5月・6月・7月(相場のイメージを持つ)
ドル/円の日足を見ますと、1月を安値に上昇を続けています。
3月に日銀のマイナス金利解除の思惑で4円下げて往って来いになりました。
そして、この4月に介入を期待して、マーケットショートにしたものの155.00を上抜けたのに介入は出ず、買戻しに160.17まで吹き上げた後、2回の介入が入り151.86まで8円30銭ほど反落しましたが、今度は個人投資家層が買いに回ったため、その後はジリ高となっています。
この3月と連休前後に凸凹はできましたが、1月から安定的な上昇を続けています。
従来から、4月・5月・6月は、安定した上昇になることが多く見られ、今年も、介入の可能性はあっても、季節的には上昇を続けるものと思います。
問題はその後の7月で、2022年、2023年ともに大幅下落をしており、しかも私がインターバンクで激しく張っていた1990年の相場でも、5月・6月は大幅上昇した後、7月に急落しており、それを考えると、7月の下げは、昨今のことだけではなく、恒常的に下げやすい時期だと思われます。
1990年の場合、5月・6月の2カ月間で、24円抜いて、7月を迎えたところ、なんか言い知れぬ達成感を感じ、ロングをすべて利食い、逆にショートにして、反落を取ったという鮮烈な思い出があります。
そして、最近わかってきたのは、7月は8月の夏休みシーズンを前に、ビッグプレーヤーが利食いの入るのに乗じて、デイトレの海外投機筋も便乗して売り込んでくるため、下げがきつくなっているもようです。
こうしたことを踏まえて、7月までどういうトレードをしておけば良いか、各自考えておくことが大事だと思います。