ドル/円が好き(意外なところに)
結構、意外なところにドル/円が好きだという人がいるものです。
私が出会ったのは、ニューヨーク州の北西部オンタリオ湖岸にあるロチェスターという町に本拠を置く、多国籍企業の財務担当者でした。
ニューヨーク州と言えば、ニューヨークシティーが有名ですが、あくまでもニューヨーク州のごく一部に過ぎず、州自体は結構広く、州都もニューヨーク・シティーではなくオールバニーというところにあります。
私のいたニューヨーク支店からも、営業担当者が定期的にその財務担当者に会いに行っていましたが、同じ州内とはいえ、距離があるため、飛行機で出かけていました。
私自身は、その財務担当者とはディーリングマシンを使って、よく会話をしていましたが、多国籍企業の財務担当者という立場から、いろいろな通貨との関わり合いがあると思いますが、彼はなぜかドル/円が好きで、会話の内容も、ドル/円のことばかりでした。
彼は、ドル/円のことを良く知っていて、逆に教わることすらありました。
米国と欧州の違いは、日本への関心度の違いだと思います。
米国には、意外なところに知日家がいるものです。
ですから、逆に気をつけておくことも必要です。
余談ですが、あるジョークでこんなものがあります。
米中西部の田舎町のホテルでのことでした。
あまり商談がうまくいかない日本人の商社マン氏が、今日も疲れてホテルに戻り、エレベータに乗ったところ、後から結構体格の良いブロンドヘアの女性が乗ってきたそうです。
腹いせ紛れに、商社マン氏は、その女性にむかって、どうせわかるまいと、「なんだ、このデブ!」と日本語で言ったそうです。
女性は、エレベーターが止まり、ドアが開いたところで、商社マンに向かって、「悪かったわね!」と完璧な日本語で返して、エレベーターを下りていき、商社マン氏は精神的に完全にノックアウトだったそうです。
このように、米国では、日本語を使うのも、周囲に十分な注意を払う必要があります。
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