今の相場は、アヤなのか、相場転換なのか(焦らず待つこと)
相場がアヤで戻しているのか、根本的にトレンドが変わったのかを見極めるのは、結構難しいものです。
たとえば、上昇を続けてきた相場が、一転して下落に転ずるという相場があります。
これは、マーケットが過熱感を帯び、短期間にロングポジションが積み上がり、かなりポジションが重たくなったところに、期待に反する要人発言や経済指標が出るとロングの総投げ状態となって起きます。
しかし、大方の場合、たとえ方向転換をするにしても、ある一定期間のレンジ相場が続いてからでなければ、本当の相場の転換はやってこないものです。
この本当の相場の転換は、結構長くトレンド相場が続いた後に起きやすいとも言えます。
トレンド相場の後のレンジ相場では、相場の見方が、マーケットで統一しておらず、ブル(強気)もいれば、ベア(弱気)もいるという相場で、結構長い期間の押し問答の末に、方向性が決まってきます。
この結構長い期間の押し問答の相場とは、最初のうちは、荒っぽい上げ下げとなり、その後相場は収斂し、そして新たな方向性がはっきりしてきます。
ただ、新たな方向性がはっきりするまでには、繰り返しになりますが、時間が要しますので、焦らずに待つことが必要です。