サイコロジカル・バリア(チャート分析は単純が一番)
サイコロジカル・バリアとは、心理的な抵抗線のことです。
一般的に、レートの下二桁が00と50という切りの良い数字になるところが心理的なレジスタンスなりサポートになります。
特に、ドル/円では、実際に上では輸出企業が、下では輸入企業がこの心理的な水準にオーダーを入れる傾向があるため、実質的にも強いレジスタンスなりサポートになることが多いと言えます。
さらに、たとえば140円台から150円台へといったビッグフィギャーと呼ばれる大台が変わることを、大台替わり(おおだいがわり)と言いますが、この大台替わりの時には、ひときわ強いレジスタンスなりサポートになりがちです。
また、最高値、最安値の水準が端数になっていても、マーケットはその水準を意識することが多く、レジスタンス、サポートになることが多く、これもまたサイコロジカル・バリアだと考えられます。
このように、サイコロジカル・バリアはわかりやすいところに出来やすいため、簡単に見つけることが可能だと思いますので、実際に、現時点の相場の水準から、割り出して見ることをお勧めします。
さらに、各期間のチャートに、移動平均線や実体としての高値・安値を加えて見ていきますと、チャートポイントの大方がわかります。
いたって単純な見方ですが、これが結構役に立ちますので、個人的には、「チャート分析は単純が一番」だと考えています。
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