「海外投機筋動向」発信について
一般的に、「ミセスワタナベ」というニックネームが、日本の個人投資家層に与えられていますが、現在の日本の個人投資家層の幅広い年齢層の実態を表していませんし、どうしても舐めてかかられているような印象を拭えません。
そこで、昨年、日本の個人投資家層のニックネームを募集し選ばれたのが「円魔(エンマ)」でした。
円魔は、閻魔大王をもちろん意識していますが、円の魔物、円の守護神といった意味を含んでいて、個人的には、良い名前が選ばれたと思っています。
ただし、普及には時期尚早で、一部にしか広がりませんでした。
しかし、その間にも、マーケットを観察していますと、いかに海外投機筋に、円が、そして日本の個人投資家層が好き放題されているかが、さらにわかってきました。
強大な海外投機筋に対して、バラバラな個人の集合体である日本の個人投資家層になにができるかと言われれば、なにもできないのではないかと、悟ってしまうことは簡単です。
しかし、やりようはあると思っています。
もちろん、一人が号令を出して、皆が乗るということは現実的ではないし、第一利益実感が伴なわなければ、定着するとは思えません。
今、ひとつ考えているのは、今日の海外投機筋の方針、たとえば「シンガポール・香港勢は仲値決めあたりで売ってきそうだ」とSNSで天気予報のように発信し、乗ってみようとする人は乗って、思惑どおりに動いたらさっさと利食うといった形であれば、強制力もなく自発的に行動し、実際自分自身の利益になるのではないかと思っています。
最初のターゲットとしては、ほとんど売りしかしないシンガポール・香港勢に乗っかって利食えたら勝ち逃げするところから慣らしていけば良いのではないかと思っています。
「柔よく剛を制す」という言葉があります。
弱いものが強いものを抑えてしまうということですが、柔道の語源とも言われていますが、今日本の個人投資家層に必要なのは、これではないかと思っています。
要するに、たとえば海外投機筋の売りに買いで立ち向かっても逆に倍になって返ってきますが、海外投機筋が売るのであれば、その売りに乗って、利が乗ればさっさと勝ち逃げするこのコバンザメ戦法が、円摩が勝てる方法ではないかと思います。
これから、私のツイッターで、とりあえず、朝「海外投機筋動向」ということで、試験的に告知していきたいと思っています。
あくまでも、自己責任でやってみるならやる、観察するなら観察してみてください。
最近の傾向として、仲値決めの9時54分前後にシンガポール・香港勢は売ってきていますのでそのあたりで出してみたいと思っています。