なんちゃって介入(顔が見えないことを悪用)
トレーディングの中で、もっとも卑怯な手は「なんちゃって介入(疑似介入)だと思います。
4月16日にも出て、154.76近辺から153.89近辺まで87銭もあっという間に下げ、多くの犠牲者を出したものと重います。
しかし、個人FXの証拠金取引では誰がやったと特定することは難しく、泣き寝入りになることは、なんとも悔しいことです。
インターバンクでは、当たった相手(カウンターパーティー)とは、信用枠(クレジットライン)のチェックをするため、だれが売ってきたのか、あるいは買ってきたかは、瞬時にわかります。
そのため、お互いに名乗り合ってやっている分、ある一定の抑止力にはなっています。
その点において、個人FXは、ある意味、顔が見えないことを良いことに、制度が乱用さてれているところは残念です。
インターバンクでは、相手がわかるため、トレードが終わって、ネームチェック(相手の名前を確認する)の段階で、だれとやったかがわかるわけで、これはまずい奴と当たってしまったと思えば、ほうほうの体で、ポジションをひっくり返すこともありました。
それが、リスク管理になっていたと思います。
今の時代、コロナがあったこともあって、いろいろな理由もあるでしょうが、マスクを未だにしていらっしゃる方も多いですが、個人的には、日本人の仮面志向が出ているような気がします。
知り合いのオーストラリア人に言わせると、マスクで顔を隠すアナリストの言うことを日本人は良く信じるなあと言いますが、アナリストも信用商売ですから、顔出しは常識だと、個人的にも思います。