ミズラン(Mizlin)Part363:オー バカナル [カフェ]
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店とお宿紹介のコラムです。
オー バカナル 紀尾井町(AUX BACCHANALES)
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル 1F
電話:03-5276-3422
意地が悪いようですが、美味しいところと良いお宿をお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
パリのカフェが、丸ごと東京に来たようなお店です。
お店の床のタイルから、椅子、テーブル、ソファ、はたまたトイレのエアタオルまで、すべてフランスから持ち込んだお店です。
午前から夜遅く(月~土は10時~23時、日10時~22時)まで開いていて、その時間時間の顔を持ったお店です。
カフェと言えば、カフェオレとかドリンクにケーキ類ぐらいかと言えばそうではなく、赤ワインなど酒類にステーキ、オムレツ、オニオングラタンスープ、パテ、テリーヌ、フリット(フライドポテト)などのお料理と、実に充実しています。
要は、パリの大衆食堂です。
ロンドンから戻って、ニューヨークに赴任する前の東京時代、米通信社の女性記者のインタビューをよく受けていました。
それじゃあ、今度、食事でもしましょうかということになって行ったのが、この紀尾井町店の前身にあたる原宿店でした。
彼女は、ドイツ系米国人のお父さんと日本人のお母さんの間に生まれ、確かお父さんが米駐仏大使だったと思います。
日本語もそこそこできるグレース・ケリー風の美人でした。
このオーバカナルで、ステーキを彼女はオーダーしました。
日本のレストランとしては大きい300グラムぐらいのブロック状のステーキが出てきたのですが、そのステーキを上品に二口でペロッと、彼女は食べてしまいました。
その食べっぷりの良さに、本当に感心しました。