先手必勝の電撃戦(個人投資家の戦い方)
ドル/円が、ボラタイルになっています。
ボラタイルとは、相場用語で、激しい値動きのことを言います。
今のドル/円は、17円の値幅しかなかった2022年2月までの5年間とは打って変わって、ボラタイルになっています。
それは、やはり動く相場に収益チャンスがあると見ている投機筋の参入が大きいと思います。
投機筋の強みは、短期間に大量の資金をマーケットに打ち込んで、相場を動かすという破壊力です。
この投機筋の動きに、実需の動きもひと飲みにされ、「実需は投機には勝てない」という声が高まります。
しかし、投機筋は、売ったら必ず利食いか損切りのために買わなければならない、あるいは買ったら必ず利食いか損切りのために売らなければならない弱みがある以上、長くはポジションを持ち続けられません。
一方、実需は、たとえばドル不足のドル買いのように、買ったら買いっぱなしで、その買いが継続的に出てくるのですから、相場に一方向のフロー(資金の流れ)を作り、それがボディーブローのように後から効いてきます。
そして、投機は実需には結局は勝てず、反対売買をして撤退することがよくあります。
ですから、投機をするのであれば、先手必勝の電撃戦に持ち込むことが大事です。
先手必勝:相手より先に行動することで勝つ戦い方
電撃戦:迅速に短期間で決着を付ける戦い方
特に、個人投資家の場合、海外投機筋のようなパワートレード(大量の資金を投入することで相場を木っ端微塵にするトレード)に任せることはできませんので、先手必勝の電撃戦が重要な戦い方です。
相撲言葉でいう「小よく大を制す(小さな力士が大きな力士をひっくり返す)」の姿勢が大事です。
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