確固たるテーマ(資金が流れやすい)
相場に確固たるテーマがある時、ない時、いずれもあります。
相場に確固たるテーマがあれば、トレンド相場になりやすいですが、相場に確固たるテーマがなければレンジ相場になりやすいのが一般的です。
なぜなら、相場に確固たるテーマがあって、そのテーマによって生じるリスクを回避するために、投資家などの長期のプレーヤーがマーケットに参加してきますので、継続的に一方向へのフロー(資金の流れ)が出来、トレンド相場となります。
一方、相場に確固たるテーマがないと、投資家の動きは後退し、主なマーケット参加者は、短期の投機筋となるため、相場は長続きしなくなり、上げたり下げたりを繰り返すレンジ相場となります。
このように、トレンドが形成されるかされないかの元となるテーマが確固たるものとは、そのテーマが信じるに足る説得力があるかによります。
元来、お金は臆病なものですから、特に新たなテーマから危険が迫っていると感じれば、さっさとより安全なところに逃げていきます。
また、もちろん、投資に有利と判断される場合にも、そこに資金が向かうこともありますが、やはりリスク回避からのフローの方が、圧倒的に多いと言えます。