過去の栄光を忘れろ(常にハングリーで)
トレーダーとして成長していくために、乗り越えていかなくてはならないことがあります。
それは、過去の栄光です。
私自身の経験をお話します。
東京で、ドル/円のチーフディーラーをしていた頃、相当儲けました。
やればやるほど儲かり、かなり鼻息も荒くなっていました。
そして、ニューヨークに転勤となり、東京と同じ勢いで、トレードしてみたところ、これが全然儲かりませんでした。
しかし、東京で儲けたという自負があるため、なかなかやり方が変えられず、苦しい状況が続きました。
そんなある日、東京の大ボスから電話がありました。
そして、大ボスはひとこと、「過去の栄光を忘れろ」と言い残していきました。
自分自身、「過去の栄光」にすがっているつもりはありませんでしたが、大ボスは見抜いていました。
つまり、「過去の栄光」にあぐらをかいていて、やり方を改良したり、新しいことを学んで試していなかったことが原因でした。
そして、それから、心してやり方の改良や新しいことを取り入れてみたことで、どうにか立ち直ることができました。
過去の栄光や現状に満足してしまうと、私のようなことになります。
常に次の成長のためになにをすべきかを考え、そして実行することが大切です。
そのためには、常にハングリーでなくてはならないと思います。