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2023/10/15

相場の曲者(くせもの)

ひと相場を終えてからが曲者です。

つまり、ポジションを作って、利食いなり損切りなりをした後が曲者、言い換えれば落とし穴だということです。

利食いをした後は、気持ちの上ではそれなりの充足感はあるのですが、まだもっと儲けたいという欲望はふつふつと残っています。

そうした時に、さらに、思っていた方向に相場が動き出すと、これはもっと儲けられたのに、そのチャンスを逸してなるものかと再び相場に飛び込んで高値掴みをしたり安値掴みをしたりする結果になることは結構あります。

あるいは逆に相場が進みすぎているため順張りは怖いので逆張りをしてしまえと逆から入ると、相場はさらにそれまでと同じ方向に進んで締め上げられることもあります。

一方、損切りをした時は、ここで損切りをして良かったのかという自分への後悔とも疑念とも言えるものが心の根底に渦巻いていますので、そんな中、相場が折り返して損切ったのは間違いだったと言わんばかりの動きをすると、損切ったのは早まったといったんやめたポジションを作り直してしまったりします。

ところが、そこから折り返してさらにアゲンスト(不利)になり、折角一度は損切れたものが、今度は気持ちの上で簡単に損切れなくなってしまい、追い詰められるだけ追い詰められてあえなく大損切りということになることは、これもまた良くあることです。

ことほど左様に、人間の欲望は良い時も悪い時も際限がないものです。

ですから、ひと相場を終えたら、相場は見ない、しばらく離れる言い換えれば休むのがちょうど良く、もっと儲けたい、損を取り戻したいといった煩悩が気持ちの中に残っているうちは、結果的にはうまく行かないと、いずれの場合も経験した者として自信を持って言えます。

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