待つことが大事
トレーダーは、勇猛果敢なだけではなく、人一倍臆病でもなければならないと思っています。
要は、ここ一番では、攻めて攻めまくらなければなりませんが、状況が不透明な時は、ひたすら身を小さくして、状況の形勢をうかがうことが大事です。
つまり、攻めるも守るもメリハリをはっきりさせないと命取りになります。
ポジポジ病という病があります。
ポジションを持っていないと、いてもたってもいられない病気ですが、これは、まさに攻める守るのメリハリがついていない状態です。
要は、相場に入って良いときか悪いときかの判断がつかないため、状況の良し悪しにかかわらず、相場に飛び込んでしまうわけで、多くの場合うまくいかないと思います。
トレーディングに大事なことは、「待つ」ということです。
入るべきタイミングまで待てるようになれば、勝率は自ずと上がります。
それがどうしても待てないというのは、先が見えず、待てと言われても、どこまで待って良いものかわからないため、乗り遅れはしないかという不安から闇雲に飛び込んでしまうということだと思います。
もちろん、すべてを見通すことはできませんし、不測(突発的な)の事態が発生する場合もあります。
しかし、それでも、できるだけ年間スケジュールとか、1日の中のマーケットの流れとか経済指標の発表やイベントといったルーティン(決まった流れ、日課)を知ることで、できるだけ起こるであろうことを前もって知ることが大事だと思います。
ルーティンがわかればわかるほど、全くの白紙状態からいろいろ起きるであろうことが想定されていき、落ち着いて待てるようになると思います。
そうしたルーティンは、これからも私もできるだけお伝えしていこうと思いますが、またご自身でも、意識的に気にしてみてください。
コツは、この時期、この時間には、何が起こりやすいということを、繰り返しチェックしたり観察することです。
そうすれば、慌てる必要はなくなります。
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