勝つために(自分を磨く)
これは、以前から申し上げていることですが、大変重要ですので、繰り返します。
たとえば、「誰それさんが、下がると言ったから売った」という人の意見に乗ってポジションを持って、やられた時ほど、後味の悪いものはありません。
自分で考え、自分で決めて、ポジションを張ってうまく行かなくても、それは自分の判断が合っていなかったと納得が行きます。
しかし、他力本願では、悔いが残るばかりです。
もちろん、トレードの経験がまだ短く、右も左も分からない時に、すがる思いで、人の意見に乗ってしまうかもしれません。
しかし、自分は経験未熟だからとか、素人だからと言っても、マーケットは弱肉強食の世界ですから、早くひとり立ちしないと、食べられて短い一生を終えることになるだけです。
そういう意味で、マーケットの生存競争は極めて厳しいものがあります。
生き残るために必要なことは、なにしろ早く一本立ちできるように、努力することです。
そのために具体的に必要なことは、まずはトレードするポジションの大きさが今の自分の体力・実力に見合っているのかを確認することです。
特に初心者の場合、自分の実力に見合わない大きさのポジションを持っているがために、その損益の振れに振り回されてしまうことが多いです。
ですから、自分の体力・実力に見合ったポジションを控えめに持つことです。
そして、自分で考えることが非常に重要です。
既に申し上げましたように、自分で考えて負ける分には納得が行きますが、他人の言うことに乗っかってやられたトレードほど後味の悪いものはありません。
そして、これはこれまでも繰り返し申し上げてきたことですが、勝ち癖をつけることです。
一回に大きく儲けることではなく、儲けは多少で良いですから、勝つ経験度数を増やすことです。
勝ちの経験が増えると、いろんな勝ちパターンを実体験しますので、勝つための応用力がつきます。
そうやって、自分に磨きをかけてこそ、本当の実力がつくものです。
そして、もっとも大事なことは、楽しむことです。
トレードがうまくなるための原動力は、トレードが面白く思えることです。
面白ければ、多少のことではへこたれません。
その意味からも、好奇心を持つことがとても大事です。