回転売買(トレンド相場でのポジションキャリー法)
トレンド相場でのポジションのキャリーの方法には、二通りあります。
ひとつは、ポジションを持ち放しにする方法、そしてもうひとつは、ポジションを回転させる方法です。
ポジションを持ち放しにする方法の利点は、トレンド相場の値幅のほとんどが取れることです。
しかし、難点は、いつか相場が反転するのではないかというプレッシャーが常にあり、ちょっとしたポジション調整の反転にも神経を使うため、精神的にも、肉体的にも、相当に疲れることを覚悟する必要があります。
一方、ポジションを回転させる方法ですが、まずその意味を上げトレンドを例に説明しますと、要は、上げトレンドと言っても、一直線に上がるばかりではなく、上げたら、それなりにロングがたまり、そのポジション調整により下落する局面もあり、そして調整が一巡すると再び上昇するということを繰り返します。
この上げ下げの相場を、上げトレンドですから、買い先行でポジションを持ち、上げに一服感が出れば利食い、また調整的に下げてきたら買い直して、また上昇を狙うというのが、回転売買とも言われる、回転をきかせた方法です。
利点としては、一種のデイトレですから、持ち放しと違って、あまり疲れないことです。
また、うまく回転させれば、持ち放しよりも、利益を得ることも可能です。
難点は、うまく回転できないと、業界用語で言うところの「歯抜けになる」、つまり効率的に利食えないということが起きる場合があります。
どちらの方法を取るかは、お好みです。