時間で調整、価格で調整(痛みが伴うか伴わないか)
相場に調整局面はつきものです。
売り過ぎれば買戻しの調整が入りますし、買い過ぎれば反落して調整します。
これは、トレンド方向の動きが進むことで、そのトレンドを形成してきたエネルギーを使い果たしてしまい、エネルギーの補給のために調整が必要になるためだと見ています。
調整の仕方にはふたつあり、ひとつは時間による調整、もうひとつは価格による調整です。
時間による調整とは、それまでのトレンド相場からレンジ相場に移行し、レンジ相場の中でエネルギーを補給します。
これは、痛みはそれ程ではありませんが、場合によっては、半年とかといったかなりの時間がかかります。
時間を掛けて、それまでに出来ていた諸々のポジションがこなれるのを待ちます。
一方、価格による調整とは、急騰、急落といった短時間に大きく価格変動することにより、ロスカットが一気に出て、マーケットに残っていたポジションを一掃されます。
そのため、痛みは伴ないますが、短期間で調整が済み、またトレンド相場に戻りやすいと言えます。
個人的には、価格による調整の方が、痛みは伴なっても、調整期間が短くて済み、好みです。