ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
船山温泉
住所:山梨県南巨摩郡南部町本郷10617
電話:0556-64-2343
意地が悪いようですが、美味しいところや良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
こちらの一軒宿は、結構部屋数もありますが、限られたスタッフさんで切り盛りされています。
しかし、スタッフの皆さんが、とてもゆっくりできる雰囲気を醸し出してくださるお宿です。
それは、本当に何気ない場面で感じます。
たとえば、車で到着して駐車場に車を着けると、間を置かずに、ノッポさんと私がネーミングしているスタッフさんが毎回現れて、非常に自然に対応してくださいます。
そのため、こちらも自然と気持ちがなごんで、リピーターらしくいろいろな説明もショートカットして、のんびりムードに突入します。
食事時と宿を発つ時は、小柄な女性のスタッフさんが、毎回同じように丁寧に接遇してくださって、このアットホーム感はなんとも言えません。
ホスピタリティー(Hospitality)という言葉があります。
要は、日本語で、おもてなしの心です。
その雰囲気に浸ると、日々の忙しさから一足飛びに離れて、くつろぎの世界に入ることができます。
AIがどうだこうだと言おうとも、人間には心があり、疲れることもあります。
そうした時に必要なのは、やはりいたわりという形はないけれどとても大事なものだと思います。
私は、上智大学という大学で4年間勉強しました。
2年生の頃、一般教養で「観光学」という授業を取りました。
この授業の出席単位を取る必須科目が2つありました。
一つは、「鎌倉の大仏さんの前で英語のガイドの説明を聞く」、もう一つは「箱根宮ノ下の富士屋ホテルでフルコースを食べる」という実に面白い科目でした。
やはり、食べるのが好きですので、富士屋ホテルのフルコースが楽しかったです。
授業ですから、ちゃんとボーイさんからテーブルマナーも場面場面で的確かつ楽しく教えて頂きながら、オールドホテルのフルコースを堪能できたのですから、とても充実していました。
そういう体験をしたためか、学生時代、一時期ホテルマンになろうかと真剣に考えたこともありました。
しかし、今回の船山温泉でも思いましたが、ホスピタリティーのためとはいえ、いずれのお宿のスタッフさんも、いったいいつ寝て、いつ起きているんだろうと思うようなハードな仕事をされているとしか思えず、とても私には務まらないと思います。
本音を言わせてもらえば、やはりお客でいたいと思います。
そういうことからも、宿泊業そして飲食業に携わる皆様には、今後ともよろしくお願いしますと心から思います。
