好きこそ物の上手なれ(上達の近道)
わざわざ、リスクをとってまでやることだけに、トレーディングに面白さを感じなくては、やっていけないと思います。
私の場合をお話しますと、ロンドンでディーラーになった直後は、鬼軍曹に叱咤されながらの日々でしたので、正直つらくてたまりませんでした。
それが、鬼軍曹のスパルタ教育のおかげで、かなり早くキャッチアップすることができました。
そして、いったん、キャッチアップしてしまうと、今度はトレーディングが面白くて仕方がなくなり、無我夢中で打ち込みました。
そして、早々に、トレーディングを一生の仕事にしようと心に決めるに至りました。
それから、40年が過ぎましたが、相変わらずトレーディングへの思いは変わりません。
「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあります。
意味は、「どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早い」ということですが、まさにその通りだと思います。
ですから、逆に、トレーディングに苦痛しか感じないようであれば、自らに合ったものを新たに見つけることが必要だと思います。