相性の良い通貨ペアを持つ(他の通貨ペアを見ることも必要)
通貨ペアによって、動きのリズムも様々で、個々人によって相性は違います。
自分自身にとって相性の良い通貨ペアを持つことは大変大事なことで、トレーディングの中心はその相性の良い通貨ペアで行うことが良いと思います。
しかし、だからと言って、他の通貨ペアは見なくて良いかと言えば、やはりそうではなく、他の通貨ペアもよく見ておく必要があります。
なぜなら、相性の良い通貨ペアは、それだけで独立してマーケットに存在しているわけではなく、他の通貨ペアと影響しあって動いているからです。
たとえば、GBP/JPYが相性の良い通貨ペアだとしたら、少なくとも、ドル/円、GBP/USD、EUR/USD、EUR/GBPなどを見ておかなければなりません。
これら連関している他の通貨ペアが動いたことによって、GBP/JPYに動きが出ていることに気づかず、相場のエントリーに出遅れたり、悪くすると、連関する他の通貨ペアに動きが出たことによって、GBP/JPYのポジションがアゲンスト(不利)になる、つまりは逃げ遅れることにもなりかねません。
したがい、相性の良い通貨ペアを持つということは、さらに言えば、いろいろな通貨ペアの動きも興味を持って見ておく必要があるということです。
そうした中から、また相性の良い、言い換えれば、得意とする通貨ペアが増えていくものと思われます。
ただし、得意通貨ペアをあまり増やすことは、すべてを見きれなくなりますので、2~3の通貨ペアぐらいに絞ることが適当ではないかと思います。