レジスタンスやサポートを抜けるとは(フェイクか本物か)
レジスタンスやサポートを抜けるとは、5~10ポイントぐらい抜けても、抜けたとは言い切れません。
なぜなら、関心度の高いレジスタンスやサポートであればあるほど、レジスタンスやサポートの手前で抵抗線を壁にして逆張りするプレーヤーが増え、そして抵抗線が抜けると、買戻しなり売り戻しが集中するため、一時的に抵抗線を抜けてしまうことがあります。
こうした場合は、買戻しや売戻しが一巡すると、また元に戻ってしまうことが多く、いわゆるフェイク(ダマシ)になることが多いと言えます。
レジスタンスやサポートを抜けるとは、こうしたフェィクではなく、しっかりと抜けていくことで、あまり数値化してあるポイント以上に抜けたら、レジスタンスやサポートが抜けたとは一概には言えませんが、目安としては、レジスタンスやサポートを20ポイント以上抜けた場合、抜けた可能性は高くなります。
しかし、より重要なことは、レジスタンスやサポートが抜けた後の値動きです。
たとえば、レジスタンスを抜けても単にストップ狙いで、瞬間的に強くはなっても、買いが続かないのか、あるいはレジスタンスを抜いても、買いがそのまましっかりとレジスタンスより上にいるのか、つまり抵抗線を超えてから、その場にいる時間が長くなると、レジスタンスを抜けたどうかがある程度判断がつきます。
尚、レジスタンスやサポートを、レジスタンスなら高値と高値を結んだライン、サポートなら安値と安値を結んだラインとして見ていることが多いように思いますが、高値からの水平線、安値からの水平線も、結構ワークしますので、お試しになってみてください。