港勢は、ドル/円を売ってくるものと思われます。
一方、実需のドル不足のドル買いは、今日も淡々と出ると思います。
昨日の海外で、ドル/円が買い戻されていますし、EUR/JPYの買い戻しはまだ終わっていないものと見ており、今日は、売られてもあまり下がらないのではないかと見ています。
しかし、押し目を買うと下がりますので、下がり切れなくなって反発してくるところを追撃的に買うというのが良いように思います。
尚、本日は、FX経済研究所の番組出演の準備があるため、いつもほどの頻度でお伝え出来ない可能性がありますので、何卒ご了解ください。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
リスク回避の円買いとばかりに売り込まれたEUR/JPYポジションがまだかなり市場には残っているものと思われ、その買い戻しに注意が必要です。
ニューヨークダウは、米大手銀行が経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンクを支援するとの観測から買われ、前日比で取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.070%上げて3.564%で引けました。
原油価格は、株価反発を受けて買われ、前日比0.61ドル高に68.22ドルで引けました。
金価格は、リスクが回避されたとして売られ、前日比7.7ドル安の1923.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ひとまず、133.00を挟んでもみ合っていたものの、徐々に売りが強まり、132.60近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、リスク回避のEUR/JPYの売り(円買い)が強まり、ECBが0.50%の政策金利の引き上げを決定した直後には、ドル/円は、131.72近辺まで急落しました。しかし、その後、ファースト・リパブリック・バンクを支援するとの観測が好感され、EUR/JPY、ドル/円の買い戻しが大幅に強まり、一時133.82近辺をつけました。
EUR/USDは、ECB利上げ後、一時1.0551近辺まで下げましたが、その後、一時1.0626近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、ECB利上げ後、一時139.12近辺まで下げましたが、その後141.92まで反発しました。
マーケットの大多数が狙った方向から相場が反転して、多くのマーケット参加者が損失を被った状況を、「マーケットが傷む(いたむ)」と言います。
マーケットが傷むと、相場は凪(なぎ)のようになり、動かなくなってしまいます。
その静けさによって、マーケットがどれだけダメージを受けたのかがわかります。
こうなってしまったマーケットでは、無理に動かそうとしても、相場は動きませんので、静かにしていることです。
むしろ、その時、自らは損失を被っていないとしたら、それはラッキーだったと思うべきでしょう。
しかし、こうして休むことで、傷を癒やすと、徐々にマーケットに活力が戻ってきます。
こうした、やられたら静かになり、傷が癒えるとまた元気になるというのは、特に欧米勢に見受けられます。
そのあたりが、狩猟民族の傷の癒し方なのかもしれません。
少なくとも、彼らには、「(悪いポジションを抱えて)ふとんをかぶって、嵐の通り過ぎるのを待つ」とか、「(悪いポジションは)冷蔵庫に入れておく」という考え方はないようです。
ポジション的にはそれほど偏っていないと思われますが、ロンドンの本音は、ドル/円を売りたいのでしょう。
先週末から話題のSVB破綻の話はどこへやら、今度はスイスのクレディスイスに話題は飛び、またぞろリスク回避と称して、ドル/円の売り(ドル安)とEUR/USDの売り(ドル買い)が同時に起きて、それぞれに急落しました。
1日にして、アメリカの金融危機が、欧州の金融危機に据替られたあたり、もう何でもいいから相場を動かしたいという意図は見え見えで、ヘッジファンドかどこかのビッグプレーヤーの思うがままに相場は振り回されています。
そうした首謀者は、たぶん30代、40代といったプレーヤーだと思いますが、自分の利益のみを追求しているものと思います。
まさしく世界規模のマネーゲームです。
しかし、やはり、マーケットが健全に成長していくには、秩序が必要だと思います。
昔、やはり、投機で世界的に有名だった米バンカーズトラストの若手トレーダーが、世界を相手にやりたい放題をしたことがありました。
彼の手口がわかるまでは、マーケットも警戒していましたが、こうした目立つプレーをするプレーヤーはすぐにマーケットからマークされ、そして手口は暴かれ、結局、1年足らずでマーケットから去っていきました。
儲かればなんでもやっていいだろうという意見もあると思いますが、やはりマーケットが正常に動いてこそ、だれもがマーケットに参加でき、マーケット自体も拡大成長していくわけで、そうした長期的な視野を持たずに、ただただ私利私欲のためだけを考えるのは、本人のためにもマーケット全体のためにもならないと思います。
ここのところのマーケットを見ていて、怒りが抑えきれませんでしたが、ここに至ってはもう好きにしたらと達観してきています。
そうでないと、こちらの身が持ちません。
しかし、やはり、本邦の個人投資家層がどうしたらこの荒波を乗り越えていけるかという課題から目を背けることはできません。
ただし、今回のマネーゲームを見て改めて思ったのは、一人でどうこうできるものではなく、皆で考えていかなければならない問題だということでした。
(今朝のメルマガコラムから)
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ビッグプレーヤーのやりたい放題です。
ニューヨークダウは、スイスの金融大手クレディスイスの経営不安から欧州株相場が大幅安となり、米株市場にも売りが及び、前日比279.18ドル安の31,876.22ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.178%下げて3.458%で引けました。
原油価格は、金融不安から売られ、前日比2.98ドル安の68.35ドルで引けました。
金価格は、リスク回避から買われ、前日比11.4ドル高の1922.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったんは下押ししたものの、再び買いが強まり、135.11近辺まで上昇しました。しかし、スイスの銀行であるクレディスイスの経営不安の話が広がるにつれ、リスク回避の円買いユーロ売りが強烈に出て、ドル/円は。133.40近辺まで急落しました。ニューヨークオープン後発表された、米生産者物価指数が予想を大きく下回り、さらに132.22近辺まで続落しました。しかし、さすがに売り過ぎとなり、いったん133.30近辺まで反発しましたが、その後再び二番底を狙って132.41近辺まで売り込まれました。その後、「スイス当局がクレディスイス安定化へ選択肢を討議」と伝わったことから買戻しとなり、133.77近辺まで反発し、そして133.20近辺に軟化しました。
EUR/USDは、急落して1.0517近辺をつけた後、1.0592近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、急落して139.50近辺をつけた後、141.57近辺まで反発しました。
10月に入り、相場の見た目には変わらず、今までの上昇トレンドが続いているものだと思いました。
しかし、そこに、勝った驕り(おごり)が出ていたのだと思います。
つまり、現実を直視せず、今の相場はそれまでと何も変わっていないと決めつけてしまったことが、自分のトレーディングが狂い始めた原因だと思います。
その時、現実の相場はどうなっていたのかと言えば、トレンド相場は終了し、レンジ相場に転換していました。
それも、タイトなレンジで、レンジ幅が3円ぐらいしかありませんでした。
そのレンジ幅の中で、上がればさらに上がると見て買い、下がればもっと下がるのではないかと不安になり投げ、これを大きなポジションで3度往復もやると、物も言えないほどやられてしまいました。
折角、5月から9月までのトレンド相場で儲けた利益を、半分近く飛ばしてしまいました。
さすが自分の相場観に自信がなくなり、翌11月、12月と、顧客取引のカバーはとるものの、自己玉でのポジションは休止し、実質ペナルティーボックスに入りました。
ものすごい敗北感でした。
なんで、20円幅のトレンド相場をとったのに、3円幅のレンジ相場にやられたのだろうと、振り返って考えてみました。
そして、結論としてわかったことは、トレンド相場とレンジ相場では、トレーディングの仕方が違うということでした。
私が、折に触れて、トレンド相場とレンジ相場についてお話しするのは、この時の深い反省からです。
1月になり、当時、2月から3月に掛けて、ドル/円が例年上昇する傾向がありましたので、これで起死回生を狙おうと、その原因となる金融機関による海外の不良債権の償却がこの期末にもあるのか、情報収集したところ、今回もあると確認がとれ、勝負に出ることにしました。
そして、2月から3月の上昇トレンドで、10月の損失を取戻し、いくらかの利益も出して終わることができました。
本当に、ほっとしました。
このように、現状の相場環境を的確に把握し、それに沿ったトレーディングスタイルをとるかとらないかで、相場は天国にも、地獄にもなりますので、十分な注意が必要です。
先週末金曜のSVB破綻が公なって以来、ドル/円はざっと4円50銭、EUR/USDは3円50銭ぐらいリスク回避(リスクオフ)の円買いと称されて落されました。
しかし、これはあくまでも、欧米投機筋のSVBをネタにした仕掛けのターゲットが円に集中しただけのことで、世の中が大騒ぎしている間隙を縫って、ひと儲けを狙ったのにすぎないものでした。
そして、その言い訳として、もうホコリをかぶったような「リスク回避の円買い」が使われたわけです。
その証拠に。今週火曜の米消費者物価指数が発表されると、予想とほぼ変わらない結果にも関わらず、手仕舞いとばかりにドル/円、クロス円を買いまくり(円売り)利益確定をしました。
今回のSVBショックだって、金曜に発覚したように見えますが、その実、欧米勢にとってはもっと手前からわかっていたことではないかと思われます。
なぜなら、先週水曜日、パウエルFRB議長は、利上げに対してかなりタカ派的な姿勢を示したにも関わらず、米国債10年物利回りの上昇は限定的で、おかしいと思っていましたが、既にその段階で、このSVBの一件は、欧米勢の間では、一部かもしれませんが、広まっていた可能性があります。
それが、金曜の米雇用統計の発表後30分というマーケットの衆目が集まっているタイミングでSVB破綻が公表されたこと自体、実に円を大きく買うための出来レースの臭いがプンプンします。
そして、日本のマスコミはマーケットを煽り、マーケットは大騒ぎとなり、このSVBというサッカーボールの後を団子になって追いかける、あたかも子供のサッカーのような状況に陥りました。
しかし、仕組んだ欧米勢は、既に虎視眈々と利食い場を探し、米消費者物価指数発表という衆目が集まって流動性のあるイベント時に、既に申し上げたような大々的な利食いとなったものと思われます。
ひとことで言って、今回もまた本邦勢は、欧米勢の食い物にされたのだと思います。
昔、ロンドンでディーラーになった時の指導役の上司を鬼軍曹と陰で呼んでいましたが、それは怖い方でした。
その彼が、何が原因だったかは、もう忘れましたが、なにかのことで、私がマーケットからされたことに、彼は本当に怒り、そして私に向かって「お前、悔しくはないのか。もっと怒れ!」と言われたことがありました。
しかし、今回のSVBの問題も、本当に本邦勢は食い物にされているわけで、鬼軍曹ではないですが、「本当に怒れ!」と言いたくなります。
自分達には力ない、素人だからと言っていたら、いつになっても食い物にされるだけです。
本当に奮起しなくてはならないのではないでしょうか。
(今朝のメルマガコラムから)
シンガポール・香港勢が、アジアタイムに執拗に売りで攻めてショートになったことを、ロンドン勢に嗅ぎつけられて買い上げられているものと思われます。
今日も、シンガポール・香港勢は、売りから入ってくると見ています。
なぜなら、過去40年間、つまり私のトレーダー人生を通じて、彼らに染み付いている習性だからです。
したがって、そう簡単には変わりません。
一方、実需のドル不足のドル買いも、輸入依存の日本の抱える根本問題である以上は、簡単には終わらない買いです。
しかも、シンガポール・香港の売りは投機の売りである以上、売ったら必ず買い戻さなければなりません。
それに対して、実需の買いは、投機とは違い買ったら買いっぱなしで取引が完結するものです。
要するに、売れば売るほど、シンガポール・香港はショートになり、いずれ買い戻さなくてはならなくなるということです。
これらの習性を利用していかに儲けるか、工夫することが大事です。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
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本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、金融株反発で安心感が出て買われ、前日比336.26ドル高の32,155.40ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.102%上げて3.617%で引けました。
原油価格は、米景気減速の観測が強まり売られ、前日比3.47ドル安の71.33ドルで引けました。
金価格は、リスクが回避されたとして売られ、前日比5.6ドル安の1910.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、米国債10年物利回りが3.5%を割ったことから、売りが急速に強まり、一時133.19近辺まで急落しました。その後は、133.40~70近辺で横ばいとなりました。しかし、米消費者物価指数の発表を控えて買い戻しが強まり、ショートのロスカットも巻き込んで、134.33近辺まで反発し、その後は、133.90~134.25近辺で揉み合いながら発表待ちとなりました。ニューヨークオープン後、発表された2月の米消費者物価指数は、ほぼ予想通りで、発表直後は、もみ合っていました。しかし、前週末からのSVB騒動に乗って、相当リスク回避の円買いが、ドル/円、クロス円で仕掛けられていたようで、この手仕舞いの円売りが大々的に行われ、ドル/円は、大量のドル買い円売りに、134.90近辺まで急上昇しました。買戻し一巡後は軟化し、一時133.99近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0699近辺から1.0749近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、143.80~144.40近辺で横ばいでした。
私のトレーダー人生の中で、今でも忘れることができない天国と地獄を見た時期がありました。
この時期について、天国編と地獄編に分けて、これからお話したいと思います。
まず、天国編です。
ある年の4月後半、日本の機関投資家によるドル/円での買いが本格化しそうだという情報を得て、5月に入り、ドル/円を買えるだけ買いました。
そして、後はひたすらロングポジションをキープしました。
相場のほうは、情報が正しかったようで、上昇を続けました。
香港やシンガポールの米系銀行は、どこかで必ず調整が入ると、毎日のように強烈な売り仕掛けをしてきました。
しかし、買い手が機関投資家という買ったらそう簡単には売らない人達だったため、結局、毎日夕方になると、香港やシンガポール勢は損切り的に買い戻してきました。
そして、7月には5月初旬に比べて20円以上も上昇していました。
そして、ある重要指標の発表を利食いのタイミングにすると心に決め、予想より強い結果に、マーケットが買いで盛り上がっているところを、静かに利食い、さらに少しショートにしました。
相場は、ブル(強気)になったマーケットが買い過ぎたようで、一転大急落となりました。
ショートはそこそこで利食いましたが、全体としては本当に儲かりました。
8月は、夏枯れで横ばいで、9月は再び買いが強まったので、ロングで再び攻め、利益もそこそこに出ました。
この段階で、その銀行の歴代で最も儲けた為替ディーラーになったと先輩から聞かされました。
まさに、わが世の春のようでした。
しかし、世の中そんなに甘くはありませんでした。
地獄編に続く...
今まで、一度ならずも申し上げてきたことですが、日足、週足、月足といった長いチャートを見ることは、マーケットを俯瞰でき、相場の方向性を再確認する上で大変役に立ちます。
一方、昨年の2月から1分足で観察を続けている、毎朝9時から11時の仲値決めを挟んだ時間帯の動き、これも大変有用です。
要は、長短の時間足に関わらず、相場を丹念に見ていくと、見えてくることは多く、大変役に立ちます。
また、移動平均線で、いろいろな通貨を見ることも大変有益です。
私の場合、5、10、25、90、120、200の移動平均線を見ていますが、これが、もちろん絶対ではなく、いろいろな期間のもので良いと思いますが、ある程度継続的に見ることが大切だと思います。
ただし。3カ月程度見ても、しっくりこないようであれば、変更してもかまわないと思います。
要するに申し上げたいことは、ある程度の期間、見続けないと、本当に相性が良いかどうかはわからないということです。
こうして、各期間のロウソク足を見、移動平均線を見続けるだけでも、飛躍的に相場との距離感は近くなると思います。
私のテクニカル分析のモットーは、「単純が一番」です。
ですから、そんなに難しいものは見ていません。
単純だから見えてくることは多いと思っています。
いずれにしても、自分なりを作ることが大事だと思います。
今日のロンドンは、なにもニュースも指標もない薄いマーケットの中、すでに人を恐怖させて儲けるロンドン・ホラー劇場が開演です。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
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マーケットは未だ熱気に包まれていますが、今晩には、米消費者物価指数の発表も控えており、引き続き様子見が良いと思われます。
ニューヨークダウは、金融システムを巡る不安の高まりを受けてFRBが3月のFOMCで利上げを見送るとの観測が浮上して支えられ、前週末比90.59ドル安の31,819.05ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.188%下げて3.507%で引けました。
原油価格は、金融不安の高まりから売られ、前週末比2.26ドル安の74.42ドルで引けました。
金価格は、金融システム不安の高まりを受けリスク回避で買われ、前週末比50.6ドル高の1917.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン直後、いったん134.69近辺まで上昇しましたが、ドル/円、クロス円で円買いとなり、132.94近辺まで下げました。しかし、売り過ぎとなり、133.79近辺まで戻しました。そして、二番底を狙って再び売りは強まり、132.84近辺をつけました。ニューヨークオープン後、米長期金利がさらに低下したことを受けて、ドル/円はさらに売られ、132.28近辺をつけました。しかし、その後は売り過ぎとなり、ジリ高に転じ、一時133.61近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0705近辺から1.0748近辺まで上昇し、1.0721近辺まで緩みました。
EUR/JPYは、141.74近辺から143.30近辺まで上昇しました。
~ロンドン勢の儲け方~
ロンドン勢は、東京タイムに出きたポジションを潰すことで儲けようとします。
そのために、値動き分析に似通ったプロの勘によって、どこにストップロスオーダーがあるか、また、東京タイムに、どういう値動きをした結果、どういうポジションに、現在のマーケットは偏っているかを探ろうとしてきます。
そして、売ったり買ったりした結果、マーケットがロングかショートかを探り当てると、執拗に攻めてきます。
そして、ロスカットをヒットさせたり、あるいは、ロングのポジションを投げさせたり(ロングリクイデーション)、ショートのポジションをスクイズ(崩す)したり(ショートスクイズ)することで、利益を稼ぎだそうとしています。
~トレーディングとは~
このように、特に短期のトレーディングは、マーケットのポジションの探り合いです。
マーケットのポジションを的確に探り当てた者が勝者になり、相場の大勢につくことは、他のマーケット参加者の餌食となる可能性を秘めています。
マーケットは、初心者用とか、中級者用とか、上級者用といった色分けはありません。
皆、同じ土俵の上での生存競争です。
そんな世界で、生き抜いていくためには、今のマーケットのポジションは、ロングか、ショートかを常に探ることを心がけることです。
そうすれば、今、張るべきポジションが何か見えてきます。
昔、知り合いのディーラーで、同じ金額でトレードをするにしても、実際の金額以上に大きな金額が出ているように見せるのがうまい奴がいました。
たとえば、急襲を掛けるとか、反発を受けても引かないとか、いかにもかなりの金額が出ているなと相手に思わせるということです。
これは相場の演出であり、トレードしていく上で大事な手法です。
最近、海外投機筋が、よくけたたましく、相場を潰そうと売ったり買ったりしていますが、これとても多分に演出があると思います。
それで、相手が怯んだらスキができ、さらに攻め込もうとします。
しかし、この演出とて、最近開発されたものではなく、私が東京でインターバンクディーラーをやっていた頃など、米銀の香港やシンガポール支店のチャイニーズ・ディーラーが好んでやっていました。
要は、引いたら負けで、そこはぐっとこらえることです。
米銀のチャイニースディーラーなどは、ディトレ・ディーラーですから、こっちが乗せらずに投げないと、夕方になると手仕舞いのために節操なく反対売買を、同じ相手にしてきます。
ことほど左様に、実は、マーケットを構成するプレーヤーにあまり変化がない中、マーケットにいる参加者の中で繰り返し同じように仕掛けられ、その演出がうまいと、相手になったプレーヤーはいつもと同じように驚いて、同じように投げて、そして仕掛けた方はいつものように利食うというひとつの構図が出来上がっているものです。
この悪循環が続く限り、まさに強者が富み、弱者が食い物にされることが繰り返されます。
ですから、必要なことは、攻めてくる連中の手口(トレードの仕方)を観察し学習することです。
私が良く例に上げるのは、ベトナム戦争の時、毎日のように襲来する米軍の戦闘機の攻撃をベトコンと呼ばれるゲリラが気づいたことは、米軍機はコンピューター制御で同じコースで飛来して空襲をかけてくるということでした。
そこで、ベトコン達は、飛来してくるコースに、イメージで空に四角を描き、米軍機が飛来してくると、その四角の部分に集中的に銃撃したそうです。
それによって、米軍のF4ファントムが何機も撃墜されました。
このように、なすすべがないと思われるほど強大な相手でも、工夫次第では弱いものでも撃退することはできるわけです。
要は、あきらめない心と、工夫を心がけることではないかと思います。
ロンドンは、ドル/円の売り好きなだけに、下方向に対する警戒が必要です。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、シドニーでは一時134.31近辺まで売られています。
~値動きによって何を感じるか~
買いが強いとか、売りが強いとか、日々、プライスやチャートの動きから、皆さん、感じることと思いますが、それを無視しないことが、大切です。
買い気が引かないとか、売り気が引かないといった相場から体感する圧力を素直に感じることは、非合理のようですが無視できません。
たとえば、買い気が引かないのは、新規の買いが出ているのではなく、下がらないのでショート筋が買い戻そうとしていることを意味します。
また、売り気が引かないのは、新規売りが出ているのではない 上がらないのでロング筋が売り戻そうとしていることを意味しています。
~値動き分析を自分のものにするには~
数多くの経験を積むことは、もちろん大切です。
特に、今ある相場がどういう経緯を経ていて、その結果ポジションがどう偏っているかを推理する訓練を繰り返すことです。
その訓練のために、とても役に立つのは、日々、ロンドン勢がなぜ売りあるいは買いで、その日のマーケットに参戦してくるか、その理由を探ることです。
ロンドン勢の動きについては、次回の最終回でお話しします。
□□ 今週の注目点 ------------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、下落リスクに警戒
2.EUR/USD、強気派と弱気派の攻防か
3.GBP/USD、目先上昇の可能性はあるが
4.クロス円、バラバラ
------------------------------------------------
【1.ドル/円、下落リスクに警戒】の要点
・週初の SVB 情勢、そして米 CPI 発表結果に要警戒
・ドル/円は売り好きの海外投機筋が、虎視眈々と売るチャンスを狙っている
・ロンドンのディーラーがよく言う”Just wait and see the market.”(待って良くマーケットを見ろ)の地合いでは
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マーケットのポジションを推し量るるために、シカゴIMMポジションや、FX会社の個人投資家のポジション情報などがあります。
しかし、たとえば、シカゴIMMポジションの場合、火曜のポジション状況を金曜に公表するもので、参考にはなりますが、決して新鮮な情報とは言えません。
また、FX会社の個人投資家のポジション状況にしましても、一部の個人投資家のポジションであって、決してマーケット全体のポジションを把握していません。
そこで、値動き分析が重要になります。
値動き分析によって、以下のことが、把握できると考えています。
1. 現時点での値動きから、マーケット全体のリアルタイムのポジションを把握することができる。
2. ポジションの発生から、その後の値動きを経て、現在、マーケットがどういうポジションになっているかを時系列な面から把握することができる。
では、具体的にどういうツールを用いて、ポジションを把握するのかと申しますと、ひとつには、プライスの動きであり、またチャートの最新部分の上下動です。
そして、時系列の動きからのポジション把握は、チャートを用います。
つまり、日々トレーディングで用いているもので、全体的でリアルタイムのポジション把握は可能だということです。
尚、主に用いるチャートとしては、15分足チャートが適当だと思います。
次回は、値動きから何を感じるかについて、お話しします。
明日の日曜日からニューヨークは夏時間になります。
1時間前倒しになると、随分と気分的に楽になります。
特に、多くの米重要経済指標が、冬時間では22時30分に出ていたものが、夏時間になると21時30分となり、気分的には指標待ちの時間が1時間以上も短縮される気がします。
ただし、ロンドンは3月26日の日曜日から夏時間ですから、2週間は変則的な移行期になります。
ですから、この間は、ロンドンオープンは今までと同じ16時、しかしニューヨークオープンは1時間早まって21時になります。
ニューヨーククローズも、1時間早回って7時から6時になります。
そして、26日にロンドンが夏時間になると、ロンドンオープンが15時となり、完全に夏時間に移行します。
特に、ロンドンが夏時間になると、それまでの暗い冬から一気に春になったように明るくなり、夕方には小鳥のさえずりが聞こえ、ものすごい解放感を感じます。
ニューヨークでも、ロンドンでもそうですが、この冬時間から夏時間の以降は日曜の未明に行われますが、もう社会に定着しているため、翌月曜日に会社に通勤する際にすれ違う人も、何事もなかったようにいつもと同じようにすれ違うため、最初は新鮮な驚きがありました。
ある日突然1時間時間をずらすと後は普通に生活する欧米よりも、むしろ、日本の方が、夏時間シフト、冬時間シフトで、海外の時間を日々ずらして考えなければならないわけで大変だと思います。
いすれにせよ、夏時間の方が好きです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
こんごう庵 神保町店
住所:東京都千代田区神田神保町1-18-1 千石屋ビル1F
電話:050-5484-9658
意地が悪いようですが、美味しいところや良い宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
最近、結構注目を集めているのは、新潟料理です。
こちらも、そうした新潟の幸が手ごろなお値段で味わえるお店です。
日本海のお造り、新潟名物栃尾の油揚げ、牛肉と車麩の玉子とじ、ジャンボアジフライ、分厚いさつま揚げなどなど、どれも美味しく、お酒が進みます。
こちらは、場所柄、サラリーマンの方が多いようで、皆一日の仕事が終わって、くつろいで会話を楽しんでいる姿は、こちらもホッとします。
そして、〆はなんといっても、「へぎそば」です。
へぎそばは、長方形の片木(へぎ)という入れ物に盛り付けたそばのことを言いますが、布海苔(ふのり)をそばのつなぎにしていることが条件です。
そばは、一口サイズごとに丸められ、へぎに整然と並べられていて、見るだけでも食欲が湧いてきます。
あっという間に、ぺろりと平らげてしまいます。
そばに目のない私には、欠かせない一品です。
今回は、インターバンクディーラー時代からの仲間と行きました。
お互いの銀行はライバル行でしたが、ひとたびディーラーになると、そんな銀行などという垣根がないように、親しい付き合いを彼だけでなく、いろいろな銀行のディーラーとしていました。
ニューヨーク時代も、もちろんのことで、飲みにいったり、ゴルフしたりしましたが、たまにシティーバンクといった大手の米銀のチーフディーラーも飲み会に誘っていました。
米銀同士は、まさにライバルで、会ったこともなければ話もしたことのないような連中ばかりですから、日本人ディーラーの会でみんなに親切にされるととても喜んでいました。
中には、希望して、東京支店に転勤した人すらいました。
本来、ディーラーは、相場というものに対して戦う戦友同志ですので、こうした親睦の輪を持つことは、当たり前のことだと思います。
ニューヨークダウは、米中堅金融SVBファイナンシャル・グループの傘下銀行が経営破綻したことを受けて売られ、前日比345.16ドル安の31,909.70ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.219%下げて3.704%で引けました。
原油価格は、FRBの利上げ観測後退で買われ、前日比0.96ドル高の76.68ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の低下を受けて買われ、前日比32.6ドル高の1867.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープンが、ロンドン・ホラー劇場が開演し。136.09近辺まで売り込まれましたが、売り過ぎとなり、一時136.99近辺まで反発しました。しかし、ニューヨークオープン後、発表された米雇用統計は決しても悪くはありませんでしたが、米長期金利が低下したことから売りが強まり、135.85近辺をつけました。その後もみ合っていましたが、米中堅金融SVBファイナンシャル・グループ傘下の投資銀行のシリコンバレーバンクが経営破綻したことが浮上したとして、急速に売りが強まり、134.12近辺まで急落しました。いったん135.18近辺まで反発した後、134.80近辺に落ち着きした。
EUR/USDは、1.0639近辺から1.0700近辺まで上昇後、1.0637近辺に下げました。
EUR/JPYは、144.86近辺から143.35近辺まで下げました。
急謄・急落後の相場についても、触れておきたいと思います。
急謄あるいは急落することによって、急謄であれば、ショートポジションが買い戻され、また急落するとロングポジションが投げさせられます。
その結果、マーケットのポジションは、ほぼスクエア(ノーポジ)になります。
これにより、ショートが買い戻されると高止まりし、ロングが投げると安値圏に張りついてしまいます。
そこへ、例えば、高止まりしている相場で、値頃感から売っても、それはマーケットがスクエアになっているところを売るわけですので、ショートのポジションが新たにできるだけのことで、下げきることはできず戻してしまいます。
安値圏にいる相場でも、値頃感から買っても、それはスクエアのマーケットに新たなロングのポジションができるだけのことで、反発しきれずまた下げてしまいます。
つまり、急謄・急落後の相場で、売り上がったり、買い下がったことでやられてしまい、上げるだけ上げたところ、あるいは下げるだけ下げたところで、悔し紛れに、売ったり買ったりしても、あまりもうからないのは、こうした状況にあるためです。
急謄・急落後の相場では、ポジションがどちらかに偏ると、その反対にしか動かないものです。
次のトレンド性のある相場になるためには、多くのマーケット参加者のコンセンサスが得られる新たなテーマが出てくる必要があり、さらに、それに大口投資家の一方向のフローがついてくると、トレンドのある相場になります。
最近、とみに海外投機筋のドル/円への攻撃が激しくなっています。
それに恐怖を感じるのは当たり前ですが、実は決して出たとこ勝負でなく、そこには彼らが戦いに勝つために周到に練られた戦術(手口)があります。
まず、知っておきたいことは、戦いには、大きく分けて、戦略と戦術があります。
戦略とは、たとえば、ドル/円を急落させるという目的です。
そして、戦術とは、そのドル/円を急落させるために、具体的になにをするかという行動です。
この戦術が、日々の具体的なマーケットでのトレードとして現れます。
それでは、この例のような、いかにドル/円を急落させるかという目的のために、どんな戦術をとるかと言えば、相手の心に恐怖と不安を植え付け、その恐怖と不安からポジションを投げさせ、儲けるかということです。
そのトレードを優位に持っていくためにとられる具体的な戦術には、大きく二つあり、ひとつは電撃戦と言われる速攻であり、もうひとつは兵糧攻めに代表される真綿で首を絞めるような時間をかけた攻撃です。
電撃戦:迅速に短期間で決着を付けるため一気呵成に攻める戦い方
兵糧攻め:食糧補給の道を断って時間をかけて敵の戦闘力を弱らせる戦い方
FXの世界でも良く行われるの戦術が速攻で、東京、ロンドン、ニューヨークの三大マーケットのどれを問わず、オープンと同時に相場に一気に急襲を掛けてきます。
相手に考える隙を与えないような畳みかけてくる攻撃法です。
私が新米ディーラーの時によく覚えているのは、ロンドンの現地時間で13時にニューヨークがオープンしてきましたが、この時はいつも身構えて、ニューヨーク勢のガツーンと襲い掛かってくる攻撃をこらえたものでした。
また、東京オープンの時も、同じように香港・シンガポールがガツーンと入ってきましたし、ロンドンオープン前後も、ロンドン勢自体が急襲を掛けてきますので、このオープン時の速攻は、洋の東西を問わず、ごく当たり前の戦術だと言えます。
つまり、1日の出だしは、どのマーケットも元気だということです。
しかし、それに比べて、時間をかけた攻撃は、やはり老練なロンドンで良く見られます。
要するに、マーケットのポジションがショートに偏っていることに気づけば、じっくりと買い上げて、苦しくなったショート筋がたまらず買い戻してくるところ利食います。
この戦術を、ショートを崩すという意味でショート・スクイズと言います。
一方、マーケットのポジションがロングになっていると気づけば、じっくりと売り下げて、苦しくなったロング筋がたまらず投げてくるところを利食います。
この戦術を、ロングを溶かすという意味でロング・リクィデーションと言います。
このように、速攻をかけるにしても、時間をかけて攻めるにしても、要は、相手に恐怖と不安を植え付けることで、優位に立とうとする戦術です。
したがって、少なくとも仕掛けられている側にしても、慌てるばかりだけでなく、相手がどういう手で攻めてきているかを冷静に理解しなくてはなりません。
そして、同時にこうした攻めは、あくまでも稼ぐために演出された人工的な恐怖や不安、つまり、お化け屋敷のような怖さを演出するショー(たとえばロンドン・ホラー劇場のように)ですから、毎回毎回新鮮に同じ場面で驚くばかりではなく、ああまたこの手で来たのかという、冷静な対応が必要です。
いずれにしても、海外投機筋は、稼ぐためには手を変え品を変えいろいろな手口でやってきますので、受ける側も学習することが大切です。
今日の日銀金融政策決定会合の結果発表で、期待して強引に売っていた海外投機筋がロスカット的に買い戻したのには、正直スカッとしました。
03/10(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【デジャヴ】
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
よくもこれだけ、毎日毎日売ってくるもんだと思います。
それだけ、本邦勢は個人投資家層しかいないから、好き勝手できると舐められているのだと思います。
強くならなければなりません。
これから、FX経済研究所の準備がありますので、今日の海外投機筋動向はここまでです。
8時台から11時台頃までのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
今日は、5・10日(ゴトウビ)ですから、実需のドル買いがいつもより多いですが、それを睨んだシンガポール・香港の行動パターンには、以下三つが考えられますので、ご注意ください。
1.9時台前半に実需の買いが強いと、9時後半に失速し、そこをシンガポール・香港が売ってくるパターン
2.実需が買いが特に9時台後半に強く、9時54分の仲値決め前後でピークをつけたところでシンガポール・香港が強烈に売ってくるパターン
3.実需が買いが特に9時台後半に強く、それに対してシンガポール・香港が売って上げを抑えようとするものの、上げ続けると、仲値が決まっても下げきれず、むしろシンガポール・香港の買戻しでさらに上がり、買戻し一巡後の10時台、11時台に改めて売ってくるパターン
このいずれかですので、特に9時台の相場展開を注意して見る必要があります。
尚、今日は、FX経済研究所の番組出演の準備があり、あまりきめ細かく解説できないかもしれませんので、特に上記についてはよく読み。相場を観察してください。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)も当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、米雇用統計を控え売りが優勢となり、前日比543.01ドル安の32,255.39ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.049%下げて3.927%で引けました。
原油価格は、米利上げ加速を警戒して売られ、前日比0.94ドル安の75.72ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比16.0ドル高の1834.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん136.89近辺まで戻しましたが、ドルが全面安になったこともあって急落し136.02近辺をつけ、その後は安値圏での横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、発表された週次の新規失業保険申請件数は予想より多かったことから売りが強まり、一時135.94近辺をつけました。その後、いったん136.47近辺まで戻す局面もありましたが、再び135.99近辺まで売られ、136.15近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0553近辺から1.0591近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、143.62近辺から144.27近辺まで上昇後、144.00近辺に落ち着きました。
値動き分析は、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析と並ぶ、相場分析法だと考えています。
ただ、ちょっとややこしいところがありますが、自分のものにすると強力な武器となりますので、これから何回かに分けてお話ししたいと思います。
まず、値動き分析をご理解頂くには、極端な例を挙げたほうが、お分かりになりやすいと思いますので、急謄・急落がなぜ起きるのかを考えてみたいと思います。
~急謄・急落はなぜ起きるのか~
ひとことで言えば、ロスカットの集中によって起きます。
新規の買いや新規の売りではないのかと疑問に持たれるかもしれません。
しかし、新規に相場にエントリーする場合は、少しでも良い持ち値で入りたいというのが本音だと思われますので、静かに丁寧にポジションメイク(ポジションを作る)するのが一般的です。
そのため、新規のポジションメイクがマーケットに与えるインパクトは限定的です。
一方、ロスカットは、出来るだけ早くポジションを投げて、マーケットからゲットアウト(脱出)しようと、レートなど度外視で、売ったり買ったりしますので、マーケットに与える影響はかなり大きくなります。
具体的には、ショートポジションのロスカットはショートの買戻し、ロングポジションのロスカットはロングの投げということになります。
これからお話を進める値動き分析でも、基本的には、ショートにポジションが偏っていると買い気が強く、ロングにポジションが偏っていると売り気が強くなるとご理解ください。
次回に続く...
現在、ロンドン・ホラー劇場が開演中です。
相場に関わらず、素朴な疑問を持つことは結構あると思います。
疑問に思いつつも、まあいいかで済ませてしまうことは結構あると思います。
しかし、特に相場でポジションを張っていて抱いた疑問がいくら素朴だと思ったとしても、まあいいかで済ませることは、相当なリスクがあるかもしれないことを、自ら無視してしまったのかもしれません。
ここでいう相場での素朴な疑問とは、「なぜ、上値が重いのか」とか、「なぜ、買いが引かないのか」といったことですが、素朴ではあっても、実は大変重要なことです。
決して、売り手や買い手がだれかという犯人捜しをするのではなく、相場のメカニズムから見てどういうことが起こり得るのかということを予測することが大事です。
たとえば、「なぜ、上値が重いのか」であれば、マーケットのポジションがロングに偏っている可能性が高く、また「なぜ、買いが引かないのか」であれば、マーケットのポジションがショートに偏っている可能性が高いと考えられます。
そうした状況を把握しようとすることで、次に起こることの想像がつくようになります。
つまり、上値が重ければ、ロング筋の投げがその後出たり、買いが引かなければ、ショート筋の買戻しがその後出たりすることが前もってわかり、収益チャンスにもつながります。
相場でしてはならないことは、油断だと思っています。
そのためには、こうした前もって、今後の動きをある程度予見しておくことが大切です。
ロンドンは、ドル/円を調整狙いとばかりに売りそうです。
8時台から11時台頃までのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、海外での強力な売りを押し戻しつつあります。
ニューヨークダウは、FRBの利上げ再加速への警戒から上値は重く、前日比57.93ドル安の32,798.53ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.012%上げて3.987%で引けました。
原油価格は、FRBの利上げ加速への警戒から売られ、前日比0.92ドル安の76.66ドルで引けました。
金価格は、FRBの利上げ加速で売られ、前日比1.4ドル安の1818.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、一転してドル売りが強まり、ひたすら売り下げられ、137.16まで下げました。ニューヨークオープン後発表されたADP雇用者数は、予想より良く、一時137.36近辺まで反発したものの、戻りは一時的で、米長期金利が続落したことから再び売り下げられ、136.48近辺まで売り込まれました。しかし、この日も前日に引き続きパウエルFRB議長の下院での議会証言があり、前日に広がったタカ派な雰囲気が払拭されなかったことから、相場は反転し、一時137.33近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.0530~1.0573近辺で乱高下しました。
EUR/JPYは、144.80近辺から144.24近辺まで下落後、144.81まで反発しました。
相場は、基本的に、一方向に進むトレンド相場と、ある一定の値幅の中で上下するレンジ相場からなります。
相場のあり様が全く変わる、トレンド相場からレンジ相場、あるいはレンジ相場からトレンド相場への変わり目を知るためにどう対処すれば良いか、お話しましょう。
まず、トレンド相場からレンジ相場に変わる時は、激しい上下動を繰り返します。
それまでの一方向に順調に進んで、ほっておけば儲かるトレンド相場とは異なり、結構この荒っぽい上下動が伴う変わり目では損失を出しやすく、もし、3回続けて負けるようであれば、相場がトレンドからレンジに変わったと認識することです。
そして、速やかにトレンド相場から持ち続けた利が乗ったポジションは早速手仕舞うことが大切です。
逆に、レンジ相場からトレンド相場への変わり目では、変わる直前に、相場が重度のこう着状態になることが多く、このこう着状態に陥ったら、それまでのレンジ相場でワークした、戻り売り押し目買いは避けることが大事です。
たとえば、戻り売りをしている時に、上昇トレンドが始まったら、急激な勢いで相場が上昇し、ショートポジションは大幅なアゲンスト(評価損)になります。
しかし、こうした場合、損失を確定したくないという気持ちになるかもしれませんが、ここはふんぎって損切りするか、あるいは倍返しをすることで死地に活路を見出すことです。
相場の変わり目での速やかな対応は、身を救うことになりますので、心しておいてください。
私は、戻り売り、押し目買いという言葉があまり好きではありません。
上がってくれば戻り売り、しかし、上がるということは、買いが強いということですし、多くの場合、売り上がってショートになって、下がらないため、たまらず買い戻していることが多いです。
一方、下がってくれば押し目買い、しかし、下がるということは、売りが強いということですし。多くの場合、買い下がってロングになって、上がらないため、たまらず売り戻していることが多いです。
したがって、戻り売り、押し目買いは、決してうまくいくトレード法ではないと思っています。
日本のマーケットでは、なにかというと、これらのトレード法を取られますが、余程のことがない限りは、逆に海外投機筋の餌食になりやすいと思います。
しかし、相場の方向性が出てきた時は、トレンドフォローをしなくてはならないと思います。
その時に、使う言葉が、売り場探しであり、買い場探しです。
それは売り場が決して高くなくても良いですし、買い場が決して低くなくても良いと思っています。
要はタイミングと問題だと思います。
反発する相場がピークアウトするところを追撃売りするとか、上値の重さを確認してから売るとか、また、反落する相場がボトムアウトするところを追撃買いするとか、下の堅さを確認してから買うといった、良く値動きを観察することが大事です。
上がったから戻り売り、下がったから押し目買いといった自動的なものではないと思います。
丁寧さが必要です。
(メルマガコラムから)
ドル/円の15分足で見ますと、昨日の18時からのジリ高はまだ否定されていません。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、未だに137.38近辺の200日移動平均線のレジスタンスを超えておらず、その手前でのもみ合いが続く可能性があります。
ニューヨークダウは、パウエルFRB議長の議会証言で利上げ加速を警戒して売られ、前日比574.98ドル安の32,856.46ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.025%下げて3.958%で引けました。
原油価格は、米利上げ加速観測で売られ、前日比2.88ドル安の77.58ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比34.6ドル安の1820.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、調整狙いの売りが強まり、135.54近辺のをつけました。しかし、売り過ぎとなり、ジリ高に転換し、136.26近辺をつけました。ニューヨークオープン後、日本時間零時になり、パウエルFRB議長の上院での議会証言が始まり、同議長は「正当化されるなら利上げスピード加速の用意」と述べたほか、「利上げの到達水準は想定より高くなる可能性が高い」とも言及しました。これにより、米国債10年物利回りは、一時4%台に回復し、市場では3月のFOMCでの0.50%の利上げを織り込む動きが出、ターミナルレート(最終到達点)の5.50-5.75%を想定した動きも見られました。これを受けて、ドルは全面高となり、ドル/円も137.19近辺をつけました。
EUR/USDは、パウエル発言を受け、1.0671近辺から1.0547近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、145.29近辺から144.56近辺まで下落し、144.70近辺に落ち着きました。
トレーディングをしていて、買い気が引かないマーケットの時、思わず「マーケットはBID(ビッド、買い)だ」と口にします。
BIDという言葉は、それほど、慣れ親しんでいる言葉です。
それでは、売り気が強い時には、なんと言うかですが、「Offer(オファー、売り)が強い」と言います。
Offerのことを、アメリカではAskとも言いますが、個人的には、Offerが好きです。
BidとOfferをトレーダー同士でよく口にすることからもおわかり頂けると思いますが、マーケットのポジションの偏りを、トレーダーは常に気にしています。
ニュースや、要人発言、指標発表など、イベントのマーケットに与えるインパクトも、たとえば、意外とBIDが弱いとか、Offerが強いとかといった感触で、相場の方向性を探ります。
また、イベントだけでなく、通常のマーケットでも、このBid、Offerの強い弱いを常に感じ取ろうとしています。
このBid、Offerのことを、日本語では値動きと言うのだと、私は理解しています。
値動きから、いろいろなリアルタイムの情報が得られます。
シンガポール・香港に次いで、ロンドンのアーリーバード(早起き鳥、転じて早出組)も、ドル/円の売りで入ってきているもようです。
一般的に、「ミセスワタナベ」というニックネームが、日本の個人投資家層に与えられていますが、現在の日本の個人投資家層の幅広い年齢層の実態を表していませんし、どうしても舐めてかかられているような印象を拭えません。
そこで、昨年、日本の個人投資家層のニックネームを募集し選ばれたのが「円魔(エンマ)」でした。
円魔は、閻魔大王をもちろん意識していますが、円の魔物、円の守護神といった意味を含んでいて、個人的には、良い名前が選ばれたと思っています。
ただし、普及には時期尚早で、一部にしか広がりませんでした。
しかし、その間にも、マーケットを観察していますと、いかに海外投機筋に、円が、そして日本の個人投資家層が好き放題されているかが、さらにわかってきました。
強大な海外投機筋に対して、バラバラな個人の集合体である日本の個人投資家層になにができるかと言われれば、なにもできないのではないかと、悟ってしまうことは簡単です。
しかし、やりようはあると思っています。
もちろん、一人が号令を出して、皆が乗るということは現実的ではないし、第一利益実感が伴なわなければ、定着するとは思えません。
今、ひとつ考えているのは、今日の海外投機筋の方針、たとえば「シンガポール・香港勢は仲値決めあたりで売ってきそうだ」とSNSで天気予報のように発信し、乗ってみようとする人は乗って、思惑どおりに動いたらさっさと利食うといった形であれば、強制力もなく自発的に行動し、実際自分自身の利益になるのではないかと思っています。
最初のターゲットとしては、ほとんど売りしかしないシンガポール・香港勢に乗っかって利食えたら勝ち逃げするところから慣らしていけば良いのではないかと思っています。
「柔よく剛を制す」という言葉があります。
弱いものが強いものを抑えてしまうということですが、柔道の語源とも言われていますが、今日本の個人投資家層に必要なのは、これではないかと思っています。
要するに、たとえば海外投機筋の売りに買いで立ち向かっても逆に倍になって返ってきますが、海外投機筋が売るのであれば、その売りに乗って、利が乗ればさっさと勝ち逃げするこのコバンザメ戦法が、円摩が勝てる方法ではないかと思います。
これから、私のツイッターで、とりあえず、朝「海外投機筋動向」ということで、試験的に告知していきたいと思っています。
あくまでも、自己責任でやってみるならやる、観察するなら観察してみてください。
最近の傾向として、仲値決めの9時54分前後にシンガポール・香港勢は売ってきていますのでそのあたりで出してみたいと思っています。
シンガポール・香港は、今日も売ってくると見ています。
ドル/円は、パウエルFRB議長の議会証言も予定されており、動きづらい可能性があります。
ニューヨークダウは、アップルの株高が支えとなり、前週末比40.47ドル高の33,431.44ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.008%上げて3.971%で引けました。
原油価格は、中国景気の回復を見込んで買われ、前週末比0.92ドル高の80.60ドルで引けました。
金価格は、米長期金利が強めだったことから重くなり、前週末比2.0ドル安の1852.6で取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、135.53近辺まで売り込まれましたが、下げきれず136.18近辺まで上昇しました。ニューヨークオープン前後から売りが強まり、もみ合いながらも、135.64近辺まで下げました。しかし、売り過ぎとなり、136.09近辺まで戻しました。
EUR/USDは、1.0640近辺から1.0694近辺まで上昇後、1.0675近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、144.62近辺から145.38近辺まで上昇後、145.15近辺に落ち着きました。
これは、私の大好きな為替の川柳です。
相場がなぜ急騰するのかを、この言葉が教えてくれたと言って過言ではありません。
新規にポジションを持つ時、利食う時、それは静かに行われます。
しかし、損切る時は、何はともあれ早くマーケットから脱出したいと、手仕舞いを急ぎます。
しかも、損失をできるだけ最小限に抑えたいというのが、一人ではなく多数ともなれば、我先にと猛烈なダッシュをかけることになります。
こうして、急謄が起きるわけです。
一方、急落は、「すごい売りよくよく聞けばロスカット」によって起きているということです。
逆に言えば、マーケットがパニックに陥っている時に、涼しい顔をして利食えたなら、それは実にスマート(カッコいい)なことです。
こうして、相場が損切りによって急速に動くのかがわかってくると、もっと静かな動きの時でも、ポジションの偏りの巻き戻しによって相場が動いていることがわかってきます。
発表される米経済指標に向けて、既にポジションを作り、発表を待っている人は多いと思いますが、そういった前もってできているポジションを狙って、発表前に切らせようとする動きをロンドン勢あたりは、よくやってくることが多いです。
この目的とする経済指標の発表のイベントまでたどり着けずに損切らされることほど悔しいことはないと思っています。
つまり、戦場に向かう道すがら盗賊に襲われるようなもので、戦地で討ち死にをするならまだ本懐を果たしたとも言えますが、それに至る前に不遇の死を遂げることは後悔してもしきれないと思います。
なにを申し上げたいかといえば、注目している経済指標の発表にむけては、早々とポジションを持って待つのではなく、そしてさらに直前になってもポジションを持つのではなく、結果が出て、マーケットの形勢が決まってからポジションを持って、遅くはないということです。
「相場を張る」ということに対する誤解は多いと思います。
多くの方が、「相場を張る」とは、経済指標などの発表に向けて、ポジションを張るとお考えかもしれません。
しかし、これはプロはやりません。
なぜなら、あまりにも経済指標などに発表に賭けることが、勝つか負けるかの50対50の丁半博打になっていて、リスクが高すぎるからです。
当たれば一攫千金、負ければ大やられを、安定的な収益獲得を期待されるプロトレーダーにはできません。
相場をやられる方には、ギャンブルを好まれる方が多いと思いますが、それであれば、丁半博打も、刺激があって良いと思います。
しかし、投機であっても投資だと思われている方であれば、経済指標に向けてポジションを持つことは、お勧めできません。
それでは、どういう時に張るかと言えば、普通の相場です。
マーケットに流動性もあり、情報も比較的平等に入手できる普通の相場であるからこそ、より勝てる確率は高くなります。
尚、重要指標発表時にポジションを張るのであれば、発表後のある程度方向性がついてからで遅くはありません。
(メルマガコラムから)
今週は、予定がなにもないのが今日ぐらいですから、逆に今日はロンドン勢は伸び伸びロンドン・ホラー劇場をやるのではないかと見ています。
実需は安く買えるわけですから、シンガポール・香港勢はありがたい存在だと言えます。
シンガポール・香港勢は、ドル/円を今日も売ってくるものと思われます。
今日は6日で、5日が日曜日だったため、5・10日(ゴトウビ)振替日となり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
酒田五法の本間宗久翁の言葉です。
ほんとうにそう思います。
したがって、戻り売り、押し目買いが、好きではありません。
新米の頃、先輩から、「大底を自分で叩くつもりで売り、ど天井を自分で掴むつもりで買う」と教わりました。
したがって、トレンド相場は得意ですが、レンジ相場は不得手です。
私のいた銀行は、そうしたトレンド志向の強い銀行で、儲ける時は、ハチャメチャに儲け、不得手なレンジ相場はおとなしくしていました。
しかし、それが、自分にとっては儲かる流儀ではないかと思っています。
もちろん、人それぞれいろいろ好みがあると思いますので、自分自身の流儀を持つことが大事だと思います。
ただし、今回のタイトルである、「相場の天底は人智では推し量れないもの」という言葉は、決して忘れないでください。
□□ 今週の注目点 -----------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、当面は横ばいか
2.EUR/USD、当面動きづらそう
3.GBP/USD、当面動きづらそう
4.クロス円、概ね上昇傾向
----------------------------------------------
【1.ドル/円、当面は横ばいか】
・200 日移動平均線を上に突破するには、それなりの時間が必要か
・実需は恒常的にドル不足でドル買いだが、海外投機筋は調整狙いで売り継続か
・フローの発信源の日米はトレンドができても、ロンドン、その他アジアは調整狙いしかしない
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個人投資家と言えども、ひとたび、トレーディングをすることで、外為マーケットに参加した以上は、自分自身の気持ちに関わらず、ヘッジファンドやインターバンクや輸出入の実需筋や大口投資家などと、マーケットにおいては同等の参加者であることを認識する必要があります。
いくら、自分は素人だからと思っていても、マーケットはそれを知る由もなければ、また手加減をすることもなく、れっきとしたマーケットの参加者のひとりとして扱われます。
そうしたマーケットで、もみくちゃになることは、実際にあると思います。
しかし、そのことを、自分自身が素人だからと言い訳にせず、トレーディングの数をこなし熟練度を上げ、また外為知識を得るための勉強は怠らないことが肝心です。
さらに申し上げれば、自分は素人だからを逃げ道にしていると、決して成長はないと思います。
どの世界にも、ビギナーの時期はあります。
ビギナーは、右も左もわからないのがあたり前です。
しかし、ビギナーから中上級者のレベルに、自分自身をグレードアップさせるためには、なによりも喰らいついていくガッツが必要です。
それによって、マーケットで生き残っていけるかどうかが決まってきます。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
八十八(やそはち)
住所:東京都中央区日本橋人形町2-4-10
電話:03-3666-4558
意地が悪いようですが、美味しいところや良い宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
ひとことで言って、洗練した味です。
材料も吟味され、見事です。
寡黙に仕事をするご主人と、明るく社交的な女将さんが営む小料理屋さんです。
場所は人形町の甘酒横丁を一歩入った小路にあり、夜のとばりが降りる頃、ポッと店の灯りがともり、それだけで風情があります。
まさに、江戸が、今に息づいています。
こちらのお料理を頂くと、関東は味が濃いとか、ダシがといった言葉はあたりません。
実に、繊細な味です。
お客さんも、周辺の方たちが多いようで、本当にくつろいで会話とお料理を楽しんでいます。
実は、英系の銀行にいた頃、その東京支店が人形町のすぐ隣の箱崎にあり、10年近くそこで働きました。
周りは下町なのに、支店の中は海外という感じでした。
円債のトレーダーのアメリカ人はアニマル(野獣)そのもので、突然絶叫するは騒ぐは、だれも近づきませんでした。
かと思うと、てきぱきと仕事をこなすオーストラリア人とそのアシスタントの機敏なタイ人女性、見事な英語で稟議書を書く日本人、熟慮考慮の融資判断をするイギリス人といろいろな人たちと仕事をしました。
一度、ロンドン本店から上流階級らしくクイーンズ・イングリッシュを話すインド人女性が出張してきました。
彼女を支店近くのロイヤルパークホテルへランチにご案内したことがありました。
たとえば、エレベーターが来たらレディーファーストでお乗せしようとすると、「サンキュー」と上品に返事が返ってきたり、立ち居振る舞いがまさにアッパークラス(上流階級)でした。
そんな世界にいましたが、トレーダーの私自身のランチは、毎日毎日、支店近くのお弁当屋さんの日替わり弁当でした。
ニューヨークダウは、米長期金利低下を受けて買われ、前日比387.27ドル高の33,390.84ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.102%下げて3.971%で引けました。
原油価格は、中国の景気回復期待から買われ、前日比1.59ドル高の79.75ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前日比20.ドル高の1861.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売りは続き、136.00近辺をつけました。ニューヨークオープン後、米長期金利が低下したことから、さらに135.81近辺まで下げました。その後、予想より強いISM非製造業景気指数が発表され、一時136.41近辺をつけましたが、引き続き米国債利回りが軟調だったことから、下落は再開し、135.75近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0589近辺から1.0638近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、144.29~63近辺でのもみ合いでした。
チャートカブレにならないということにも相通じますが、つまり、いろいろな分析法を使って、総力で相場に立ち向かうことが大切です。
私は、もともとテクニカル分析見て、その後ファンダメンタルズ分析も見るようになり、自分の分析法をテクノファンダメンタルズだと呼んでいました。
しかし、その後、値動き分析も大変重要であることがわかりました。
値動き分析は、それまで感覚的なものでしかなかったものが、実は経験を積み重ねることによって、単なる感覚にとどまらず分析法としてなりえることを実感しました。
そして、マーケットのセンチメントを読むことも、大変重要です。
こうして、いろいろな角度からバランス良くアプローチしてこそ、やっと相場は見えてくるのではないかと考えています。
言い方を換えれば、ある面からだけ相場を見てもわからないものが、総合的に見ると見えてくるものです。
つまり、相場は総力戦で戦うものだと思います。
3月1日のロンドンマーケットが、まさに演出された相場でした。
なにもニュースもなければ、ロンドンタイムですから米経済指標の発表もない中で、ドル/円は、16時45分頃の136.26近辺から、ひたすら売られ、戻ろうとすると叩き潰され、21時には135.26近辺まで、丸々1円落されました。
下がる最中は、いったい何が起きたんだと思ってしまいますが、よくあるのは、下にロングのストップロスがあってそれをつけに行っている場合です。
しかし、この3月1日はそんなわけでもなく、むしろ前週末の強いPCEデフレータによって急騰した相場が高止まりし、前日はしゃいで買ったら、予想より悪い米経済指標の発表に反落し、それじゃマーケットはロングだと見て、売り込んだのに過ぎません。
その証拠に、ニューヨークがオープンしたとたんに売りは剥げ、反発となりました。
このように、特にロンドンに言えることは、相場を演出し、マーケット参加者に恐怖心を抱かせて、売ってきたところを買い戻すということを平気でやってきます。
ですから、大事なことは、彼らが演出したホラー劇場に乗らないことです。
いくら怖くても、よく考えてください。
なにかが起こったのか?いや、起きてない。
自問自答してみれば、今の相場がホラー劇場だということがよくわかります。
気づいてしまうと、このホラー劇場には時間制限があることがわかります。
つまり、ロンドン前場(冬時間で16時~22時)がロンドンが好き勝手出来る時間帯です。
しかし、22時にはニューヨークが入ってきてしまいます。
ですから、22時ギリギリまで粘ることはあっても、そこがタイムリミットで、手仕舞いをせざるを得ないことが多いです。
時には、ニューヨークを乗せて、さらにそれまでの方向をやらせて、勝ち逃げしようとすることもありますが、そうそうニューヨークもロンドンの言う通りにはならないことも確かです。
ですので、ただただ怖がらないでください。
単なる演出された相場のことが多いですから。
(メルマガコラムから)
ショートになっている可能性があります。
03/03(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【高止まりのメカニズム】
です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。
HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
ドル/円は、シンガポール・香港が、実需の買いが仲値が決まると引くと見て売ってきていますが、また、ショートになるだけだと思います。
低下が予想される8時30分の2月の東京消費者物価指数(予想前年比3.4%、前回4.3%)の発表にも注目が集まっています。
零時発表の2月のISM非製造業景気指数の結果待ちだと思います。
ニューヨークダウは、顧客情報管理のセールスフォースの決算と業績見通しが予想を上回ったことから買われ、前日比341.73ドル高の33,003.57ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.083%上げて4.079%で引けました。
原油価格は、中国の需要増への期待から買われ、前日比0.26ドル高の77.95ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて下げ、前日比3.0ドル安の1842.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、136.87近辺まで上昇したものの、一転して売りが強まり、136.24近辺まで下げました。しかし、売り過ぎたようで反発して136.78近辺をつけ、そして136.45近辺まで下げましたが、結局マーケットはショートで136.85近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後、発表された週次の米新規失業保険申請件数が強い米労働市場を示唆したことから、米長期金利も上昇し、ドル/円は、127.00を超え、ショートのストップロスの買いも巻き込んで、137.09近辺まで上昇しました。しかし、上値も重く136.55近辺まで反落、そして再度136.99近辺まで買われたものの買いは続かず、136.70近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0577~1.0614近辺でのもみ合いでした。
EUR/JPYは、145.31近辺から144.78近辺までのジリ安でした。
酒田五法の本間宗久翁の言に、「ケイ線(チャート)カブレ、堅く戒む」とあります。
また、「相場の型、人の顔同じものなし」とも述べています。
つまり、チャートは、決して万能というわけではなく、また、過去に同じような格好があったから、今回も同じようにということも、必ずしも言えません。
そこが、難しいところであり、また、惹かれるところでもあると思います。
ところで、テクニカル分析のひとつに、オシレーター系のストキャスティクスがあります。
このストキャスティクスで、陥りやすいことがあります。
それは、たとえば、相場が下げ過ぎると、ストキャスティクスは売られ過ぎを示し、時には買いサインを出すことがあります。
しかし、リーマンショック後の大暴落相場の場合では、大急落後一時的に下げ止まると、ストキャスティクスは売られ過ぎを示し買いサインを出しましたが、実際の相場は、下落を再開し、思わぬ損失を被ることになりました。
このように、特に大相場では、チャートカブレになることは、非常に危険です。
その時々の相場状況を体感し、臨機応変に対応することが大切です。
私は、ロンドンでの4年間の駐在を終えて、東京のディーリングルームに着任して最初の仕事は、ロンドン時代と同じスワップディーラーでした。
皆さんも、毎日スワップで何ポイント入るとかご関心のあるあのスワップですが、私は、そのスワップでポジションを張っていました。もちろん、オーバーナイト(O/N)と言われる1日物のスワップではなく、期間はもっと長い6ヶ月物とか1年物で張っていました。
スワップディールは、やり方は、ちょっとややこしいので、ここでは省略しますが、要は2国間の金利差が拡大するか、縮小するかを予測して、ポジションを張るトレーディングです。
スワップは、スポットと言われる、いわゆるFXよりも、値動きが小さい分、張る額が何十倍も大きく、かなり大きなポジションを、スポットよりも長期に張ります。
東京のディーリングルームに戻り、リスク許容度がロンドン支店よりもはるかに大きくなったため、私も相当大きなポジションを張っていました。
そうこうしているうちに、最近、ニューヨークから大玉が出ているという話が耳に入り、たちまち、その相手とマーケットでぶつかり合うことになりました。
たしかに、パワフルで、切れるディールをするやつだと感じました。
そんなある夜、今までキャリーしていたポジションを手仕舞おうとした時、彼とブローカー(仲介業者)を通じてぶつかりました。
こちらも、相当大きなポジションを持っていて、いくらでもやる気でいましたし、対する相手もいくらでも受けるぜという感じがひしひしと伝わり、がぶりよつの状態となりました。
結局、金額の下の下までつけて、全額ポジションを閉め、ディールを終えました。
それから、何日かして、国際電話があり、「オレだよ。今香港にいる。明日東京に行くんだけど、会えないか」、やつからでした。
そして、翌日、初めて会いました。パワーを感じるイタリア系のアメリカ人でした。彼は、当時、バンカーズ・トラスト(後にドイツ銀行と合併)、ニューヨークにいたジョー・メモーニというディーラーです。
旧知のように話は盛り上がり、その後、ニューヨークでも再会しました。
アメリカ人は残業しないと言いますが、彼の場合、確かに彼も午後4時には帰りますが、朝オフィスに入るのが午前4時というハードワーカーです。
家族思いのいいやつです。
ドル/円は、ジリ高を続けているということは、マーケットポジションがショートになっているものと思われます。
仲値が決まるか決まらないかのあたりで、シンガポール・香港が売ってきました。
シンガポール・香港勢は、今日もドル/円を売ってきそうです。
ドル/円は、明日に注目しています。
ニューヨークダウは、米長期金利が一時4%に乗せたことが一時重荷になったものの戻し、前日比5.34%高の32,662.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.079%上げて3.992%で引けました。
原油価格は、発表された米週間在庫統計でガソリン在庫が減少したことから買われ、前日比0.64ドル高の77.69ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇に連れて買われ、前日比8.7ドル高の1845.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、EUR/USDが買われた(ドル売り)こともあって急落し、しつこい売りに、135.26近辺まで下げました。しかし、ニューヨークに入ると、ロンドンの演出された売りは剥げ、米長期金利の上昇もあって反発となり、ISM製造業景気指数の発表直後には、136.31近辺をつけました。その後、さすがに買い過ぎとなり、いったん135.71近辺まで押しましたが、再び136.26近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.0691近辺から1.0645まで下げ、その後は、1.0645~80近辺でもみ合いでした。
EUR/JPYは、144.69近辺から145.29まで上昇後、いったん144.87近辺下げた後はジリ高でした。
チャートにも、いろいろありますが、たとえば、移動平均線とか、ロウソク足のようなごくシンプルなものの方が当たる確率が高いと個人的には考えています。
複雑な分析手法も、確かに当たる時期もありますが、シンプルな分析手法のような普遍性がないように思います。
普遍性という点において、酒田五法の右に出るものはないと思っています。
私が、酒田五法が好きな一番の理由は、まさにシンプルだからです。
そして、酒田五法が編み出されてから250年以上にもなります。
この長い時の流れに押し流されることなく、現在の相場にも、十分に通用していることは驚嘆に値します。
250年と言えば、大変な歳月です。
その間には、色々なことが起きたことでしょう。
それでも陳腐化せず、普遍的であり続けていたのは、間断なく余分なものを削ぎ落とし、無駄のない分析法であり続けたためだと思います。
その結果、酒田五法を本物にさせているのだと考えています。
常識的に、下がれば「押し目買い」をし、上がれば「戻り売り」をしがちだと思います。
もちろん、それでうまくいくこともあります。
しかし、多くの場合、それをやることによって、「押し目買い」のレベルよりさらに下がってしまったり、「戻り売り」のレベルよりさらに上がってしまうことがあります。
なぜなら、「押し目買い」をするのは、自分だけでなく多くの人が、同じようなレベルで押し目買いをするため、マーケットのポジションがロングになって、上がるどころか重くなって、下げやすくなるためです。
また、「戻り売り」も然りで、自分だけでなく多くの人が、同じようなレベルで戻り売りをするため、マーケットのポジションがショートになって、下がるどころか買いが引かなくなり、上げやすくなるためです。
押し目買いをするにしても、戻り売りをするにしても、なぜそのレベルで買うあるいは売るかといえば、「値ごろ感」からのことが多いと思います。
このそろそろ買っても良いかな、売っても良いかなというのは、あくまでも感覚的なことが多いですが、また00と50とかと言ったキリの良い数字の場合もあるでしょうし、あるいは移動平均線手前かもしれません。
しかし、多くの場合、みんなが同じように考えているところで、エントリーすることが多いと言えます。
これによって、短時間にポジションは一方に偏り、そしてその復元力で相場は反転してしまうことが多いです。
これが、いわゆる「相場のアヤ」です。
つまり、復元する方に乗った方が勝てる確率が高いです。
また、まだ誰も手を付けていないという意味での初物買いあるいは初物売りをしたがるところもあると思います。
しかし、むしろポジションがある程度溜まって偏り始めた方が、相場はわかりやすくなります。
つまり、マーケットがロングになっていて下げやすくなっているとか、マーケットがショートになっていて上げやすくなっているということがわかってから、下げやすくなった相場にはショートで、上げやすくなった相場にはロングで入った方が、勝つ確率は高くなると思います。
要は、申し上げたいことは、相場には動き出す方向が見えて勝ちやすい「後出しジャンケン」ができる局面があり、それに乗ることが賢く儲けられる時だということです。
ロンドンのアーリバード(早起き鳥、転じて早出組)は、毎日どうしてこうもドル売りからなのかと思うほど、今日もドル売りで入ってきています。
シンガポール・香港勢は、仲値決め後狂ったように売っていますが、ショートになるばかりだと思います。
性懲りもなく、シンガポール・香港勢は、またドル/円を売ってきそうです。
ドル/円は、目先の136.00~50近辺のレンジを本格的にブレイクするには、もう少し時間が要りそうです。
ニューヨークダウは、米利上げ長期化を警戒して売られ、前日比232.39ドル安の32,656.70ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.018%上げて3.940%で引けました。
原油価格は、中国需要への期待から買われ、前日比1.37ドル高の77.05ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇一服から買われ、前日比11.8ドル高の1836.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、マーケットが余程ショートだったようで、ショートのロスカット狙いの買いが急速に強まり、136.84近辺まで急騰しました。その後、136.60~80近辺での横ばいが続きました。ニューヨークオープン後、改めて上値が試され136.91近辺をつけました。ところが、その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数、そして米消費者信頼感指数がそれぞれ予想を下回ったことから反落に転じ、ロングの投げを巻き込んで、135.74近辺まで急落しました。その後、136.20近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.0645近辺から1.0580近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、145.47近辺から143.88近辺まで下落しました。
どのターム(期間)のチャートを、普通、ご覧になっているかは、人それぞれです。
どのタームを見るのが良くて、どのタームを見るのは悪いといったものではなく、その人その人のお好み次第です。
しかし、ご自分が普通見ておられるタームのチャートでは、良くわからない時、あるいはしっくりこない時は、いつものタームより長いタームをご覧になることを、是非お勧めします。
私の場合で申し上げますと、普通、15分足を見ています。
それでは、良くわからない時には、1時間足を見、4時間足を見、日足を見、週足を見、月足も見ることがあります。
こうして、より高いところから相場を俯瞰してみると、相場がどちらに向いているのかが見えてきます。
たとえば、1分足を、普通、ご覧になっているとしたら、30分足、1時間足もご覧になり、さらに、日足も見てみると良いと思います。
そして、たまにで結構ですので、週足、月足も、ご覧になってください。
生きていく上でも、広い視野で見ることが大切なように、相場に取り組む上でも遠望することは、きっとお役に立つものと思います。
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