獲らぬ狸の皮算用(儲けの計算)
私の場合ですので、皆さんに当てはまるかどうか分かりませんが、参考までにお話します。
トレードをしていて、自分にフェーバー(有利)に相場が動くと、思わず儲けの計算に走ってしまうことが、過去にありました。
しかし、今、いくら儲かっていると計算し始めて良いためしはまずありませんでした。
確かに、トレーディングは儲けるためにやるのですから、儲けの計算をして良いはずなのですが、私の場合、儲けの計算をし始めると、相場の神様に見放されたように、利益が減ったり、あるいは、場合によっては、得られるはずの利益を皆飛ばすことすらありました。
たぶん、儲けたいという欲望が強くなり過ぎて、冷静な判断ができなくなったためだと思います。
やはり、無心になって相場を追い、結果として利益がついてくるものであって、利食ってみてはじめて、具体的な利益額を知るのが良いと思います。
また、利益があと少しでもキリの良い、たとえば10万円になるといったところで、後もう少しを取りに行ってキリの良い利益額にしようとすることは、逆効果になることが多く、利益を減らすことになりかねません。
端数でも、利益を確定したら、その額を儲けたことに感謝し、たかぶった気持ちを落ち着けることが大切です。