山高ければ谷深し(大相場であれば反動も大きい)
好きな相場の格言です。
要は、大きく上げれば、その反動としての下落幅も大きいということです。
もちろん、逆に大きく下げれば、その反動としての上げ幅も大きくなるということも言えます。
相場は、基本的にサイクルだと見ています。
したがって、上がれば下がり、下がれば上がるということを繰り返すものだと思います。
ただ、上げ幅、下げ幅は一律ではなく、振幅幅が大きい時もあれば、小さい時もあります。
相場が大きく動けば、その流れに乗って、順張り方向のポジションは膨らみます。
そして、一方向にポジションが積み上がれば、その反動も大きくなることは、言うまでもありません。
気を付けておかなければならないことは、一方向に相場が進行する期間は、たとえば3ヶ月とか、それなりに長く、あたかもその相場はいつまでも続くのではないかという錯覚を起こしやすいことです。
ただ、その錯覚があるからこそ、一方向にポジションの積み上がることになり、その結果、そのあとの大きな反転の原動力となります。
したがい、大相場であればあるほど、そのあとの反動は大きくなる、つまり、「山高ければ、谷深し」であることを心しておく必要があるわけです。