相場のテーマの変化(テーマの混在の時期がある)
相場のテーマは、変わっていくものです。
そして、それにしたがって相場展開も変わります。
しかし、テーマの切り替わりによる相場展開の変化は、決してある時点からガラっと変わるものではなく、新旧のテーマが混在する時期を経て変わっていくものです。
それは、個々のマーケット参加者によって、変化が生じているかどうかの事実認識に違いがあり、まだ新しいテーマへのマーケットのコンセンサス(合意)が取れていないために起きます。
この新旧のテーマが混在する時期の相場は、旧テーマと新テーマとの綱引きになりますので、相場の上げ下げが荒っぽくなり、場合によっては、相場が脈絡のない動き方をしますので、一歩引いてマーケットを見るという冷静さが必要になります。
また、テーマに変化が出ているかどうかの判断は、従来のテーマで有効だった、たとえば、ドル高円安あるいはドル安円高というような相場の流れに基いたポジションを持っても、連続してうまく行かなくなった時が変化の兆しだと見て良いと思います。
連続してうまく行かないのは、ご自分の実力によるためと思わず、テーマが変わり相場の展開が変わってきたのではないかと捉え、今までのテーマが依然有効なのか、新しいテーマに移行してきているのではないかをチェックすることが大切です。