投機筋の宿命
投機筋は、大小にかかわらず、たとえば、売れば売るほど、その後必ず利益確定のために少なくとも売った分は買い戻さなければならない宿命があります。
従って、売って利が乗れば、さっさと利食うことが大事です。
長居は無用です。
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投機筋は、大小にかかわらず、たとえば、売れば売るほど、その後必ず利益確定のために少なくとも売った分は買い戻さなければならない宿命があります。
従って、売って利が乗れば、さっさと利食うことが大事です。
長居は無用です。
昨日、ロンドンは、久しぶりにロンドン・ホラー劇場がうまくいきましたので、今日は、調子づいて攻めてくる可能性が高く、厳重警戒が必要です。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
おはようございます。
以下2点について、注意が必要です。
【シンガポールが、困ったことに、パワートレードに目覚めたこと】
本邦勢あるいはドル/円を押さえつけるためには、パワートレード(力に任せたトレード)が向いていることに気づいてしまったようで、昨日も、東京タイム、終日強引に売り下げてきました。
これに対する対応策は、流れに逆らわず、流れに乗ったトレードをする。
つまり、売ってくるなら、その売りに乗り、さっさと利食うことに徹することです。
【昨日ロンドンに痛めつけられた逆恨みの可能性】
昨日、そうしてシンガポールが、東京市場を押さえつけたことによって、ロンドンがシンガポールがショートであることに目ざとく気づき、14時台・15時台に140.93まで猛烈に買い上げて、シンガポールを損切らせました。
この同じ光景は、先週の24日(水)にもありましたが、その翌日の25日(木)午前7時37分に、シンガポールは相場を瞬間60銭ぶち落とした後、その日は沈黙となりました。
要は、日本への逆恨みです。
同じことが、今朝また起きる危険性がありますので、注意が必要です。
基本的には、7時台にシンガポールの売りが始まり、7時半頃から実需の買いが出ると見ています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
昨日の今日ですので、シンガポールは相手せず、態勢を整える意味で様子見で良いと見ています。
流れに逆らわない、流れに乗ったトレードが大事です。
ニューヨークダウは、米債務上限で合意したものの議会の承認待ちで動きづらく、前週末比50.49ドル安の33,042.85ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.128%下げて3.692%で引けました。
原油価格は、米債務上限で合意したものの議会の承認待ちが重荷となり、前週末比3.21ドル安の69.46ドルで引けました。
金価格は、米長期金利が低下したことを受けて買われ、前週末比13.7ドル高の1958.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンのアーリーバード(早起き鳥、転じて早出組)が、シンガポールが依然としてショートと見て強烈に買い上げ、シンガポールのショートの買い戻しを巻き込んで、140.93近辺まで急騰しました。
しかし、その直後、財務省・金融庁・日銀の三者会合開催の報が入り、140.12近辺まで急落、その後も頭の重い展開となりました。
会合後、神田財務官の「為替動向を注視し、必要であれば適切に対処する」といった月並みな発言に、いったんは140.64近辺まで反発しました。
しかし、マーケットは買い下がったもようで、地滑り的に下げ、ニューヨークオープン前には、一時139.58近辺をつけました。
ニューヨークオープン後、一時139.57近辺をつけたものの。基本的には、139.60~140.00近辺での横ばいが続きました。
EUR/USDは、1.0715~40近辺で横ばいでした。
EUR/JPYは、149.74~150.26近辺でのもみ合いでした。
注目イベントや経済指標の発表があり、予想通りの結果が出ると、材料出尽くしとばかりに、利食いが殺到するということがあります。
英語でも、「Buy the rumor, Sell the fact」(噂で買って、事実で売る)という言葉があり、事実で売るというところが、この材料出尽くしによる利食いと相通じます。
ただし、あくまでも、予想通りだったための利食いであり、予想に反しているわけではありませんので、ポジション調整が一巡すれば、再びトレンド方向に戻すのが一般的です。
また、結果が予想通りで、材料出尽くしの利食いとなって相場が一時的にせよ反転するか、引き続きトレンド方向に相場が向かうのか、どちらをマーケットが選択するかは、基本的にはトレンド方向へのポジションの偏りが大きいか小さいかによります。
ポジションがトレンド方向にパンパンになっていれば、反転する可能性が高いことは、言うまでもありません。
このように、マーケットのポジション状況が、どうなっているのかを知ることは、大変重要です。
そのためには、値動きからポジションを読むことも大切ですが、同時にマーケットの心理を読むことも大事です。
つまり、マーケットは、注目しているイベントなり経済指標の発表なりに対して、どのような結果を期待し、そのためにマーケットの大勢はどのようなポジションを持っているか。
そして、その期待のポジションは膨らんでいるのか、また結果に対してはどういう反応をするかといったことを、常日頃から推理する習慣をつけることが重要です。
相場は、心理戦です。
以前から申し上げていますが、シンガポール勢の手口は、35年前に私が東京でドル/円のチーフディーラーをやっていた時と、現在と全く変わらず、要は売り先行のいわゆるシンガポール・スタイルです。
余程、売りが好きなのでしょうが、それしかやらないというのは、確かにたまには儲けていますが、トータルとして、儲かっているとはとても思えません。
ただし、そのシンガポールには、もうひとつ特徴があります。
それは、つまり一気に売ってくる破壊力です。
35年前のインターバンクですら、この猛攻は結構破壊力がありましたが、今の東京市場のように、インターバンクがメガバンク4行だけであとの8割以上が個人投資家層という状況では、とても正攻法では対抗はできません。
では、どうすれば良いのか、要は、彼らが猛烈に売ってくるのなら、それに売りで乗っかって、利が乗ればさっさと利食うということです。
さらに、彼らも、最近は、結構儲けるのに苦労していますので、いろいろと工夫をしてきていて、現状のところでは、特に顕著な売りのタイミングは、9時の大手自動車メーカーの売りの前後に売るということと、仲値決め前後から売るということです。
しかも。仲値決め後の売りは、仲値が決まると実需の買いが引いてしまうため、しつこく下げてから戻ろうとする相場をあえて上げさせまいと戻りを抑えています。
そして、もっと問題なのは、東京オープン直後に売り、仲値決め後に売ってマーケットを操作するということになると、あたかも東京市場という円のマザーマーケット(本拠地)で、円というマザーカレンシー(母国通貨)が、シンガポールに占拠されているということです。
最近では、14時頃まで居座っていることが多く、本当に何様かと思います。
したがって、彼らに対抗するには、逆らうのではなく、乗っかってさっさと利食うことに尽きると思います。
9時の大手自動車メーカーの売りの前後にシンガポールの激しい売りの攻勢が出るケースが増えており、警戒が必要です。
また、8時台後半に実需買いが強まると、9時台前半、シンガポールが売り下げようと執拗に売ってくることもあり、合わせて注意が必要です。
シンガポールは、9時前後売りと9時54分の仲値決め前後の売りが最近うまくっているため、味をしめてきているように思われ、今日も強烈に売ってくる可能性があります。
このふたつのタイミングでの売りの確率は高いため、まずはそれに乗って売り、利が乗ればさっさとやめ、上昇トレンドにいるため、一転して買いに回るのも手ではないかと見ています。
あくまでも、上手くいけばの話ですが、売って抜いた分、ロングの持ち値を改善できるのではないかと思います。
いずれにしても、いろいろな工夫を考えてみてください。
トレードは、頭脳戦です。
おはようございます。
シンガポールの東京市場での横暴ぶりに腹が立っており、9時の大手自動車メーカーの売りの前後と、仲値決め前後で強烈に売ってくるようであれば、それに乗って売って利が乗ればさっさと利食うのも手だとは思います。
しかし、ここで気をつけなくてはならないことは、ドル/円相場が上昇トレンドの中にいるということです。
こちらが、些末なシンガポールのことなどよりも重要です。
今朝、ドル/円の日足チャートを点検したところ、短期の上昇トレンドをサポートする5日移動平均線が140.19近辺まですでに上がってきています。
もちろん、その水準前後まで押す場面があるかもしれませんが、5日移動平均線自体はかなり鋭角的に上を向いていますので、上昇トレンドが再開する可能性は高く、これが相場の本流だと思います。
それから、考えれば、特に5日移動平均線に接近するようであれば、反転するところを追撃買いではないかと思います。
シンガポールは、7時台に売ってくるでしょうし、実需は、今日は5・10日ですので7時になったら買ってくる可能性があります。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は30日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
米国はメモリアルデーの祝日だったため、ニューヨークダウ、米国債10年物利回り、原油、金は、休場でした。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープンの時間を過ぎると一段と下げ140.23近辺をつけました。しかし、通貨全般にドルの買い戻しとなり。ドル/円も一時140.53近辺をつけました。そして、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、140.19近辺まで下げました。その後、安値圏で横ばいとなりましたが、ニューヨークの時間帯になり、さらに売りがジリ安ながら強まり、140.12近辺まで下げました。その後は、買戻しにジリ高に転じ、時間を掛けて140.45近辺まで反発しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
EUR/USDは、1.0715近辺から1.0706近辺まで下げた後、再び1.0715近辺までもどし、そして1.0710近辺に緩みました。
EUR/JPYは、150.10近辺まで下落後、150.37近辺に戻しました。
上昇トレンド相場での相場エントリーは、基本的には「下がったら引きつけて買い」が良いと思います。
敢えて、「引きつけて」を付け加えたのは、中途半端に下げたところで値頃感から買うと、相場が下げきっておらず、一段の下げでアゲンスト(不利)になってしまいます。
それがフェーバー(有利)に転ずるまで時間がかかり、あまり気分の良いものではないからです。
したがい、値頃感に頼らず、チャート上のサポートレベルで買うなど、下げた場合の引っかかりどころまで引きつけることが大切です。
また、買い下がるというより、下げ止まって反発気味になったところを、追撃的に買う方が良いと思います。
一方、もっと上昇トレンドで積極的な買う手法があります。
それは、節目を上抜いたら買い、さらに次の節目を上抜いたらさらに買い増すというもので、これがうまく回転すると、結構な利益を得ることになります。
このように上昇トレンド相場へのエントリーは、下げたところを買うにしろ、上値を買っていくにしろ、いずれにしても、あまりアゲンストにならないようにエントリーすることで、トレンドに乗れるかが決まってきます。
いったん上昇トレンドにうまく乗ってしまえば、あとはロングポジションをキャリーしていけば良く、安定的に利益を得ることが可能となります。
上昇トレンドに乗るのは、言ってみれば、白鳥のような長距離を飛ぶ鳥に似ていて、離陸は難しいですが、いったん上昇気流に乗ってしまえば、後は楽だと言えます。
シンガポールも、最近、本邦勢が狼狽しなくなって、なかなかうまくいかなくなり、いろいろとそれなりに対策を講じているようです。
5月24日の水曜日のマーケットはひどかったです。
シンガポールは、朝の8時前後から15時のロンドンオープン頃まで、東京市場のドル/円の上値を抑え、相場が上がらないようにさせて、まるで、東京市場をシンガポール市場東京出張所扱いにしました。
今の東京市場は、インターバンクがメガバンク4行に限られ、インターバンクにはシンガポールに対抗する存在はなく、マーケットの8割以上が個人投資家層で占めているといういびつな構造が故に、こうした他のマーケットに乗っ取られるようなことが起きているわけです。
理想論から言えば、個人投資家層が一丸となって、シンガポール筋に対抗すれば良いとも言えますが、実際どれだけのボリュームで彼らがやっているかわかりませんので、下手に対抗して、返り討ちに遭った方が、痛手は大きくなり、なかなかそれ行けとは言えません。
24日の場合、幸いにも、ロンドン勢が、シンガポールがショートになっていることを見破り、強烈に買い上げて大きく相場は反発し、留飲を下げましたが、この時、ロンドンが実際どれぐらいの玉を打ち込んだのか、今後のためにも知りたいのが本音です。
経験的には、あの時、ロンドンは50銭近く相場を持ち上げましたので、シンガポールがショートになっていたことも勘案すると5億ドルぐらいは買ったものと思われますが、日本の個人投資家層が結集して、一時にそれだけの玉を打ち込めるまでには、現在は至っておらず、まだまだ、試行錯誤の余地があります。
尚、この話には後日談があって、翌日のまだマーケットの薄い午前7時37分に突然シンガポールが60銭ぐらいドル/円を強烈に売り下げてきて、しかし、すぐに往って来いになって上に戻し、その後はシンガポールは終日静かになってしまいました。
たぶん、前日ロンドンに買い上げられてロスカットしたことで、日本に逆恨みの一撃を加えて、ペナルティーボックスに入ったのではないかと見ています。
いずれにしましても、この1件でもわかりますように、海外投機筋の間にも天敵はいます。
シンガポールにとってはロンドンが、ロンドンにとってはニューヨークが、一般的に天敵になっています。
要は、後から参入してくるマーケットが前のマーケットの天敵になっているという構図があり、やはりある程度マーケットで売った張ったをやることによって、ポジションに偏りが出来てしまっている前のマーケットは、その後に参入してくるマーケットの餌食になりやすいということです。
ですから、個人ベースで見ても、東京市場でポジションを持って、ロンドンに期待するのは、極めて危険な行為だと言えると思います。
今日は、ロンドン休場ながら、ロンドン勢が出てくる可能性がありますので、警戒が必要です。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
おはようございます。
今日は、ご案内のように、ロンドンもニューヨークも休場ですが、ロンドンについては出てくるのではないかと見ています。
最近、本邦勢が、狼狽しなくなり、シンガポールもロンドンも、今までは良い収益源だった日本が、逆にやりにくくなっていることを気づいているものと思われ、両者の手仕舞いのタイミングである、シンガポールで言えば14時台、ロンドンで言えば20時台での悪あがきが目立ちます。
そして、あまりにも往生際が悪いために、返って損失を膨らましているケースが目立っています。
そうした、彼らを冷ややかな目で見ていることだと思います。
本日も、7時台にはシンガポールが売り、7時半頃から実需買いが始まるものと見ています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
今日は、ロンドンはバンクホリデー、そしてニューヨークはメモリアルデーデーで休場ですが、少なくともロンドンはたぶん出てくるのではないかと見ています。
トレーディングをしていて、パッと見たレートが、自分にとって良いレートあるいはマズイレートだと感じる時があると思います。
これを、気のせいに済まさず、感じたことに素直になることは、実はトレードをする上で大変大事なことだと思っています。
たとえば、ロングポジションを持っていて、パッと見たレートが良いレートと感じれば、素直にそのレートで利食うということです。
また、同じくロングポジションを持っていて、パッと見たレートがこれはマズイと感じれば、素直に損切るということです。
普通、パッと見たレートが良いと感じても、いやいや自分の利食いの目標点はあそこだから、まだまだだと考えて利食わなかったり、パっと見たレートがマズイレートでも、ロスカット点までまだあるからと放置してしまうことがあると思います。
しかし、理性にたよらず、トレーディングの経験を重ねることによって培われた感覚に素直になることです。
経験を積むとレートから放つ、自分にとって良いレート、マズイレートというサインを感じるようになるものです。
その感じを否定せず、素直に受け止め、利食うなり損切るなりの行動に移すことが大切だと思います。
相場の世界は、瞬時に状況が変わっていきます。
そうした状況下では、経験の積み重ねによって自分に刷り込まれた感覚を尊重し、反射的に行動に移すことが必要になります。
□□ 今週の注目点 -------------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、上昇トレンド入りか
2.EUR/USD、下落トレンドか
3.GBP/USD、重いか
4.クロス円、概ね上昇
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【1.ドル/円、上昇トレンド入りか】の要点
・7月前半に向けて 148~150 円を目指すか
・特に 6月の欧米勢の中間決算でのドル/円の買い戻しの影響が大きい?
・政府・日銀の介入を意識し過ぎて売り上がれば上がり、舐めてかかれば下がる
・仕手筋の瞬間的な鞘抜き狙いの「なんちゃって介入」(疑似介入)には警戒必要
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リクイディティーは、流動性のことです。
日々、安心してトレードができるのも、マーケットに潤沢な流動性(交換のしやすさ)があるからです。
リクイディティーの低いマーケットでは、ポジションを取ったは良いけれど、たとえば、ポジションを閉じようとしても、マーケットに十分なリクイディティーがないために、閉めようにも閉められないという事態が起きます。
特に、リクイディティー不足は、マイナーカレンシーと呼ばれる、ドルやユーロや円などと言った主要通貨ではない通貨で発生しやすく、場合によっては、手ひどい目に遭うことになります。
また、身近な通貨ペアでありながら、マイナーカレンシーと同様のリスクをはらんでいるのが、クロス円です。
平時ならまだしも、リーマンショック並みの事件が発生すれば、逃げようがなくなることがありますので、十分な警戒が必要です。
たとえば、リーマンショック時のNZD/JPYなどは、理論値上のNZD/JPYレートはあっても、実際にはプライスはなく、NZD/USDとドル/円にバラして(分解して)しか手当てできず、特にNZD/USDのリクイディティーが低かったために、想定外の損失を被ることになりました。
このように、マイナーカレンシーやクロス円は、リクイディティーが低いがゆえに、ボラティリティ―(価格変動率)が高く、儲けやすい一面があることも確かです。
ただし、常にリスクがあることは、忘れないことです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
やまもと喫茶
住所:京都府京都市東山区白川北通東大路西入ル石橋町307-2
電話:075-531-0109
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
大好きな八坂神社、そして知恩院からもほど近い白川縁にある喫茶店です。
本当に、懐かしい雰囲気の喫茶店です。
ここで、モーニングを頂きました。
ここの一押しは、焼きたまごサンドセットです。
焼きたまごとは、卵焼きと言って良いと思います。
たっぷりの焼きたまごが、食パンに挟まれて、とても太ったサンドイッチになっています。
味は淡白で、少し塩をかけたのが好みです。
添えられた千切りキャベツには、ゴマかバジルのドレッシングをかけるのですが、どちらも美味しいですが、ゴマの方が好きでした。
そして、それに、自家焙煎のコーヒーを頂きましたが、香り高く深みのある味です。
コーヒーを頂きながら、地元のおばちゃん達の京都弁を耳にすると、なんとも言えぬ心地よさがありました。
会話の響きがのどかで、心が洗われました。
ニューヨークダウは、米政府の債務上限を巡る協議が進展しているとの期待から買いが強まり、前日比328.69ドル高の33,093.34ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りはやや低下し、暫定値ながら前日比0.005%下げて3.810%で引けました。
原油価格は、債務上限巡る協議進展への期待から買われ、前日比0.84ドル高の72.67ドルで引けました。
金価格は、前日まで売りが続いたため押し目買いが入り、前日比0.6ドル高の1944.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、さらにロンドン・ホラー劇場(※)の売りに、139.61まで下げましたが下げきれず、いったん139.84まで反発しました。しかし、依然としてロンドンの下を潰そうとする意欲は強く、一時139.50をつけました。その後は、139.65~80近辺での横ばいが続きました。ニューヨークオープン後、発表された米PCEデフレーターが急浮上しているFRBの追加利上げ観測を裏付ける内容となったため、ドル/円はショート筋の損切りを巻き込みながら急上昇となり、140.70をつけました。その後も高止まりし、一時140.72をつけました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0757近辺から1.0702近辺まで下げた後、1.0732近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、150.19近辺から150.93近辺まで上昇しました。
自らの相場観を持つことは、自分自身の立ち位置を決める上で、大事なことです。
ただ、相場観を持っても、固執しないことだと考えています。
なぜなら、相場を構成しているいろいろなファクターは、新しく入ってきたり、消えて行ったり、既存のものでも以前より重要になったり、逆に地位低下したりと、目まぐるしく変化するからです。
したがい、相場環境が時間の経過とともに変わっていくことは、ごくあたり前のことで、相場観の調整は常にする必要があります。
相場観の調整は、微調整で済む時と、大幅な変更を必要とする時とがあります。
微調整の場合は、それほど問題にはなりませんが、大幅な変更をする場合は、大きな決断を要します。
大幅な決断とは、たとえば、今まで下げで見ていたものを、上げに180度転換する必要がある時などです。
つまり、今までの自らの相場観を自分で全否定することであり、しかも大幅転換したからと言って、その決断が正しいかどうかは保証の限りではありません。
しかし、それでも、今までの見方ではもう相場を読み切れないとならば、腹を決めて方向転換をするしかありません。
そこで、大事なことは、考えに考え抜いて結論を出した自分自身を信じることです。
自らを信じることで、道は拓けていくものと考えます。
1.140円をつけてから強気になって、そこからの下げを本邦勢は買い下がっているのではないか。(日本人は、押し目買いが好きだと、ロンドン勢は見ていると思います)
2.昨日の上昇から、5日移動平均線と実勢値が乖離したので、テクニカル的に5日移動平均線に引き寄せられるのではないか。(過去にも乖離ができた時は、同じようにロンドン勢は売ってきましたので、ある程度テクニカル的にはパターン化したロンドン勢の動きだと思った方が良いです)
ただ、ここのところの違う点は、本邦勢が彼らが考える定石的な動きをしなくなっており、それにてこずっていると見ています。
トレーディングのテクニックといったら、一般的には、スキャルピングとか、デイトレ、あるいはスイングといったものを思い浮かべることと思います。
しかし、マーケットで結構使われるテクニックが、「恐怖」です。
「恐怖」のテクニックとは、たとえば、東京、ロンドン、ニューヨークのオープン直後の相場の急変などが良い例で、突然の急落あるいは急騰にどこまで相場はいってしまうのかと恐怖することがあると思います。
実は、これは結構演出されたもので、畳みかけるような攻撃に相手をひるませておいて、動かしたい方向に相場を持って行って利食おうとします。
実は、昔東京でインターバンクディーラーをやっていた時に、毎日のようにこの恐怖にさらされていました。
以前は香港とかシンガポールの米系銀行のチャイニーズディーラーたちが、非常にこの恐怖トレードに長けていました。
東京オープン9時と同時に、ロイターディールというトレーディングマシンで、複数の日本の銀行を呼んできて、たとえば、いっぺんにプライスを売りで叩いてきて、一瞬にして、叩かれた銀行全部をロングにさせて、恐怖でパニくり、慌てふためいてロングを投げてくるところを利食うなど、日常的に行われていたことでした。
こういう「恐怖」のテクニックは、今の東京タイムでも、売り先行のシンガポールスタイルと呼んでいるシンガポール勢に引き継がれていて、いかに慌てず騒がず冷静に対応するかが重要です。
しかし、ニューヨークが本格化する夏時間で日本時間21時30分の重要指標発表や指標発表のない時は22時からは、かなりパワフルに一方向を攻めてきて、その激しい攻撃に恐怖することがよくあります。
ただし、2時間ぐらいで終わることが多く、その後は延々とニューヨーククローズに向けてポジション調整になりがちです。
ロンドンには、ロンドン・ホラー劇場と総称される「恐怖」があります。
その中には、シンガポールやニューヨークのような瞬殺的な恐怖を与える攻撃をもありますが、それ以外に、真綿で首を絞めるような長期戦もあり、その中にはジリジリ上げ続けるジリ高相場で恐怖させるトレード(ショート・スクイズ)やジリジリ下げ続けるジリ安相場で恐怖させるトレード(ロング・リクイデーション)といったものがあります。
いつまで続くのかと思うような果ての見えない恐怖からポジションを投げさせられることもありますが、実はこれも演出されたもので、夏時間でニューヨークがオープンしてくる21時前には手仕舞ってきます。
なぜなら、ロンドン勢は、ニューヨークオープン前には、いったん利益を確定しようとするからです。
もちろん、世界を震撼とさせる大事件にパニックする相場もありますが、多くの場合、今申し上げてきたような、演出された「恐怖」です。
そういう目で、相場を見れば、あまり恐れるには足りません。
海外投機筋は、儲けるためなら、手を変え品を変えしてくる連中だと割り切ることが大事です。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
05/26(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【熱殺蜂球で勝つ!】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
どうも、マーケットはロングになっているように見えます。
今日は、番組出演のため、15時ぐらいまでおりませんので。あえて前以て「ロンドン・ホラー劇場に警戒」と申し上げておきます。
既に、ご案内のように、上昇のサポートとなっている5日移動平均線が現在139.30あたりにあり、実勢値と乖離しています。
こういう時に、ロンドン勢が、この5日移動平均線あたりまで、ロンドン・ホラー劇場で売り下げてくることが、よくあります。
上昇トレンドに入ったと、ロングを離すまいと思われる気持ちもわかりますが、そのために売り浴びせられて、我慢し切れずに投げたところから相場が反転することはよくありますので、あまり思いつめず、軽快にトレードすることが大事です。
本日は、これで失礼致します。
おはようございます。
ドル/円は、ニューヨーククローズも140円台で引け、どうしても、「ドル/円は本格的に上昇トレンド入りだ!、さあやるぞ!」と気合が入りやすくなります。
しかし、そう思っているマーケット参加者は極めて多く、急速にロングが溜まりやすくなり、振り落としが起きやすくなります。
ですから、むしろここは冷静にならなければなりません。
決して、買い下がりは避けるべきです。
下げきって、相場が反転してきたところを追撃的に買っても、遅くはありません。
買いたいという気持ちを殺すことが、逆に道を拓きます。
念のため、7時台のシンガポールの売りに警戒です。
実需買いは、7時半頃から出るものと見ています。
尚、本日は、FX経済研究所出演日に当たり、準備のため、記事の本数がいつもより減る可能性がありますので、ご了解ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、まだレジスタンスはあるものの、基本的には上昇トレンドに乗ってきたと見ています。
ニューヨークダウは、債務上限問題が重荷となり、前日比35.20ドル安の32,764.72ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.071%上げて3.790%で引けました。
原油価格は、ロシアが減産を否定したことから売られ、前日比2.40ドル安の71.94ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前日比24.1ドル安の1940.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、お定まりのロンドン・ホラー劇場(※)となり、一時139.28近辺まで下げました。しかし、下げきれずジリ高となり、139.63近辺をつけました。ところが、ニューヨークオープン直後、強烈な売りが出て、139.19近辺をつけましたが、発表された米新規失業保険申請件数も米第1四半期実質GDP・確報値も予想より良かったため、反発し、139.83近辺をつけました。その後、いったん、139.41近辺まで押しましたが、ジリ高は再開し、140.00手前では、やや足踏みしたものの、結局突破し、140.22近辺まで上昇しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0708~1.0740近辺でのもみ合いが続きました。
EUR/JPYは、149.36近辺から150.21近辺まで、一本調子に上昇しました。
ポジションを持ってから、大きくアゲンスト(不利)に持っていかれたけれど、それをグッとこらえたところ、たまたま相場も持ち直し、持ち値の水準まで戻すと、手仕舞いの売り(買い)が出て、ポジションはスクエア(ノーポジ)となります。
この手仕舞いの売り(買い)を、やれやれの売り(買い)と言います。
苦しい超アゲンストを経験しているため、本当に相場が反転して戻ってくると、肩の荷が下りて、やれやれという心境に至ることと思います。
しかし、この一連の流れの中で、改善すべき点は多いと言えます。
まず、なぜ、超アゲンストになるまで、ポジションを放置してしまったのか。
もっと、早くに、自分自身の考えが実際の相場とは違っていることを、素直に認めてロスカットは出来なかったのか。
今回は相場は戻ってきましたが、そのままさらにアゲンスト方向に相場が向かった場合、ポジションを放置することで取り返しのつかないことになっていなかったか。
つまり、どういう事態に陥ったら、損切るかを事前に決めていなかったのか。
たまたま相場が反転したは良いけれど、持ち値のあたりでやれやれ売り(買い)をするということは、多少の損益が確定しますが、そのポジションを持ってから、手仕舞うまでの期間は、ほとんど無駄であったことに気づく必要があります。
もしも、ポジションを持ったばかりの初期段階で、このポジションは、どうも実際の相場と違うと悟り、ロスカットすることで時間を浪費するすることもありませんし、次の勝負のために体力も温存できます。
アゲンストのポジションを、「塩漬けにする」、「冷蔵庫に入れておく」という言葉がありますが、これは決して生産的ではないことを理解しておくべきかと思います。
相場の格言は、相場の真理を突いているものが多く、学ぶ点は多いですし、即実戦に役立つと思っています。
いろいろな格言があり、すべてはとてもご紹介しきれませんが、中でも私が気に入っているものをいくつかご紹介します。
1.「すごい買い、よくよく聞けば、ロスカット」
こんなレベルでもと思うような水準でも、猛烈な買い上げになんだと思えば、ショートのロスカットだったということです。
これを、初めて聞いた時、相場の急騰・急落はロスカットによって起きているのだと開眼した格言です。
これが、その後、私がまとめていった値動き分析の第一歩でした。
そういう基本がわかると、相場が今どういう状態で、これからどう動く可能性が高いかが分かってきます。
2.「投機をなす者、楽悲を戒む」
「相場を張るものは、勝ったといってはしゃいだり、負けたといってふさぎ込んだりしない」
要は、ストイック(禁欲的、感情をあらわにしない)であるべきだということです。
言い換えれば、ポーカーフェースであることが良いと思います。
まあ、これは、人それぞれに好みがありますが、個人的には好きな言葉です。
3.「相場に連れを作らず」
相場の見方で、同じ意見を聞くと、百万の味方を得たような気になりますが、実は、それだけ同じ見方をしている人が多いということで、大勢意見の側についている可能性が高いということです。
連れを作ると儲からないとされます。
これの反対が、次の格言です。
4.「人の行く裏に道あり花の山」
「大勢派に組せず、独自路線を行くところに大きな勝機がある」
3.と4.を合わせれば、要は自分の見方・考え方を持つことが、相場には必要だということです。
5.「相場の型、人の顔同じものなし」
以前に、あの時にあったチャートパターンに似ていると、同じような展開を予想しがちですが、それは多くの人が気づき、同じようにポジションを張る結果、ポジションが偏り、違った型になることはよくあります。
過去にはとらわれず、新鮮な目で相場の型と勢いを見ることが大事です。
よく、FX会社が未来チャートというものを出していますが、これは過去のパターンから将来を予想するもので、個人的には当たらないと思います。
とりあえず、こんなところですが、もっと格言とロウソク足チャートを勉強されたいようでしたら、日本証券新聞社編「酒田五法は風林火山」を是非お読みください。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
おはようございます。
昨日は、シンガポールが、朝の8時から15時まで、東京市場を占拠して、ドル/円の上値を抑えにかかりましたが、ロンドンに入るや否や、ロンドン勢にシンガポールがショートであることを見破られ、滅茶苦茶に買い上げれて締め上げられていました。
しかし、懲りないシンガポールですから、今日はまたどういう策を練ってくることやらですが、彼らの最大の欠点は売りからしか入らないということです。
従って、やれる策にも限りはあります。
あと、昨日のニューヨークで、ドル/円が理由もロクにない中で大きく買い上げられましたが、やはり下げを断念した大手海外投機筋の買い戻しが大きく入ったものと思われます。
そして、今日は5・10日で、実需の買い需要も旺盛だと思われ、140.00の心理的抵抗線が試されるものと見ています。
しかし、7時台になれば、シンガポールは売り、実需は7時半頃から買うルーティンに変わりはないものと見ています。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は25日で5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性が高いです。
ニューヨークダウは、債務上限問題の交渉停滞から下げ、前日比255.13ドル安の32,800.38ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.029%上げて3.726%で引けました。
原油価格は、夏のドライブシーズンが始まるとされるメモリアルデーを29日に控え、原油需給が引き締まるとの観測から買われ、前日比1.43ドル高の74.34ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落に連れて下げ、前日比9.9ドル安の1964.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、アジアタイムにしつこく売っていたシンガポールがショートになっていることを、ロンドンに見破られて、強烈に買い上げられ、シンガポールのショートの買い戻しを巻き込んで、一時138.73近辺をつけました。その後は、EUR/JPYとGBP/JPYの売りが強烈に強まり、ドル/円は、138.50近辺を挟んでのもみ合いとなりました。ニューヨークオープン前、EUR/USDが、EUR/JPYの買い戻しで上昇する(ドル売り)と、ドル/円は138.34近辺まで売り込まれました。しかし、ニューヨークオープン後、ドル/円は一転して買われ、139.38近辺まで買い続けられました。発表されたFOMC議事録では、追加利上げへの支持を巡ってFOMC委員の意見が分かれていたことが示されたことから、一時138.98近辺まで反落したものの、再び買いが強まり、139.32近辺をつけました。
EUR/USDは、1.0801近辺から1.0750近辺まで下げた後は、安値圏で横ばいでした。
EUR/JPYは、149.07近辺から一時149.92近辺まで上昇しました。
「相場の天底は、人智では推し量れないもの」とされます。
私自身の経験からすると、次のような時が天底になることが多いように思っています。
天井の場合、上げが止まらず、どこまで上げるのかが見えなくなった時、底の場合は、下げが止まらず、どこまで下がるのかわからなくった時です。
こうした先が見えない状況は、アゲンスト(不利)のポジションを持っているマーケット参加者にとっては、恐怖を感じる時であり、やむなくポジションを投げるのを決意する瞬間だと思います。
このことは、自分ひとりが感じるだけではなく、多くのマーケット参加者がほぼ同時に同様の恐怖を感じることになり、ロスカットが集中することになります。
そして、ロスカットが集中したことで、アゲンストのポジションが急速に解消します。
ロスカットの集中によって、マーケットには、下げを取ろうとするショート筋、あるいは上げを取ろうとしたロング筋ばかりが残るため、反転する力を持つことになります。
したがい、天底が見えなくなった時が、天底になると見ておいて良いように思います。
また、天井付近で新規に売りたい、あるいは底のあたりで買いたいという願望はあると思われます。
しかし、それこそ、「相場の天底は、人智では推し量れないもの」ですので、あまり高値売り、安値買いに固執しないことが良いように思います。
日本では、野党政権だと円高、自民党政権だと少なくとも2012年後半からは円安の傾向があるようです。
ご存じの方もいるかもしれませんが、自民党政権時に、ドル/円は100円割れが定着したことはありません。
100円をしっかり割ったのは、1994年~1995年の村山(社会党)連立政権の時と、2009年~2012年の民主党政権の時だけです。
なぜ、そうなるのかは、正直わかりませんでしたが、これを書きながら気づいたことがあります。
もちろん、自民党政権だった1985年のプラザ合意以降1994年前半まで、240年から100円近辺までの大幅な円高にはなりましたが、それでも100円以下は定着しなかったのが、村山政権になるや、79.76まで突っ込んでいるのですから不思議です。
そして、村山政権が終わるやいなや反発し、1998年には147.67まで反発しました。
だだし、それは大蔵省の財務官だった榊原英資氏が敏腕を振るったからです。
彼は、それまでの日銀のドル買い介入に加えて、米系ファンドにも声を掛け、ドル買いに参加させました。
米系ファンドとしても50円以上儲かったのですから、文句はありません。
そして、2012年の民主党から自民党へ政権交代した時は、アベノミクスが助走を始めたところで、この政策に注目したのが、やはり米系ファンドでした。
2012年10月からドル/円は上昇を始め、米系ファンドは、年間で一番楽しみにしているクリスマスをも返上してドルを買いまくり、翌年の5月まで買い続けて、24円のドル高円安にしました。
あの著名投資家ジョージ・ソロス氏は、この時、10億ドル儲けたそうです。
こうやって考えてみますと、ドル高円安、もちろんドル安円高の時もそうだと思いますが、相場の大変動になるかどうかは、米系のみならず英系などのファンドが動くかどうかによるように思います。
そして、今度はこれです。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、早ければ、水曜にも動きが出る可能性もあります。
ニューヨークダウは、債務上限交渉で進展みられず売られ、前日比231.01ドル安の33,055.57ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.006%下げて3.713%で引けました。
原油価格は、サウジアラビアのエネルギー相が空売り勢に警告したことから買われ、前日比0.86ドル高の72.91ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが売られ気味だったことから弱含み、前日比2.7ドル安の1974.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、上値を試し、138.68近辺をつけたものの、上も重く、そこからはロンドン・ホラー劇場(※)となり、138.24近辺まで突っ込みました。その後、売り過ぎの買い戻しに、138.59近辺まで戻したものの、ニューヨークオープン前、138.40近辺まで押しました。ニューヨークオープン後、買いが強まり。138.90近辺をつけました。しかし、買いは続かず。138.29近辺まで反落した後。再度138.82近辺まで上を試しました。そして、138.40近辺まで緩んだ後は。138.60近辺に落ち着きました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0760~95近辺でもみ合いでした。
EUR/JPYは、149.10~55近辺で横ばいでした。
相場を見ていると、たとえば、この買いの強さはおかしいとか、もっと売られるべきだといった、いわば私情のようなものが心に浮かんでくるものです。
そうした私情が強すぎると、本当の相場が見えなくなってしまいます。
特に、ポジションを持っていると、自分の都合の良いように相場を見てしまいがちです。
しかし、自分に都合が良いように相場を見ることで、自分の相場観が実際の相場からかけ離れてしまっていることに気づくのが手遅れになってしまうことがあります。
それだけに、相場を素直に見るということが肝心です。
それでは、相場を素直に見るとは、具体的にどういうことなのかということですが、最も基本的なことは、買いを強く感じる、あるいは売りを強く感じるといった印象です。
つまり、相場に身を委ねて、相場を感じることが大切だということです。
決して、買いが強いのはおかしいとか、売りが強いのはおかしいといった私情を入れた見方をしないことです。
もっと具体的に申し上げれば、たとえば、ショートポジションを持っていて、買いが引かず、ポジションがアゲンスト(不利)気味になっている時、どうせまた売りが強くなると、実際の相場状況から目をそむけ、私情で作り上げた見方に陥らないということです。
しつこい買いは、ショートの買戻しだと見てまず間違いありません。
買いが引かないと素直に感じるのであれば、いったんショートを手仕舞ってしまうのが、良策だと思います。
それによって、リスクを回避できることは多いと言えます。
いったんポジションを持ってしまうと、なかなか手仕舞えないものです。
しかし、相場は、これ1回限りではありません。
チャンスは、またやってきますので、自分の見方が実際の相場と違うのであれば、いったん撤退することは、全く問題ないことだと思います。
相場の7割がレンジ相場と言われています。
ですから、多くの時間を、往ったり来たりする相場の中で費やしています。
しかし、残り3割はトレンド相場です。
トレンド相場は、一方向にドンドン進む相場で、うまく波に乗れれば、かなりの利益を上げることができます。
私も、ドル/円ディーラーだった時、運よくトレンド相場に乗ることができ、3カ月間で20円以上抜いたことがありました。
ただし、そのために体力的にも精神的にも、ヘトヘトになりました。
なぜなら、いくらトレンド相場が、一方向に進む相場だと言っても、当然ながら、一直線に進めわけではなく、ジグザグしながら進むので、ポジションを保有している間ハラハラドキドキする場面が結構あって疲労困憊するからです。
良くあるのは、1日の中でも、ニューヨークマーケットでトレンド相場が進行を始めることが多く、上昇トレンドであれば上昇がニューヨークで始まり、そして、東京マーケットがその動きをさらに延長します。
ところが、ロンドンに入ると、ロンドン勢は、特に本邦勢が作ってきた流れに乗ることを好まず、むしろ東京タイムにできたロングポジションを売り込んで振り落とそうとします。
このロング筋を売り下げて投げさせる手法を、ロング・リクイデーションと言いますが、これをしつこくやってきます。
つまり、トレンド相場と言っても、1日の中で、トレンド方向に進む時と、調整する時があって、それを繰り返すことによって、積み上がってきたポジションが調整され、そして新たな買いが入ってさらに上昇を継続することができるということです。
従って、トレンド相場でもエントリーのタイミングを失敗すると決して儲からないということです。
資源高・円安・物不足による輸入価格の上昇によるドル不足から、今後、ドル/円相場は、再び上昇トレンドとなるものと見ています。
しかし、トレンド相場であっても、調整はつきものであり、調整局面をうまくくぐり抜け、しかも疲労困憊しないためには、安く買って高く売るを繰り返すことです。
英語の相場用語に、Buy on dips, Sell on rallies.という言葉があります。
日本語で申し上げれば、押し目買い、吹き値売り(押したところを買い、吹いたところを売る)ですが、本来、それぞれ個別にやるものです。
しかし、上昇トレンドであれば、まず買いから入って、この両方を繰り返すことが大事ではないかと思います。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
138円乗せに抵抗して、先週末から月曜に賭けて、ドル/円は海外投機筋に売り込まれたものの、しっかりと138円台を回復しています。
ニューヨークダウは、FRBの引き締め長期化懸念から売られ、前週末比140.05ドル安の33,286.58ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.013%上げて3.705%で引けました。
原油価格は、原油需給の緩和懸念が和らぎ買われ、前週末比0.44ドル高71.99ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて売られ、前週末比4.4ドル安の1977.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ロンドン勢によって138.04近辺まで買い上げられました。その後、137.77~99近辺の間でもみ合いとなりましたが、ショートは解消されていなかったようで、買いが強まり一時138.34近辺をつけました。ニューヨークオープン後、138.00近辺に押す場面もありましたが、さらに上昇し、一時134.68近辺をつけました。その後、138.30~60近辺で横ばいとなりました。
EUR/USDは、1.0827近辺から1.0800近辺まで下げた後、1.0821近辺に反発しました。
EUR/JPYは、一時149.33近辺まで押す場面もありましたが、大方は149.54~91近辺でのもみ合いでした。
マーケットが最も注目している通貨ペアは、もちろん一番先頭をきって動き、ともすると乗り遅れてしまいがちです。
そうすると、往々にして、出遅れている通貨ペアを探し、それに乗ろうとするものです。
しかし、注目通貨ペアには、注目されるだけの理由があるのと同様に、出遅れている通貨ペアにも、出遅れるだけの理由があるわけで、やはり、儲けようとするのであれば、注目通貨ペアに乗ることが大事です。
ただ、注目通貨ペアに乗るマーケット参加者が多い分、いろいろな思惑で、相場に参加しており、中には、相場のコレクション(調整)狙いで、他のマーケット参加者のポジションを振り落としにかかる者もいます。
特に、注目通貨ペアの場合、基本的には、一方向に相場が進行するトレンド相場にいる場合が一般的です。
確かに、トレンド相場は一方向に進みますが、一日の中では、トレンド方向に進み、コレクション(調整)に入り、余分なポジションが振り落とされ、そして再びトレンド方向に進むというのが普通です。
ですから、相場に入るタイミングを間違えると、たとえば、上昇相場であれば、高値を掴んでロングになってしまい、コレクションの振り落としで投げさせられ、ポジションがスクエア(ノーポジ)になるとまた上がるという、うまくトレードを回転できずに苦しい思いをすることがあります。
ですので、まずいサイクルからトレードを良いサイクルに切り替えることが必要で、そのためには、ひとつは、いったんポジションを閉じ、再エントリーのチャンスを狙うか、そうでなければ、苦しい局面があっても、グッとこらえてそれを乗り切ることも、あまりお勧めはしませんが、選択肢としてはあります。
トレンド相場では、離陸のタイミング、つまりポジションメイクの時、そして着陸のタイミング、つまりポジションクローズの時が重要です。
マーケットには、こんなビッグプレーヤーもいたというお話をしてみたいと思います。
昔、バンカーズトラスト・オブ・ニューヨークという米国の銀行がありました。
現在は、独ドイチェバンクと合併しています。
このバンカーズという銀行は、投機的なことで世界的に有名で、最盛期の時の会長は、「投機でつぶれた銀行はない。どんどん相場を張れ」と、トレーダー達にハッパをかけていました。
ですので、ここのトレーダーは凄かった。
1月2日のマーケットで、EUR/USDの前身のUSD/DEM(ドル/独マルク)を一日で1000ポイント持ち上げ、他の銀行は何が起きているかわからないけれど、上がっていくので、追随して買い上げました。
そして、翌日1月3日、今度はバンカーズは売りに回り、前日、買いで乗っかった他の銀行のロスカットが玉突き状態になり、1000ポイント急落して、往って来いとなりました。
この2日間のトレードで、バンカーズのトレーダーは年間目標を、わずか年初めの2日間で達成しました。
また、アンディークリーガーというオプション出身のトレーダーは、たとえば、ドル/円で、今の水準が135.65-70とすると、135.00の売りをブローカー(仲介業者)に出し、当然、マーケットよりも安いので、他の銀行が群がって買ってきて5億ドル売り、そして、今度はさらに134.70で、5億ドルの売りを出し、これも群がるように買われると、ダイレクトディール(直接他の銀行を呼んでトレード)さらに5億ドル売ると、さすがにマーケットが買い過ぎとなり、ロングのロスカットになるところを、静かに利食ったという話です。
あと、バンカーズのニューヨークのトレーダーたちと一度飲みに行ったことがありますが、その時インド人トレーダーが話してくれた話には驚きました。
GBP/USDのポジションをパンパンに持っていたそうです。
そうすると、毎日、BOE(英中銀)がロンドンから電話をかけてきて、バンカースのポンドのポジションの量を確認していたそうです。
つまり、あまりに大きなポンドのポジションのため、BOEという先進国の中央銀行の資金繰りも、バンカーズのポジションがわからないとできなかったということです。
本当に、凄い銀行でした。
【マーケットがショートだと思う理由】
一般に買いが引かなくなっている時に、マーケットがショートになっていると見ることにしています。
買いが引かなくなることは、稀に、新規の買いが出ているために起こることも確かにあります。
しかし、新規の買いの場合、ていねいに買ってきますので、それほど相場には影響がありません。
相場に影響のある買い方は、買い戻し(ショートカバー)、もっとはっきり言えば、ショートポジションのロスカットの買いが入っている時に起きます。
ロスカットは、損失を最小限にとどめようとして、出来るだけ早くマーケットから脱出しようとするため、プライス度外視で買い上げてきますので、急激な上昇となります。
この急激な上昇の前段階は、売ってもすぐに買いが湧いてくるような状況になることが多く、その後どういう相場になるかは、ある程度前もってわかります。
したがい、この買いの引かなくなっている相場には、心しておく必要があります。
【マーケットがロングだと思う理由】
マーケットがショートになっている場合の裏返しですが、念のためにお話しておきます。
一般に上値が重くなる時に、マーケットがロングになっていると見ることにしています。
上値が重くなるのは、稀に、新規の売りが出ているために起こることも確かにあります。
しかし、新規の売りの場合、ていねいに売ってきますので、それほど相場には影響はありません。
相場に影響のある売り方は、ロングポジションのロスカットの売りが出ている時に起きます。
ロスカットによる急激な下落の前段階は、買ってもすぐに売りがかぶさってくるような状況になることが多く、その後どういう相場になるかは、ある程度前もってわかります。
したがい、この売りがかぶさってくる相場には、心しておく必要があります。
本日22日月曜日は、出張のため、朝夕のコラム以外はお休みです。
毎朝のトレードにご活用いただきますよう、マニュアル「海外投機筋情報」を作りましたので、どうぞご活用ください。
尚、相場は変化しますので、あくまでもご参考です。
幸運を祈ります!
トレンド相場では、これは買うのに良いレートだとか、売るのに良いレートだと思いながらも、買うあるいは売るのをためらってしまうことがあります。
しかし、ためらった時に限って、相場は思った方向に進んでしまい、折角の収益チャンスを逃してしまうことがあります。
したがい、トレンド相場で、レートに強いフィーリングが湧いた時は、臆せず相場に飛び込んでみることも必要です。
自ら、相場に切り込んでみてこそ、道は拓けるものだと思います。
ただし、のべつまくなしに切り込むのではなく、ここぞという時に切り込むことが肝要であり、そのためには、眼前の相場にどれほどの勢いがあるかどうかを見極める眼力を持つことが大切です。
そのためには、経験を積むことも大切ですし、また勉強することも大事です。
お金を儲けるということは、決して簡単なことではなく、それなりの努力があってこそ勝ち得るものだと思います。
尚、トレンド相場とレンジ相場では、トレーディングのやり方は、全く違いますので、その相場がどちらの相場になっているかを見分けられるようになることが大切です。
□□ 今週の注目点 --------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、攻防続く
2.EUR/USD、混戦続くか
3.GBP/USD、依然混戦か
4.クロス円、概ね上昇
--------------------------------------------
【1.ドル/円、攻防続く】の要点
・海外投機筋が上げを抑え、実需と個人マネーが下を支えるドル/円の構図は変わらず
・ただし、6 月の欧米の中間決算は迫り、海外投機筋は反対売買を余儀なくされている
・着実に足場を固めるジリ高相場が必要
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ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
香港 贊記茶餐廳(チャンキチャチャンティン)
住所:東京都千代田区飯田橋3-4-1
電話:03-6261-3365
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
星州炒米(シンガポール風焼ビーフン) が、食べられる日本では数少ないお店です。
シンガポールを、星州と呼ぶところからして、エキゾティックで好きです。
ロンドンやニューヨークの中華の、ロンドン流に言えばテイクアェー、ニューヨーク流に言えばテイクアウトでは、大変お馴染みのSingapore Style Rice Stick Noodlesは、大きめの紙の箱にたっぷり押し込んでくれて大変お得な上に、本当に美味しくて大好物です。
要は、簡単に言ってしまえば、カレー風味のビーフン(米紛)炒めなんですが、侮るなかれ、実に美味しい。
もちろん、インターネットで検索すれば、いくらでもレシピは載っていて、家庭でも簡単に作れるのに、なぜこれがカレー大国の日本で流行らないのか、私にとっては、日本の七不思議に上げても良いぐらいです。
チャイニーズは、本当に世界中にいて、ロンドンからそれほど遠くないイギリス人の心の故郷とまで言われる田園のコッツウォルズ地方の村にも、中華のテイクアェーがあり、そこでSingapore Style Rice Stick Noodlesを買い求め、広々としたホテルの居間で寛ぎながら食べると、本当に幸せな気持ちになったものでした。
なにかの時に聞いたのですが、チャイニーズの根性の座っているところは、戦場であっても中華の出前をしているそうで、そのあたりのリスクとリターンに商機を賭ける彼らのド根性ぶりには、学ぶ点は多いと思いました。
ニューヨークダウは、米債務上限問題を巡る政府と野党・共和党の協議が難航していると伝わって売られ、前日比109.48ドル安の33,426.43ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.023%上げて3.671%で引けました。
原油価格は、米債務上限問題を警戒して売られ、前日比0.31ドル安の71.55ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが買われた局面で買われ、前日比21.8ドル高の1981.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、一時137.97近辺まで下げました。その後、138.00~20近辺で横ばいが続きましたが、ロンドン・ホラー劇場で売ったためにロンドン勢はショートだったため、ニューヨークオープンに向けて、買い戻しとなり138.48近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後、さらに138.65近辺まで上昇し高値圏を形成しました。ところが、債務上限問題に関する非公式協議において、共和党側の担当者が突然退席し、再開が不透明になったことが報じられると、これが海外投機筋の格好の売りのエクスキューズ(言い訳)に使われ、一気に137.43近辺まで叩き売られました。その後、売り過ぎからジリ高に転じ、128.13近辺まで反発しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0782近辺から1.0828近辺まで買い上げられた後、1.0798近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、149.79近辺から148.72近辺まで急落後、149.26近辺まで反発しました。
上昇トレンド相場での、マーケットにうまくエントリーするためのひとつの方法です。
上昇トレンド相場は、方向は上げではっきりしていますが、なかなかうまくエントリーできないものです。
ともすれば、買い遅れて、思わずあわてて高値掴みをしてしまい、コストの悪い(持ち値の悪い)ポジションを抱え込んで、苦しい思いをすることになります。
そうした苦しい思いを避けるためにも、「下がったら買い」という手法が、上昇トレンドでは有効です。
ただし、相場が下がる時というのは、何かその通貨にとって良くないニュースなり、経済指標の発表なり、あるいはポジション調整であったり、あまり芳しくない話が出ている時に下げるわけですから、そこで買うのは、結構、勇気が要ります。
私の経験からしますと、下げている最中は避け、底値圏を形成してから買っても遅くないように思います。
なぜなら、下げてきている最中とは、要するにロング筋が投げているのに過ぎず、マーケットのポジションは、ロングからスクエア(ノーポジ)に変わったのに過ぎません。
相場が反転するには、マーケットのポジションがショートになる必要がありますので、ある程度の期間、安値圏で揉み合わないとショートはたまってきません。
また、安値圏で、ロングがまたできて、もう一段下がることすらあります。
したがって、買うのに焦ることはなく、マーケットがショートになり、底値圏から上げ始めてきたところを追撃的に買うのが良いと思います。
尚、マーケットがショートになっているかどうかの目安としては、戻ろうとすると売りが出るのですが、戻り売りが出ても下がりきらなくなってきたのがひとつの判断材料になると見ています。
21時のニューヨークオープンまであと1時間です。
20時台、特に後半でポジション調整になるのがこれまででしたが、最近は、早めにやったり、ニューヨークオープン後まで我慢したり、結構苦労しています。
しかし、今日あれだけ、ロンドン・ホラー劇場で売ってきたことは、私は覚えています。
いすれにしても、彼らはどこかでは買い戻さなければならないと見ています。
ドル/円の売りを見ていると、ロンドンの意地を感じます。
しかし、ロンドンと言えども、投機筋であり、ホラー劇場であれば、売れば売るほど必ず後で買い戻さなければならないショートが増えるだけだと思います。
22日月曜日は、出張のため、朝夕のコラム以外はお休みです。
毎朝のトレードにご活用いただきますよう、マニュアル「海外投機筋情報」を作りましたので、どうぞご活用ください。
尚、相場は変化しますので、あくまでもご参考です。
幸運を祈ります!
マーケットの参加者の中で、ちょっと難しそうに思えるけれども、絶対に認識しておかなければならないことがあります。
それは、投機要因と実需要因があります。資本要因というのもありますが、これは今為替には消極的な機関投資家の要因で、ここでは、割愛させていただきます。
相場が動く要因のほとんどは、投機要因によってできています。
これは、かなりフィーリングによるもので、たとえば、米景気が低迷するといったことを経済指標で発表すると、ああ!これはひどい結果だ、売りだ!と滅茶苦茶に売ります。
しかし、その売っているのはだれかと言えば、投機筋です。
投機筋の長所は、短期的な強力な破壊力があることです。
ですので、相場は急落します。
しかし、投機筋の短所は、持久力がないことです。
しかも、投機筋の宿命として、たとえば売ったら損益確定のために、必ず買い戻さなければなりません。
したがって、後続の売りが出ずに下がらなくなると、買い戻すしかありません。
このことは、投機筋たるもの、己は何者であるかを、認識しておかなければならない重要なポイントです。
一方、実需要因とは、実際に資金の流れが一方向に滔々と流れているものです。
今のドル/円の具体的な実需要因には、ふたつあります。
ひとつは、日本は輸入依存が高いところに持ってきて、ここのところの資源高・円安・物不足によって、物を輸入するのにより多くの円を売ってドルを買わなくてはなりません。
これが、実需のドル不足のドル買いです。
そして、もうひとつは、日米の金利差が政策金利で5%を超える現在、実際に個人マネーが高金利を求めて、円からドルへ資金を移動させているということです。
これらのふたつの実需要因によって、円からドルへ資金は滔々と流れています。
この大きな流れを見ずに投機要因で、騒いでみても本当の相場は見えません。
昨年来、ドル/円が大きく動くようになって、海外投機筋が大挙して、ドル/円市場に参入しています。
しかし、彼らは、この実需要因をわかろうともせず、自分たちの投機要因だけを押し付けて相場を作ろうとしています。
そこに、彼らの驕りと失敗があるとしか思えません。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
05/19(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【相場への影響大!欧米の中間決算】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
ここからが本番です。
シンガポールは、売るだけ売って、相当ショートになっていると見ています。
そして、彼らは、投機筋である以上、いったん売った以上、必ず買い戻さなければなりません。
10時台・11時台は、彼らはショートを抱えて我慢大会に最近なっています。
彼らに売らせるだけ売らせて、下がらなくなって、彼らが嫌々ながら渋々買戻し始めたところが買い場だと思います。
彼らが、ごまかそうとして、頑張っても、最近、毎日のように14時過ぎにロンドンのアーリーバード(早起き鳥、転じて早出組)によって強引に買い戻させられています。
狼狽せず、冷ややかに見ていることです。
本日は、番組出演がありますので、結果は午後ご連絡します。
買い下がらないことです。
ひとまず。
トレンド相場に入り立ての相場を「相場が若い」といって、どんどん進む相場で押し目に押し目無しになりがちです。
しかし、シンガポール勢のような調整狙いの売りしかできない投機筋は、今日も売ってくるでしょうから、決して押し目を買うのではなく、下げ止まって反転し始めたら追撃的買う、つまり流れに乗ったトレード(順張り)をすることに、注力してください。
これをより具体的に言えば、シンガポールに売らせるだけ売らせて、相場が下がりきれなくなって、シンガポールが苦しそうにジリジリと買戻し始めたところが買い場です。
時間的には10時以降にこの傾向が見られることが多いです。
尚、8時前後に判で押したようシンガポールが売りの攻勢を強めます
8時10分頃から、実需の買いが強まります。
おはようございます。
ニューヨーククローズも138.70となり、正式に138.00の日足のレジスタンスを上に抜けてきました。
昨年12月から6カ月近く続いたレンジ相場が上に抜けたと見ており、上昇トレンドに入ったものと見ています。
しかし、昨日一気に上げてきた相場だけに、ちょっと足踏みになる可能性もありますが、トレンド相場に入ったばかりで「相場が若い」と見ており、押しはあっても、結局は上がっていく相場だと思います。
しかし、シンガポールは、7時になると売ってきて、7時半ごろから実需が買うという流れは基本的には変わらないと思います。
シンガポールも、いろいろ学習して奇策を練っている感じはありますが、彼らの売りにマーケットが買い下がらなければ、反発するものと見ています。
本日は、金曜日で、FX経済研究所の出演日に当たり、朝の実況中継の本数が減るかもしれませんので、何卒ご了解ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円が、しっかりと138円台に乗せたことで、上昇トレンドが始まったものと見ています。
ニューヨークダウは、債務上限問題への懸念が後退した半面、FRBの利上げ継続観測が重荷となり、前日比115.33ドル高の33,535.91ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.061%上げて3.642%で引けました。
原油価格は、金融引き締めが長期化観測から売られ、前日比0.97ドル安の71.86ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を上けて売られ、前日比125.1ドル安の1959.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、今度はロンドン勢が、ロンドン・ホラー劇場で売り込み、一時137.39近辺まで下げました。そこから、全体的ドル高になったこともあって、138.00トライとなり、137.93近辺まで上昇しました。しかし、上げきれなかったことで、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、137.70まで下げましたが、下げきれず、ニューヨークオープン前。137.90近辺まで反発しました。ニューヨークオープン後、ローガン・ダラス連銀総裁が「まだ利上げ停止の論拠が見当たらない」と述べ、6月の米利上げ確率が上昇したことから、ドル/円は138.00を突破し、ショートのロスカットを巻き込みながら、138.74近辺まで一本調子に上昇しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0817近辺から1.0763近辺まで下落しました。
相場をやる以上は、儲けたいと思うのは、だれでも同じで、そのために、儲け損なうことに恐怖心すら抱いているものです。
その結果、我慢できなくなったり、焦りを感じたりして、相場に飛び込んでしまうことは、よくあることだと思います。
そして、相場に飛び込んでみてはじめて、ああそういえば、ポジションを持つ前にあのチャートも見ておきたかったとか、あの経済指標の結果を見てからポジションを持とうと思っていたのにといった冷静だった時に考えていたことが頭をよぎります。
この段階で、続けるかどうかの判断ですが、やはりポジションを持ってから、評価上の損失がプラスにならない状態が続いた場合、これは、いったん止めた方が賢明です。
なぜなら、相場にエントリーしたタイミングが早すぎたものと思われるからです。
一方、損益がプラスとマイナスを往ったり来たりするようであれば、まだ望みはあります。
しかし、それでも、相場の均衡が破れて、マイナスの状態が長く続くようになったら、いったん止めてみることも大切だと思います。
ポジションを持つと持たないとでは、景色はまったく違います。
ポジションを持たずに冷静な時には見えたことでも、ポジションを持つと見えなくなることはよくあります。
それが、プレッシャーがかかっているかどうかの違いだと思います。
やはり、ポジションを持っても、冷静さを失わないように、日頃から、自らの気持ちを鍛えておくことが大切です。
ゴールデンウィークでのロンドンと思われる海外投機筋の売り仕掛けは、ほぼ買い戻されたものと見ています。
しかし、彼らはしつこいですし、根に持つタイプですので、次のチャンスを狙ってくるものと見ています。
去年のケースでは、5月に調整狙いで売り仕掛けし失敗し、6月の欧米の中間決算で買戻しを余儀なくされて、7月半ばまでで12円ぐらいの上昇となりました。
しかし、それであきらめたわけではなく、7月28日のFOMCで材料出尽くしとばかりに、7円叩き落としてきました。
その下げ自体は、8月16日頃から買戻しとなりました。
そして、売りがダメなら買いでと9月になってドル買いをしたら、9月・10月と合計で9兆2千億円もの為替介入を撃ち込まれて、総投げとなり、去年ですら、日本勢は、海外投機筋に相当逆恨みを買っている上に、今回もまた本邦勢が円を防衛したことでさらに逆恨みを買っていますので、警戒を強める必要があります。
まず、大事なことは、なにしろ狼狽せず、冷静に対応することです。
むしろ、次のために、どのタイミングでどう攻めてくるかを研究する必要があります。
個人的には、やはり、夏休みに入る手前の、7月終わりあたりが、去年もそうでしたが、今年も要注意だと見ています。
彼らの執念深さは、想像以上のものがありますので、備えあれば憂いなしだと思っています。
一方、売り仕掛け一辺倒のシンガポールスタイルのシンガポール勢については、これからも引き続き、毎朝売ってくるのではないかと見ています。
それに対しては、買い下がらないことが鉄則です。
いずれにしても、海外投機筋は、そう簡単にはいなくなりませんので、緊張感を持ってトレードすることだと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
シンガポール勢も、最近ドル売り特化のシンガポールスタイルがうまくいかなくなったことで、いろいろ対策を考えていることは、今日の仲値決め後に仕掛けてきたことでもわかりました。
しかし、投機筋としての基本、つまり売った以上は必ず損益確定のために、必ず買い戻さなければならないということを理解しないまま、強引に売り仕掛けしたことが墓穴を掘る結果となっています。
これは、同じプロとして非常に情けなく、たまにマーケットが買い下がったことで相場が崩れ利食えたという数少ない成功体験に酔うようであれば、プロとは言えません。
今日の場合、下げたところでの値動き、そしてその後のジリ高によって、シンガポールはいずれショートを買い戻さざるを得ないと見たわけです。
そういう意味で、シンガポールのレベルは残念ながら低く、そのシンガポールに、もしやられるとしたら、それはマーケットが買い下がってしまっただめだということです。
いずれにしましても、日本のマザーカレンシー(母国通貨)円を投機の対象にするなら、規模のはるかに小さい彼らのマザーカレンシーであるシンガポール・ドルをぶっ壊すことなど簡単なことです。
しかし、彼らの中央銀行であるシンガポール通貨庁(MAS)が、そんな投機的なことをシンガポールドルでやったら、法外な年率100%とか200%の金利を要求して防衛しようとすることは火を見るよりも明らかですのでやりませんが、いすれにしても、円をおもちゃにするようであれば、徹底的に撃退するつもりでいます。
それは、誰かの手を煩わすのではなく、今日の相場のように、相場の基本、仕組みがわかっていれば、相手を自爆させてやることができるということです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ゴールデンウィークでの海外投機筋の売り仕掛けは、ほぼ買い戻されたものと見ていますが、次のチャンスを狙っているものと見ています。
ニューヨークダウは、米債務上限問題を巡って与野党の合意に向けた期待が広がり買いが入って、前日比409.09ドル高の33,421.23ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.034%上げて3.583%で引けました。
原油価格は、米株高や需給緩和懸念後退で買われ、前日比1.97ドル高の72.83ドルで引けました。
金価格は、米長期金利上昇を受けて下げ、前日比8.1ドル安の1984.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、136.68近辺まで下押しはあったものの下げ切れず、買いが強まり、137.17近辺をつけました。しかし、それ以上は伸びず、136.84近辺まで反落し、横ばいとなりました。ニューヨークオープン後、再び買いが強まり、ほぼ一本調子に一時137.65近辺まで上昇しました。137.05近辺にあった200日移動平均線のレジスタンスをしっかりと上抜きました。
EUR/USDは、1.0811近辺から1.0849近辺まで上昇後、1.0840近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、148.27近辺から149.19きんぺんまで上昇しました。
流動性とは、交換のしやすさを言います。
この流動性が一般的に高いとされるのは、EUR/USDやドル/円です。
これらは、平時はもちろん、有事においても、平時の時と同じとはいきませんが、それでも十分流動性があります。
その意味からは、安心してトレードができる通貨ペアだと言えます。
それに対して、タイバーツとかトルコ・リラといったマイナーカレンシーや、クロス円は、流動性が一般に低く、平時であれば、それでもある一定の流動性はありますが、有事ともなれば、極端に流動性が低下します。
特に日本では、クロス円に人気がありますが、実はクロス円には怖い一面があります。
2008年9月のリーマンショックの時には、たとえばAUD/JPYなどは、3ヶ月間で約45円急落しました。
それは、リーマンショックで株が急落したことから、その株の損失を穴埋めするために、当時活発に行われていた低金利の円を売って高金利通貨を買う、いわゆるクロス円で行われていたキャリートレードの益出し(手仕舞い)でした。
つまり、損失を出しているものと利益の出ているものとの合わせ切り(同時に抱き合わせで切ること)で損失を薄めるという意味で、クロス円の売りが集中的に出ました。
クロス円でも、EUR/JPYやGBP/JPYあたりは、そこそこ流動性はあったものの、その他のクロス円は流動性以前の問題として、クロス円としての直接取引はなく、たとえばNZD/JPYで申し上げれば、NZD/USDとドル/円から算出される理論値でしかありません。
それが、有事ともなれば、ドル/円にまだ流動性があっても、NZD/USDの流動性は極端に低下するため、結局、とんでもないレートでの決済となります。
このように、NZD/JPYのような理論値からできたクロス円は、有事では極端に流動性が低下しますので、大変危険であることを十分了解した上でトレードする必要があります。
既にご案内のように、来週22日は(月)は、出張で海外投機筋動向はお休みですが、マニュアルを作ってみました。
ご意見あれば、お聞かせください。
🚩収益向上のふたつの秘訣
1.流れに逆らう(戻り売り、押し目買い)トレードはせず、流れに乗ったトレードをする。(海外投機筋の売りと実需の買いのパターンをよく観察)
2.狼狽せず、冷静にトレードする。
🚩海外投機筋動向の傾向
【7時台】
売りに特化というシンガポールスタイルのシンガポール勢の売りが7時になると迷わず出て、7時半頃から実需の買いが出るというパターンです。
【8時台】
8時前後に、シンガポールの売りの攻勢が強まる頻度が高いです。実需の買いは、8時10分頃から強まることが多いです。
【9時台前半】
9時の大手自動車メーカーの売りの前後に、シンガポール勢が売りの攻勢は、ほとんど毎日出てきます。
8時台のような早い時間から実需の買いが強いと、シンガポールの猛反撃で 9時台前半は下落する場合が多いです。
しかし、この9時前後のシンガポールの猛反撃にもかかわらず実需の買いが 引かないと9時半頃まで上昇続ける場合もあります。
いずれにしても、9時過ぎの相場展開を良く観察する必要があります。
【9時台後半】
9時54分の仲値決めに向けて、実需買いは強まる傾向があります。
シンガポールは戻り売りで上げを抑えようとすることが多く、一分足チャートに陰線が加わったり、上ヒゲが出るのがそれです。
【仲値決め直前】
実需の買いが猛烈に強くなる一方、シンガポールの上げを抑えようとする動きを強まることが多いです。
【仲値決め後】
仲値が決まると実需買いは引きます。
シンガポールが売り過ぎて反発する場合と、シンガポールの売りが勝って、大きく下げる場合があります。
しかし、大きく下げる場合でも、シンガポールがショートになるため、その後戻してくることが多いです。
ただし、この下げの過程で、マーケットが買い下がるとロングになり、下げ続けることになりますので、買い下がりはしないことです。
【10時以降】
基本的には、シンガポールのショートだけが残ります。
最近どうにかして、買い戻しを避けようと、苦しそうにもがきますが、マーケットにシンガポールのショートだけが残っているのであれば、必ず買い戻さなければなりません。
最近では、なんとかこらえるもののジリ高になり、14時過ぎにシンガポールの天敵であるロンドンのアーリーバード(早起き鳥、転じて早出組)に大きく買い上げられて、損切りになるケースが増えています。
【15時以降】
ロンドン・ホラー劇場に警戒です。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
多少なりとも、お役に立てれば幸いです。
ただし、マーケットは変化しますので、現状の状況だとご理解ください。
ロンドンが、ショートスクイズ(ショート筋を買い上げて買い戻させて利食う手法)と、ロングリクイデーション(ロング筋を売り下げて投げさせて利食う手法)が得意技ですが、あと得意なのは、クロス取引です。
特に、マザーカレンシーペア(母国通貨ペア)であるEUR/GBP(ユーロ/ポンド)の取引は激しく、たとえば、EUR/GBPを上げたいときは、EUR/USDを買って押し上げ、GBP/USDを売って押し下げる、つまり、EUR/USDは上がり、GBP/USDは下がるという真逆な動き方をすることも良くあります。
また、米雇用統計などのビッグイベントの当日のロンドンタイムに、EUR/GBPで激し打ち合うことも良く見受けられます。
因みに、EUR/GBPは、クロスの王者ともいわれる通貨ペアですので、EUR/JPYやGBP/JPYをやるにしても無視できません。
また、本邦勢に馴染みの深いクロス円も、ロンドンタイムに活発に取引されています。
やはり、EUR/GBPと同じように、たとえばGBP/JPYを大きく売りたい時は、GBP/JPYでは大きくは売れませんので、ドル/円とGBP/USDに分けて、それぞれで売ります。
因みに、このふたつの通貨ペアにクロスを分けることをバラシと呼んでいます。
こうして、ふたつの通貨ペアにばらして、それそれを売るため、ドル/円も落ちるし、GBP/USDも落ちるということが起き、特にこの現象は、ロンドンタイムによく見受けられます。
ですので、クロス円をばらして売っている時は、大量の売りが出ていますので、それに逆らうのは大変危険です。
こうしたことがロンドンでよく起きるのも、ロンドンマーケットが世界最大の為替市場だからだと言えます。
ロンドンは、世界シェアの38.1%、ニューヨークは19.4%、東京は4.4%です。(2022年調べ)
今日も、仕掛けてくると思いますので、十分警戒してください。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円のみならず、全般的にドル高への抵抗はきついものの、ドル高地合いは続いています。
ニューヨークダウは、消費関連株に売りが入り、前日比336.26ドル安の33,012.34ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.039%上げて3.547%で引けました。
原油価格は、米株安の下げを受けて下げ、前日比0.61ドル安の70.50ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの下落を受けて下げ、前日比27.9ドル安の1994.8で取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ロンドン勢はロンドン・ホラー劇場(※)で売り下げ、一時135.69近辺をつけました。しかし、売り過ぎたのかジリ高となり、ニューヨークオープン後、135.96近辺まで反発しました。発表された米小売売上高は、予想より悪く、一時135.66近辺まで下げたものの、海外投機筋の買い戻しが出たもようで、一時136.20近辺まで反発しました。その後、いったんもみ合いになりましたが、買いが優勢となり、136.68近辺まで一本調子で上昇しました。買い一巡後は、136.27近辺まで緩みました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0889近辺から1.0855近辺に下落後、1.0865近辺に落ち着きました。
EUR/JPYは、147.68近辺から148.49近辺まで上昇後、148.15近辺に落ち着きました。
今までの相場観があたらなくなる時があります。
それは、単に自分のトレードの失敗と捉えるよりも相場が変化してきていることを示していると捉えることが大切です。
今までの相場観が継続的にあたっていたのが、ある時、2回、3回と連続してあたらなくなるということは、相場自体が転換しているという証拠だと思っています。
そういった敗けが続いたら、いったん手持ちのポジションは手仕舞い、現状の相場は、それまでとどう変わってきたのか、あるいは相場のテーマがどう変わったのかを徹底的に追求することが大事です。
ですから、単に相場があたらないで済ませるのではなく、相場がどう変化してきているのかということを突き止めようとする姿勢がないと、いつになっても、新しい相場に乗れなくなります。
そういう意味で、2、3回負けが続くというのは、相場が変わってきていることを身を持って知ることであり、決して無駄金を使ったわけではありません。
むしろ、新しい相場の波に乗れる近道をしたと捉えるべきかと思います。
私自身、こうした体験は、過去に何度もしてきましたが、連続した負けが相場の転換点に来ていることを示しているという捉え方は多くの場合あたっていました。
システムトレードでも、同じプログラムが継続してワークすることは難しく、定期的な見直しが必要だと聞いています。
相場は生き物であり、裁量取引でも、システムトレードでも、相場観の調整が必要だということだと思います。
昔、ある人から聞いて、良い言葉だなと思ったのは、「魚をもらうのではなく、魚の獲り方を教わる」ということでした。
ともすれば、結果がすぐ出るシグナル配信的なものに、目が行くと思います。
ただし、それは、「魚をもらう」ことではないでしょうか。
結局、魚をくれる人がいなければ、魚の獲り方を知らないために、水揚げは全くでなくなります。
一方、「魚と獲り方を教わる」と、ひとりでも水揚げがでるようになります。
そして、より水揚げがでるように、創意工夫し、学ぶことが大事だと思っています。
そういう意味では、一足飛びに釣り名人になることは難しく、ばらす(魚を取りそこなう)こともあると思います。
しかし、そうした経験の積み重ねるからこそ成長があるのだと思います。
そうした、ある意味、努力が必要な中で、大事なことは魚を取ることが好きになることです。
好きになったら、大抵のことは苦になりません。
私は、「好きこそものの上手なれ」という言葉が好きです。
好きだからこそ、夢中になれると思います。
また、数人でいいですから友を持つことも大事だと思います。
友を持つことで、違う発想に触れることが大事だと思います。
ただし、相場観で意気投合して、百万の味方を得たように思う時は、結構大勢意見になっていることが多いので、その辺はクールな付き合いが良いように思います。
前向きにいろいろ試してみることです。
今日も、仕掛けてくると思いますので、十分警戒してください。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
今日は、やはりマーケットが昨日のニューヨーク連銀の指標を受けてベア(弱気)になっているせいか、8時台半ばになっても重い状況です。
しかし、繰り返しになりますが、いったんニューヨークで下に往って来いをしている相場をまたぶり返して売っていますので、ショートになるばかりだと見ています。
9時の大手自動車メーカーの売りの前後に、シンガポール勢が売りの攻勢を強めるのも、もう日常の一部となっています。
そこから、9時前半、シンガポール勢が、売り下げると、9時後半実需の買いに反発となる場合と、9時前半に実需が頑張って買うと、9時後半にシンガポール勢が気が狂ったように売ってくる場合の二つのパターンに、9時台は大別できるように思います。
もちろん、それ以外のイレギュラーもあります。
しかし、今日は、本邦勢も弱気のようですので、9時前半も下がる場合の方かもしれません。
流れに乗って、さっさと利食うという方針に変わりはありません。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドル/円は、ドル不足というフロー(資金の流れ)によって動いていることを認識する必要があります。
ニューヨークダウは、一時冴えないニューヨーク連銀製造業景気指数で下げたものの反発し、前日比47.98ドル高の33,348.60ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.043%上げて3.506%で引けました。
原油価格は、動意乏しく、前日比1.12ドル高の71.16ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが横ばいとなったため動意乏しく、前日比1.1ドル高の2020.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン直後、136.26近辺まで上げましたが、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、135.83近辺まで下げました。そして、買い戻しに、一時136.32近辺をつけました。その後、またしても、ロンドン・ホラー劇場を仕掛け、136.05近辺をつけましたが、マーケットがショートのため、ニューヨークオープン後、136.23近辺まで反発しました。発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数は予想をはるかに下回ったため売りが殺到し、135.71近辺をつけました。しかし、マーケットがロングでなかったところに売りが殺到したために、急速に売り過ぎとなり急反発し136.19近辺をつけました。その後は、136.00~15近辺で横ばいが続きました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、一時1.0890近辺まで上昇しましたが、その後は1.0865~80近辺で横ばいが続きました。
EUR/JPYは、一時147.62近辺まで下げましたが、その後は147.80~148.10近辺で横ばいが続きました。
相場によっては、買いは強いがこの水準から買っていくのには勇気がいるという局面があったり、逆に売りが強いがこの水準から売っていくには勇気がいるという局面があったりします。
しかし、そうした買うなり売るなりするのに勇気のいる水準は、実は収益チャンスにつながることが多いと言えます。
実際、買うなり売るなりするのに勇気のいる水準だと、自分自身が思うように、多くのマーケット参加者も同じように考えていると思って良いと思います。
ですから、買えないでスクエア(ノーポジ)かあるいは買えないので売りから入っているマーケット参加者が多く、また売れないでスクエアかあるいは売れないので買いから入っているマーケット参加者も多いと見ておくべきです。
ですから、こうした買えないと思う相場はあえて買っていく、売れないと思う相場はあえて売っていくことも必要です。
もちろん、絶対にそれがあたるという保証はありません。
しかし、皆が買えない売れないと逡巡する水準には、買えないゆえのショートポジション、売れないゆえのロングポジションが溜まりやすいと言えます。
だからこそ、相場が高止まりしたり、底値に張りついたりすることが起きます。
そうなった時は、マーケットに存在するポジションを崩す動きに加わり、相場が高止まっているなら買い、底値に張りついているなら売って仕掛けることも、トレードの幅を広げる上で経験してみることも大切だと思われます。
何事も、楽しんでやることが良いと思っています。
今、力を入れている、海外投機筋対策にしても、経験はあまりないが個人FXの集団としては世界で断トツに大きいという本邦個人投資家層をどう強くし、みんなが儲かって利益実感を持ち、さらにやる気が出て強くなるには、どうしたらいいのかを考えることは、実に楽しいことです。
そのためには、マーケットにはどういう連中がいて、どうやって本邦個人投資家層から利益をむしり取ろうかと、虎視眈々と狙っているかを、みんなに知らせ、それじゃあどうやってそれに対抗するかを、みんなで考えていくということ自体、荒唐無稽なことのように思われるかもしれませんが、実は、実際に本邦個人投資家層は、既に行動し、対抗しています。
たとえば、どういうことかと言いますと、シンガポールスタイルとも言える売りからしか入ってこないシンガポール勢やなにかと言えばロンドン・ホラー劇場で脅しにかかるロンドン勢に対して、ツイッターで警告を発すると、あきらかに前とは違って本邦個人投資家層は狼狽しなくなっており、そのために、むしろシンガポール勢、ロンドン勢が、売ったわ良いけれど、狼狽売りが出ないために利食えず、そしてロンドンオープン前のシンガポール勢や、ニューヨークオープン前のロンドン勢のように、仕方なくポジション調整で高いところで買い戻して自爆しています。
自爆:自分の持ち値より悪い値で損切り的に手仕舞うことを言います。
今のところ、本邦個人投資層の変化を海外投機筋が気づいているのかまではわかりませんが、プロのトレーダーである以上、特にロンドンは何か変だとは勘づいてはきているとは思います。
いずれにしても、日中トレードについては、個人的には、本邦個人投資家層は大きく変化していると思っています。
問題は、週間ベースのことが課題として残ります。
特に、経済指標の発表です。
最近のパターンは、月曜~木曜発表の指標には、海外投機筋は素直に売り、しかし、金曜発表の指標には、良くても悪くても買いで反応しています。
これは、結局、1週間の中で、経済指標をネタに売って攻めてきていても、週末には週末リスクがあるので、金曜はポジション調整したいので、良くても悪くても買戻しということをやっているのだと思います。
週末リスク:週末に事件の発生や要人発言があって、前週金曜と翌週月曜の相場が一変するリスク
もちろん、週の中で発表された経済指標が良ければ買いでは反応していますが、悪いとなると何倍も激しく攻撃してきます。
そう言っても、経済指標とは重要なものではないですかというご質問もあるかと思いますが、実戦では単なる売るエクスキューズ(言い訳)としか思われていなくて、その証拠に金曜は良くても悪くても買いというご都合主義になっています。
本当かなと思われるなら、4月7日以降の金曜の日足が、ほとんど陽線になっていることでもわかります。
ですから、申し上げたいことは、週間ベースでも狼狽しないことです。
そうすれば、さらに強くなれます。
こうやって、いろいろ作戦を練っていくのは楽しいことだと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は15日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる可能性があります。
ポジションがパンパンになるという言い方を、トレーダー間でよく使います。
パンパンになるということは、膨らみきった風船のようなもので、破裂してしまう寸前の状況です。
たとえば、ショートポジションがパンパンになって破裂すると、ショートの買戻しが集中します。
一方、ロングポジションがパンパンになって破裂すると、ロングの投げが集中します。
したがって、マーケットの大勢と同じポジションを持っていると、ショートの買戻しあるいはロングの投げに巻き込まれて、思わぬ損失を被ることになります。
これを回避するためには、まずは、今のマーケットのポジションが、ショートあるいはロングのどちらに偏っているかを読むことが必要になります。
たとえば、しつこく売っているわりには下がらなければ、マーケットポジションはショート、またどうにか上げようとしても、すぐに下げてしまうようであれば、マーケットのポジションはロングになっていると言えます。
逆に、上値が重くて戻りが限られていればマーケットのポジションはロング、あるいは水準があまり変わらなくても買いが引かない状況であればマーケットのポジションはショートになっていると言えます。
ポジションがほどほどにしか偏っていないと判断が難しいですが、ポジションがパンパンであれば、マーケットのポジションは読みやすいと言えます。
こうした値動きからポジションを読むことは、一見難しそうですが、いろいろな経験を積み重ねていけば、わかってくるものだと思いますので、いろいろなトレードを経験されることだと思います。
□□ 今週の注目点 --------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、ジリ高か
2.EUR/USD、下落途中
3.GBP/USD、下落途中
4.クロス円、概ね横ばい
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【1.ドル/円、ジリ高か】の要点
・ 海外投機筋は依然としてショート、国内勢のドル買い需要変わらず
・ 海外投機筋は、週末リスクを恐れてか、金曜買戻しを繰り返している
・ 当面、徐々に 138.00 を目指すか
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相場のいろいろな材料とは、ジグソーパズルのピースのようなものだと考えています。
ですので、最初のうち、どれが他のどれと、どうくっつくのか、皆目見当がつきません。
しかし、個々の関連はわからなくても、とりあえず記憶するなり書き留めておくことが大切です。
そして、個々に気掛かりだった材料が頭の中でグルグル回り出し、ある時パチンパチンとピースが一斉にはまっていって、相場の全容が見えてくることがあります。
いっぺんに開けた視界を目にして、「ああ、そうだったのか」と、個々の材料の関連性がわかるようになります。
こうなると、相場の進む方向もクリアになり、儲けやすくなります。
一気に相場が見えてくるというのは、インスピレーション(ひらめき)だと思います。
しかし、そのインスピレーションを持つに至るには、労を惜しまず地道にいろいろな材料を収集し、頭に入れておくことが必要です。
そうした材料の蓄積が、ある時一気に合体し、先が見えてくるものだと考えています。
つまり、インスピレーションを持つためには、地道な努力が欠かせません。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
戸隠そば 呉服町店
住所:静岡県静岡市葵区呉服町二丁目1-1 札の辻ビル1F
電話:054-273-3815
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
私のお気に入りの静岡のおそば屋さんです。
本店も良く行きますが、呉服町店は静岡市で一番の繁華街にあって、足の便も良く、またお店も新しく好きです。
頼むものは、商標登録になっている磯おろしの中でも、お決まりの小海老の天ぷらがいくつも乗った天磯おろしです。
もう少し詳しく描写しますと、つゆがこぼれない程度に平たいお皿にお蕎麦を広げつゆをかけ、海苔と絹さやをちらし、小海老の天ぷらをいくつも配して、大根おろしにすった生姜を乗せたものです。
そして、これでもかと刻みネギを乗せて、混ぜて頂きます。
いつ食べても、美味しい!
静岡は、意外とそば処で、美味しいお店が多いです。
一説には、江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜が、大政奉還して静岡に移った時、千人の旗本も静岡に移り住んだそうです。
そうしたそばにうるさい江戸の人たちが、静岡のそばの味を鍛えたとも云われています。
確かに、高校の同級生にも、旗本の末裔がいたのが、懐かしい思い出です。
彼の食事の所作がきれいで、さすがは旗本と思ったものでした。
ニューヨークダウは、米消費者の景況感悪化が重荷となり、前日比8.89ドル安の33,300.62ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.051%上げて3.448%で引けました。
原油価格は、小動きに終始し、前日比0.78ドル安の70.09ドルで引けました。
金価格は、動意薄で、前日比4.3ドル安の2016.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、昨日に引き続き、先週の東京三連休中に137円台から133円台まで売り下げた大手海外投機筋の買い戻しが出たもようで、134.90近辺までジリ高となりました。その後、ロンドン・ホラー劇場(※)が試みられ、134.63近辺まで下げたものの下げきれず、ニューヨークオープン後、135.04近辺まで上げました。いったん、134.72近辺まで下げた後、ミシガン大学消費者信頼感指数は予想を下回る結果となったものの、ポジション調整の買いはむしろ強まり、135.75近辺まで上昇しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0897近辺から1.0849近辺まで下げました。
EUR/JPYは、146.67近辺から147.36近辺まで上昇しました。
負けてから、あれ?この相場、去年も同じようにやられたことがあるのではと調べてみると、やはり同じようなことをして負けていることに気づくことがあります。
特に、コテンパンにやられた後に、去年と同じやり方でやられたことに気づくと、悔しさもひとしおです。
そんな時に、二度と同じことはやるまいと誓うものですが、誓っただけでは忘れてしまいます。
やはり、記録に残し、例年この時期には、どういったことが起きているのか、その時期になる前に、しっかり読み返しておくことだと思います。
記録を繰り返して読むことで身につき、自然にこれから来る時期に対しては、何を気をつけておくべきか、そして対応策は何かを事前に知っておくことができるようになります。
ただし、注意しておかなければならないことは、年間のスケジュールが判で押したように、必ずは同じようには来ないこともあるということです。
特に、今迄なら、欧米勢の年間スケジュールにかなり影響を受けていました。
しかし、今後、BRICsのように、どこが台頭し、どのように影響力を及ぼすのか、その点には注意しておく必要があります。
05/12(金)放送の日経CNBC「FX経済研究所」に出演しました。
今回の研究レポートは【収益向上のふたつの秘訣】です。番組は、YouTubeで配信されています。
過去の番組は公式サイトからご覧になれます。水上紀行は通常毎週金曜日の出演です。HiroseTusyo Official 【公式】ヒロセ通商(LION FX)動画チャンネル
今日もまた、東京オープン前から、シンガポール勢が売り、オープン後、134.41まで下げましたが、そこから実需のドル買いが強まり、それに対して、シンガポール勢は上げを止めようと売り上がり、134.60近辺で仲値が決まりました。
仲値決め後、シンガポール勢の売りが強まり、134.49まで下げましたが、シンガポール勢が売り過ぎとなり、134.69まで反発しました。
買戻し一巡後、134.52まで下げました。
しかし、ロンドンオープン前後から、昨日に引き続き、先週の東京三連休中に137円台から133円まで売り下げた大手海外投機筋の買い戻しが出たもようで、134.90までジリ高となりました。
高値圏だと思うのにすぐ下がらない、むしろジリ高とか、底値圏だと思うのにすぐ反発しない、むしろジリ安といったことがあると思います。
この原因は、高値圏であれば売るにはいいところだと売ってしまう、底値圏なら買うにはいいところだと思って買ってしまうためです。
なにも、自分ひとりがそう思っても、相場には影響はないだろうと思われるかもしれません。
しかし、実は多くのマーケット参加者が同じように思い、同じようなポジションを持とうとすると考えてまず間違いありません。
そのために、高値圏にいるとマーケットポジションはショートに偏り、底値圏にいるとマーケットポジションがロングに偏ります。
そのため、高値圏なのに下がらず、底値圏なのに上がらないということが起きます。
ではいったいどうしたら、相場が高値圏から下がり、あるいは安値圏から上がるのかといえば、高値圏にいれば相場はもっと上がると見てロングができるか、また底値圏にいれば相場はもっと下がるとみてショートにならなくてはなりません。
そういう意味では、値ごろ感での売りあるいは買いというのは、そうはならないということになります。
しかし、それでは、高値圏でもっと上がると、あるいは底値圏ではもっと下がると、簡単には確信できるかと言えばできないため、どうしても値ごろ感からの逆張りになってしまいがちです。
この八方ふさがりから抜け出すために何が必要かといえば、それは時間です。
マーケットの大勢が、時間を掛けて、今までの相場観から新たな相場観を持つようになることが必要です。
たとえば、マーケットの大勢が高値圏に目が慣れ、高いと思わなくなって初めて、ポジションをロングに傾け、下がる条件が出来てきます。
ですから、上がったばかりで、値ごろ感から売ってもだめだということです。
裏返せば、マーケットが底値圏に目が慣れ、安いと思わなくなって初めて。ポジションをショートに傾け、上がる条件が出来てきます。
従って、下がったばかりで、値ごろ感から買ってもだめだということです。
もちろん、相場状況というものがあり、マーケットが上げだ下げだと相場感が偏ることもポジションの偏りに影響します。
しかし、それ以前の問題として、今申し上げたような、言ってみれば、人心の一新が必要だということです。
その結果、相場というのは、相場感が混とんとするレンジ相場が70%、方向感がクリアになるトレンド相場が30%ということになるわけです。
つまり、相場とは、マーケットの大勢が、どこに着目し、どう考えているかという、マーケットセンチメント(市場心理)によって形作られていると言えます。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
おはようございます。
昨日から、先週の日本の三連休の時にドル/円を137円台から133円台まで叩き落とした大手海外投機筋が買戻しに、ロンドン、ニューヨークと入っているもようです。
しかし、まだ買戻し切れてはいないものと見ており、今日のアジアタイムあるいは海外タイムに買ってくる可能性はあると見ています。
しかも、昨日買い戻したということは、代わりに売りを抱え込んだマーケット参加者もいるものと思われ、いずれにしても、上昇リスクはあると見ています。
しかし、それとは別にシンガポール勢は今日も、7時になると売ってくるでしょうし、実需筋も早ければ7時台半ばから買ってくるものと見ています。
尚、今日は、FX経済研究所出演日ですので、準備のため、本数がいつもより少なくなる可能性はありますので、何卒ご了承ください。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
先週の日本の連休中に大きくドル/円を売り下げた大手海外投機筋が、昨日のロンドン、ニューヨークで買い戻していたもようですが、今日も出る可能性がありますので、注意が必要です。
ニューヨークダウは、米地銀の経営不安やディズニー株大幅下落を受けて下げ、前日比221.29ドル安の33,310.04ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.048%下げて3.388%で引けました。
原油価格は、米株安を受けて売られ、前日比1.11ドル安の71.45ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが軟調だったことを受けて売られ、前日比16.9ドル安の2020.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、いったん134.16近辺まで押したものの、先週の東京三連休の時に137円台から133円まで、売り下げた大手海外投機筋の買い戻しが出たもようで、134.84近辺まで一本調子で上がりました。しかし、買い戻しが一巡した下落過程で、マーケットは買い下がったもようでロングになった上、ロンドン・ホラー劇場も出たようで、下げ止まらないまま、134.09近辺をつけました。ニューヨークオープン後、さらに134.03近辺まで下げましたが、銀行支援絡みのFDIC(米連邦預金保険公社)が、預金保険基金について発表すると、一時134.62近辺まで急騰しました。しかし、その後発表された米生産者物価指数は予想より低く、133.75近辺まで売られました。ところが、安いところで、静かに買っていた勢力がいたため、マーケットはショートになり反発し、135.54近辺まで一本調子に反発しました。その後高値圏にいましたが、未だにショートが残っていたもようで、さらに135.58近辺まで上昇しました。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0900~1.0948近辺で横ばいでした。
EUR/JPYは、146.13近辺まで急落後、146.92近辺に反発しました。
スペックと言えば、一般にspecificationの略で、工業製品に期待される性能のことです。
しかし、為替の世界では、別の意味でスペックという言葉を良く使われます。
為替のスペックとは、speculatorの略で、投機筋のことを言います。
スペックは、値ざやを抜くことを狙って、アクティブな売り買いをすることが多く、そのため、市場に流動性を供給するという、良い面もあります。
しかし、「相場とは人の嫌がる方向に行くもの」と言われますが、まさにスペックはその担い手であり、他のプレーヤーのロスカットを狙って、買い上げたり、売り下げたりします。
その意味からは、マーケットの嫌われ者でもありますが、マーケットには必要な存在だとも思います。
現在、世界的に、為替に携わる人口は増えていますが、そうして増えてきたのが、個人投資家を中心としたスペックだと思います。
そして、世界のFX(為替証拠金取引)人口の約6割強が日本にいると言われており、日本国内のスペックもやり様によっては、市場を支配できるのではないかと考えています。
「スルー・ザ・フィギャー(Through the figure)」とは、経済指標のような数字(figure)の発表を通してということですが、意味するところは、経済指標だけでなくFOMCのような重要イベントも含めてそれらの発表時間を跨いで、ポジションを持つということです。
もしがすると、こうした指標発表やイベントを跨いでポジションを張ることが、「相場を張る」という意味だと誤解している方が多いと思います。
しかし、プロはスルー・ザ・フィギャーは、ほとんどポジションを張りません。
なぜなら、あまりにも、丁半博打だからです。
こんなに、不確実性の高いものに、ポジションは張れません。
では、どんな時にポジションを張るのかと言えば、普通のマーケットの時、あるいは、指標・イベントに関わっても、発表されて方向性が決まってから、状況次第で張るといった感じです。
そういう私も新米の時、指標発表・イベントを跨いで、ポジションを張っていました。
しかし、ある指標発表の時、当時ロンドンにいましたが、担当のブローカー(インターバンクの仲介業者)から、お前のオーダーはスルー・ザ・フィギャーでいいのかと聞かれて、なんでそんなことを聞くんだろうと思いましたが、後々、スルー・ザ・フィギャーで張って痛い目に遭って、やっと意味するところが分かったというのは正直なところです。
確かに、指標発表・イベントで一攫千金は狙いたい、しかしそれと背中合わせに取り返しのつかないような損失を被るリスクもあることを、十分覚悟の上で、こうした時にポジションを張るか張らないかを決めなくてはなりません。
それに比べて、普通のマーケットは、マーケットの心理を読み、マーケットのポジションの偏りを読めれば、もっと確率高く儲けることができます。
青い鳥は、思っている以上に身近にいるものです。
ロンドン・ホラー劇場とは、特にニュースもなく、また特に経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛けられる場合が多いです。
最近、注意喚起が功を奏してか、かなり被害は減っては来ています。
むしろ、ロンドン勢が思うように相場を下げられず、自爆的に買い戻す場面が増えています。
しかし、油断は禁物です。
おはようございます。
予想より低かった昨日の米CPI、そして今日はPPIの発表が控えているということは、基本的に売りからしか入らないシンガポール勢に加えて、本邦勢も弱気になり積極的に売るものと見ています。
そして、今日も淡々と出る実需の買いは売り筋によってたたき潰されるのではないかと思います。
しかし、右も左も総出で売れば、売り過ぎになるものと思われ、結構大きめの反発局面もあると思います。
いずれにせよ、かなり荒っぽい相場になるものと思われ、相場の流れに乗ったトレードを軽めにやることではないかと思います。
シンガポール勢は、7時から、実需の買いは7時半頃から、そして本邦勢の売りも7時台ぐらいから出るのではないかと見ています。
冷静さを失わないことが大事です。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
今日は、冷静に流れに乗ったトレードに徹することが大事だと思います。
ニューヨークダウは、米消費者物価指数はほぼ予想通りで、前日比30.48ドル安の33,531.33ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.091%下げて3.431%で引けました。
原油価格は、米株動意乏しく、前日比0.93ドル安の72.78ドルで引けました。
金価格は、小幅な動きとなり、前日比5.4ドル安の2037.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドン勢は、ロンドンオープン前後から買い上げ、135.47近辺まで上昇しました。その後は、一転してロンドン・ホラー劇場(※)となり、135.12近辺まで急落しました。しかし、ニューヨークオープン前、ショートの買い戻しとなり、135.41近辺をつけました。ニューヨークオープン後発表された予想より低い米消費者物価指数に、134.29近辺まで急落しました。安値圏でのもみ合い後、さらに下値は試され、一時134.12近辺をつけました。その後は、反発気味となりました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0942近辺から一時1.1007近辺まで上昇後、1.0962近辺までいったん下げ、そして1.0984近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、148.19近辺から147.04近辺まで急落後、147.57近辺まで反発しました。
トレードをする上で、「待つ」という場面は結構あります。
また、待つべき時に、我慢が出来ないで相場に飛び込み、痛い目に遭うことも良くあります。
今が、待つべき時かどうかの判断は、自分自身がその時点ではっきりとした相場観を持っているかどうかによります。
つまり、自分自身がはっきりした方向感を持っていないのに、単に儲け損なうことを恐れて、衝動的にポジションを持ってしまったことが、裏目に出ることは決して少なくはありません。
「待つ」ということは、決して簡単にはできないことです。
しかし、そこで待てるかどうかで、結果が大きく変わりますので、待つべき時と判断したら、相場にエントリーしたくなるいろいろな誘惑を断固として振り払う心構えが必要です。
誘惑を振り払うのに有効な方法は、相場を見ないことです。
今回、相場に乗れなくてもいいと割り切ることが大切です。
そう割り切れると、逆にチャンスが訪れるものです。
人には、ナショナリティー(Nationality、国籍)があり、日本人なら自分が日本人だと認識しているのが普通です。
日本の場合、四方を海に囲まれ自然の要害に守られているため、あえて日本人だと意識しなくても日本人でいられます。
これが、たとえば、アメリカのような他民族国家になると、意識的に繰り返し繰り返し、お前はアメリカ人なんだよということを確認しています。
たとえば、何かにつけてアメリカ国歌を胸に手を当てて斉唱し、また従軍兵士のいる家のドアには黄色いリボンが必ずついていて、機会を捉えて自分がアメリカ人だということを認識させる環境があります。
ですから、日本人は自分が日本人だと意識するのは、アメリカ人よりかなり希薄です。
しかも、敗戦によって、さらにナショナリティーを意識するのはある意味タブーになっています。
しかし、FXという、直接海外と対峙するまさに最前線にいると、自分が日本人であること、さらに日本人が食い物にされていることを、いやが上にも意識させられるわけです。
しかも、海外の論理で日本はあるいは円はどうあるべきだと言われても、それは内政干渉でしょうと言いたくなります。
日本のこと、円のことは、自分たちで考えますと言わずにはいられません。
そこを、自分たちのやられを日本のせいにした逆恨みして、ドル/円をおもちゃにすることなど言語道断です。
この海外勢の強引さを跳ね返すためにできることは、自分達が強くなることだけです。
日本の個人投資家は、マザーカレンシー(母国通貨)円の円魔(エンマ、円の魔物、円の守護神)であることを意識する必要があります。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
最近、「ロンドン・ホラー劇場」(※)に対する警戒が定着化し、マーケットがホラー劇場に狼狽して投げなくなったため、仕掛けた方のロンドン勢自身が自爆する(やられる)ケースが増えています。
シンガポール勢の売り仕掛けも、全く同じでことで、狼狽しない、買い下がらない、逆に下げの流れに乗って売れば、ロンドン・ホラー劇場と同じように攻略することができます。
どのタイミングで、シンガポール勢が売ってくるのかよく観察し、攻めることが大事です。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
おはようございます。
昨日の仲値が決まってからの急落は、私たちに大きな教訓を与えてくれたと思います。
急落の原因は、仲値決め後の下落過程でマーケットが買い下がったためです。
そのため、マーケットポジションがロングになり、それを売ることに関してはエキスパートのシンガポール勢は見逃さず、徹底的に売り込んで、ロングを投げさせた相場でした。
日中の値幅が大きくなった今の相場は、戻り売り押し目買いという日本の伝統手法とも言える逆張り方式は命取りになります。
相場が上がるなら買い、下がるなら売り、そして利が乗ればさっさと利食い勝ち逃げすることが大変大事です。
その点、十分ご理解頂いた上で、実戦で生かしてください。
本日も、7時になればシンガポールは売り、7時半頃から実需が買い始めます。
そして、今日は、5・10日です。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
本日は10日で、5・10日(ゴトウビ)にあたり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる傾向があります。
ニューヨークダウは、翌日に米消費者物価指数発表を控え様子見気分強く、前日比56.55ドル安の33,562.14ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.003%上げて3.522%で引けました。
原油価格は、値ごろ感から買いが入り、前日比0.34ドル高の73.50ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが強含みだったのに連れ、前日比8.7ドル高の2041.9ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ロンドン・ホラー劇場(※)となり、強引に134.73近辺まで下げました。しかし、狼狽売りは出ず、ジリ高に転じ135.10近辺をつけました。そして、再びロンドン・ホラー劇場となり、134.77近辺まで下げましたが、下げきれずジリ高に転じ、上げはニューヨークオープン後も続き、135.35近辺をつけました。その後、いったん134.96近辺まで下げた後は、マーケットはショートのようで、再びジリ高となりました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.0941近辺まで下落後、1.972近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、147.89近辺から148.32近辺まで上昇しました。
ロングメイクは、ロングポジションを持つことであり、ショートメイクはショートポジションを持つことです。
そして、ロングポジション、あるいはショートポジションを手仕舞って、何も持っていないことをスクエアということもご存じのことと思います。
これらは、相場用語としては、基本中の基本です。
相場での行為は、ロングメイクするか、ショートメイクするか、あるいはスクエアにするかのどれかになります。
ロングメイクあるいはショートメイクにすることは、ポジションを持ってこそ収益機会が出てきますので、だれもがよく理解されていることと思います。
しかし、スクエアの状態については、単にポジションを持っていないというご理解で終わっているかもしれませんが、実は、大変重要なことです。
ロングメイクあるいはショートメイクをして儲かったら、その利益確定を行う必要があり、その結果スクエアになります。
ロングメイクあるいはショートメイクをして損失が出たら、損失の拡大を抑えるため損切を行う必要があり、その結果スクエアになります。
スクエアからロングかショートになり、再びスクエアに戻るというのが、トレーディングの流れです。
つまり、スクエアという静がないと、ポジションメイクとポジションクローズという動はないわけで、逆に言えば、スクエアの状態をうまく取り扱わないと、ポジションメイクもうまくいかず、その結果、損切りという形でのポジションクローズになってしまいます。
従い、スクエアという期間は大事にしなければならないわけです。
具体的には、スクエアからポジションメイクを急がないことや、スクエアで休めるあるいは待てる勇気を持つことです。
「トレーダー殺すにゃ刃物はいらぬ、動かぬ相場があればいい」
これは、私が作った相場川柳です。
つまり、トレーダーは、相場が動いてくれないと干上がってしまいます。
そういう意味では、リスクに対して過度に神経質にならず、「リスクはチャンス」と捉え、積極果敢に相場を攻めることが必要です。
そのためには、相場の構造を知ることが大切です。
相場には、トレンド相場とレンジ相場があることは、よくご存じのことと思います。
確認の意味で申し上げますと、トレンド相場とは、上下動をしながらも、一方向に進む相場です。
それに対して、レンジ相場は、方向感がなく、往ったり来たりの相場です。
これらの違いがどこから来るかといえば、相場自体にフロー(資金の流れ)があるかないかによります。
トレンド相場では、一方向のフローがあるために、方向性を持って動き、このフローを作るのが、大口投資家、大手の投機筋や実需です。
一方、レンジ相場では、大口投資家などが動かないためフローが形成されない中、売ったら利食いか損切りのために買い戻さなければならない、あるいは買ったら利食いか損切りのために売り戻さなければならない宿命を持つ投機筋ばかりの相場になるため、往ったり来たりを繰り返すことになります。
大口投資家が動く時期というものがあります。
新年度に入って、1カ月ぐらい掛けて方針を決めてから動きだす時期は、2月であったり、5月であったり、あるいは9月から10月に掛けてだったり、要は限られた時期です。
つまり、フローが発生し、相場が一方向に行くのは、年間でも限られているということです。
ですので、大体のところ、年間でトレンド相場が3割、残り7割がレンジ相場といった割合になっており、トレンド相場は期間は短いものの動く値幅が大きく、一方レンジ相場は期間的には長いが値幅は狭いということになります。
ただし、レンジ相場には、3段階あり、それぞれに特徴があることを理解する必要があります。
まず、トレンド相場からレンジ相場に移行した後の、大きく上下動する乱高下の第1段階があります。
乱高下の時期は、折角、トレンド相場で稼いだ利益を、激しい上下動によって振り回されて減らしたり、なくしたりする大変危険な時期です。
ですので、乱高下を始めたら、トレンド相場の頃から持っていたポジションは即刻手仕舞うことです。
第2段階の安定期は、いわゆる典型的なレンジ相場で、ある一定の値幅の中を、上下しますので逆張りが機能します。
そして、第3段階が収束期で、収束期になると値幅が極端に狭くなり、動かなくなります。
ただし、この時期は非常に重要でありまた危険でもあります。
なぜなら、第3段階の収束期は、レンジ相場からトレンド相場への転換が近いことを示します。
ですので、この時期は逆張りが大変危険です。
もし、逆張りをしていて、不利な方向に向けたトレンド相場が開始したら、取り返しのつかないような損失を被ることになるからです。
このように、相場の構造が前もって理解しておくと、相場の局面局面での力の入れ具合が分かってきますので大変重要です。
今のドル/円は、単に高止まり状態(高値圏で横ばい)で、強いわけでも弱いわけでもありません。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
シンガポールが、しつこく売ってきています。
今日は、ラジオ出演がありますので、やや長めにお話しします。
8時前後になると、シンガポール勢の売りの攻勢が強まる傾向があります。
8時15分ぐらいから、実需のドル買いが強まりがちです。
実需の買いが、9時まで結構積極的に続くと、9時の大手自動車メーカーの売りに乗じた9時前後のシンガポール勢の売りの攻勢がきつくなり、強く押し下げてくることがありますので、警戒が必要です。
一方、実需買いが8時台からではなく、9時台から積極的になると、もちろん絶対ではありませんが、9時54分の仲値決めまでの上げが一本調子になる傾向があります。
状況状況で、臨機応変に対応することが大事です。
本日は、朝8時5分ぐらいから20分ぐらいの間、ラジオ日経の「おはようマーケット」に出演します。
お楽しみに!
ドル/円の日足で上は5日・10日移動平均線、下は25日・120日移動平均線に挟まれて動きづらかったのが、5日移動平均線を上抜いて寄り付いてきており、また10日移動平均線も上向きであまり強いレジスタンスではないため、上げやすくなってきていると見ています。
今日も、7時台からシンガポールが売り、7時半頃から実需のドル買いが出るものと見ています。
繰り返しますが、押し目買い、戻り売りは危険です。
流れに乗って、上げなら買い、下げなら売りで行くことが良いと思います。
そして、さっさと利食うことです。
【今朝のラジオ出演】
本日は、朝8時5分ぐらいから20分ぐらいの間、ラジオ日経の「おはようマーケット」に出演します。お楽しみに!
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
しかし、基本的には、買いっ放しの実需のドル買いに分があると見ています。
ニューヨークダウは、米銀行の融資厳格化が重荷となり、前週末比55.83ドル安の33,618.55ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.050%上げて3.496%で引けました。
原油価格は、小反発し、前週末比1.46ドル高の72.80ドルで引けました。
金価格は、小反発し、前週末比3.3ドル高の2028.1ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、バンクホリデーのはずのロンドンオープンの時間が過ぎて134.65近辺まで下げました。しかし、その後上げに転じ、135.09近辺をつけました。その後は、横ばいとなりましたが、マーケットはショートだったようで、ニューヨークオープン前後に135.22近辺まで上げました。ニューヨークオープン後、改めて売りで延々と攻められ、134.66近辺まで下げましたが、その後買い戻しに転じ、135.17近辺をつけました。
EUR/USDは、1.1044近辺から1.1001近辺まで下げました。
EUR/JPYは、149.20近辺から148.46近辺まで下げた後、148.77近辺まで反発しました。
相場が大好きで、四六時中マーケットに没入する時期があっても良いと思っています。
それは、短期間にいろいろな経験をすることで、上達が早まると思うからです。
また、痛い目にも遭うことで、やって良いこと、悪いことを学習することもできます。
しかし、そういう時期も、初級者の最終段階あるいは中級者の初期段階までには卒業することだと思います。
遅くとも中級者の中期段階以上では、相場が戦うべき時なのか、あるいは戦わずに体力を温存すべき時なのかを、見分けられるようになることが大切です。
相場に常にインボルブ(絡む)する必要はないと思います。
相場の方向性がはっきりしている時や、自分が得意とする相場の時だけに関与するということが大事です。
一方、相場の方向性がはっきりしない時や、自分が不得意とする相場の時は、わざわざ損失を出すことはありませんので、体力温存のため、「休むこと」が大切です。
こうした戦う時と、休む時とのメリハリをつけることが、トレーディングには大変重要なことだと思います。
往年の相場師、是川銀蔵氏の「相場の心得、その1」は、「よく寝ること」です。
休むことの大切さを、よく教えてくれている言葉だと思います。
今、米金利の上昇局面にあると、マネーディーラーにはつらいところです。
マネーディーラーとは、金利のディーラーで、どうやって儲けているかと言えば、ドルの明日、明後日の1日間資金を借り入れて、1年とか長い期間で貸し出すというもので、長出し短取り(ながだし・みじかとり)(長い期間で貸し出して、短い期間で借り入れる)という手法です。
金利の下落期には、長い期間の金利の低下が遅く、短い期間の金利は急激に下がるため、金利差が広がり大儲けとなります。
当時、私のいた銀行の金利チームの収益のスケールは、為替チーム以上のものがありました。
しかし、逆に金利の上昇期になると、長い期間の金利の上昇が遅いのに対して、短い期間の金利の上昇が早くなり、ヘタをすると逆ザヤになり、ボディーブローのように損失が毎日毎日出てくることになります。
昨年3月からの米金利上昇期のようなことは、これまでも何度もありましたが、そうしたある時の局面で、金利チームから我が為替チームのボスに相談あり、ボスはとんでもないアイデアを出したのでした。
それは、為替で高金利通貨買い低金利通貨売りを飛んでもない金額でやるということでした。
そして、私に命ぜられたのは、金利差のあるメジャー通貨の選別で、結果として、GBPとCHF(スイスフラン)が選ばれました。
そして、スポット(2日後受け渡しの為替)で金額にして5億ポンドのポンド買いスイスフラン売りをして、普通であればそれをスワップで転がすわけですが、スワップでは転がさず、高金利のポンドをマーケットに3カ月間貸して、低金利のスイスフランをマーケットから3カ月間借りました。
これによって、通貨は違いますが、大きな金利差を得ることになりました。
それじゃあ、通貨の違いによる為替変動リスクはどうするかといえば、為替のチームの各ディーラーにポジションが分配され、スポットから3カ月物スワップを差し引いた理論上の持ち値を目標に、3カ月間ポジションを持ちました。
そして、結果的に、3カ月後、ほぼ全員が理論上の持ち値の近くでポジションがクローズすることができ、為替損益はほぼチャラで、金利差はそっくり金利チームに進呈してというわけです。
しかし、本当に私のボスの胆力には、その時、本当に敬服しました。
ロンドン・ホラー劇場には、十分警戒が必要です。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
まだ、マーケットはロング気味のようです。
今日は、月曜の東京オープン前後に、ビッグプレーヤーが大きく手仕舞いをすることが過去にもあったことから、8時台の強い買いに、その可能性を見ましたが、結局は、実需が連休中溜まったドル不足をまとめて買ったためだったようです。
9時台の下げがきつくなったのは、マーケットが買い下がってロングになったためだと思います。
今の相場は、値動きが大きくなっており、押し目買い戻り売りといった逆張りは向きません。
流れに乗ったトレード、つまり上がっていれば買い、下がっていれば売りといったトレードを心がけることが大事です。
それと、137円台から相場をぶち落としたビッグプレーヤーは、依然としてショートをキープしているもようです。
本日は、これで失礼致します。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ロンドンは、チャールズ国王戴冠式のため休場(バンクホリデー)ですが、たぶん出てくるものと思われます。
「落下しているナイフを掴むな」という意味ですが、買い下がりの怖さを表した格言です。
相場が今までの水準から下げると、安易に買いを入れることがあると思います。
しかし、下がるには下がるなりの理由があるにも関わらず、そのことには気を留めず、単に値頃感から買い下がることは大変危険です。
相場が途中から上昇に転ずれば良いですが、そのまま下落を続けると、一時的には安い持ち値でできたと喜んだロングだったのに、下げが止まらなくなると、とんでもなくしこったポジションになり、身動きがとれなくなります。
この点で、買い下がりは、まさに落下しているナイフを掴むようなもので、血だらけになりかねません。
急落した相場が、本格的な反発に転ずるにはそれなりの時間がかかります。
底を打ったのを確認した上で、追撃的に買っていくことが、やはり安全だと思われます。
尚、買い下がりの逆である売り上がりについても、相場が上昇してきたからと言って、安易に売り上がることは大変危険です。
相場が上がるには上がるだけの理由がありますので、それがなんであるかを、まずは突き止めることが大事です。
□□ 今週の注目点 ---------------------------
特に今回触れておきたい点は、以下となります。
1.ドル/円、兵糧攻め
2.EUR/USD、上げは限界的か
3.GBP/USD、強いが
4.クロス円、ほぼ上昇傾向
----------------------------------------------
【1.ドル/円、兵糧攻め】の要点
・連休中売り仕掛けした海外投機筋は、まだショートを抱えて我慢している
・連休明け、ドル不足のドル買い、個人マネーのドル運用のためのドル買いは戻ってくる
・海外投機筋を、被害を受けないように遠巻きにして相手にしないのが、たぶん一番効果的
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この二人は、私の世界観、人生観に大きな影響を与えた恩人です。ヘレンは、私のロンドンでの英語のプライベートレッスンの先生。ナディアは、ニューヨークでの家の大家さんです。
ヘレンとの出会いは、ロンドンで初めて海外勤務になった直後、たどたどしい英語を使っていたところ、スーパーのレジの女の子に、"I don't understand you."(あんたが、言ってること、わからないわ。)と言われた屈辱感から、一念発起して、英語のプライベートレッスンをうけようと決心して、出会った先生でした。
何度かレッスンを受けるうちに、お互いのバックグラウンドを話すようになってわかったことは、彼女はイギリス人ではないことでした。もちろん、彼女は、普通のイギリス人以上にきれいな英語を話しますが、彼女は、ユダヤ系のオーストラリア人でした。さらに、聞いていくと、彼女のご両親は、あの悪名高きアウシュビッツ強制収容所の生存者で、第2次世界大戦後、オーストラリアに移住して、そこで彼女が生まれたということでした。
ご両親は、ゼロからオーストラリアで事業を始め、一財を成した後、二人ともほとんど間をおかずに亡くなったそうです。彼女は、実にざっくばらんで気丈な人ですが、この話になると、涙が止まりませんでした。
彼女のマザーラングエッジ(もともと、生まれたときの初めての言語)は、イーディッシュという、中部ヨーロッパのユダヤ人が使っている言語で、原始ドイツ語に近い言語だそうです。たまたま私が聴いた限りでは、全くドイツ語にしか聞こえませんでしたが、文字は、右から左に書くヘブライ文字でした。
彼女は、オーストラリアの大学を出たあと、インドでの長期滞在を経て、イギリスに渡り、今の旦那さんである、ウェールズ人の仏教画家と出会ったそうです。彼女は、今、オックスフォード大学で、イーディッシュを教えています。
ナディアは、私がニューヨーク勤務の時に借りたコネチカット州グリニッジの家の大家さんです。
この人がまた、すごい人生で、彼女は、ウクライナ人(彼女に言わせると、ロシアとウクライナは隣り合せの国とはいえ、ロシア人とウクライナ人は、全く違うと、強く主張していました。)で、娘時代のある日、ドイツ兵が現れて、家族一同、収容され、何日も貨車に揺られて、護送されたところが、オーストリアの強制収容所。そこで何年かを過ごしたそうです。
そして、ある日、その収容所のどの監視所にも、ドイツ兵がいなくなっていることに気づき(つまり、戦争の終結)、これ幸いと、皆で山を越え山を越え逃げたそうです。そして、やっと駅を見つけたそうです。しかし、その駅のそばに止まっていた戦車に赤旗が立っていることに気づき、回れ右して、また山を越え山を越え、ようやく米軍のキャンプに収容されました。そして、そこでしばらく休養後、米軍から身の振り方を相談され、家族一同、南米のチリに移住することにしたそうです。
彼女は、チリで大学まで出たあと、ニューヨークに渡り、そこで、ロシア系スウェーデン人の旦那さんと知り合い、スウェーデンの首都、ストックホルムに移住。あの川端康成のノーベル賞受賞を会場でじかに見たことを自慢していました。
この二人の地球レベルの生き方を見ていると、自分の人生なんて、小回りだなあと実に思います。世界中が参加しているFXのマーケットの世界でも、相手にしているのは、こういった数奇な人生を送っているタフな連中、 たとえば著名米投資家ジョージ・ソロス氏(ユダヤ系ハンガリー人)が好例ですが、こうした人達が実際に含まれているわけです。
そうした人々も入り混じって構成されるマーケット心理を読む参考図書には、ジェフリー・アーチャーの小説「ケインとアベル」などを読むほうが良いのかも知れません。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
亀の井ホテル 九十九里
住所:千葉県旭市仁玉2280-1
電話:0479-63-2161
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
こちらは、日本郵政の旧かんぽの宿が、昨年4月、大分県の別府温泉を本拠地とする亀の井ホテルに事業譲渡され、かんぽの宿旭から亀の井ホテル九十九里に名前が変わりました。
こちらには車で行きますが、旭市に到着する時間が見当がつくと、車から馴染みになったマッサージ店に電話して予約を取り、その予約時間に合わせて、道の駅で昼食を取り、野菜や米を買い、カインズで日用品を買うというのが流れになっています。
そして、それからホテルに向かいます。
ホテルの内装は新調されたようですが、サービスは変わらず良いと思います。
なんと言っても、こちらの最上階にある温泉が好きです。
やはり、海岸からすぐのところにある温泉ですから、ちょっとしょっぱい温泉ですが、なんか体に良さそうな気がします。
朝風呂も、太平洋に昇る朝日を浴びながらですから、最高の気分です。
旧かんぽの宿のある場所は非常に珍しいところが多く、たとえば、栃木県の喜連川(きつれがわ)とか、茨城県の潮来(いたこ)とか、埼玉県の寄居(よりい)とか、東京都の青梅(おうめ)とか、そしてここ千葉県の旭(あさひ)とか、たぶん聞いたこともないようなところが多いです。
しかも、どこも自前の泉質の良い温泉があり、そこには旧かんぽの宿のこだわりを感じます。
また、洋室でも、部分的に高床式のお座敷のようなものがあって、それはそれで寛げて良いものです。
そして、こちらの九十九里は全室オーシャンビューで、九十九里浜らしく海にはサーファー達が漂っています。
東京からも車で2時間ぐらいで、週末を過ごすには最高です。
ニューヨークダウは、前日急落した米地銀株の一角が上昇したことから反発し、前日比546.57ドル高の33,674.31ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.100%上げて3.452%で引けました。
原油価格は、予想を上回る米雇用統計を受けて反発し、前日比2.78ドル高の71.34ドルで引けました。
金価格は、リスクが回避されたとして売られ、前日比30.9ドル安の2024.8ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドン勢のシンガポール勢のショートを狙ったショートスクイズ(※)が出て、134.21近辺まで反発しました。その後、133.95~134.20近辺で上下しましたが、マーケットはショートのようでジリ高となり、一時134.29近辺をつけました。ニューヨークオープン後、発表された米雇用統計はすべて強く、一時135.12近辺まで急上昇後は、134.62~95近辺で高止まり状態が続きました。
(※)ショートスクイズ:ショート筋を買い上げて買い戻させて利食うロンドンの得意技。
EUR/USDは、1.0967近辺まで急落後、1.1036近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、147.77近辺から148.70近辺まで上昇しました。
強い上昇トレンドの時に使われる相場の格言です。
つまり、相場が上昇していく中で、どうにかロングを作りたいと押し目を待ちます。
しかし、買い遅れているマーケット参加者が多く、少し下げたところでは、すかさず買いが入ってしまい、押し目らしい押し目がないままに、再び上げてしまう相場を言います。
押し目で買えないということは、いかに強い上昇相場であるかを示しています。
こうなると、自分で高値をつけるつもりで買っていかないと、相場には乗れません。
ど天井を買うのは、勇気のいることですが、押し目で買えない以上、踏ん切りをつけて買うしかありません。
また、相場が強ければ、たとえば、ロングで利食っては見たものの、思うように下がらず、もう1度買い直そうとすると、良くて利食いレベルと同レート、より現実的には、利食いレベルより上でしか買い直せないのが普通です。
これが、利食いレベルより下のレートで簡単に買えるようでは、かえってロングにするのは危なくなっていることを示すのが一般的です。
したがって、押し目買いに押し目なしの相場では、ロングのポジションをキャリーし続ける方針が良いと思います。
ただし、この方針でいく場合に、注意しておかなければならないのは、上げ相場はいつかは必ず終わるということです。
それに伴って、どこかのタイミングでは、必ず利食わなければなりませんので、利食いを忘れないようにすることです。
天井を打って下落に転ずるよりも難しいと思っています。
底打ちのチャートパターンにもいろいろあります。
ダブルボトム、トリプルボトム(三川)、三兵(さんぺい)などが有名ですが、なかなか実現するのが難しいのが実際です。
なぜ難しいのか?その理由は分かっています。
それは、下がったら、多くのマーケット参加者が、値ごろ感から買ってしまうためです。
値ごろ感からの買い:もうそろそろ買いかなというフィーリングで買うこと。
これをやってしまうと、マーケットのポジションはロングになり、重くなって上がるどころか、むしろずるずると下がってしまいます。
つまり、いくらチャートパターンがきれいに底打ちの形状になっても、そのマーケットポジションの内情がロングになってしまっているということです。
これでは、上がろうにも上がれません。
しかも、英語でバーゲン・ハンティングと言いますが、いわゆる押し目買いというのは、洋の東西を問わず、マーケット参加者が好んでやることですから、さらに厄介で、恒常的にロングが切れない状態にマーケットはあるということです。
そのため、底打ちするのに、非常に時間が掛かります。
それでは、どうやったら、底打ちするのかですが、答えは簡単で、マーケットがショートになれば反転します。
しかし、実情はそれほど簡単ではなく、相場観から買いだと信じているマーケット参加者が、ショートに趣旨替えするには、相当の理由と覚悟が必要です。
これは売りだと確信してショートに、マーケットの大勢が振った時、相場は本当に反転します。
この趣旨替えには、相当の時間を要します。
人間、信じているものを一転させるというのは、それぐらい大変なことだということです。
だからこそ、転身するために、底値圏形成に長い時間が掛かるわけです。
そして、最も必要なことは、マーケットのポジションが今どうなっているかを読めるようになることです。
そういうことからも、値動き分析が大事になります。
米地銀不安、米雇用統計など、米国発のニュースを格好の理由にして
また、ロンドン・ホラー劇場が活発に行われやすくなっています。
十分警戒してください。
ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
おはようございます!
昨日、海外投機筋が狙っていた133.80どころか133.50まで強引に下げて、とりあえずの達成感は彼らにはあると思います。
しかし、無理矢理売ったため、ニューヨーク午後の買戻しがきつくなりました。
要は、強引に自分の主張を通したという感じです。
しかし、今日も実需のドル買いはありません。
シンガポールは、7時台になれば、また売ってくることでしょう。
ただし、相手にしないと、実需のドル買いがなくても、勝手に自爆していきますので、相手にしないことだと思います。
尚、今日は、10時過ぎから所用がありますので、早めに海外投機筋動向を切り上げるかもしれませんので、よろしくお願いたします。
今日も、よろしくお願いします。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
実需のドル買いのありがたさが身に沁みます。
ニューヨークダウは、。米中堅金融機関の相次ぐ経営破綻が警戒されて売られ、前日比286.30ドル安の33,127.94ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.051%下げて3.352%で引けました。
原油価格は、原油需要停滞への懸念から売られ、前日比0.04ドル安の68.56ドルで引けました。
金価格は、米国債利回りの低下を受けて上げ、前日比18.7ドル高の2055.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ロンドン・ホラー劇場となり、134.15近辺まで強烈に売られました。しかし、下げきれないとなると、買い戻しも大きく入り、134.81近辺をつけました。その後、130.60~70近辺で、横ばいが続きましたが、ニューヨークオープン前に、強引に134.36近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、なぜかECBの0.25%利上げを受けて、一時134.33近辺をつける場面もありましたが、EUR/USDの急落もあって反発し、一時134.87近辺まで上昇しました。しかし、下を狙う海外投機筋は、既に話題に上っていた米地銀の経営不安を持ち出し強引に売り下げ、133.50近辺をつけ、その後は買い戻しに134.13まえ反発しました。
EUR/USDは、1.1076近辺から1.0987近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、148.97近辺から147.13まで急落後、147.91近辺まで反発しました。
思惑があたり、トレーディングがうまくいった時、どれどれ儲けはいくらぐらいと計算し出したら、そのトレードはおしまいにするのが良いと思います。
計算するまでは、相場に勝つということに専念していますが、ひとたび計算を始めてしまうと、急に数字として現実が突きつけられることによって、トレーディングが守りに入ってしまいがちです。
そして、ヘタをすると折角儲けた利益を減らすことにもなりかねません。
したがって、トレードが済むまでは、計算はせずあくまでも攻めの姿勢でいることが大事だと思います。
また、トレードを終えて計算してみたところ、たとえば、利益が95,000円とキリの良い100,000円に少し足りなかったとします。
こういう時が、実は危険です。
あと5,000円で100,000円になるからと、再びマーケットに参入したことがアダとなり、利益を減らしたり、悪くするとすべて飛ばしてしまうことすらあります。
したがって、利益の端数調整目的のトレーディングは避けるのが賢明かと思われます。
トレーディングは、儲けることが目的ではありますが、トレーディング中は、あくまでも勝負するということに専念することが大切だと思います。
ロンドンは、ポジション調整しないまま、むしろ売り下げて、ニューヨークにパスしようとしました。
かなり、ドル/円はショートだと思います。
しかし、まだ明日も、実需のドル買いはありません。
そして、海外投機筋は、隙あらばドル/円を売り潰そうと狙っています。
ニューヨーククローズを低く作ろうと、海外投機筋が今朝の5時45分からの15分間で55銭ぐらいのぶち落としをやったのを実際に見ています。
本当に、狡猾な手を使って相場を操作しようとしています。
しかし、それをやることによって、また彼らはショートになっていると見ています。
冷ややかに、彼らを見ていましょう。
連休に入るやいなや、海外投機筋が好き放題やっていますが、こういう時は、耐える時だと思います。
やはり、痛感するのは、実需のドル買いであり、個人マネーの円キャリートレードのドル買いです。
これらが、ドル/円をどれだけ支えているかが、実感として良くわかります。
ただし、一方では、これだけ売りまくられても、まだ日銀金融政策決定会合のあった先週金曜の東京オープンの133.80までは下げたわけではありません。
それぐらい、海外投機筋としても、ショートのロスカットの傷跡は大きいのだと思います。
しかし、これでお分かり頂けたと思いますが、放っておいたら、とことん海外投機筋の食い物にされるということです。
では、それを避けるためにはどうするか、まずは、今の段階では、まだ本邦個人投資家層には、力が足りませんので、少なくとも、悔しいけども彼らに逆らわない、つまり逆張りはしないことです。
そして、時間を稼ぎながら、やはり個々人が強くなり、少しでも儲けるということが大事です。
そのために、毎日「海外投機筋動向」という形で一般公開し、トレーニングと経験の蓄積の場を提供し、本邦個人投資家層の全体的な底上げを、これからもしていきたいと思います。
本当に、今の海外投機筋の力に任せた卑劣な手口は、どうしても許せません。
世界の強豪と互角に戦い、内外問わず尊敬しあっていた仲間達を知る者として、こういうトレードがトレードだと思われるのは、自分の職業が侮辱されていると思うほどです。
ですから、トレーディングがどんなに面白く、奥の深いものかをこれからも皆様にお伝えしていきたいと思っています。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
東京休場を良いことに、海外投機筋は今日も好き勝手しそうです。
ニューヨークダウは、FRBの利上げを受けて売られ、前日比270.29ドル安の33,414.24ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.053%下げて3.386%で引けました。
原油価格は、イランの増産とトルコでの油田発見を受けて売られ、前日比3.39ドル安の68.27ドルで引けました。
金価格は、EUR/USD上昇を受けて買われ、前日比17.7ドル高の2041.0ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、売りは強まり、ロングのロスカットも巻き込んで、135.53近辺まで下げました。その後は、安値圏で横ばいでしたが、ニューヨークオープンが近くなると、さらに135.45近辺まで売られました。ニューヨークオープン後、発表されたADP雇用者数は、予想より良く、一時135.93近辺まで上昇しました。その後は、ジリ安となり、135.07近辺をつけました。そして、FOMCの結果発表となり、予想通り0.25%の利上げで、また追加利上げを示唆した表現は削除されました。これを受けて、一時134.84近辺まで急落した後、135.70近辺まで反発し、そして134.93近辺まで反落しました。
EUR/USDは、1.1022近辺から1.1091近辺に上昇後、1.1038近辺に軟化しました。
EUR/JPYは、149.32近辺から149.97近辺まで上昇後、149.35近辺に下落しました。
ある大型魚船で漁をしている百戦錬磨の船長のドキュメンタリーを見て、大変感銘を受けました。
一番感銘を受けたのは、その人の利益の出し方です。
普通に考えれば、魚が獲れる時に獲れるだけ獲って、やらない時はやらないという狩猟民族的なやり方が良いように、私自身も思っていました。
しかし、彼のやり方は、海に出なくては水揚げもない、毎日海が荒れても荒れなくても海に出て、1匹でも2匹でも多くの魚を獲る姿勢を崩さないということです。
その結果、彼が仲間内で一番利益を上げているそうです。
これを、為替のトレーディングで言えば、前者は稼げる時は稼げるだけ稼いで、後は休むという狩猟民族的な稼ぎ方なのに対して、後者は、相場がある限りは、毎日少しの時間でもトレーディングをして利益を積み上げるという、いわゆる農耕民族的なやり方だと言えます。
この二つのやり方のどちらが選ぶかは、もちろんその人その人の好みです。
しかし、この船長が仲間内で一番利益が上げているという実績から言えば、船長に軍配が上がります。
たぶん、派手さもなくコツコツと利益を積み上げていくやり方には、リスクをできるだけ抑えた堅実さがあります。
投機であっても投資であるとお考えであれば、こうした安定感がトレーディングに必要だと思います。
日本の実需のドル不足のドル買いや個人マネーの円キャリートレードというドル/円を支えるものがある一方、ドル/円の上げを抑えようとする海外投機筋がいて、先週金曜の日銀の大規模緩和維持の決定で、上げを抑えきれず上にドル/円は跳ねました。
しかし、海外投機筋は、それで押さえを断念したわけではなく、また昨日の米求人件数(JOLT)をきっかけに、売り攻勢を再燃化させています。
つまり、勝負は続いています。
確かに、今日からの3日間、日本は連休で、実需のドル買いも個人マネーのドル買いも止んでいますが、基本的にはまた再開するものであり、ここでいくらか本邦側が失地したとしても十分取り戻すことできると見ています。
現在の相場構造については、支えと抑えをご一読ください。
給料は上がらない、物価は上がるという中で、生活防衛していくには、自分自身を強くするしかないと思っています。
また、バブルの崩壊以降30年間の月日の流れによって、日本人のダイナミズムがかなり後退してしまったとも考えています。
たとえば、現在70歳代になっている団塊世代が現役当時、実はものすごくダイナミックなことをしていました。
その世代のお客様から聞いた話では、ロンドン駐在の時、ヨーロッパ大陸に出張する際は、ベルギーでポルシェをレンタカーしろと、上司から指示されたそうです。
なぜなら、ポルシェは300キロで安定走行し、移動の時間短縮ができたからだそうです。
また、あるお客様は、海外現地法人で上がる収益は、国内に持ち込むと高い税金がかかるので香港でプールしていたと仰っていました。
私も、邦銀にいたため、外資系のような高給はもらえない代わりに、かなり自由に海外出張ができ、ニューヨーク経由サンフランシスコとか、シドニー経由シンガポールとか、ロンドン経由ミラノいった出張をビジネスクラスでやっていました。
確かに日本は、バブルで踊ってしまったという大きな禍根を残しましたが、同時に社会に大きなダイナミズムを与えたと思います。
私は思うのですが、そうしたダイナミズムを経験した現在の高齢者は、もっと社会にその経験を伝えるとかなにかすることによって、貢献すべきではないかということです。
もちろん過酷だったサラリーマン時代は思い出したくないという方も、中にはいらっしゃるとは思いますが、貢献してみようと思われる方だけでも実行に移されてはいかがかと思います。
私は、1955年生まれですが、私の小さかった頃は、本当に何もありませんでした。
ひとのおうちの軒先で見せてもらうテレビから映し出される、裕福さ溢れるアメリカのホームドラマ、銀座数寄屋橋の不二家レストランのご馳走、本当にあんな生活をしてみたい、あんなものを食べてみたいというのどに渇きをおぼえるようなハングリーさが、それを現実のものにしたいという具体的な目標になりました。
そして、それは私だけではなく、多くの人々がそうしたハングリーさを持ったからこそ、がむしゃらに働いたのだと思います。
そうした濃い願望は今の時代に合わないのだろうとは思ってもいますが、給料が韓国より低いとか上がらないとか、またそれを受け入れている人が増えていると思うと、少なくとも少しでも給料が上がる努力を本人もするとともに、高齢者も折角のダイナミックな人生経験をお持ちであれば、それを伝えていくことも大事なことではないかと思います。
電車に例えるなら、欧米社会は、電気機関車に引っ張られて、動力のない何両もの客車を引っ張っていく、つまり強力なリーダーが、国民を引っ張っていく社会なのに対して、日本の社会は、新幹線と同じで、各車両に動力があって、それぞれの車両が自走する、つまり、強いリーダーがいなくても、ひとりひとりの国民がそれぞれに頑張って国として進んでいく社会だと思います。
従って、老若男女問わず、自分の立場立場で自分ができることを自分なりにやっていくことが大事なのだと思います。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
今日は、いろいろ注意事項があります。
まず、今日から三連休で、実需のドル買いも円キャリートレードのドル買いもありません。
マーケットにいるのは、売りしかやらないシンガポールと昨日の悪い米求人件数(JOKT)を受けて弱気になっている本邦勢です。
いずれにしても、投機筋ばかりです。
従って、売れば買わなければならない、買えば売らなければならないマーケット参加者ばかりです。
しかも、明日午前3時には、FOMCもあります。
したがって、いつもシンガポール勢が売り始める7時台に加えて、8時台頃から本邦勢も売ってくるものと見ています。
しかし、皆が皆売れば、売り過ぎになるものと見ています。
だからと言って買い下がれという意味ではありません。
あくまでも、流れに乗ってトレードすることが大事です。
まあ、投機ばかりの売りになりますから、反発もあると思いますが、あくまでも流れに乗ったトレードをすることです。
尚、昨日の指標がどうのこうのという甘いものではなく、ドル高を抑えたい勢力と支えたい勢力の攻防になっています。
三連休は、激戦が予想されます。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
ドルの上げを抑えたい海外投機筋が反攻に転じており、これから3日間実需のドル買いのない中、本邦勢の迎撃力が問われます。
ニューヨークダウは、米地域銀行の破綻連鎖懸念され売られ、前日比367.17ドル安の33,684.53ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.135%下げて3.439%で引けました。
原油価格は、米株安を受けて下げ、前日比4.00ドル安の71.66ドルで引けました。
金価格は、米国の地銀経営を巡る不安から買われ、前日比31.1ドル高の2023.3ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドン・ホラー劇場を仕掛けようとする売りが強まり、137.50近辺をつけたものの、クロス円の買いが強まり、一時137.72近辺まで反発しました。その後、クロス円が売りに転じたこともあって、ロンドン・ホラー劇場が再開し、137.25近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、いったんは137.58近辺まで買われたものの、発表された米求人件数が予想を下回ったことを理由に、海外投機筋がロング潰しの売りを大量に入れたため、ロング筋の投げを巻き込んで急落し、136.32近辺まで下げました。その後136.69近辺まで戻したものの上値は重い状態は続きました。
EUR/USDは、1.0942近辺から1.1007近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、150.93近辺から149.83近辺まで下落後、150.42近辺まで反発しました。
相場が高値にいる時間が長くなることを、「滞空時間が長い」と呼んでいます。
そして、本来滞空時間と言えば、高いところに止まるということですが、高値圏に長くいるのと同様に安値圏に長くいることも「滞空時間が長い」と呼んでいます。
滞空時間が長くなる原因は、たとえば、マーケットが下落を狙って、ショートにしたところ、思惑がはずれショートの買戻しをした後、ショートのポジションがなくなってポジションの偏りがあまりなくなった時に、高値水準に止まってしまいます。
また、マーケットが上げを狙って、ロングにしたところ、思惑がはずれ反落となりロングを投げた後、ロングのポジションがなくなってポジションの偏りがあまりなくなった時に、安値水準に止まってしまいます。
しかし、滞空時間がさらに長くなると、新たなポジションが積み上がりやすくなり、高値圏でも、安値圏でも、ロングのポジションが積み上がれば下げ、ショートのポジションが積みあがれば上げとなります。
つまり、ほとんどポジションがない状態のところに、新たにロングなりショートなりのポジションがたまるわけですから、新たに出来たポジションの逆方向に相場が動きやすくなります。
もちろん、上昇してきて、踊り場での滞空時間が長くなったところに、新たな買い材料が出て、再び上昇することもあります。
また、下げてきて、踊り場で滞空時間が長くなったところに、新たな売り材料が出て、再び下落することもあります。
しかし、いずれにしましても、相場の滞空時間が長くなると、次の動きが始まる頃合が近づいていることを、一般的には示しており、次の方向性を十分検討しておく必要があります。
昨年の暮れの段階で、レンジ相場が4月まで続き、その後トレンド相場に転換する可能性が出てくるとお話ししましたが、そんなレンジからトレンド転換の場面に現在なってきています。
昨年の暮れの段階では、いったんレンジに入ると結構長い期間レンジ相場が続き、特に4月が例年レンジ相場になる傾向があることから、レンジはこの4月を終えないことには、トレンド相場には転換しないと見た上での予測でした。
しかし、その後の相場展開からわかってきたのは、レンジ相場を支える勢力と、レンジ相場を抑えにかかっている勢力という二つの勢力の均衡によって、ある意味人工的にレンジ相場が成り立っていることがわかりました。
その支える側が、実需のドル不足のドル買いであり、個人マネーの高金利を求めてのドル買いだった一方、抑えていた側は、海外投機筋であることが明らかになりました。
そして、この支える側と抑える側の性格が全く違うことがわかりました。
支える側は、実需の買いのような買ったら買いっぱなしで取引が完結するものと、買ったら当分売らない個人マネーのようなものであるのに対して、抑える側は投機で、所詮売れば必ず、その後買い戻さなければならない勢力でした。
これにより、はっきりしたことは、抑える側は、抑えていられる期間には限りがあり、ある一定期間過ぎると、必ず買い戻さなければならないということでした。
したがって、ある意味、長期戦に持ち込むと、支える側に有利に相場が展開することは自明の理だったと思います。
しかし、これによって、支える側の日本勢は、抑える側の海外勢からまた恨みを買うことになり、今後も事あるごとに、相場を叩き潰そうと狙われることになったと思います。
それだけに、支える側は冷静な対応が必要です。
できるだけ、抑える側を研究する必要があります。
そして、言えることは、相手を知り尽くせば、負ける相手でもないということです。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
138円を日足の引け値ベースで上抜くと、昨年12月以来のレンジの上限が突破します。
ニューヨークダウは、予想を上回ったISM製造業景気指数を受け米長期金利が上昇したのが重荷となり、前週末比47.25ドル安の34,050.91ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら前週末比0.101%上げて3.553%で引けました。
原油価格は、中国経済の先行き懸念から売られ、前週末比1.12ドル安の75.66ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の上昇を受けて売られ、前週末比6.9ドル安の1992.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、、休みのはずのロンドンのオープン前後から、改めて買いが強まり。200日移動平均線のある136.98近辺をつけました。しかし、それ以上には上がれず、そこからはロンドン・ホラー劇場(※)となり、136.58近辺まで一時下げました。その後、ジリ高となって、ニューヨークがオープンしました。発表されたISM製造業景気指数は予想を上回ったことから、137円台に乗せ、137.53近辺をつけた後は、高止まりとなりました。
(※)ロンドン・ホラー劇場:なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
EUR/USDは、1.1035近辺から1.0695近辺に下落しました。
EUR/JPYは、150.60~150.95近辺でもみ合いでした。
私が、コメント・コラムを書くのは、もちろん私の相場の見方や知識・経験が、皆様のお役に立てばと思っているからです。
しかし、それだけではなく、結果的に、自分自身のためにもなっていることを、実感します。
なんと言っても、読んでいただく以上、いい加減なことは書けません。
そのため、よく調べる習慣がつきました。
今や、インターネットという強い味方がありますので、昔なら図書館通いをしなければならなかったようなことでも、たちどころにわかるのですから、本当に助かります。
また、チャートもよく見ています。
常時、通貨とかターム(期間)の違うチャートを80枚ぐらい見ています。
サーっと見ているのに過ぎませんが、それでも、気に掛かるものには、目が留まります。
目に留まったチャートを、よく見てみると意外な示唆を得ることがよくあります。
こうしたことから申し上げたいことは、自分自身の相場観の構築のためには、イメージしていることを文字にしてみたり、チャートを見比べてみるということを、無理のない範囲で、ご自身でもやってみることをお勧めします。
そして、予測と実際の検証をして違いがあれば、予測における材料の見逃しや間違いがどうして起きたのかを見直すことが大切です。
「君子豹変す」という言葉があります。
豹(ひょう)の皮のまだら模様のように非常にはっきりしているということから来ています。
転じて、現在では主張や態度が急にがらりと変わることを言います。
この豹変ぶりには、無節操という否定的な意味と、間違いと思えば即刻正すという肯定的な意味がありますが、トレーダーたるもの無節操と思われても、即刻修正していかなければ生きてはいけません。
そういう意味で、私は、この言葉を前向きに捉えています。
しかも、トレーダーであれば、舌の根も乾かぬうち見方を変えていかなければ生きてはいけません。
良く先輩トレーダーがああ言っていたと信じていても、先輩トレーダー当人は、そんなことにお構いなしで、5分後には考えを変えてくることもあります。
それを、信じていた後輩トレーダーは、先輩トレーダーを恨むかもしれません。
しかし、弱肉強食の世界である以上、生き残るためには、豹変するしかありません。
ただし、先輩として、後輩にせめて「俺は考えを変えるよ」という一言は必要だと思います。
私も、コメントする時には、そこに配慮しつつ、豹変するように心掛けています。
ただし、わかって頂きたいのは、私に頼るだけでなく、自分でも考えるということが必要だということです。
トレードで一番悔しい負け方とは、言われたままに持ったポジションでやられた時です。
やはり、自分自身はどう思うのかという芯の部分を持った上で、コメントを読むことが大事だと思います。
そうすれば、いち早く豹変し、難を逃れることができると思います。
そのためにも、いろいろな経験を積むことが大事です。
頭で考えるよりも、身を持って経験し痛さ感じれば、否応なしに覚えていくものです。
また、そうでなければ、厳しい相場の世界では生きていけません。
ロンドン・ホラー劇場とは、なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技で、ドル/円では売りで仕掛ける場合が多いです。
今週は、5月4日(木)のFOMCを筆頭に、ISM製造・非製造業景気指数、米雇用統計など重要イベントがいろいろあります。
特に、FOMCで予想通り0.25%の利上げをするかが、ポイントだと思います。
一方、ドル/円に関して言えば、ゴールデンウィークの週であるということは、大きなポイントだと思います。
実際に祝日になるのは、3日(水)~5日(金)の3日間で、実需のドル買いも、個人の円キャリートレードも出ません。
さらに、1日(月)、2日(火)は、平日にはなっていますが、企業によって、通しで連休にするところ、また会社としては休みでも経理は出てくるところと様々だと思います。
いずれにしても、海外投機筋としては、今週を反撃のチャンスにする可能性はあります。
※ドル/円 日足チャート
200MA=136.97、5MA=134.38、10MA=134.34、120MA=133.79、25MA=133.20、90MA=132.63
200日移動平均線が136.97近辺にあり、これはまだ簡単には抜けないと思います。
一方、5日、10日、120日移動平均線が134.00前後に集まってきていますので、これはネット(網)の役目を果たすものと見ています。
今週はゴールデンウィークの週ですが、こうした至難を乗り切れば、二番底を完成し、今後、重要水準である138.00より上に抜けていく可能性は十分にあると思います。
尚、ゴールデンウィークと言っても、日本のFXの主力は、本邦個人投資家層ですので、FOMCも米雇用統計もあることから、かなりのトレーダーがマーケットに残るものと見ています。
時期的にも、昨年末に予想したレンジの期間1月~4月も終わり、新たなトレンドが出来てきてよいタイミングだと思っています。
そして、それが実現するためには、実需のドル不足のドル買いと個人マネーの高金利を狙ったドル買いという二つの円からドルへのフローと同時に個人FXの存在が欠かせません。
アジアタイムのシンガポール勢と実需の値動きをリアルに体験できるのは1分足です。
下に押し下げようとするシンガポール勢の動き、実需の急激な買い上げの動きの両方が、一目でわかります。
この「「海外投機筋動向」発信について」をご覧ください。
今日は、メーデーで、香港、シンガポール、ロンドン、欧州大陸は休場ですが、シンガポールとロンドンについては、通常通り出てくるものと見ています。
ポジションを持って、目論見が当たり、利食うまでの間に、どれだけアゲンスト(不利)になるかと思えば、結構大したアゲンストにはならないものだというのが、実際に調べてみて実感しました。
それは、ニューヨークにいた頃のことですが、上司からあるファンドで、トレーダー全員にやらせていることで、やってみないかと誘われました。
データの採集期間は、過去半年間、もっと期間が長くても良いですが、逆に半年より短いと精度が落ちる可能性があります。
データで採取することは、勝った(つまり、儲けた)ポジションからのみです。
ポジションを張ってから、何ポイントぐらいのアゲンストを受けながら、最終的に利食ったかを調べます。
こうしたアゲンスト幅を、半年分ぐらい集め、平均値を出します。
いろいろ個人差はあると思いますが、私の場合、平均値は、35ポイントでした。
つまり、うまく行ったポジションは、それほどアゲンストにならないということです。
私は、実際には、10ポイントの遊びを作って、45ポイントをロスカット点としていますが、相場の方向が違うと思えば、もっと手前でロスカットすることもあります。
したがい、45ポイントのロスカットがつくということは、根本的に自分の考え方が違うか、それとも相場へのエントリーが早すぎたためだと見ています。
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