ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、米CPIを受けて利下げ先送りの警戒が後退して買われ、前日比349.96ドル高の39,908.07ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.103%下げて4.342%で引けました。
原油価格は、押し目買いが先行し、前日比0.84ドル高の78.86ドルで引けました。
金価格は、米長期金利の低下を受けて買われ、前日比32.3ドル高の2392.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープンと同時にショートスクイズ(ショート筋を買い上げて切らせて儲ける手法)に、156.38近辺をつけました。そして、お定まりのロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)となり、155.58近辺まで下げ、いったん買い戻しに、155.68近辺まで戻しました。ニューヨークオープン後、米消費者物価指数(CPI)の発表を受けて、FRBの年内利下げ期待が強まり、154.75近辺まで続落しました。そこから、いったん買い戻しが出て、155.80近辺をつけた後、再び売られ、154.69近辺をつけました。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
EUR/USDは、1.0827近辺から1.0881近辺まで上昇しました。
EUR/JPYは、一時168.03近辺まで下げた後は、168.25~83近辺で横ばいでした。