サファリパーク(緩いルールを設けることも大切)
私がいた邦銀は、実に自由な気風の銀行でした。
その中でも、ロンドンから戻って、配属となった東京のディーリングルームは、さらに自由な雰囲気でした。
しかし、その環境があったのも、いくらその銀行と言えども、太っ腹の上司がいてはじめて実現できたことで、その上司には未だに尊敬の念を抱いています。
ディーラーというものは、かなりメンタルなものに左右されています。
ギチギチに縛られ、微に入り細に入り管理されていると、儲かるものも儲からなくなりますから、この上司のように、好きにやれ後は俺が責任を取ると暗に言い聞かせてくれる上司がいると、一も二もなく頑張ってしまうものです。
これを、サファリパークと個人的には呼んでいました。つまり、自由にさせているようでいて、実は遠くには柵があり、ディーラーは勝手気ままに好き放題にやっているようでいて、きっちり管理される仕組みになっていました。
一方、個人の投資家の方々は、サファリパークではなく何の束縛もない全くの大自然の中に身を置いているのだと思います。
どこまでも自由ということは、裏返せば、たとえばアゲンスト(不利な)な状態となってもズルズルと引きずってしまい大やられをしてしまうとか、あるいは個人的な利益目標があっても、儲かるとそれを忘れて、もっと儲けたい欲望がどんどん膨らみ利食いを忘れてしまうということがおきているように思います。
ですので、逆に、大自然の中にいる個人投資家の方々は、意識してご自分自身でサファリパーク、つまりある程度自分を縛る緩いルールを設けておくことが大切なように思われます。






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