傷ついた時(自然に任せる)
相場で、大きく傷ついたご経験を少なからず、皆様お持ちではないでしょうか。
大きく傷ついた直後、どうにかして早くしかも全部取り返してやろうという気持ちを抱いたとしても、それは仕方がないことだと思います。
しかし、今までの私の経験からすると、その逸る気持ちで、すぐにポジションを持つよりも、いったん休み、気持ちをリフレッシュさせ、新たな意欲が自然に湧いてくるのを待つ時だと思います。
私が、中学生の頃だったと思います。愛犬が、外から、足にぱっくり開くような深くて大きな傷を負って帰ってきたことがありました。
もちろん、消毒もしてやり、包帯もしてやりましたが、しかし、本人は、傷が自然にふさがるまで、何日も何日も、じーっとしていました。そして、傷がふさがると、やっと普通の生活に戻って行きました。
愛犬の、誰が教えたわけでもない、野生の本能で傷を癒していく姿に、正直、私は多くのものを学んだ気がします。
休むも相場という言葉があります。その意味するところのひとつとして、休むことで傷を癒し、次への活力を充電するという意味があるのだと思います。私は、愛犬の傷を癒していく姿を見て、実は、それは自然界ではあたりまえにある姿で、ごく普通のことではないかと思っています。
相場はいつでもあります。休む時は休むというメリハリを持つことが大事だと思います。