◆◇連休中のご案内◇◆
今週は、連休となる3日~5日も含めて、通常と変わりませんのでよろしくお願い致します。
従って【海外投機筋動向】も、通常通りです。
本サイトはFXストラテジスト水上紀行およびBMFの公式サイトです。
バーニャ マーケット フォーカスト (BMF) では、内外大手銀行で蓄えた豊富な経験と知識を基に、弊社外為ストラテジストが精度の高い外国為替情報の配信に努めています。
このサイトでは、BMF の活動状況などをご紹介していきます。
>> プロフィール >> TOP Page以上をご了承の上、本サイトをご利用下さい。
© Banya Market Forecast,
All rights reserved.
« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »
今週は、連休となる3日~5日も含めて、通常と変わりませんのでよろしくお願い致します。
従って【海外投機筋動向】も、通常通りです。
□□ 今週の注目点 --------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、上昇のチャンスをうかがうか
2.EUR/USD、ECB 待ちか
3.GBP/USD、上値もきつそう
4.クロス円、上昇傾向
--------------------------------------------
【1.ドル/円、上昇のチャンスをうかがうか】の要点
・海外投機筋はいったん敗退
・ゴールデンウィーク、実需、円キャリートレードは細るが、個人 FX は大方残るか
・レンジ上限(137.00~138.00)をテストか
⇒続きは、メルマガをどうぞご覧ください。
※メルマガ詳細⇒コチラから
〔メルマガ会員向けサービスの例〕
•メール配信記事
独自の分析手法を駆使した日々のチャート・ポイントやトレーディング・アイデアやコラムなど、
平日は、午前6時台から午後10時頃まで、マーケット状況に応じて記事が配信されます。
•週末には、充実のWeekly Reportが配信されます。
•動画閲覧
各種手法の解説やセミナーを、任意にご覧頂けます。
相場が既に動き出した後に、それを追うように動き出した方向をフォローするニュースや経済指標発表が舞い込んでくることがよくあります。
このことを、ディーラーの間では、「相場が先にあって、理由が後からついてくる」と言います。
このような状況は、私自身も何度も経験をしていますが、不思議なものです。
特に、インターバンクで一番バリバリやっていた頃は、自分にとって何かリスクが迫っていると感じた時は、背中がゾクゾクし、総毛立ったものでした。
なぜだろうと、考えてみましたが、あえて言えば、多くの人が、チャートなどから同じような方向感を持つことになり、実際に多くの人がその方向感に従って、ポジションを張るあるいはアゲンスト(不利)になる可能性のあるポジションを手仕舞おうとするため、相場が早めに動くのではないかと思っています。
こうしたポジション移動が生じることで、相場が理由より先行して動いてしまい、それを追認する形で理由が後からついてくるのではないかと見ています。
特にアゲンストになる可能性があると感じた時は、沈没する船から前もってねずみが群れを成して逃げ出すような本能的な危機意識ということも絡んでいるのかもしれません。
「相場が先にあって、理由が後からついてくる」を経験すると、自分だけに先を読む能力があるのではないかと思いたくなるものですが、大方の人にこの予知能力があるものと見ています。
ただし、その予知能力を、「気のせい」として、自ら否定してしまっていることも多いように思いますが、やはり、自らの予知の能力を信じることも必要だと思います。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
船山温泉
住所:山梨県南巨摩郡南部町本郷10617
電話:0556-64-2343
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
こちらのお宿の長所は、チェックインが13時からだということだと思います。
宿泊客のほとんどが、日頃の疲れを癒す静養を目的としているため、昼食を取ったら、宿に直行したい希望に応えて、13時からチェックインにしているのだと思います。
そういうわけで、お部屋も、ゆったりとしていて寛げて、居心地が良いです。
この日も、部屋に荷を下ろすやいなや、早速、滝を望む内湯と露天温泉で、ゆっくりと入浴して、そして、部屋に戻って、ビールを飲んで一服です。
それから、以前にもご紹介しましたVCR(ベニスクラシックラジオ)をイヤホーンで聴きながら、備え付けのマッサージ器に身を委ねながら、音楽を楽しみます。
窓外は新緑が溢れ、本当に週末の午後を、目から耳からマッサージから、満喫します。
こんな寛ぎを、2時間余りやって、また別の温泉へ。
至福の時です。
そして、その後は、夕食です。
山梨県自慢の、ワインビーフ、鱒、岩魚、地元の野菜、蕎麦、釜めしなど、本当に美味しいです。
もちろん、地元の日本酒「七賢(しちけん)」も味わいます。
食後は、部屋に戻って、日頃の睡眠不足を補うために、20時頃には寝ます。
翌朝は、4時に起きて、内湯で朝風呂を頂き、満足満足。
早朝の時間を楽しんだ後、8時におかずたっぷりの朝食を頂き、そして、Weekly Reportを書くために、直帰です。
東京には、11時頃に着きます。
これが、気ぜわしそうですが、私の週末旅行です。
もう20年ぐらい続けている、私の月1~2回のリフレッシュ法です。
帰ると、もう次回の旅行を首を長くして待っています。
ニューヨークダウは、発表されたシカゴ購買部協会景気指数が予想より良く景気減速懸念が後退して買われ、前日比272.20ドル高の34,098.36ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.083%下げて3.445%で引けました。
原油価格は、1カ月ぶりの安値を付けた後自律反発し、前日比2.02ドル高の76.78ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの方向感が定まらなかったことから横ばいとなり、前日比0.1ドル高の1999.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、13時ちょうどに、日銀は大規模緩和維持を発表したため、海外投機筋の巨額の買い戻しが玉突き的に出て、134.00を超え、135.00を超え、ロンドンに入り、さらに136.00をも超えて、一時136.18近辺をつけました。ニューヨークオープン後発表されたPCEコアデフレータは予想より強く、一時136.42近辺をつけました。その後発表されたシカゴ購買部協会景気指数が予想より良く、さらに136.55近辺まで上昇した後、136.20近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0963近辺から1.1045近辺まで上昇し、1.1012近辺に緩みました。
EUR/JPYは、149.17近辺から150.43近辺まで上昇し、149.95近辺に落ち着きました。
私は、知る限りの分析法は、コメント・コラムで、皆様にお伝えしていこうと思っています。
自分のオリジナルでもないのに、もったいぶってみても仕方がなく、それよりは、皆様に公開し、移動平均線や酒田五法のように、広く使ってもらったほうが良いように思います。
しかし、移動平均線ひとつをとってみても、本当に使いこなしている人は、それほど多くはないように思っています。
ですから、ある手法を紹介しても、そのまま即刻効果が出るものは少なく、やはり、自ら経験し研究し学ぶという、自分のものにするための努力はどうしても必要です。
そして、研究してみると、教科書的な使い方以外の使い方を発見することも、十分ありえます。
そういう過程を経て、はじめて、自分にフィットした分析法になると思います。
また、テクニカルな分析法とは別に、マーケット心理の読み方やそれに基づくマーケットのポジションの見方、そしてそれらの基になる値動き分析も、お伝えしていきたいと思っています。
これらにつきましても、自ら経験し研究し学ぶという努力は欠かせません。
つまり、自分のものにするには、自らの労を惜しまないことが必要です。
今回は、海外投機筋の敗退で、いったんの幕は下りたと思います。
しかし、彼らは、執念深い上に、昨年来、介入だけではなく、いろいろな形で、日本勢にやり込められていることに対する逆恨みは、さらに深まったと言って良いと思います。
そして、今、円債の空売り規制ができたことで、円債では攻められなくなり、矛先がもろにドル/円に向いてきていると思います。
ですから、企業の実需のドル買い、個人マネーの高金利を求めたドル買いという事情を知ろうともせず、単に日本にやられたということで、再びドル/円で売り攻めしてくる可能性は極めて高いと見ています。
それだけに、迎え撃つ最大勢力である本邦個人投資家層は、さらに強くなっていかなくてはなりません。
そのためには、一人ひとりは少額でも、個々人が勝っていかなければなりませんし、勝つことによって、利益が国外流出せずに済みます。
その意味で、熱殺蜂球でなくてはなりません。
あくまでも目安として言えることは、年間でおおよそ、トレンド相場の期間は全体の3割で、レンジ相場の期間は7割ぐらいだということです。
確かに、トレンド相場は値幅は大きいけれど期間は短く、レンジ相場は値幅は狭いけれど期間は長いことは、以前から思ってはいました。
しかし、そのおおよその比率を教えてくれたのは、何年か前ですが、あるシストレ(システムトレーディング)を得意とする証券会社の当時30歳になるかならないかの営業担当者でした。
彼曰く、レンジ相場が年間で7割ぐらいと長いので、だからこそシストレはレンジ相場に対応したものを作るんですと言われて、なるほどと合点がいった次第です。
前々から、相場にはトレンド相場とレンジ相場があって、それぞれ相場つきも違えば、トレーディングの仕方も違うことは分かっていましたし、それを幾度となく話してきましたが、この比率を知ったことで、相場の構造分析というものが出来たわけです。
いわゆる知識にとどめず、トレーディングの分析法、さらに手法に発展することができました。
そういう意味で、年齢に関係なく、良いアイデアがあれば、これからもどんどん取り入れていきたいですし、意見交換できればいいなと思っています。
ところで、私がトレンド相場とレンジ相場の違いに固執するようになった相場がありました。
私が、東京でドル/円のチーフディーラーをやっていた時、年齢は35歳ぐらいだったと思います。
ある年の5月初めに、日本の機関投資家の代表格である生命保険会社(生保)が新年度は米国債の運用を積極化させると方針を公表し、それに乗りました。
ドル/円のポジションをパンパンにロングにして、3カ月間持ちました、
相場は、まさにトレンド相場で、グングン上がり、3カ月後24円抜いて利食い、歴代1位の儲けを稼ぎ出しました。
そうなると、いつまでもトレンド相場は続くと思うのが人情ですが、ところが秋口から相場つきが変わり、レンジ相場になりました。
しかし、今までの買っていれば儲かるでやってきたスタイルを変更するのは簡単ではなく上がれば買い、下がれば投げるを、3円幅ぐらいで繰り返したら、利益の3分の2が吹っ飛び、さすがに10月11月と自発的にペナルティーボックスに入りました。
敗北感で一杯でした。
それでも、頭を冷やし、翌年になり、当時3月末の決算に向けて、ドル/円が上昇するという需給関係があり、それに乗ってドル/円を改めて買い、減った利益を取り戻し、さらに多少の追加の利益を出して終わりました。
こういう経験があったものですから、トレンド相場とレンジ相場、さらに財務会計相場というものに気づくことになりました。
そういう経緯もあったため、痛みを持って身につけることも大事だと思っているわけです。
海外投機筋よって、国内の円売り需要がどれだけ抑え込まれていたかがわかります。
04/28(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【学習する】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
今日も、シンガポールは7時台から売り、実需は7時半頃から買い始めるものと見ています。
尚、今日は、FX経済研究所の出演準備がありますので、本数が通常より減る可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
結果発表と植田日銀総裁の記者会見に注目が集まります。
ニューヨークダウは、交流サイトのメタプラットフォームズが急伸を受けて上げ、前日比524.29ドル高の33,826.29ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.083%上げて3.513%で引けました。
原油価格は、米株高を受けて上げ、前日比0.52ドル高の74.82ドルで引けました。
金価格は、小動きに終始し、前日比1.4ドル高の1997.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、EUR/JPYの買いに連れて、133.84近辺まで上げましたが。EUR/JPYが反落したため下げに転じ、それからは、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、ニューヨークオープン後も下落が続き、133.28近辺をつけました。発表された米第1四半期実質GDP・速報値は、予想より悪く、一時133.20近辺まで下げましたが、GDPデフレータやPCEコアデフレータが前回を上回っていたことから、一転してドル高となり、134.19近辺までショート筋の買い戻しも手伝って急騰しました。その後は、133.80~05近辺で横ばいとなりました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.1057近辺から1.0992近辺まで下落後、1.1029近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、147.15近辺から147.75近辺まで上昇後、147.40~70近辺で横ばいでした。
値動き分析をする時の感覚の一種です。
値動きを見て、たとえば、直感的に売りたいと思う時に、逆にだから買いだと思うことがあります。
また、直感的に買いたいと思う時に、逆にだから売りだと思うことがあります。
こうした感覚は、特に相場が一方向に大きく進行した後の戻しの過程で良く感じます。
なぜなら、相場が大きく動いた後は、マーケット全体のセンチメントが同質になりがちなためです。
つまり、直感的に思うことが、マーケットの大勢の見方でもあり、たとえば、大きく下落した後、反発してくる過程で、相場は戻した後は、また下がるので売りだと多くのマーケット参加者も考え戻り売りをしていることが、結構あります。
しかし、戻り売りを多くのマーケット参加者がほぼ同時に行なうと、急激にショートポジションが膨らんでしまい、下押しはあっても、買いが引かなくなることが多いと言えます。
こうした時、直感的には売りでも、現象的には、ショートが多いため下がりきれなくなって買いが引かないことを値動きから察知できるようになることが必要です。
そして、こうした場合に、「売りたいと思うけど、現象面では買い気が引かないので、だから買いだ」と相場を見られるようになることが大切です。
こうした、感覚は、自分でポジションを持ってみて、はじめて感ずるものですし、また、それを身につけるためには、それなりの経験を積むことも必要です。
しかし、いったんこれを身につけると、非常に役に立つものだと思っています。
最近、スマホでのトレードが主流になっていると思います。
確かに、どこでもいつでもトレードが出来て、便利なツールだと思います。
ただし、チャートを見るという点においては、その画面の小ささは、私にとっては致命的だと思っています。
私にとっては、レート自体も重要ですが、それ以上にチャートに描かれる値動きの方が時系列的で分かりやすく、レート自体以上に重要だと思っています。
もちろん、外部にいる時や寝際などには、スマホのチャートを見ることは、極頻繁に行っています。
しかし、やはり細部にわたる値動きの変化を見つけ、さらに今後の動きを予測するのには、スマホには限界があると思います。
私は、トレード中よく見ているのは、プライスの動き自体と同時に、全くなにも分析法が入っていない素のチャートからリターンエースなどの可能性をチェックしながら、各種移動平均線、相場の動きだすタイミングを示すボリンジャーファイブ、動く方向を示すMACDなどを、時間足を変えながら、そして他の通貨ペアと比較しながら見ています。
これらを、三つのPCの画面を使って比べながら見て、どうなるだろうと予測しています。
やはり、重要なことは、大局観を持つことで、それを、スマホ1台に頼るのは、さすがに無理があると思います。
もちろん、技術革新の中、それを克服するようなものが、今後、出てくるかもしれません。
ただし、今を戦う皆さんに申し上げたいことは、現段階では、スマホのチャートから与えられる限られた、しかも小画面での情報で、相場を予測しない方が良いということです。
もっと、多角的に、しかも分析する期間を変えながら同時に見ることが、相場分析には必要だと、個人的には思っています。
そういう意味で、PCでチャートを見ることは必要だと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
本邦個人投資家層のニックネームを、円摩と記載しましたが、画数をチェックしましたところ、円摩は19画で大凶、本来の円魔が25画で吉でしたので、本来の円魔に訂正致しました。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
昨日は、シンガポール、ロンドン、ニューヨークの各投機筋は、いずれもドル/円の下値を攻め切れませんでした。
ニューヨークダウは、ファースト・リパブリックの経営不安が重荷となり、前日比229.16ドル安の33,301.67ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.054%上げて3.452%で引けました。
原油価格は、米景気悪化への懸念から売られ、前日比2.77ドル安の77.30ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の低下一服を受けて売られ、前日比8.5ドル安の1996.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、クロス円の買い戻しに、ドル/円も133.78近辺まで反発したものの、そこからは軟調となりました。ロンドン・ホラー劇場(※)となり、時間を掛け得て、133.27近辺まで落とされたものの、ニューヨークオープンを前に、ロンドン勢の買い戻しが入り、133.84近辺まで急反発しました。ニューヨークオープン後、さらに133.94近辺まで上昇したものの、「米政府は、ファースト・リパブリックに対し、介入するつもりはない」との報道に、133.02近辺まで急落しました。しかし米長期金利が上昇に転じたため、その後133.88近辺まで反発し、買い戻し一巡後、一時133.48近辺まで緩みました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.1036近辺から1.1095近辺まで上昇後、1.1033近辺に緩みました。
EUR/JPYは、147.76近辺から147.19近辺の間での上下動に終始しました。
非常に興味深い話を聞きましたので、御披露させていただきます。
それは、熱殺蜂球(ねっさつほうきゅう)です。
蜂球とは、たくさんのミツバチが集まって塊のようになった状態のことです。
熱殺蜂球はスズメバチを殺傷するためにミツバチがおこなう攻撃で、実は在来種のニホンミツバチに特有の行動だそうです。
外来種のセイヨウミツバチは熱殺蜂球はやらないそうです。
ニホンミツバチは、二ホンミツバチよりずっと大きな天敵のスズメバチに対抗するため、この熱殺蜂球のフォーメーションを組むそうです。
つまり、スズメバチを針で刺すのではなく、熱で対抗します。
二ホンミツバチが耐えられる温度は約49度までですが、スズメバチが耐えられるのは、約46度だそうです。
この耐えられる温度差を利用して、二ホンミツバチは、彼らが耐えられるぎりぎりの46度から48度ほどの高温を作って、スズメバチを集団で覆い蒸し殺します。
つまり、夏場の気温と比べても10度以上高いこの高温を作り出すために、ニホンミツバチは蜂球でスズメバチを取り囲みます。
そして、取り囲んだうえで羽根を震わせ、摩擦熱で蜂球の中を高温状態にするのです。
60分もするとスズメバチは死んでしまいます。
なぜ、このお話をするかと言えば、お察しがつくかもしれませんが、本邦個人投資家層「円魔」の戦い方がこれではないかということです。
円魔:(エンマ)閻魔大王に由来し、円の魔物、円の守護神を意味する本邦個人投資家層のニックネームとして、昨年募集し選ばれたものですが、まだ一部でしか広まっていません。お仕着せの「ミセスワタナベ」より、幅広い年齢層、性別に限らず日本の個人投資家集団が不気味な存在になれるものと考えています。
つまり、昨年の個人FXの年間取扱高は1京円を超えるまでに拡大し、個人FXでは、日本は世界断トツです。
ただし、取扱高が凄いと言っても、利益が海外流出しては、意味がありません。
国内の各自の利益にならなければなりません。
そのためには、各自が強くなり、少しでも儲けることです。
しかし、個人投資家にそこまで求めるのかというご意見もあることと思いますが、熱殺蜂球のように、二ホンミツバチのような熱を持った集団で群がれば、スズメバチという海外投機筋に対抗できることは、最近の相場でも、お気づきになってきていることと思います。
誰かが号令して動くというのではなく、各自の持ち回り持ち回りで、少しづつでも勝つ努力をし利益を全体として積み重ねるということが円魔の戦法ではないかと考えています。
もちろん、為替バカ40年の私も出来る限りのサポートをさせて頂きますが、まずはどうしたら儲かるか、たとえば、「海外投機筋動向」でトレーニングするなどして、力をつけることが大事ではないかと思います。
今朝のコラム掲載は、都合により、6時頃となります。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願い致します。
本当に、次から次へと、手を替え品を替え、ドル/円を売り潰そうとしています。
まさしく、海外投機筋が言うところの「DLR/JPY should be down to 120.00.」(ドル/円は120円に下がるべきだ)という彼らの主張を実現させるために手段を択ばないようです。
しかし、先日来申し上げていますように、日本国内から、企業のドル不足のドル買い、個人の高利を求めたドル買いのフロー(資金の流れ)は続いており、まさに、投機のドル売りVS国内勢からのドル買いの構図は変わっていません。
投機筋の得意技は、瞬発的な破壊力であり、それは確かに昨日のマーケットでもそうでした。
しかし、国内勢からのドル買いフローは、確かに一時的に海外投機筋の破壊力に抑え込まれることはあっても、とめどなく流れており、このことは否定しようのない事実です。
ですから、時間が経てば経つほど、ドル買いのフローは、相場にボディーブローのように効いてくるものと思われます。
また、再三申し上げていますが、こうした国内の事情は、海外勢はほとんどわかっていません。
ただただ、彼らの考え方が正しいと押し付けてきますが、そんなことで、国内の事情が変わるわけではありません。
これで、もし彼らの意見が正しいと受け入れてしまうと、とことん彼らに搾取されることになります。
ここが正念場だと思います。
実際に、ご自分の目で、マーケットを観察し、相場がどういう動き方をしているのか、確かめてみることが大事だと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
今日は、海外投機筋が、総出でドル/円をいろいろなことを言い訳にして、終日売り仕掛けしてくる可能性がありますので、十分警戒してください。
ただし、あくまでも、投機筋ですので、売ればいずれは必ず買い戻さなければなりません。
しかし、それがいつ買い戻してくるかはわかりませんので、少なくとも値ごろ感からの買いは避けた方が良いと思います。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円を下げたい人には、格好の売りのエクスキューズ(言い訳)ですが、まずは冷静になることです。
ニューヨークダウは、米地銀のファースト・リパブリックの大規模な預金流出が明らかとなり売りが広がり、前日比343.68ドル安の33,531.72ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.114%下げて3.401%で引けました。
原油価格は、米景気悪化観測で売られ、前日比1.69ドル安の77.07ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下で買われ、前日比4.7ドル高の2004.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん134.08近辺まで売り込まれましたが、そこから大きく反発し、一時134.48近辺をつけました。しかし、その直後、ビルロワドガロー仏総裁が、ECBはインフレ抑制に向けた利上げをすでに「ほぼ完了した」との見解を示したとの観測記事に、EUR/JPYはじめクロス円でロングを大量に手仕舞う動きが出て急落、ドル/円も、134.03近辺まで急反落しました。その後、さらにロンドン・ホラー劇場(※)となり、133.82近辺まで下げました。しかし、ニューヨークオープンが近づくと、134.25近辺まで買い戻しで反発しました。ニューヨークオープン後、売りが強まり、133.73近辺まで下げて横ばいとなりました。しかし、ニューヨークの午後になると、米地銀のファースト・リパブリック株が急落したことを理由に売りが強まり、一時133.37近辺まで急落し、その後133.63近辺まで反発しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.1029近辺から1.0964近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、147.95近辺から146.30近辺まで下げました。
チャートを見ていると、この形状は、あの時の形状に似ているので、同じような動きになるのではないかと考えることは、結構あると思います。
しかし、酒田五法でも、「相場の型、人の顔同じものなし」と戒めています。
つまり、チャートの形状は、似てはいても、同じものではないということです。
それよりも、気をつけなくてはならないことは、多くのマーケット参加者が、同じように「この形状は、あの時と似ている」と思い、知らぬ間にポジションが同方向に積み上がっていることは、往々にしてあります。
その結果、ポジションが大きく偏り調整が入りやすくなりますので、これに巻き込まれないようにしなくてはなりません。
酒田五法は、さらに「型にとらわれず、ただ勢力だけを判断する」と説いています。
つまりは、過去の形状との相似にとらわれず、目の前にある相場自体の勢いが、買いが強いのか、売りが強いのかを、素直に見ることが大切だということです。
したがい、勢いのあるなしや買いか売りのどちらの勢力が強いのかなど、いろいろな場面を経験することによって、値動きから読みとれるようになることが必要です。
最近のマーケットで眉をひそめたくなるのは、他人を貶めて儲けるとか、一見指標結果が悪いからと相場を崩して皆が売りで追随したところをガバッと買い戻して利食うとか、言ってみれば、トロール船の底引き網で根絶やして漁獲する的な儲け方が、儲ける方法だと思っているプレーヤーが目につくことです。
しかし、本来トレーディングは、フェア(公明正大な)にやる頭脳ゲームだと思っています。
トレードでは、いくら小兵であっても、知恵と才覚によって儲けられるものであり、相手を力で押さえつけて強引に儲けるものではないと思っています。
そのフェアな戦い方を忘れて、力任せなトレードを続けると、まさにそれが通った後には、草木も生えないような荒地が残り、再生するのに時間がかかることになります。
それだけに、こうした身勝手な連中を排除していかなければなりませんが、往々にして、ビッグプレーヤーがこうしたことをやっているため、なかなか排除するには難しいところもあります。
しかし、たとえば、ロンドン・ホラー劇場をやろうとしていると一斉連絡すると、マーケットはさーっと引き、そこを、いくらビッグプレーヤーが荒らそうとしても、怯えて逃げ惑う人自体がいないため、不発になっています。
要は、ロンドン・ホラー劇場のように、相手が怯えてくれてこそ、儲けの場ができるものが怯える人間がいなくなっていしまったら、儲けの場がなくなることを意味します。
同様に、シンガポール勢も、いくら脅すように売り込んできても、彼らは売りしかやらず、売り過ぎれば投機筋の宿命として、結局は買い戻すのだということが白日の下にさらされると、単なるひとり芝居にすぎないことがわかります。
そうした、脅す、はめる、驚かせるといったテクニックをすることが本来のトレードではなく、マーケットのポジションやセンチメントを読み、そしてファンダメタルズ分析、テクニカル分析、値動き分析を駆使して、相場の行方を探るというフェアなトレードスタイルをもってこそ、マーケットで長生きができるものだと思います。
正々堂々と戦ってこそのトレーディングだと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
ドル/円は、日足で、短線(短いロウソク足)が横に今日を含め既に7営業日も続き、相場が動き出すタイミングが近づいていることを示しており、放れにつくということかと見ています。
シンガポールの売り攻勢が強力に出ていますが、売れば売るほどショートになると思います。
シンガポールが仲値を安くしようとする意図は、なにかあるのかというご質問がありましたので、以下のように、回答致しました。
私の個人的な見方ではありますが、これは、シンガポール勢の誤解から生まれていると思います。
彼らは、仲値の買いは実需の買いではなく、彼らと同じインターバンクの買いと思っているため、買い上げてロングになっているのを、仲値付近で押し下げれば投げてくると考え、強引に売り下げてくることが多いように見ています。
しかし、あくまでも買い切りの実需の買いを飲み込むため、彼ら自身がショートになり、10時台・11時台になると、たまらず買い戻してくることを繰り返しています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は25日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、今週は主力ハイテク株を含む米主要企業の決算発表がピークを迎えるため方向感なく、前週末比66.93ドル高の33,875.92ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.057%下げて3.215%で引けました。
原油価格は、持ち高調整目的の買い戻しが入り、前週末比0.89ドル高の78.76ドルで引けました。
金価格は、米長期金利低下を受けて買われ、前週末比9.3ドル高の1999.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前、いったん134.47まで上げた後は下落に転じ、134.13をつけましたが、下げきれず134.41まで反発しました。
その後、クロス円の買いが強まるなか、134.30近辺で横ばいとなりました。
しかし、依然としてショートだったようで、さらに134.69まで上昇しました、
ニューヨークオープン後、134.73まで上昇後、高値圏を維持していました。
しかし、その後長期金利が低下したことから反落となり、134.23まで下げました。
EUR/USDは、1.1000近辺から1.1050近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、148.06~47近辺で横ばいでした。
あるセミナーで、講師となった日銀の方が、こんなことを仰っていました。
「マスコミのインタビューを受けて発言したところ、発言の主題とは違う一部分が記事に取り上げられ、そのために相場が動いてしまって、困ったことがありました」
こうした、マスコミがインタビューした相手の発言を、記事作りに都合よく使うことはよくあることです。
また、マーケット参加者も、ニュースのヘッドラインに反応しやすいところがあり、そのヘッドラインが発言全体の中で最も発言者の言わんとすることかそうでないかは、あまり気にしていません。
さて、政府・日銀の発言ですが、相場が大きく変動すると、「断固たる措置をとる」とか「適時適切な対応をする」といったお定まりの発言に限られます。
これは、発言を都合よく使われたくないためだと思われます。
しかし、それは、確かに都合よく使われにくい代わりに、感情がこもっていませんので、マーケットはああまたかで終わってしまいます。
マーケットは、基本的に、通貨当局には畏敬の念を抱いています。
したがって、通貨当局が、マスコミを恐れずに、マーケットに語りかければ、マーケットも聞く耳は持っていると思います。
たとえば、通貨全般にわたってドル買い方向に、圧を感じることがあります。
そんなことを言われても、お分かりにならないと思いますが、相場の世界に長くいると、スクリーンに出るプライスの動き(値動き)や、チャートの動きから、圧力、つまり圧を感じることが、頻繁にあります。
私の場合、買いが強いと後頭部の右下に押し上げるような圧力を感じ、売りが強いと前頭部に押さえつけるような圧力を感じます。
最初にその圧力を感じた時は、なんのことかと思いましたが、いろいろな場面で、買いなら後頭部右下、売りなら前頭部に圧力を感じることがわかってきました。
そして、そういう圧を感じる時には、それに逆らわないことにしています。
ですから、通貨全般にドル買いになっていると、ドル/円は買いですから後頭部右下、EUR/USDやGBP/USDやAUD/USDは売り(ドル買い)ですから前頭部に圧を感じます。
しかし、そうした動物的な感覚は無視できないと思います。
たとえば、難破する船から、ネズミが集団で逃げ出すような体で感じるリスク感覚というものを大事にすべきだと思います。
相場の世界はリスクが一杯です。
そのいつ発生するかわからないリスクをかいくぐって生き延びるには、理性では追い付かず、動物的な勘が必要だと思います。
「なにかおかしい?」を気のせいにせず、おかしいものはやはりおかしいと思うことが大事です。
そして、「脱兎のごとく逃げる」ことが必要です。
プライドや理屈で固執することこそが危険です。
自分の感覚を信じることが大切だということです。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では今日のように売りで仕掛ける場合が多いです。
ドル/円の8時間足を見ますと、3月10日23時から(SVB破綻)の136.26を起点とする大陰線の窓を埋める(リターンエース)可能性はまだ残されています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、日本時間4時37分現在134.03と、前週末のニューヨーククローズよりやや円高です。
だましのことを、フェイク(fake)とかスプーフィング(spoofing)と言います。
フェイクとスプーフィングでは、若干ニュアンスが違います。
フェィクは、まさにだましですが、中東筋の手口で、こんなものがありました。
あるチャートポイントを上に超えてくると、レンジブレイクでストップバイ(ストップ買い)が普通ですが、チャートポイントを超えると、逆にストップセル(ストップ売り)をするというオーダーで、チャートポイントを上に抜けて、マーケットがさあ買うぞと買い始めたところをカウンター的に売ってくるため、結構効きます。
一方、スプーフィングは、成りすまして相場を振らせるようなオペレーション(操作)です。
たとえば、マーケットであたかも大口の売りが出たかのように見せかけるために、いったん売りから入り、売値(Offer)が下がってきたところを、カウンターで大きく買ったりします。
なぜ、そんなことをするのかと言えば、多くの場合、買わなくてはならない額が大きく、そのまま買い上げようとすると、売りが逃げてしまい、思うようには買えないことから、売りを集めるために行なわれます。
いわば、フェイントを掛けるようなものです。
また、通貨当局に成りすまして、あたかも介入が入ったかのように、売り下げて、マーケットが追随して来たところを買い抜ける火事場泥棒的な手口も、スプーフィングの一種と言えます。
あまりフェアではないものもありますが、こうした手口もまたマーケットでは行なわれていることも知っておくべきかと思います。
□□ 今週の注目点 --------------------------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、短期的には押しもありそうだが、 長期的には上昇か
2.EUR/USD、引かぬ買い
3.GBP/USD、高値圏形成か
4.クロス円、上昇か横ばい
--------------------------------------------------------------
【1.ドル/円、短期的には押しもありそうだが、 長期的には上昇か】
・ 海外投機筋の投機的なドル売りが続いている
・ 今週も、週末の植田日銀総裁のマーケットデビューが円買いで仕掛けられる可能性はあり
・ ただし、日本の企業、個人のドル買い需要は簡単には終わらない
⇒続きは、メルマガをどうぞご覧ください。
※メルマガ詳細⇒コチラから
〔メルマガ会員向けサービスの例〕
•メール配信記事
独自の分析手法を駆使した日々のチャート・ポイントやトレーディング・アイデアやコラムなど、
平日は、午前6時台から午後10時頃まで、マーケット状況に応じて記事が配信されます。
•週末には、充実のWeekly Reportが配信されます。
•動画閲覧
各種手法の解説やセミナーを、任意にご覧頂けます。
私は、過去40年間、外国為替に携わってきました。
その間に、インターバンクディーラー、インターバンクセールス(他の銀行に対する外為営業)、コーポレートディーラー(法人企業向け外為営業)、ストラテジスト(外為での投資戦略立案の専門家)など、いろいろな形で外為経験を積んできました。
そうした、いろいろな担当で、一貫して思ってきたことは、「本物でありたい」ということです。
言い方を換えれば、プロフェッショナルでいたいということでした。
しかし、そう言ってしまえば簡単ですが、本物であり続けることは、簡単ではありません。
何事も継続してやり続ける意志を持つことが必要ですし、現状に満足せずさらに学んでいく姿勢も必要です。
そういう意味から、自分を律し、自分で自分に負荷を与え続けるしんどさはありますが、「本物である」ためには、避けては通れないことだと思っています。
それだけに、難しい相場局面が読めた時や、皆様からねぎらいのお言葉を頂いた時などは、やってきて良かったと心底思います。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
吉野寿司高松店
住所:静岡県静岡市駿河区敷地1丁目16-18
電話:054-237-6833
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
墓参りを口実に行く、故郷静岡にあるお寿司屋さんです。
マスターの西さん(愛称)とは、私が中学生頃からの知り合いですので、55年ぐらいのつきあいになります。
あの昭和の頃、父は長く勤めた製紙会社を辞め、中高生向けの学習塾を始めました。
家も、それまでの社宅があった清水市から静岡市の新開地に引っ越し、まさに家族ともども心機一転でした。
最初は、学習塾だけでは生活できず、よくあるクリーニングチェーンの窓口と静岡らしくプラモデル屋もやり、良く店番しながら勉強していたものでした。
しかし、高度成長期の時流に乗り、学習塾の需要は増え、2か所で教室を開くほどになりました。
そんな景気の良い時分に通いはじめたのが、当時大変な賑わいだった吉野寿司本店で、その本店の花板が西さんでした。
静岡人らしい、ひとなつっこくて満面の笑顔に腕のいい西さんと、家族ぐるみのお付き合いとなりました。
その後、本店からのれん分けして、高松店の主となり、そして既に私の両親は他界しいますが、お付き合いは今に至るまで続いています。
本店時代から商標登録された、「ポンね」(山芋の千切りにうずらの卵)、「印籠(いんろう)」(小イカにすし飯をつめてツメ(甘辛のタレ)を塗ったもの)、「蟹サラ」(蟹とサラダを和えたもの)といったお寿司は、いつも必ず頂きます。
今、70台前半の西さんに、今後はと尋ねれば、「やれるだけやるよ」と即答があり、職人として同じ想いの私を元気づけてくれます。
本当に、これからも元気でいてほしいと心から思うばかりです。
ニューヨークダウは、大手ハイテク企業の決算発表を控えて方向感なく、前日比22.54ドル高の33,808.96ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.008%上げて3.553%で引けました。
原油価格は、予想より良かった米PMIを受けて買われ、前日比0.41ドル高の77.78ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比25.9ドル安の1993.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ロンドン勢の売りが先行し、一時133.70近辺をつけました。(ロンドン・ホラー劇場(※))しかし、売り過ぎとなり134.10近辺まで反発、その後、緩んで133.67近辺をつけるなど、もみ合いました。ニューヨークオープン後、売りが強まり、133.55近辺をつけました。その直後発表された米PMIは、マーケットが悪い結果予想していたのに反して強く、134.49近辺まで急騰しました。
その後は、134.07近辺まで時間を掛けて緩みました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技。
EUR/USDは、1.0993近辺から1.0943近辺まで急落後、1.0991近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、146.75近辺から147.56近辺まで上昇後、147.40近辺に落ち着きました。
潮流はトレンドとも言いますが、時代にも潮流があるように、相場にも潮流があります。
潮流を見る時には、決して近視眼にならないことです。
出来るだけ遠望することで、潮流の方向性が見えてきます。
為替相場では、いろいろな通貨ペアがありますが、ひとつの通貨ペアだけを見るのではなく、いろいろな通貨ペアを見ることで、全体的な相場の趨勢を知ることが大切です。
そのためには、いろいろな通貨ペアの週足や月足といった長いチャートを見ることです。
相場の全体像を見てみると、通貨ペアにより、一見バラバラに動いたり、早い遅いの差はあるものの、実は、全体的には一方向を向いていることがわかります。
全体的な潮流を知ることで、自らが相場を張ろうとする通貨ペアの大枠としての方向性がつかめます。
それでは、短期の実戦面に、どう役立てるかですが、潮流を知ることで得た大局としての方向性を基に、売り先行で相場にエントリーするほうが良い時か、あるいは買い先行で相場にエントリーするほうが良い時か、またはレンジ相場であることがわかれば逆張りで入る時なのかを、判断することが可能です。
それにより、その時点の相場の潮流に、乗りやすくなると言えます。
ドル/円は、極めて静かなマーケットです。
つまり、ロンドン・ホラー劇場に煽られて逃げ惑うのは、彼らの思うつぼだということが良くわかります。
彼らの所業を、冷ややかに見ることが大事だということです。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では今日のように売りで仕掛ける場合が多いです。
私が尊敬してやまない東京時代のボスについて書かせて頂きます。
まず、何がすごかったかと申しますと、10人ばかりのチームのトレーダー達のためにサファリパークを作ってくれたことでした。
ともすれば、銀行のトレーダーなど、不正がないように、ルールでがんじがらめに縛って、トレーダーが身動きできなくさせることが多いです。
しかし、そうなりがちなところを、あえてサファリパークのような伸び伸びとした環境を作り、しかし、広いサファリパークの外には、ルールというフェンスは見えないようでちゃんとあるというものでした。
そして、外部からの雑音は、すべてボスのところでシャットアウトしてくれました。
ですから、はっきり言って、トレーダー達は、やりたい放題やっていました。
場合によっては、ボスのポジションのロスカットがあるのがわかると、二人がかり三人がかりでつけにいったこともありましたが、つく前に相場が反転して、こちらの方が危うく大やられしそうになったこともありました。
そんな自由な環境を作ってくれた太っ腹な上司を皆慕っていて、本当にこの人のためならなんでもやろうと思ったものでした。
あと、強く感じたのは、彼もポジションは持ちますが、それは彼にとっては、それほど大きな問題ではなく、彼とって重要なことは、チームのポジションであり、チームの成績でした。
フレックスタイムも導入し、トレーダーは何時にきて、何時に帰っても全く問題はなく、ボス自身、小唄の師匠で忙しいらしく、1週間にオフィスに出てくるのは、2日か3日で、しかも3~4時間ぐらいのものでした。
しかし、その恵まれた環境にあったからこを、私も歴代1位の成績が残せたと思っています。
チーム全員が毎日注目していたのが、夕方出てくるチームのポジション表でした。
1枚のA4用紙に升目を引いたものに、トレーダー名、通貨ペア、保有ポジションと方向を各自が記入し集計します。
その結果、チーム全体のポジションの偏りがわかります。
そして、ある通貨ペアで一方にポジションが大きく偏っていたら、一人止め二人止めして、適正なポジション水準に矯正するというもので、単純ながら結構効果抜群でした。
このようなことを経験してみますと、いかにトレーダーとは、センシティブ(神経質)で、その本領を発揮させるために環境を整えてやることが、いかに重要かということです。
私も、この世界に40年いて、個人投資家の皆さん個別の環境作りまではできませんが、たとえば海外投機筋の手口を暴くなどして、どんな状況下に自分たちはおかれているのかといったことを、できるだけリアルタイムでお伝えしていきたいと思っています。
そして、ボスのように、一番大事なことは、本邦個人投資家層全体のポジションであり成績だと思っています。
今後、植田日銀総裁の市場掌握力が海外から問われそうです。
04/21(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【大きな疑問】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
今日もシンガポールは売ってくるでしょうが、昨日の弱い米経済指標の結果を受けて、本邦勢も売りを先行させる可能性があります。
しかし、弱い数字でも134.00は割れておらず、ある意味、ニューヨークでいったん決着がついている話で、また売るとマーケットはショートになるものと見ています。
一方、実需は今日も淡々と買ってくるものと見ています。
本日は、FX経済研究所出演日にあたり、その準備の関係で、本数が減る可能性がありますので、ご了承ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、悪い結果の米経済指標が続いても、134.00は割れず打たれ強くなっている印象です。
ニューヨークダウは、テスラなど主要企業が減益決算ならびにFRBの利上げ継続見通しが嫌気され、前日比108.74ドル安の33,788.27ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.063%下げて3.539%で引けました。
原油価格は、景気懸念が重荷となり、前日比1.87ドル安の77.29ドルで引けました。
金価格は、低調な米経済指標が相次ぎ米長期金利が低下したため買われ、前日比11.8ドル高の2019.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドン・ホラー劇場(※)の売りが強まり、一時134.39近辺をつけました。その後、買い戻しに134.86近辺をつけ、そして再び134.51近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、ロンドンの買い戻しに134.82近辺をつけたものの、発表されたフィラデルフィア連銀景況指数が悪かったことから、134.19近辺まで急落しました。さらにその後発表された米中古住宅販売件数も悪く、さらに134.02近辺まで売り込まれました。しかし、売り過ぎとなり、ジリ高に転じ、134.35近辺まで反発しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技。
EUR/USDは、1.0934近辺から1.0989近辺まで上昇後、1.0958近辺に緩みました。
EUR/JPYは、147.49近辺から147.03近辺まで下落後、147.35近辺まで反発しました。
200日移動平均線は、移動平均線の中でも、かなり長い部類に入ります。
しかし、これは、長期的に、今弱気の相場にいるのか、あるいは強気の相場にいるのかを見極めるのに、大変役に立ちます。
日足のロウソク足が、200日移動平均線よりも下にあれば、基本的に売られやすい弱気の相場にいることを示し、戻り売りがワークしやすいと言えます。
また、日足のロウソク足が、200日移動平均線よりも上にあれば、基本的に買われやすい強気の相場にいることを示し、押し目買いがワークしやすいと言えます。
200日移動平均線の下にいても上にいても、実勢値が、200日移動平均線から乖離すると、200日移動平均線のある水準に戻そうとする動きが出ますので、その点は注意が必要です。
200日移動平均線より上にいる期間と下にいる期間の長さが、どちらかに偏ると、より長くいる期間の方向にバイアスがかかっていることが分かります。
そして、たとえば、日足の実体が200日移動平均線の下から上に移行すると、それまでの相場つきであった弱気相場から、強気相場に移行することになります。
したがい、この時期は、相場の見方を大幅に転換する必要性が出てきますので、柔軟な対応が必要になります。
尚、日足でお話しましたが、たとえば、1時間足での200時間移動平均線、週足の200週移動平均線、月足の200ヶ月移動平均線など、いろいろな期間で応用が可能です。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では今日のように売りで仕掛ける場合が多いです。
相場を見る上で、プライオリティー(優先順位)づけが必要です。
何は何よりも重要で、何は何ほど重要ではないという順位づけを瞬時に行うことは、トレードをやる上で重要です。
すべての相場を動かす要素が動き、その瞬間その瞬間で、順位はどんどん入れ替わります。
従って、その瞬間での順位づけをし、なにが一番今重要なのかを瞬時に判断することは、トレーダーとして生き残るには、当たり前のように要求されるものです。
そして、大事なことは、スティック(固執)しないということです。
どんどん変わるものに、固執は禁物です。
あの時はあれが重要だったのに今は違うの?と言っていては、取り残されるばかりです。
どんどん新しい環境に慣れていかなければなりませんし、その新しい環境もいつ古いものになるかわかりません。
ですから、常に固執せず、常に新たな環境を受けていく姿勢が必要です。
ですので、思い込みは、相場の世界では非常に危険なことだと言えます。
変わって当たり前で、戸惑うことなく古くなったものは捨て、新しいものを受け入れる、つまり柔軟性が、トレーダーには要求されます。
ドル/円は、未だに5日移動平均線のある134.30近辺までの押しはあり得るとは思うものの、格好として決して悪くないと見ています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は20日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、欧米の中央銀行の金融引き締めが続くとの観測が重荷となり、前日比79.29ドル安の33,897.34ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.038%上げて3.610%で引けました。
原油価格は、小動きで、前日比1.21ドル安の79.65ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前日比13.2ドル安の2006.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、一時134.73近辺まで急騰しました。
その後、いったん134.51近辺まで緩み加減となりましたが、海外投機筋の円買いポジションのアンワインド(巻き戻し)に、ドル/円、クロス円が押し上げられ、ドル/円は、135.00を超えて、135.13近辺をつけました。ところが、そこで大口の売りが出て反落し、134.65近辺をつけました。ニューヨークオープン後、さらに売られ、134.29近辺まで下げました。しかし、米長期金利が上昇に転じたため134.85近辺まで反発し。134.75近辺で横ばいとなりました。
EUR/USDは、1.0928近辺から1.0975近辺まで上昇後、1.0955近辺に軟化しました。
EUR/JPYは、147.08近辺から147.73まで上昇後、一時147.56近辺まで軟化しました。
ニューヨークにいた頃、友人の紹介で、あるファンドの創業者でありファンドマネージャーであるアメリカ人と、飲んだことがありました。
見た目は、ジョン・レノンのような人でした。
彼は、為替のマーケットでかなりアクティブに動いているようでしたが、その彼ですら、ドル/円のマーケットの厚さには驚いたと言っていました。
ある時、彼は、ドル/円の上昇を狙って買いを入れたそうです。
いくら買おうとしたかというと、10億ドル、いわゆるインターバンクでいう1000本という大量の金額でした。
しかし、買い終わるまで、ビタ1銭上がらず、同レートで1000本すべて買えたそうで、これにはたまげたと本人も言っていました。
つまり、当時、日本が貿易黒字だった頃、本邦輸出企業のドル売りとは、これぐらいの威力のあるものだったということです。
しかも、彼は、ドル/円が上昇したら売って利食うか、下落したら売って損切るかいずれにしても、反対取引で損益の確定をしなければなりません。
一方、輸出企業は、製品輸出の代金として受取ったドルを円に換えるだけですので、ドルを売ってしまえば為替取引は完結してしまいます。
したがって、マーケットに残るのは、彼の大きなドルのロングポジションということになりますので、下落のリスクが急速に高まることになります。
このエピソードからも、ドル/円がいかに需給相場であったかがお分かりいただけるかと思います。
3月10日のSVB(シリコンヴァレーバンク)の破綻以降のヘッジファンドのようなビッグプレーヤーの円買いトライのアンワインド(巻き戻し)が続いているものと見ています。
トレーダーになって40年になりますが、実際に相場の仕組みが分かってきたのは、50歳頃からで、しかもそれからさらに理解度が高まってきたというのが、本音です。
30代に、本当に大玉を振り回し、確かに歴代トップの成績を出したことも事実ですが、振り返ってみると、相場のことはよくよくは分かっていなかったと、今になってヒヤヒヤすることがあります。
でも、逆に言えば、68歳になろうとするこの歳でも、まだ成長することがあるのだと思います。
ですから、極めるなんてことは、ないのではないかと思っています。
むしろ、極めたと思った瞬間から後退が始まるのではないかと、恐れています。
もちろん、引退などは、今のところ全く考えていません。
働いているから、張り合いがあるのだと思います。
ですから、使いものになるなら、80歳でも、90歳でも働いていたいと思っています。
尊敬する大先輩に、GSさんという、有名トレーダーがいます。
GSさんは、もともとある地方銀行にいたころ、銀行からの派遣で米国留学したのですが、米国でバンカーズ・トラストという投機で有名な銀行からヘッドハントされ、帰国後、しばらくして同行の東京支店にトレーダーとして転職し、日本人トレーダーとして、初めて1億円のボーナスをもらったという人です。
在職中、米政府の依頼で日本の金融市場のレポートを書き、当時の大蔵省財務官からも一目置かれた人です。
その後、ファースト・シカゴに移り東京支店長に、そして、同行のシカゴ本店の役員まで歴任され、そして退職後、日本初のヘッジファンドを立ち上げ、そして現在は、情報会社の社長をしています。
御年83歳、でもこの前も、電話でお話しましたが、相変わらずお元気で、本当に、あの方のような年の取り方をしたいと思う人です。
そういう大先輩ですので、私など到底足元にも及びませんが、具体的な目標になり、とても励みになっています。
漠然とではなく、そういう具体的な目標を持つことは大変大事だと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、上昇過程にはあると見ていますが、一歩一歩踏みしめて上がるものと見ています。
ニューヨークダウは、相場全体の方向感は乏しく、前日比10.55ドル安の33,976.63ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.013%下げて3.578%で引けました。
原油価格は、小動きで、前日比0.04ドル高の80.87ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比10.4ドル高の2017.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、134.30~45近辺で横ばいとなりました。その後、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、延々6時間を掛けて133.87近辺をつけました。ニューヨークオープン後、ニューヨークはロンドンがショートになっていることに気づき、買い上げ、134.32近辺まで反発しました。しかし、その後、その買いに反攻する売りが出て、133.92近辺まで反落、しかし、また134.19近辺まで反発するというシーソーゲームが続き、結局、134.05近辺に落ち着きました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技。
EUR/USDは、1.0978近辺から1.0943近辺まで下落後、1.0974近辺までジリ高となりました。
EUR/JPYは、147.11近辺から146.80近辺まで下落後、147.13近辺までジリ高となりました。
限られた値幅の中での上下する相場がレンジ相場であることは、すでにご存知のことと思います。
レンジ相場は、一方向に力強く動いたトレンド相場がエネルギーを放出しきってしまい、エネルギー補給のために、限られた値幅の中で充電しているというイメージで見ています。
充電のレンジ相場から放電のトレンド相場に、再び移行するには、結構な時間を要します。
レンジ相場は、動き出しそうな思わせぶりな動きをよくします。
その思わせぶりに惑われ、思わずポジションを持ってしまい、結局やられてしまうこともよくあることです。
しかし、実際に一方向へ動き出すには、自分で思っている以上に時間が掛かると見ておくべかと思います。
本当にレンジ相場が熟して、新たなトレンド相場に移行するかを見極めるには、日足で、日々の値幅が収束してきているかをチェックすることが大事です。
値幅の収束が進み、さらに上下にヒゲを出しながらも、寄り付きと引け値の幅が狭くなる、いわゆる寄せ線(よせせん)、あるいは短線とも言いますが、これが横に連続して出現すると、レンジを上下のいずれか一方向に動きだすレンジブレイクのタイミングが近づいている可能性が高まります。
レンジブレイクがダマシである場合もありますので、少しぐらい相場に乗り遅れても良いと思っています。
なぜなら、トレンド相場は、多少のエントリーの遅れがあっても、それを補って余るほどの値幅で動くためです。
トレンド相場は、「頭としっぽはくれてやれ」という気持ちで対応するのが良いと思います。
人間、考えることは、違っているようでいて、実は同じようなことを考えているものです。
たとえば、ドル/円が上昇が続いていれば、ドル/円に対する見方はブル(強気)になり、どこかでは買いたいという気持ちに、知らず知らずのうちに多くの人か考えるようになります。
そうすると、下がったところを買いますので、ロングが溜まり、したがって重くなり、上がらなくなり、そうして安値圏で漂っていると、目先の効くロンドン勢あたりに、マーケットはロングだと見破られ、ロングリクイデーション(ロング筋を売り下げて投げさせて利食うロンドンの得意技)に持ち込まれることが多いです。
ですから、マーケットのポジションがどうなっているかということを知ることが、大変重要になります。
これは、ひとつには、値動き分析から把握することができますが、もうひとつ、私がインターバンクディーラーだった頃にやっていた方法が、実に単純でマーケットの縮図が分かる方法です。
それは、私がインターバンクディーラーだった頃、チームには10人のディーラーがいました。
この10人が、毎夕、ポジション報告を、ボスにしていました。
実にごくごく単純なもので、通貨ペアと方向とポジション額を、報告するもので、それが一枚のポジション表にまとめられ、通貨別のポジションの偏りが分かるものでした。
その表ができあがってくるのを皆待ち構えていて、いざ出来上がってくると一斉に見に行ったものでした。
そこで、特に注目されたのが、10人のうち何人が同じ通貨ペアで同方向のポジションをもっているかということで、それで、大勢が片方に偏っていると、ひとり止めふたり止めして適正なポジション量に調整していったものでした。
要は、申しあげたいのは、いかに思考というものは、どちらかに偏りやすいかということで、いかに独自の発想をするには、斬新さと努力がいるかということです。
実需のドル不足のドル買い(企業)、円キャリートレード(個人)という円売りドル買いのフローが実際にありながら上値が重いのは、海外投機筋が大量にドルを売ってフローを抑えているためだと見ています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、上昇傾向にはなりましたが、まだ目先120日移動平均線の抵抗があります。
ニューヨークダウは、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善は好感されたものの、決算発表を控えて買いの勢いも弱く、前週末比100.90ドル高の33,987.37ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.071%上げて3.593%で引けました。
原油価格は、一段の利上げ観測高まり、前週末比1.69ドル安の80.83ドル引けました。
金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前週末比8.8ドル安の2007.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ドル/円の売りを好むロンドンが売り直し、一時133.84近辺まで下げました。しかし、下げきれず、134.17近辺まで反発しました。ニューヨークオープン前後に、再度下を攻め一時133.75近辺をつけました。発表されたニューヨーク連銀製造業景況感指数が、予想より大幅に良かったことから。米長期金利も上昇したため反発し、134.57近辺まで大きく反発し、高止まりとなりました。
EUR/USDは、1.0984近辺から1.0911近辺まで下げた後、1.0930近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、147.11近辺から146.67近辺まで下げ、146.92近辺まで反発しました。
相場とは、皆が望まない方向に進むものとか、自分のポジションがマーケットに見透かされているようだといった言葉を良く耳にします。
それはある意味、当たり前と言えば当たり前のことです。
なぜなら、多くの人々が望む方向が一方向に偏り、その結果、売り過ぎあるいは買い過ぎとなるため、相場が逆方向にしか動かなくなるためです。
しかも、マーケットの望む方向が片サイドに偏っているという事実は、多くのマーケット参加者自身が気づいていないことが多いと言えます。
つまり、このテクニカル分析、あるいはこの相場観なりは自分ぐらいしか知らなくて、マーケットの大勢は知らないものだと考えているためだと思います。
しかし、秘蔵のテクニカル分析も相場観も、実は、マーケット参加者の大勢意見になっており、ただ誰もあえて語りはしないことから、あたかも誰も知らないようにしか見えないことが多いと言えます。
そのため、目論みに反した相場となると、マーケットがおかしいと思ってしまいますが、実は、同じ方向にポジションを張っていた他の目端の利くマーケット参加者が、どうも思っていた相場展開と実際が違うと相場から脱出するために反対売買をしているのに過ぎないことがほとんどです。
したがい、マーケットが今なにをテーマにしていて、相場がどうなることを望んでいるかについては、日頃から類推することが必要になるわけです。
類推するのに、効果的なのが、値動き分析だと思います。
相場の値動きから、マーケットがショートになっているか、ロングになっているかを、常日頃から読むクセをつけることが大事です。
今思い出しても、運不運も紙一重というトレーディングがありました。
それは、ニューヨークに駐在していた頃でしたが、ドル/円の上げを予想して5千万ドルのロングポジションを持っていた時でした。
上げを見て買ったものの、上値は思った以上に重く、上げきれずにいました。
上がらないのにロングを持っているのもどうかと思い、ロングを静かに売ってスクエア(ポジションなし)にしました。
それで、今日はおしまいとも思ったのですが、あいかわらず重たそうにしていたため、では売ってみるかと、今度は、また静かに売って、5千万ドルのショートを作りました。
本当に難なく売れたことで、下も堅いのかなあと思っていました。
ところが、売ってから30分も経たないうちに、突然、ドル/円は、スルスルと下がり出し、いったいなんだと、ロイターのヘッドラインを見てびっくりでした。
なんと、「ニューヨーク連銀がドル/円マーケットでドル売り介入」と書いてあるではないですか!
なんの前触れもなかっただけに、本当に驚きました。
そして、その驚きは、私だけではなく、マーケット全体の驚きでもあり、マーケットはパニックとなり、介入報道から5時間で5円の急落となりました。
私は、5千万ドルのショートポジションを持っていましたので2億5千万円、そして、上司も同じく5千万ドルのショートポジションを持っていましたので、二人合わせて、5億円の儲けとなりました。
その時、上司が、「こんなラッキーなことはない。全部利食おう!」と言いました。
私も全く異存がないどころか、介入30分前にロングからショートにひっくり返していなかったらと思うと、儲かったというより、ぞーっとするばかりでした。
しかし、この利食いはさらに幸運でした。
その後、マーケットは、ニューヨーク連銀が介入したのだから、これは売りだと確信し、戻り売りをしたためショートになり、結局、翌日までに5円丸丸戻してしまいました。
それによって、多くのディーラーがやられた相場でした。
一寸先は闇です。
自分の感覚を信じること、そして利食えたら欲をかかずに利食うことが大事だと思いました。
しかし、なぜあの時、ニューヨーク連銀は介入したのか、未だに謎です。
ドル/円の売り好きのロンドンが、どこまで本気で買えるか注目です。
シンガポール売り、実需買いの構図は、今日も変わらないと思いますが、今日は、5・10日(ゴトウビ)の振替日ですので、実需買いが強い可能性があります。
これは、相場を見る上でのポイントだと思います。
シンガポールは7時台から売ってくる可能性があり、また実需買いは早ければ7時半頃か入ってくると見ています。
すでに、毎日ごらんになっていて、時間的に動きにパターンがあることはお気づきになっているかと思います。
基本的には、流れに乗ったトレードが良いと思いますが、たとえば、シンガポールの売りから実需の買いに切り替わるときなどはご注意ください。
そうしたことを念頭に置き、今日の仲値決め前後までの作戦をご自身でも考えてみて下さい。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
15日が土曜でしたので、今日17日が5・10日(ゴトウビ)の振替日になって、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
大口の売買で相場を振り回す仕手筋を、ビッグプレーヤーと呼んでいます。
ショージ・ソロスはじめ、米バンカーズ・トラストにいたアンディー・クリーガーなどが世界的にも有名でしたが、日本にも、結構いました。
時代とともに、ある時は某鉄鋼商社だったり、ある時は某総合商社・某大手証券会社、またある時は某電器メーカー・某衣料品メーカーであったりしたこともありました。
特に、某鉄鋼商社の手口は派手で、邦銀のみが与信枠(クレジットライン)を設定していたことから、邦銀のみに大口のプライスを求めてきました。
プライスを出した邦銀の多くが、そうした大口取引に不慣れだったことから、たとえば、同時に買われて何行もいっぺんにショートになると、自分で自分の首を絞めるかのように、ブローカー(仲介業者)に闇雲に買値を並べて買おうとするため、返ってだれも売り値を見せなくなり、毎度パニックに陥っていました。
しかし、こうしたビッグプレーヤーは、恐竜のように動きが派手なため、結局、マーケットからマークされて、長生きはできませんでした。
そして、バブルが崩壊し、皆リスクを嫌い、本業に専念するようになると、東京マーケットは長くて閑散な氷河期を迎えることとなりました。
この氷河期はまだ続いており、その中で積極的にリスクをとろうとしているのは、個人投資家層のみになっていると言っても過言ではありません。
これからの個人投資家層の成長如何で、今後の東京マーケットの盛衰が決まってくるものと思われます。
過去のビッグプレーヤーという恐竜たちを真似る必要はなく、堅実な手法を編み出すことが大切ではないかと、個人的には思っています。
(2011年1月14日のコラムから)
□□ 今週の注目点 --------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、徐々に上昇か
2.EUR/USD、もみ合いか
3.GBP/USD、横ばいか
4.クロス円、円安が主流
--------------------------------------------
【1.ドル/円、徐々に上昇か】の要点
・日足の二番底を固めてきている
・依然として海外投機筋はドル安を見ている
・しかし、実需のドル買いは続く
⇒続きは、メルマガをどうぞご覧ください。
※メルマガ詳細⇒コチラから
〔メルマガ会員向けサービスの例〕
•メール配信記事
独自の分析手法を駆使した日々のチャート・ポイントやトレーディング・アイデアやコラムなど、
平日は、午前6時台から午後10時頃まで、マーケット状況に応じて記事が配信されます。
•週末には、充実のWeekly Reportが配信されます。
•動画閲覧
各種手法の解説やセミナーを、任意にご覧頂けます。
トレーダーとして成長していく過程では、右肩上がりの直線を描くような順風満帆に進むことは珍しく、大なり小なり壁にぶつかるものです。
しかし、順調に進むよりも、壁にぶつかってもがいて、そして克服していくほうが、たくましくなると思います。
私自身も、この40年間のトレーディング人生の中で、何度も壁にぶつかりました。
壁にぶつかっては、痛い目に遭い、しかしその痛みがいろいろなことを教えてくれました。
そういったことから、相場のサイクルや、年間の相場のパターンや、値動き分析といったことを体得することができました。
分かってしまうと、そういうことだったのかと思うことばかりです。
しかし、相場の世界は奥が深く、まだまだ満足してはいられません。
貪欲に、さらに探求していきたいと思っています。
ドキュメンタリー番組で、ガンの娘さんにお母さんが、こんなことを言っておられました。
「苦しんで(苦難を)乗り越えるのも、笑って乗り越えるのも同じなら、笑って乗り越えよう」
私も、壁に突き当たっても、笑って乗り越えられるようになりたいと思います。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
八十八(やそはち)
住所:東京都中央区日本橋人形町2-4-10
電話:03-3666-4558
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
今回は、3名での訪問でしたので、2階のお座敷でお願いしました。
お座敷は、結構落ち着ける空間で、お料理もおまかせでお願いしました。
こちらのお造りは、本当に厳選されたお刺身揃いで、本当に美味しいです。
今回、一番印象に残ったのは、今が旬の魚編に春と書く鰆(さわら)の照り焼きで、かなり身の厚い切り身が程よく火が通っていて本当に美味でした。
まさに、ご主人の腕が光ります。
日本には四季があり、折々の食材が楽しめるのは、実に幸せなことだと思います。
良く高額納税者が低税率の国に移住するという話がありますが、私は高額納税者ではないけれど、この和食に限らず日本の美味い食事とそれに温泉がない外国に移住したいとは片鱗も思いません。
ロンドンに駐在して4年経ち帰国した時、本当に舌が痩せていて、日本の食事はなにを食べても美味しくて美味しくて、社員食堂でも、美味しいを連発したら、同席したロンドン時代に鬼軍曹と陰で呼んでいた上司が、「おまえ、うるさいから静かに食え!」と、一喝されたことがありました。
そして、日本で感激したのは、日本の女性のきれいなことでした、
大手町の地下道を歩いていると、すれ違う女性が誰もがきれいで、感激したことを覚えています。
そんな、素晴らしい国日本ですから、日本のために自分なりにできることは、できるだけしていきたいと思っています。
ニューヨークダウは、FRBのウォラー理事が一段の利上げに前向きな姿勢を示したことが嫌気され、前日比144.38ドル安の33,885.31ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.071%上げて3.522%で引けました。
原油価格は、IEAが年内に原油の供給不足が悪化するとの見通しを示したことから買われ、前日比0.36ドル高の82.52ドルで引けました。
金価格は、利益確定の売りが優勢となり、前日比39.5ドル安の2015.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前、132.57近辺まで反発しましたが、ロンドンオープン時に、再び132.37近辺まで押した後、一時132.59近辺まで反発しました。
しかし、それからロンドン・ホラー劇場(※)となり、132.17近辺まで突っ込みました。しかし、下げきれず132.55近辺まで反発しました。132.40近辺までいったんは押したものの、ニューヨークオープン前、買い戻しに132.74近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後、発表された米小売売上高は予想より悪く、132.19近辺まで急落しました。ところが、予想より引くい結果だった12日発表の米消費者物価指数と13日発表の米生産者物価指数をネタに大きく売ってショートにしていたビッグプレーヤーがかなり大きく買い戻したため大幅反発し、ショート筋のロスカットの嵐となって、133.83近辺まで急騰しました。その後は高止まりとなりました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なにもないのに、なにかあったかのように相場を一方向にもっていって、相手が狼狽して投げるところを利食うロンドン勢の手法
EUR/USDは、1.1073近辺から1.0973近辺まで急落後、1.0998近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、146.29近辺から147.15近辺まで上昇しました。
よく前週金曜のニューヨークの引けと翌週初でギャップ(窓)が出来、そのギャップを埋めようとする動きになることがあります。
これと似たことで、たとえば1時間足でよく見受けられますが、大陰線、大陽線、連続陰線、連続陽線が出来ると、ギャップ埋めと同じように大陰線なり大陽線なりを埋めようとする動きになることがあります。
これを、リターンエースと呼んでいます。
なぜ埋めようとするのかとは、お聞きにならないでください。
理由はわかりませんが、実際に起きていることですので、そういう傾向があると思ってください。
たとえば、大陰線が出来た時は、その陰線のスタート点まで戻して、それから上がるか下がるかしますが、再び下がるケースのほうが多いと言えます。
ただし、スタート点まで戻しきれずに再度下落することもあり、この場合は、売りの圧力が強いことが分かります。
また、数時間陰線が続いての下落(連続陰線)の場合もありますが、この場合、特に長く陰線が出た時間帯の陰線のスタート点まで戻しがちです。
それでは、大陰線が出して下げ、それを埋めるために大陽線を出して戻すとしたら、大陰線、大陽線などを出す限り、延々と下げたり上げたりを繰り返すことになりますが、確かに、レンジ相場では、これは起こりえることです。
しかし、トレンド相場の場合は、結局は、こうしたレンジから脱して、トレンド方向に向かうことになります。
今回は、1時間足を例にとってお話しましたが、4時間足あたりでもこの傾向があり、またもっと短い、たとえば15分足などでも見られますので、ご自身の通常ご覧になるチャートのスケールでも確認してみてください。
米雇用統計のような重要指標や、FOMCの政策発表といったイベントに向けてポジションを張ることが、相場を張ることだと考えていらっしゃる方がいますが、こうした時に、プロはポジションを張りません。
なぜならば、こうした時にポジションを張ることは、あまりにも丁半博打過ぎて、リスクが高過ぎるからです。
それでは、どういう時に、ポジションを張るかと言えば、普通のマーケットの時です。
また、よしんば、こうしたイベントが絡んでいても、発表された後、方向性がはっきりしてからです。
それぐらい、ボラティリティー(価格変動率)が高くなったマーケットは危険です。
私自身も、トレーダーになった当初、そうした具体的にポジションを張るべき時、張ってはいけない時の区別がつかず、また誰も教えてくれず、結果、身を持って経験することでわかってきました。
昔、ロンドンで新米ディーラーだった時、あるイギリスの経済指標に賭けて、GBP/USDをロングにして、発表を待ったことがありました。
そして、いざ発表になったら、予想の6倍悪い数字に、GBP/USDは200ポイント急落し、それで仕方なく投げたのですが、そこからその後GBP/USDは300ポイント上昇し、何が何だかわからなくなったことがありました。
しかし、この痛い経験から、いかに経済指標の発表やイベントに賭けることが、リスキーなことか痛感しました。
以来、こうした時は発表を見てから、ポジションを持つようになりました。
ただし、たとえば、FOMCの結果発表のように日本時間午前3時に発表される指標を起きて待つことはなく、あとで値動きを確認しています。
こうしたイベント直後の相場は、平気で上下100ポイントぐらい振れて、それからどちらかに行くことが多く、そんな値動きのところを、あえて起きてトレードしても、ロクなことはないと思っています。
「青い鳥」の話ではありませんが、普通に儲かる相場とは普通の相場にあるということです。
一攫千金に賭ける代償は、結構大きいということです。
海外投機筋は、ここ数日で、相当ドル/円を売ったと見ています。
04/14(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【勝つために】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
シンガポール勢は、早ければ7時台から売ってくるものと思われます。
実需の買いは、早ければ7時半頃から出ると思われます。
尚、本日は、FX経済研究所出演日のため、準備で本数が通常より少ないかもしれませんので、何卒ご容赦ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、急落からジリ高に転じ、まだショートは残っていると見ています。
ニューヨークダウは、予想を下回った米生産者物価指数を好感して買われ、前日比383.71ドル高の34,030.21ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.008%下げて3.413%で引けました。
原油価格は、値ごろ感からの売りに下げ、前日比0.99ドル安の82.27ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて、前日比29.9ドル高の2054.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後、マーケットがショートであることをロンドン勢は目ざとく見つけ、133.37近辺まで買い上げ、ショートの買い戻しが一巡すると、もともとドル/円の売り好きのロンドン勢は、改めて売り直し、132.90近辺まで下げました。しかし、ドル/円を売り過ぎた上に、クロス円の買いも加わり、ニューヨークオープン前後には、133.39近辺まで反発しました。そして、発表された米生産者物価指数は、予想より低く、売りが殺到し、132.02近辺まで売り込まれました。しかし、売り過ぎたと見えて、その後は、ジリ高となり、132.79近辺まで反発しました。
EUR/USDは、1.1009近辺から1.1067近辺まで上昇し、1.1045近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、146.08近辺まで下落後、146.68近辺まで反発しました。
ライト・ウェー(right way)とは、直訳では正しい方向ですが、相場用語としては、相場が向かっている方向を正しく掴むあるいは掴んでいるという意味合いで良く使われます。
相場の向かう方向を正しく掴んでこそ、収益獲得のチャンスができます。
実は、多くの方が、相場の方向性を正しく掴んでいます。
それは、フィーリングによるのか、チャートによるのか、要人発言や経済指標によるのか、あるいはそれらを総合して判断したのか、それはいろいろな場合があると思いますが、全く見当違いをしているということはあまりなく、ライト・ウェーを掴んでいると自信を持って良いと思います。
しかし、問題は、正しい方向を掴んでいても、相場に入るタイミングが合っていないと、たとえば、入るタイミングが早すぎて、ライト・ウェーになる前に振り落とされ、その後皮肉にもライト・ウェーに相場が向かうということも良くあることです。
相場の正しい方向性を掴むことは大変重要です。
しかし、同時に正しいタイミング(ライト・タイミング、right timing)を掴むことも同様に重要です。
私の経験からしますと、正しいタイミングは、自分が思っているよりも、ずっと後にくるものだと考えています。
つまり、焦りは禁物だということです。
東京からニューヨークに赴任した時、私が上司から与えられた仕事は、新しいFXのディーリングチームを作ることでした。
それまでも、5人ぐらいのディーリングチームがありましたが、上司としてはそれを倍の10人ぐらいのディーリングチームに拡大したいと考えていました。。
そこで、人を雇うことから始まりました。
ご存じの通り、ニューヨークは人種のるつぼですから、既存のメンバーを含めいろいろな人が採用されました。
何系かと言えば、WASP(アメリカの保守本流の白人)、ドイツ系、ルーマニア系、アイルランド系、べネズエラ系、ユダヤ系、中国本土系、香港系、台湾系、、韓国系、そして日本人と種々雑多なメンバーからなるチームとなりました。
WASPの奴は、米海軍一族の出で、曽お爺さんはペリー提督と一緒に日本にきて、江戸幕府から貢物をもらって家宝になっているとか、中国本土系はエリート校の清華大学出だったり、台湾系は一時家族で神戸にいたのが、日中国交正常化のあおりを食ってビザが下りなくなり、やむなく一族でアメリカに渡ったとか、いろいろなバックグラウンドを持っていました。
そうしたいろいろな価値観を持つメンバーと一緒に働けたことは、とてもしあわせなことだったと思います。
チームがスタートする段になった時、その海軍一族のWASPの奴が、突然スクッと起立し、目線を動かさず、まっすぐ前を向いて「Yes,sir!(イエスサー、かしこまりました!)」と私に米海軍流の敬礼をし、それに続いて、台湾系もスクッと立ち上がって同様に「Yes,sir!」と敬礼してきて、こちらの方が、あっけにとられてしまいました。
結構、仲の良いチームで、週末、IBJ(日本興業銀行)のディーリングチームとサバイバルゲーム(戦争ごっこ)をしたりして、楽しんだものでした。
もうかれこれ、30年かそこら前のことですが、みんなどうしているのかと思います。
これに限らず、トレーディングを通じて、本当にいろいろな人たちと出会うことが出来ました。
ロンドンがちょっかいを出してくるかもしれませんが、相手にせず、21時30分の米生産者物価指数(PPI)待ちです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日発表予定の米生産者物価指数に向けて、ドル/円の上値の重い展開は続きそうです。
ニューヨークダウは、FOMC議事録で金融システム不安の高まりが経済に悪影響を及ばす可能性が指摘されたことから重くなり、前日比38.29ドル安の33,646.50ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.019%上げて3.452%で引けました。
原油価格は、需給ひっ迫から買われ、前日比1.70ドル高の83.23ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前日比9.4ドル高の2028.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ドル/円の売りを好むロンドン勢が売り、一時133.56近辺をつけました。しかし、下げきれず、買い戻しに133.96近辺まで反発しました。買い一巡後は、もみ合いとなりました。ニューヨークオープン後、発表された米消費者物価指数は、総合指数はエネルギー価格の低下でインフレの鈍化傾向を示しましたが、一方コアインフレは依然として鈍化傾向までは見られませんでした。しかし、マーケットは、低下した総合指数に着目して売りとなり、一時132.73近辺をつけましたが、その後は133.00~40近辺でのもみ合いが続きました。
EUR/USDは、1.0922近辺から1.1000近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、145.74近辺から146.66近辺まで上昇後、146.27近辺まで反落しました。
相場には、ビギナーズリーグも、中上級者リーグも、プロリーグも、アマリーグもありません。
すべてが、同じリングの上で闘っています。
ですから、自分は初心者だからと思っていても、マーケットはそんなことを知る由もなく、容赦なく攻めてきます。
つまり、初心者だからは、マーケットでは通用しません。
私が、ロンドンで、ディーリングの世界に入ってしばらくした、まだ駆け出しの頃、スワップディーラーとなりました。
スワップとは、FXで毎日のポジションをキャリーするために行うあのスワップですが、期間は、1営業日ではなく、もっと長く、大体6ヶ月物で、トレードしていました。
このスワップのブローカー(仲介業者)を介して、ふたつの米銀のイギリス人ディーラーと親しくなり、パブで一緒に飲んだりしました。
しかし、彼らは、稼げると思えば、徹底して稼ごうと思っているプロでした。
ある日、ブローカーからマーケットをサポートしてほしいと頼まれました。
マーケットをサポートするとは、マーケットメイクとも言いますが、銀行がブローカーにプライスを出して、マーケットを創出して、それを呼び水にして、マーケットを活発化させることです。
その時、私は、ドル/円の翌日物から1年物まで、各ターム(期間)のオファーとビッド、両サイドのプライスをブローカーに提示し、ブローカーは他の銀行に伝えました。
そうしたところが、日米金利差が縮小するような材料が出て、ブローカーに預けた私のプライスのオファーサイドが、たちどころにすべて他行に叩かれてしまいました。
ネームチェック(相手銀行へのクレジットライン(信用許容枠)のチェック)もありましたので、相手のネーム(名前)を聞いたところ、あのパブで一緒に飲んだふたりでした。
そして、相場はさらにアゲンスト(不利)になり、仕方がないので、手持ちのポジションをすべて投げました。
そして、またネームを聞いたら、またあのふたりで、何のことはない、あのふたりとブローカーに仕組まれて貢いだようでした。
彼らはしてやったりと笑っていただろうと思うと癪に障りました。
そして、必ず強くなってやると、心に誓いました。
マーケットは、非情です。
強い者に食べられたくなければ、自らが強くなるしかありません。
私は、ギャンブルも単に当たる当たらないというものではなく、駆け引きがあるとは聞きますが、マージャンも、競馬も、その他もろもろの賭け事も含めて、ギャンブルは一切やりません。
私が、ギャンブルをやらない最大の理由は、何も本職であるディーリングに心血を注いでいるのに、さらにギャンブルでまた神経をすり減らす気になれないからです。
しかし、世の中には、本当に元気な人たちがいます。
たとえば、香港やシンガポールのチャイニーズ・ディーラーのように、日中、ディーリングで売った張ったをエネルギッシュにやった末に、仕事を終えてから、さらにカード賭博に熱中するというのには、彼らチャイニーズは本当に博打好きだと思わずにはいられませんでした。
ディーリングにしても、ギャンブルにしても言えることは、儲けようという気持ちがない時に儲かるものです。
私も、一回だけ、そんな経験があります。
銀行を退職し、心機一転、新天地で頑張ろうと思い、それまでいた銀行の持株会で買った株を全く無欲に全部売ってしまったことがありました。
為替はわかっても、株のことはわからないというビギナーの思いが、思い切りのいい売りになりました。
そうしましたら、その後時を経たずして、その株は半端ではない大暴落をしました。
まさに、無欲の勝利だったと、ディーラーであるだけに、殊更に思ったものでした。
日本時間21時30分に注目の米消費者物価指数の発表がありますが、ロンドンの誘惑に乗ることなく、それまでは様子見が良いと思います。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は、21時30分に注目の米消費者物価指数(CPI)の発表がありますので、それ待ちとなります。
ニューヨークダウは、景気敏感株の上昇が支えとなり、前日比98.60ドル高の33,685.12ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.039%上げて3.454%で引けました。
原油価格は、OPECプラスの一部減産が需給を引き締めるという見方から買われ、前日比1.79ドル高の81.53ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇局面では買われ、前日比15.2ドル高の2019.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったんは133.55近辺まで買い上げたものの上げきれず、ドル/円の売り好きのロンドンだけあって売りに転じ、133.00近辺まで売り込みました。その後、安値圏で横ばいとなり、一時132.97近辺をつける場面もありましたが、ニューヨークオープン前にポジション調整となり、133.34近辺をつけました。ニューヨークオープン後、いったん、133.06近辺まで押しましたが、その後米長期金利上昇を受けて買われ、ほぼ一本調子に133.80近辺まで上昇しました。
EUR/USDは、1.0928近辺から1.0896近辺まで下落後、1.0916近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、145.17近辺から145.95近辺まで上昇しました。
トレンド相場が加速し、達成感が生じる時があります。
私が今でもはっきりと覚えているのは、ドル/円で、1989年の5月の132.54近辺から翌月6月には150.33近辺までの約18円80銭の急騰相場です。
この年の頃は、日本の機関投資家、生保がかなりアクティブに動いており、大量の外債購入に走り、それに伴って、大量のドル買い円売りが起こりました。
彼らは、午後3時ごろに出てくることが多く、その買いによる上昇が海外市場にも引き継がれました。
そして、翌朝になると、前日より高くなって戻ってくる相場を見て、香港・シンガポール勢がコレクション(correction、調整)を狙って、売り込んできましたが、東京勢は、機関投資家がまだ買いたいのがわかっていましたので、香港・シンガポール勢の好きなように売らせていました。
そして、午後3時になると、再び機関投資家がマーケットに表れ、大量にドルを買っていきましたので、香港・シンガポール勢は、たまらず損切り的に買い戻していました。
そうした繰り返しが続く中、相場がさらに上昇していくと、上がるという買い方の確信は強まり、だんだんと加熱感を帯びていきました。
最終局面ともなると、1日で10円の上昇を見るに至りました。
この時、ずっとドル/円ロングで来た私も、さすがに過熱感とともに達成感を感じ、もっていたロングをすべて売り払い、さらに相場がピークアウトしてきたところを売ってショートポジションにしました。
このショートポジションは、ほんとに1円も抜ければいいなといった気楽なポジションでした。
そして、実際、1円下がったところで利食いましたが、そこからの急落にはびっくりでした。
150.33近辺の高値をつけた後、大手の証券会社が大きく売ったこともあり、マーケットはオーバーボート(買い過ぎ)となり、なんと136円台まで急落し、多くの犠牲者を出しました。
つまり、相場に未来永劫上がることもなければ、下がることもありません。
ある程度、儲かれば、着実に利食うことを忘れてはなりません。
トレーダーは、相場に生かされているのだと思います。
ショート筋は、相場が上げ足を速めると、それ以上の損失拡大を恐れて買い戻します。
これは、よくお分かりのことと思います。
それでは、ショートポジションが買い戻され、ロング筋も利食った後、相場がどうなるかということは、あまり知られていません。
ショートも買い戻し、ロングも利食い売りも一巡すると、マーケットのポジションはスクエア(ポジションなし)になります。
マーケットがスクエアになると、マーケットがロングにもショートにも偏っていないため横ばいになります。
これは、結構長い間続くことが多いです。
ただし、値ごろ感から再び売ったとします。
そうすると、マーケットのポジションはまたショートになり、また買い戻そうとする力が働き、相場はもう一段上がってしまうことがよくあります。
したがって、買い戻して、マーケットがスクエアになっても、焦って売ることはありません。
また、上がった後、さらに上がると見て、ロングにした場合はどうなるかと言えば、スクエアからロングになりますので、上値が重くなり下がります。
よくあるケースは、高止まりしてから、ショートにしたりロングにしたりして、その後買い戻したり、売り戻したりするため、相場がふらつきながら横ばいになることです。
ですから、一番良いのは、高止まりしたら、とりあえず、スクエアにして様子を見ることです。
もちろん、急上昇、その後急反落という場合もありますが、これは高値圏で買ったのに下げたためにロングが投げた場合です。
この場合よりは、高止まりの方が多いと思います。
ロンドンも、またドル/円を売りたそうにしています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
昨日のシンガポール勢のドタバタと言い、休場のはずなのに暴れるロンドンと言い、要はなんとしても儲けようと金の亡者のような連中が、市場にはごまんといます。
当たり前かもしれませんが、自分の儲けだけを考えています。
しかし、シンガポールのような人の国の通貨ドル/円を売りまくってみたり、隙あらばロンドン・ホラー劇場で人を出し抜いて儲けようとする海外投機筋ばかりで、なんとしても、本邦勢が彼らの欲望に巻き込まれないようにしなければならないと思っています。
そのために、なにができるかと言えば、唯一自分たちが強くなるしかありません。
私も本邦勢が強くなるためのサポートはできるだけさせて頂きと思いますが、やはり各自が経験を積み、知識を蓄える努力をすることが、実は一番大事なことですので、よろしくお願い致します。
イースター休暇そっちのけで、儲けのチャンスと見てドル/円を売り仕掛けしたものの、植田日銀総裁発言と米利上げ懸念でどんでん返しとなり大やられのロンドンでした。
ニューヨークダウは、景気敏感株の買いが支えとなり、前週末比100.64ドル高の33,585.93ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.026%上げて3.409%で引けました。
原油価格は、米利上げ圏げ重荷となり売られ、前週末比0.83ドル安の79.87ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下げを受けて売られ、前週末比20.0ドル安の2006.4ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、あたかも何かが起きたかのように一方向に相場を持って行くロンドン・ホラー劇場の売りが強まり、132.00近辺まで下げました。その後、植田日銀新総裁がイールドカーブコントロール(YCC)とマイナス金利の維持は現在の経済状況において適切との認識を示したことで反発となり、ニューヨークオープン前後には、米利上げ懸念も出て、132.80を超えてショートのロスカットが集中し、133.86近辺まで急騰し、その後は、133.60近辺に軟化しました。
EUR/USDは、1.0891近辺から1.0832近辺まで下落後、1.0860近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、144.49近辺から145.12近辺まで上昇しました。
コメントで「売りーオーダーを壁にして売る」という表現をすることがありますが、これはどういう意味かを、お話します。
お客様から大口の売りオーダーを預かると、ディーラーは、それを使って収益チャンスにしようとします。
具体的には、たとえば、.00(丁度)で売りオーダーを預かり、相場が上昇してくると、.00の手前の.90-.99近辺で、大口の売りオーダーの額を上限に、戻り売りをします。
売った後下がれば、ショートを買戻して利食い、また買いが上がってくると売って、下がったら買い戻すことを繰り返すと、結構な利益が上がります。
これができるのも、.00に売りオーダーがあるためで、もしも.00を上に抜けたとしても、.00で損失を確定できますので、リスクを最小限にしてトレーディングができるわけです。
これは、本来、大口の売りオーダーを持っている銀行ができることですが、オーダーを持っていない銀行も、.00に売りオーダーがあると聞きつければ、他の銀行が持つオーダーを壁にして売って、下がれば買い戻すということをします。
こうして売りオーダーを壁にして、売って下がったら買い戻すを繰り返していると、段々と下がらなくなり、結局上に抜けていくことが一般的です。
既に申し上げましたよう、売りオーダーを持っている銀行は、.00のオーダーで損失を確定出来ますが、オーダーを持っていない銀行は、.00が抜ければ必死に買い戻しますので、それによって値が飛ぶことが起きます。
これは、よくドル/円で見られるトレーディング手法で、特に.00や.50の手前では、こうした攻防が行われています。
底値圏形成には時間がかかります。
なぜなら、マーケット参加者の多くが、もうそろそろ底だろうと買いから入ってしまいがちだからです。
そのため、ロングポジションが解消されず、むしろ下がれば下がるほど、新たな買い下がりが出て、ロングポジションが増えるためです。
それが、下げ続けると、さすがに、これはさらに下がると、ロングの投げも含めて売り始めるとマーケットにショートもできてきて、下げにブレーキが掛かります。
そして、戻りを売り始めるとマーケットは、一転ショートになり反発を始めます。
反発局面でも、ある程度上がると、値ごろ感からショート筋が売ってきて、若干下がるものの下げきれないと、ジリ高がさらに強まります。
このように。下げる過程での買い下がり(押し目買い)、上がる過程での売り上がり(戻り売り)がいかに効率が悪いかがお分かり頂けるかと思います。
下げているときは売り、上がっているときは買いという順張りの方がどれだけ効率が良いかということです。
ただし、相場にはトレンドがありますので、その時のトレンドが優先されることが多く、下落トレンドであれば、下げは大きく戻りは限られるということが起こります。
休場と言いながらも、結構動きますのでご注意ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)で、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
昨日のドタバタ劇を見ていて、マーケットでは、今の相場が投機要因なのか、実需要因なのかということを未だに認識していないことを痛感しましたので、復習の意味で、もう一度お話しします。(※4月7日(金)午前5時44分配信のメルマガコラムから)
相場は、大きくは投機要因と実需要因があります。
これ以外に、資本要因というものもありますが、これは、投機と実需の両方が混ざったようなものですのでここでは割愛させて頂きます。
投機要因とは、ほとんどの相場テーマというか材料は、投機要因と言って良く、米経済指標、米景気、FRBの金融政策、日銀の金融政策、紛争、金融危機などなどなんでもありです。
しかし、投機要因の材料が出てくると、マーケットは、その材料の印象から、売りだ買いだを決め、ポジションを持ちます。
たとえば、一昨日のADP雇用者数とISM非製造業景気指数が共に悪かったら、直感的にそれはドル売り材料だということで、ドルを投機的に売りました。
しかし、こうした指標により、実際のところ、実需的にドルが売られるかということは二の次で、単にイメージで売っているのに過ぎません。
そして、投機で売るということは、投機筋の宿命からは離れることはできません。
投機筋の宿命とは、売ったら必ず損益確定のためにその後買わなければなりませんし、買ったら必ず損益確定のためにその後売らなければなりません。
ということは、昨日のように、前日の二つの米経済指標が悪く、さらに翌日に発表を控える米雇用統計にも悲観的になって一斉にマーケットが売れば、極めて短期間にマーケットはいずれ買い戻さなければならない人たちのショートであふれかえることになります。
こうなると、ロンドン勢あたりには、まさに赤子の手をひねるがごとく、いとも簡単にショートスクイズして儲けるチャンスを与えることになり、相場は急騰と相成ったわけです。
つまり、イメージ先行の投機要因からできたポジションは極めて脆いものです。
一方、実需要因ですが、現在の実需要因の際たるものは、日本の実需のドル不足のドル買いです。
資源高・円安・物不足などから輸入依存の高い日本は、以前よりより多くの円を売ってドルを買うことによって海外から物を調達しなければなりません。
このドル買い円売りが、平日9時54分の仲値決めに向けて毎日毎日出ています。
その額は、月間で3兆円超となっています。
こうした円からドルへの資金移動がコンコンと湧いていると長い目でトレンドを作っていきます。
現在は、海外投機筋によって、毎日たたき潰されていますが、実需の買いは、買えばそれで話は完結するのに対して、投機の売りは売れば必ず買わなくてはなりませんので、いずれこの売り込んでできたショートは買い戻されていくものと思われます。
4月は、投機筋中心の相場になるため、往って来い相場、つまりレンジ相場になりやすく、そのことがわかっていなければ、昨日のような往って来い相場がこれからも第2第3と続くものと思われます。
□□ 今週の注目点 ---------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、レンジ継続か
2.EUR/USD、高値圏での横ばいか
3.GBP/USD、目先横ばいか
4.クロス円、基本横ばいか
---------------------------------------------
【1.ドル/円、レンジ継続か】
・ドル買いは、企業のドル不足のドル買い、個人のドル定期預金作成のドル買い
・ドル売りは、120 円を目指す海外投機筋の投機のドル売り
・買ったら取引完了、当分円には戻さないドル買い VS 売ったら買い戻しが必要なドル売り
⇒続きは、メルマガをどうぞご覧ください。
※メルマガ詳細⇒コチラから
〔メルマガ会員向けサービスの例〕
•メール配信記事
独自の分析手法を駆使した日々のチャート・ポイントやトレーディング・アイデアやコラムなど、
平日は、午前6時台から午後10時頃まで、マーケット状況に応じて記事が配信されます。
•週末には、充実のWeekly Reportが配信されます。
•動画閲覧
各種手法の解説やセミナーを、任意にご覧頂けます。
もう随分前の話になります。
まだ、ディーリングマシンが普及しておらず、テレックスを使って他の銀行と取引をしていた頃のことです。
テレックスとは、通信回線につながったタイプライターのお化けのようなごっついもので、ガチャガチャと賑やかな機械でした。
テレックスを打つのはアシスタントで、他行からプライスを求められると、ディーラーに告げ、ディーラーがプライスを出し、アシスタントがそのプライスをテレックスに打ち込む流れでした。
ディーラーが相手に提示しているプライスを変更したい時は、アシスタントに「オフ(off)!」と告げて、プライス変更します。
ここからがアシスタントの腕の見せ所で、プライスをヒットしようとする相手の送信を遮るため、テレックスのタイプを乱打し、打たせないようにします。
そして、相手がおとなしくなったところで、新しいプライスを打ち込みます。
このように、当時のディーリングルームは、実に荒っぽいところでした。
ある時、新人アシスタントが、初めてテレックスの担当になった時のことでした。
いつものように他の銀行が、プライスを求めてきました。
新人アシスタントは、ディーラーにプライスを求め、ディーラーに言われたプライスをテレックスに打ち込みました。
そこで、ディーラーが「オフ!」と新人アシスタントに告げたところ、突然彼は、テレックスの下に潜りこみ、電源をオフしました。
確かに「オフ」ではありましたが、これには、周りの者もあっけに取られました。
この一件は、ディーリングルームでは、「オフ事件」として、長く語り継がれることになりました。
しかし、相手銀行も、突然こちらが反応しなくなったので、驚いたことだろうと思うと、自然と笑いが込み上げてきます。
新人さんは、いろいろやってくれるので、結構面白いものです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
梢(こずえ)
住所:東京都新宿区西新宿3-7-1-2 パークハイアット東京 40F
電話:03-5323-3460
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
さすが40階ということで、眺めは抜群です。
ランチで行きましたが、きっと夜行けば夜景が見事だと思います。
店内の天井も高く、結構落ち着ける空間です。
選んだランチメニューは、鰻丼がメインで全7品で、結構食べでもあって、美味しく頂きました。
ビジネスランチで行ったのですが、テーブルとテーブルの間隔も広く、お隣の席の声も聞こえず、非常にスムーズに打ち合わせができました。
そういう環境は大事だと思います。
実は、私は、やや高所恐怖症気味ですが、それ以上に飛行機が苦手でできるだけ乗りたくないと思っています。
しかし、出張や旅行するとなれば乗らないわけにも行きません。
でも、不思議と乗ってしまえばクソ度胸がついて、長距離なら結構平気で寝てしまいます。
そんな中で、一番今でも辛かったなあと思うのは、日本からの便で、ロンドン・ヒースロー空港にアプローチしたところ、着陸する便がつかえていて、ロンドン上空で周回飛行となりました。
ロンドン市内の建物どころか、車や人さえもはっきり確認できるほどの高度で、ジャンボ機がフラフラとぐるぐる回りだし、それこそ30分以上それが続いて、もう本当に気分が悪くなったことがありました。
どうしてもあの巨体が飛んでいること自体、乗っていても信じられないのに、あの低速低空飛行はたまりませんでした。
ニューヨークダウ、原油、金は、イースターのグッドフライデーで休場でした。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.123%上げて3.413%で引けました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンのオープン前後となる時間帯になると買いが強まり、ロンドンオープンの時間となる15時が過ぎると、一時131.94近辺まで買い上げられました。その後もしつこく高値圏にいましたが、徐々に緩み加減となり、そして下げは加速し、一時131.53近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表された米雇用統計では、失業率が予想より良かったことから買いが一気に強まり、132.37近辺まで上昇しました。その後、いったん132.00近辺まで下げましたが、再びジリ高となり、一時132.26近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0876近辺まで急落後、1.0915近辺まで反発し、再び1.0898近辺まで緩みました。
EUR/JPYは、143.55近辺から、一時144.21近辺まで上昇しました。
これは、往年の大相場師、故是川銀蔵氏も、口にしたと言われる言葉です。
要は、相場を張るにあたっては、心技体が良好でなくてはなりません。
気力が充実し(心)、経験・知識が身についていて(技)、しかも健康であること(体)が、トレーダーには必要です。
中でも、体に十分な活力がなくては、勝つに勝てません。
そのためには、「よく寝ること」が、大事です。
特に、為替相場は24時間のマーケットですので、ともすれば、相場を追いかけて、ついつい寝不足になりがちです。
しかし、相場を追っているといっても、その実態は、ポジションがアゲンスト(不利)になってしまって、寝るに寝れないということが、多いのではないかと思います。
相場に勝つチャンスはいくらでもあります。
目先のアゲンストのポジションのために、寝不足になることを避け、ポジションを閉じて寝て、翌日以降、また新たにチャレンジするほうが、ズーッと建設的であり健康的だと思います。
相場で、生き抜くためには、健康であることがなによりも大切であり、そのためにはよく寝ることが必要です。
私が知る限り、個人投資家の方々は熱心な方が多いです。
もちろん、身銭を切って投資する以上は、儲けなくてはなりませんから、真剣になるのも当たり前だと思います。
私も、そうした方々の要望にできる限り応えるようにしてこれからもいきたいと思います。
私の方針は、「魚自体をあげるのではなく、魚の取り方を教える」ということです。
魚自体をもらっても、その場限りのことですが、魚の取り方を体得すれば、いつでも自分ひとりでも魚を取ることが可能です。
そして、魚を取るためには、どうしたら、より多くの魚を取ることができるか、知恵を絞ることになります。
網や釣り糸の工夫や、より取れる漁場を探すことや、いろいろなことを考えていくことになると思います。
この考えるということが大変大事なことです。
それでは、私の立場は何かと言いますと、ゴルフのレッスンプロのようなものです。
プロゴルファーには2種類あり、ツアープロとレッスンプロがあり、どちらもそれぞれのライセンスがあります。
そして、私はレッスンプロとして、魚の例でいえば、魚の取り方を今後とも教えていきます。
たぶん、私の話は、あまり他では聞いたことのないことが多いと思います。
たとえば、相場の時間割とか、値動き分析とか、耳慣れないことがあると思います。
こうしたものは、過去40年間のトレーダー人生の中で、自分で見つけたり、開発したものです。
そうした魚の取り方として、できるだけ皆さんにお伝えしていきたいと思っています。
そうして、できるだけ強くなってもらいたいと思っています。
なぜなら、強くなることが、相場の世界で生き残る術だからです。
わからないことがありましたら、まずはご自分で調べてみて、それでもわからなければ遠慮なく質問してください。
40年間やってきても、未だに新しい発見があります。
FXとは、それだけ奥の深いものです。
ロンドンがあたかもなにかあったかと思わせる動きをしてもそれはまやかしで、米雇用統計待ちです。
04/07(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【ズバリわかる!「海外投機筋動向」】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
米雇用統計待ちと言っても、たぶんシンガポール勢は、今日も変わらず売ってくると思います。
一方、実需もいつも通り、淡々とドルを買うものと思われます。
今日は金曜日で、FX経済研究所出演の準備がある関係で、本数が減る可能性がありますので、何卒ご了解ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
発表前にポジションが一方の偏れば、海外投機筋の格好の標的にされるだけです。
ニューヨークダウは、米景気の先行き不安からの売りと米長期金利低下を受けた買いが拮抗し、前日比2.57ドル高の33,485.29ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.004%下げて3.283%で引けました。
原油価格は、米景気減速懸念から売られ、前日比0.15ドル安の80.46ドルで引けました。
金価格は、ポジション調整から売られ、前日比14.0ドル安の2021.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドン勢にマーケットがショートであることを目ざとく見破られ、ロンドンオープン前後から、ロンドン勢に買い上げられ、ショートのロスカットを巻き込んで、131.49近辺まで急騰しました。買戻し一巡後は。131.20~40近辺で横ばいとなりました。しかし、またマーケットは戻り売りをして、ショート気味になっているもようで、ジョバー(スキャルパーのこと)に買い上げられて、一時131.57近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表された米新規失業保険申請件数が予想を上回ったことから。一時130.96近辺まで急落したもの、一転して反発し、131.90近辺をつけました。その後、いったん131.58近辺まで緩んだものの、依然ショートだったことから。再びジリ高となり、131.84近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0886近辺から一時1.0937近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、142.96近辺から144.00近辺まで上昇しました。
相場の変わり目は、これこれこういう理由から変わるという、理由が先にあって相場があるというよりも、相場つきが変わってから実はこうだったと知ることのほうが多いと言えます。
相場の変わり目を見落とす原因の多くは、今までの相場の流れがこれからも続くと思いこんでしまうためです。
しかし、これまでどおりのトレーディングスタイルを続けても、損失を出し続けることになると、これはどうも相場つきが違うなということがわかってきます。
また、あえて損失を出さなくても、相場の変わり目に気づくことはできます。
それは、チャートです。
たとえば、上昇トレンドの相場で、一直線の上昇から、上げ下げのある相場になったり、下降トレンドに反転するようになったことを、チャートによって気がつけば、余分な体力を消耗しなくても、相場の変わり目を知ることが出来ます。
先にも、述べましたように、相場が先にあって理由が後からついてくるということはよくあることで、そこで大事なことは、何かおかしいと感じる疑問や第六感だと思います。
理由が出てから気づいても、それは既に遅く、相場から受ける素直な疑問に率直に反応することが大切です。
今週になってからはまっているラジオが以下です。
2チャンネルからなり、どちらもクラシックです。
特に、ギターとか、縦笛の曲は、心が安らぎます。
1日中、このラジオを流しながら、仕事しています。
最近、海外投機筋の動きがより見えるようになり、見えれば見えるほど、その手口がひどくて、腹が立ってならないのですが、このラジオの曲がまさに鎮静剤のようなものです。
村の古老が語るような話ですが、40年前(1983年)にディーラーになった時、初めて見たチャートは、ドル/円の日足の手書きのチャートでした。
移動平均線も全部手書きです。
ですから、今どきの1分足、5分足、15分足、あるいは60分足ですらありませんでした。
その日足を見て、目先の相場の方向性も読もうとしていましたから、信じられないと思います。
でも、グラフ用紙に鉛筆でロウソク足を描いていると、何か読めるような気がしました。
ところが、ちょうど、1985年のプラザ合意による10年間で160円もの円高誘導により、FXのインターバンクマーケットは活況となり、瞬く間にチャートも電子化し、今のようないろいろなチャートを見ることができるようになりました。
そして、1998年の外為法改正により、個人のFXマーケットへの参入が可能となり、さらにチャートの需要は高まり、PCのみならず、今やスマホでもチャートがどこでも見られるようになりました。
大変便利だと思いますし、たぶん現在は、多くの個人投資家の方々がスマホのみでチャートを見るようになっていると思います。
しかし、村の古老の心配は、あのスマホの小さな画面のチャートで、相場分析ができるのだろうかということです。
FX会社によっては、スマホ画面に複数チャートが表示できるようですが、さらにひとつのチャートが小さくなり、さらに見づらくなるように思えてなりません。
私は、チャートオタクですから、チャートを四六時中見ています。
年間でも見ない日はないと思います。
やはり、大きな画面を見ないと、チャートを見た気がしません。
大きな画面なら、手書きチャートに近い感触があります。
ですので、できれば大きな画面で、しかも同時にいくつもの通貨ペアを見ることを、お勧めしたいと思います。
特に、ロンドンタイムなど、複数の通貨ペアを同時に見ないと、彼らがなにをやろうとしているのかわかりません。
極端な例は、EUR/GBPで、EUR/GBPを上げたいときに。EUR/USDを持ち上げて、GBP/USDを押し下げる、いわゆる股裂き状態になるのも、チャートで同時に見ることで一目瞭然です。
また、ドル/円を押し下げるために、EUR/USDを売って、EUR/JPYを下げるなどということもやっています。
こういうものは、同時並行で見ないとわからないものです。
また、たまにでいいですから、日足、週足、月足といった、長いチャートを大きな画面で遠望するということが、どれだけ大局観をつかむために大事かということです。
個人的には、ファンダメンタルズ分析はエクスキューズ(言い訳)で、それ以前にチャートが先を読む指針だと思っています。
それぐらい、チャートはいろいろなことを教えてくれます。
ドル/円は、戻り売りを続けている間は上がる相場と見ています。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ADP雇用者数、ISM非製造業景気指数ともに悪く売られはしたものの、マーケットはあまりロングでないところを売ったので、むしろショートになってジリ高です。
ニューヨークダウは、予想を下回る米経済指標の発表が相次ぎ重荷となり、前日比80.21ドル高の33,482.59ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.043%下げて3.294%で引けました。
原油価格は、米景気後退懸念から売られ、前日比0.33ドル安の80.38ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが重くなったことが重しとなり、前日比-1.1ドル安の2037.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売りが強まり131.24近辺まで下げましたが、売り過ぎとなり、131.78近辺まで反発しました。しかし、反発過程でロングに転じたもようで、ニューヨークオープン前、ポジション調整に131.44近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、発表されたADP雇用者数は予想よりも悪く130.92近辺まで下落、そして1時間45分後に発表されたISM非製造業景気指数も予想より悪く、さらに130.63近辺まで売られました。しかし、売り過ぎとなり、その後はジリ高に転じ134.34近辺まで戻しました。
EUR/USDは、1.0966近辺から一時1.0891近辺まで下げました。
EUR/JPYは、143.81近辺から一時142.68近辺まで下げ、143.05近辺に落ち着きました。
買いが強まっている時に、その買いが「引かなくなっている状態か」、あるいは「無理している状態か」の違いを読み取ることが大切です。
「買いが引かなくなっている状態」とは、マーケットがショートで、少しでも下がろうとすると買戻しが入るため、また継続的に買いが強まる状態です。
この場合は、その後さらに上昇する可能性が高いと言えます。
「買いが無理している」とは、上昇によってロングがたまってきていて、それでも無理矢理持ち上げようとするのですが、「買いが引かない場合」とは違い、一時的に上げてもまた下がってしまう場合で、買いがしっかりしていない状態です。
この場合は、その後反落する可能性が高いと言えます。
今の買いが、どちらであるかを知るためには、なによりも場数を踏んで、いろいろなケースを実際に経験することが大切です。
そして、「買いが引かない時」には、高値圏を維持することが多いこと、「買いが無理している時」は、一時的には高値圏を維持しても長続きはせず緩んでしまうことが多いことを、ご自身の目で確かめることが大切です。
尚、「買いが無理している時」でも、反落をする前には、あたかも「買いが引かなくなっている状態」を,マーケットが演出することがありますので、このダマシに乗せられないようにすることが必要です。
利益を上げるために、トレーディングをするわけですが、それでは、トレーディングの利益とはいったいなんなのかについては、意外と理解されていない方が多いようですので、お話ししたいと思います。
利益には、2種類あります。
少々専門的な言葉ですが、一つは、評価益、もう一つには、実現益です。
評価益とは、ポジションを持っている時にその時点のマーケットの実勢レートでポジションを評価したらいくらの儲けになるかという、いわば参考値です。
一方、実現益とは、実際にポジションを利食ってスクエア(ポジションなし)にして実現した利益で、いわば利益の確定値です。
多くの方が、儲かった儲かったと言われているのは、この二つの利益のうち、どちらを言っているのかと言えば、多くの場合、参考値である評価益のであると言えます。
評価益とは、儲かったと有頂天になっても、確定しないことには、幻の利益です。
その幻を見て、さらに儲けようと欲がかくものですが、逆に儲かったと思ったときは利食って実現益にすることが大事です。
特に、レンジ相場では、上がったり下がったりを繰り返しますので、たとえばロングポジションを持っていても、そのままにしていれば、儲かったり減ったりの繰り返しになり、いつになっても利益がたまりません。
だからこそ、レンジ相場では、利が乗れば、つまり評価益が出れば、着実に実現益にすることが大事です。
また、たとえば上昇トレンド相場においても、相場が一方向に行くので、ポジションを持ち続ける、いわゆる、Buy and hold方式で良さそうですが、所詮持ち続けている利益は評価益です。
したがって、日々相場は上げ下げしながら上昇し、評価益は増えたり減ったりしながら、結果として、増えていきます。
しかし、これは大変な精神的肉体的な苦痛が伴います。
なぜなら、上げ下げの結果が必ず上がるという保証はないからです。
ですから、上昇トレンド相場においても、下がったら買い、上がったら利益を実現し、また下がったら買い、また上がったら利益を実現するという方式が、精神的肉体的苦痛を軽減出来てお勧めです。
この方式を、利食いが大好き方式と呼んでいます。
「利食い千人力」とか「利食ってなんぼの世界」といった相場格言がありますが、これらが意味することは、いかに評価益を実現益に変えることが大事かということを意味しています。
しかし、同時に、この二つの相場格言には、評価益から実現益に変えるときの決意のようなものも感じます。
つまり、それだけ、ここで利食わずもっとポジションを持ち続けたら、もっと儲かるのではないかという欲望との葛藤が言葉に滲み出ていると思います。
しかし、その欲望を振り切って利食うところに、利益を残す極意があると思いますj。
相場とは、自分の欲望との戦いです。
欲望をコントロールできるようになってこそ、初めて利益が蓄積されていくように思います。
ドル/円は、決して底堅いとは言えません。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は5日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ニューヨークダウは、米求人件数の減少を受け米景気後退懸念から売られ、前日比198.11ドル安の33,403.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.043%下げて3.603%で引けました。
原油価格は、週末のサウジアラビアや一部産油国の自主減産の決定を受けてさらに上昇し、前日比0.11ドル高の80.53ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受け買われ、前日比38.9ドル高の2039.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ロンドン勢は売り出し、132.60近辺まで下げましたが、下げきれず反発し、132.82近辺をつけました。そして、今度はドル全面安から、132.51近辺まで突っ込みました。しかし、再び反発となり、ショートの買い戻しも出て、一時133.16近辺まで上昇しました。ニューヨークに入り、132.80~00近辺で横ばいでしたが、発表された米求人件数が予想を下回ったことから強引に売られて急落となり、131.53近辺をつけました。その後、131.65近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0887近辺から一時1.0973近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、145.04近辺から一時143.96近辺まで下げました。
よく、ドル/円で見られます。
たとえば、大台(00)に大口の売りオーダーがあるにも関わらず、ニュースや経済指標など、なんらかをきっかけにして、マーケットがワッと思いっきり、大口の売りオーダーを買ってしまう(飲み込んでしまう)ことを言います。
しかし、売りを飲みこんでしまったため、マーケットのポジションは、極めて短時間にロングに大きく偏ってしまい、その後、多くの場合反落となりがちです。
一方、大台に売りがあっても、上記のような一気買いではなく、ジワジワと買い進むほうが、時間を掛けて売りオーダーを消化していくため、大台を上に抜けていきやすいと言えます。
したがって、急激にマーケットが買うか、ジックリと買うかを見ることで、上に抜けやすいどうかが、ある程度判断がつきます。
尚、ドル/円の場合、実需筋がたとえば大台に売りオーダーをドンと置いてくる場合が多いです。
しかし、海外勢は、EUR/USDなどで、オーダーを置きっ放しにすることは稀で、一般的には、取引銀行に大台に相場が乗ってきたら教えてくれるように依頼し、実際大台に乗ってきたことを取引銀行から告げられると、「それでは、大台(00)以上で、何本(何百万通貨)まで売ってくれと指示します。
こうしたやり方をするため、いったんは上抜けたように、1時間足などで上ヒゲが大台以上に出ますが、やはりマーケットがロングに短時間でなるため、その後反落となる場合が多いと言えます。
鳥でも、白鳥など長距離を飛ぶ鳥は、離陸や、着陸がヘタだという話を以前聞いたことがあります。
離陸するには、結構な距離を滑走する必要がある一方、着陸も前のめりに突っ込んでしまうことも良くあるそうです。
相場の世界でも、同じようなことが言えて、ポジションを持つ段階、ポジションを手仕舞う段階が結構難しいものです。
ポジションを持つ段階では、やはりエントリーのタイミングが大事です。
どうしても、相場の流れに乗り遅れまいとする気持ちが逸って、早くエントリーしがちです。
しかし、エントリーの段階は、思い切って入る場合もありますが、基本的には十分に引きつけて丁寧に入ることが大切です。
たとえ、エントリーに出遅れても、またチャンスはあります。
焦らず、次のタイミングを待つことが大切です。
ポジションを手仕舞う段階でも、丁寧さが必要です。
しかし、矛盾するようではありますが、思い切りの良さも必要です。
私は、パッとプライスが目に入ってきて、極めて感覚的ではありますが、「良いレート」と感じたら、手仕舞うことにしています。
ここでやめたらもっと良いレートで利食えるのではないかと逡巡するなど、いろいろ考えてしまい、利食うタイミングを逸してしまうことも、良くあることです。
したがい、基本的には、相場でも、離着陸は難しいものだと、認識しておくことが大事です。
ドル/円は、レンジの中でもがけばもがくほど深みにはまるような相場ではないかと見ています。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円相場は、強気になったり弱気になったりの繰り返しだと見ています。
ニューヨークダウは、発表されたISM製造業景気指数が予想より低かったことを受けて買われ、前週末比327.00ドル高の33,601.15ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.060%下げて3.430%で引けました。
原油価格は、株高を受けて買われ、前週末比4.81ドル高の80.48ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買われ、前週末比16.4ドル高の2002.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン直前、いったん133.34近辺まで押しましたが、ロンドンオープン後、再び買い優勢となり、133.75近辺をつけました。しかし、上値も重く、その後は一転して売りが強まり、132.87近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、さらに132.85近辺まで下げたものの、いったん133.16近辺まで反発しました。しかし、その後発表されたISM製造業景気指数が予想より低かったことを受けて急落し、132.21近辺をつけました。いったん132.56近辺まで反発したもの、再び132.28近辺まで下げ、132.40近辺に落ち着きました。
EUR/USDは、1.0862近辺から一時1.0916近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、144.77近辺からいったん143.90近辺まで下げた後、144.36近辺まで反発しました。、
昔、東京でドル/円のチーフディーラーだった頃、フランスのある大手銀行のディーラーが訪問してきたことがありました。
面会時間になり、3人のフランス人が現れ、そのうちふたりがパリ本店から、ひとりは為替部長、もう一人はチーフディーラーでした。
そしてもうひとりは、ニューヨーク支店のチーフディーラーでした。
結構、お偉方が来たなと思いましたが、彼らの関心事は、今後のドル/円相場の見通しでした。
私は、マーケットの大方の見方とは異なる、自分なりの見通しを話しました。
三人の訪問者は、質問を交えながら、実に真剣に聞いて帰っていきました。
それから半年ぐらい経って、前回の訪問者のひとりだった、パリ本店のチーフディーラーが再び尋ねてきて、お前の見方に乗って、ドル/円のポジションを持って、結構な儲けが出たと喜んでくれました。
それを聞いて、こちらもうれしくて、彼を私が仲良くしている東京市場の他のディーラー達にも紹介しました。
そのフランス人も、東京で知り合いがいっぺんに増えたことに大いに喜び、その後情報交換を通じて交流が深まり、私も彼らのパリのディーリングルームを尋ねたり、また東京の仲間の中には、パリの彼のマンションに泊めてもらう者まで現れました。
お互いに補完しあって情報交換をすることで、内外問わず、仲間が増えることは、人的財産を増やすことになると個人的には思っています。
こうした人的財産を持つことが、巡り巡って、自分自身のためにもつながるものと考えています。
我ながら、40年もマーケットにいると、いろんな相場を体験してきたものだと思います。
だからこそ、こういう時はこういう風に対応すべきかとか、ああいう風にしなければならないということが自信をもって言えるようになり、伊達に年ばっかり食っているわけではないなと思います。
私は、学生時代、経営学を学びました。
その時に知った勉強法は、ケーススタディーでした。
アメリカのハーバート大学のビジネススクール(経営大学院)で始まった講義の進め方でケーススタディー、つまり事例研究のことです。
いろいろな実際にあった事例を上げて、こういう事例の時には、どう対応すべきかとことを討議するものです。
事例がリアルなものだけに、興味が湧くものが多く、普通の授業なら退屈してしまうことでも事例研究では、面白さを感じます。
また、経営学にゲーム理論というものもあります。
これも、ゲーム感覚で面白さを感じれば、どんどん知識を吸収できるということで、要は、学ぶ上で、そしてトレードするにしても、面白さを感じることが大変重要だということです。
私自身も、新米トレーダーだった頃、強烈なほど厳しく指導されましたが、同時にトレードの面白さを早々に実感し、トレーダーになって半年後には、FXトレーディングを一生の仕事にしようと決めました。
トレードが面白くて仕方がなく、寝る間も惜しんでトレーディングに専念しました。
ですから、いろいろな事例もどんどん吸収していきました。
それが、今、レポートやコラムを書く上でどれだけ役に立っているかわかりません。
今後とも、事例を上げながら、面白く学んでいって頂けるように心がけますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ドル/円の売り好きのロンドンが、このにらみ合いの相場をどうこなすか、見ものです。
アジアタイムのシンガポール・香港勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール・香港勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
サウジアラビアと他の湾岸諸国は、日量1百万バレルの原油の減産を発表したもようです。
理由は不明ですが、ドル/円は、5時45分現在で、133.45まで上昇しています。
シドニーで、ドル/円は、4時45分現在133.01と133円台に乗せています。
3度目の正直とよく言いますが、相場でレジスタンスやサポートを破る時は3度目よりも4度目の方が多いように思います。
たとえば、左肩、頭、右肩から成るヘッドアンドショールダーの場合、左肩が出来て1回目の下値トライに失敗後大きく反発し、頭の部分を形成することになります。
さらに、頭の部分から2回目の下値トライに失敗後、小反発して右肩部分の形成に入ります。
そして右肩部分が出来上がってきて3回目の下値トライでネックラインを割って下落となれば、このフォーメーションは完成となります。
しかし、現実には、この3回目の下値トライも失敗して、いったん反発してから4回目の下値トライで崩れることが結構多いように実戦的には感じています。
なぜ3回目は失敗し4回目で成功するのか、私なりに解釈しますと、ヘッドアンドショールダーのような教科書的にあるようなフォーメーションは、多くのトレーダーがそれが形成されつつあることを気づいてしまうからだと思います。
特に、右肩が形成する過程で、既にこのヘッドアンドショールダーの完成を多くのトレーダーが見込んで売るため、急速にマーケットがショートになり、そこで3回目の下値トライをしても、下げきれずショートカバーで反発してしまうことになります。
そして、この失敗によって、マーケットの関心がそれたり、逆にロングポジションが出来てくると、今度こそ4度目の正直で崩れることが結構あります。
つまり、いかに知られたテクニカルフォーメーションであっても、その時のマーケットのポジションによっては、素直には相場は動きませんので、その時点でのマーケットポジションがどうなっているのかを把握することが必要になるわけです。
そして、マーケットポジションを知る上では、値動きによる分析が重要です。
□□ 今週の注目点 ----------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、当面は横ばいか
2.EUR/USD、方向感がない
3.GBP/USD、上値トライ継続か
4.クロス円、概ね反発か横ばい
----------------------------------------------
【1.ドル/円、当面は横ばいか】の要点
・4月は季節的にもレンジになりやすい
・テクニカル的には、動きづらそう
・金融システム不安が遠のいたとしてロングになれば振り落としもある
⇒続きは、メルマガをどうぞご覧ください。
※メルマガ詳細⇒コチラから
〔メルマガ会員向けサービスの例〕
•メール配信記事
独自の分析手法を駆使した日々のチャート・ポイントやトレーディング・アイデアやコラムなど、
平日は、午前6時台から午後10時頃まで、マーケット状況に応じて記事が配信されます。
•週末には、充実のWeekly Reportが配信されます。
•動画閲覧
各種手法の解説やセミナーを、任意にご覧頂けます。
相場には、一方向に動くトレンド相場と上げたり下げたりを繰り返すレンジ相場があることは、既にご存知かと思います。
トレンド相場になるのは、多くの場合、公的機関や投資家による一方向への資金移動によって生じます。
また、レンジ相場になるのは、多くの場合、投機筋の売り買いによって生じます。
今回は、投機筋中心の相場を取り上げてみたいと思います。
投機筋がマーケットの中心である時の特徴は、ひとつには、ロスカット狙いの相場になりがちです。
マーケットには、ブル(強気)とベア(弱気)の両方がいて、お互いに相手のロスカットをつけることで利益を得ようとします。
そのため、力づくで相場を動かし、相手のロスカットをつけようとしますので、かなり荒っぽい相場となります。
そして、もうひとつの特徴としては、投機筋の宿命として、売れば利食いにしろ損切りにしろ買い戻さなければならない、また、買えば利食いにしろ損切りにしろ売り戻さなければなりません。
この投機筋の宿命から、一方向の相場は長続きせず、往ったり来たりの相場になりやすいと言えます。
こうして、ブルとベアが潰し合いを続けると、両者ともに体力を消耗し、相場自体が動かなくなっていきます。
そのため、レンジ相場の後半になると、値幅が収束しますが、これが実は、次のトレンド相場への移行のタイミングになってきますので、相場が動かないと油断するとチャンスを逃すことになります。
ただし、反面、レンジ相場は、それなりの期間にわたって続きますので、トレンド相場への移行を期待してフライング的にポジションを作るのではなく、トレンド相場が動き出してからでも決して相場に乗り遅れることはないと、相場の動きを追いつつも鷹揚に構えることも必要です。
ドル/円が、ボラタイルになっています。
ボラタイルとは、相場用語で、激しい値動きのことを言います。
今のドル/円は、17円の値幅しかなかった2022年2月までの5年間とは打って変わって、ボラタイルになっています。
それは、やはり動く相場に収益チャンスがあると見ている投機筋の参入が大きいと思います。
投機筋の強みは、短期間に大量の資金をマーケットに打ち込んで、相場を動かすという破壊力です。
この投機筋の動きに、実需の動きもひと飲みにされ、「実需は投機には勝てない」という声が高まります。
しかし、投機筋は、売ったら必ず利食いか損切りのために買わなければならない、あるいは買ったら必ず利食いか損切りのために売らなければならない弱みがある以上、長くはポジションを持ち続けられません。
一方、実需は、たとえばドル不足のドル買いのように、買ったら買いっぱなしで、その買いが継続的に出てくるのですから、相場に一方向のフロー(資金の流れ)を作り、それがボディーブローのように後から効いてきます。
そして、投機は実需には結局は勝てず、反対売買をして撤退することがよくあります。
ですから、投機をするのであれば、先手必勝の電撃戦に持ち込むことが大事です。
先手必勝:相手より先に行動することで勝つ戦い方
電撃戦:迅速に短期間で決着を付ける戦い方
特に、個人投資家の場合、海外投機筋のようなパワートレード(大量の資金を投入することで相場を木っ端微塵にするトレード)に任せることはできませんので、先手必勝の電撃戦が重要な戦い方です。
相撲言葉でいう「小よく大を制す(小さな力士が大きな力士をひっくり返す)」の姿勢が大事です。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
ラフォーレ倶楽部 伊東温泉 湯の庭
住所:静岡県伊東市猪戸2-3-1
電話:0557-37-3133
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
フォーレ(Foret)は、フランス語で「森」です。
つまり、有名な不動産会社の森ビルの宿泊部門で、伊東のほか、修善寺、強羅、軽井沢、那須、南紀白浜などでホテル展開しています。
伊東は、東京からだと電車でも行きやすく、居心地も良いので、結構出かけています。
こちらの温泉付き和洋室は、寝っ転がるには十分な居間があって、温泉に浸かり、ビールでも飲みながら、ゴロゴロするには最高です。
それに、マッサージさんに揉んでもらうともう極楽です。
私の旅行は、基本的に観光はありません。
唯一あるとしたら、道の駅で野菜やコメを買い出してくるくらいで、基本的には静養です。
夕食が終われば、7時か8時には寝て日頃の寝不足を補い、翌朝5時頃起きて朝風呂に入って、それから朝食を美味しく頂きます。
そして、週間レポートの執筆があるため、そのまま帰ってきてしまいます。
気ぜわしそうですが、それでも、結構心身共にリフレッシュします。
このラフォーレに泊まるきっかけとなったのは、16年前に私がFXストラテジストとして個人事業主になったことでした。
個人事業主になったはいいけれど、税務のことなどからきしわからず、そこで青色申告会に加入しました。
この青色申告会は、本当に手頃で頼もしい町の税理士さんで、毎年の確定申告に当たっては大変助かっています。
その青色申告会に参加するといろいろな特典があります。
それこそ、生命保険とか火災保険とか小規模共済の退職金とか人間ドックなどといろいろあります。
そうした特典の中に福利厚生施設としてこのラフォーレがあり、会員割引で宿泊できるというわけです。
税務の相談には親身に対応してくれる上にいろいろな特典があって、青色申告会には本当に足を向けては寝られません。
ニューヨークダウは、PCEデフレータは予想より弱かったことからインフレ懸念が和らいで買われ、前日比414.07ドル高の33,273.10ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.040%下げて3.511%で引けました。
原油価格は、金融システム不安の後退から買われ、前日比1.21ドル高の75.58ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが売られたことから下げ、前日比で取引10.1ドル安の1987.7ドルを終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、買いが強まり133.59近辺まで上昇しましたが、欧米企業の多くも四半期末ということで、商いは細り、下落に転じました。ニューヨークオープン後、発表されたPCEデフレータは予想より弱く、一時132.75近辺まで下げました。その後、いったん133.31近辺まで反発する場面もありましたが、基本的には、四半期末ということで、動意は弱く、一時132.62近辺までジリ安となりました。
EUR/USDは、1.0901近辺から1.0843まで軟化しました。
EUR/JPYは、145.00近辺から143.94まで軟化しました。
たとえば、月間のビッグイベントである米雇用統計が発表され、かなりはっきりとした方向性が出て、今後ドル/円は上がるといった見方をしたとします。
そして、これに基づいて、どこで買ってどこで利食い、またどこまで下がったら買いなおすといった方針が立てられると思います。
しかし、この瞬間の相場の新鮮さは、口の乾かぬ間に朽ちていきます。
多くのマーケット参加者が、あなたと同じあるいは似通った方針を決め、実際にポジションを持ち始めると、それだけでマーケットのポジションの偏りは変わっていきます。
また、相場は、米雇用統計の発表だけでできているわけではなく、他の指標、他のイベント、他のニュース、しかもそれぞれがバラバラに出てきます。
したがって、ある瞬間、方針を決めていた環境は、どんどん変化していますので、それに合わせて相場観も調整していくことが必要です。
相場を見ていくということは、気象観測に相通じます。
今の気象観測は、スーパーコンピューターを使って、限りなくリアルタイムの状況から気象を予測しているそうで、以前に比べれば、飛躍的に予報が当たるようになりました。
しかし、それでも、外れるときには外れます。
気象予報はそれほどまでに難しく、そして相場予測もまた難しいと言えます。
相場予測で少しでも精度を高めようとするならば、日頃から調整を怠たらないことだと思います。
[BMF 活動最新情報]
[9/29][日経CNBC]FX経済研究所出演【詳細】
ご紹介Twitter@mizukamistaff【詳細】
FX常勝の公式20
出版社:スタンダーズ
発売日:2017/1/18
ガッツリ稼いで図太く生き残る! FX
出版社:すばる舎
発売日:2016/1/21
知識ゼロでも1時間で稼げるようになるFX入門 2018
出版社:standards
発売日:2018/6/22
超入門24時間まかせて稼ぐFX戦略投資
出版社:扶桑社
発売日:2017/3/8
FX戦略投資 実践編
出版社:扶桑社
発売日:2017/7/1
知識ゼロでも1時間で稼げるようになるFX入門
出版社:standards
発売日:2017/6/26