タカ派、ハト派(為替をやるにも有用)
タカ派(the hawks)とは、強硬的な政治信条を持つ人たちのことを言い、ハト派(the doves)とは、強硬手段を用いず、穏健に問題を解決しようとする立場の人たちのことを言う、元来、政治的な用語です。
しかし、トレーディング、特に金利関係では、タカ派は利上げ推進派、ハト派は利上げに対して消極派のことを言います。
よく、各国中央銀行が政策金利を決定する時、決定会合において、金融政策に対してタカ派とハト派の参加者が妥協せず、最終的な結論を多数決によることも、珍しくありません。
このような政策決定会合のやりとりは、後日、議事録として公表されています。
実際の会合から2ヶ月ぐらい経ってからの議事録公表のこともありますが、それでも、会合参加者がその時にどのような発言をしたのかを知るには貴重なもので、公表された時点の特に金利相場に影響を与えます。
為替相場をやっていると、金利相場の動きに疎くなりがちですが、金利相場が為替相場に影響することも、決して珍しいことではありません。
少なくとも、FRB、ECB、日銀がなにを考えているについては、ネットなどで追っておくことが大切です。
それほど詳細まで知る必要はありませんが、各中央銀行のスタンスを掴んでおくと、為替の相場観を持つ上でも、重要です。
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