やられの静寂(マーケットが傷む)
相場が、マーケット参加者の多くが期待した方向には行かず、大きく反転してしまうと、手持ちのポジションを投げて早く損失を確定し、市場から脱出しようとする動きが集中します。
このため、大ロスカット大会となり、投げが集中することがあります。
こうして、多くのマーケット参加者が損失を被り、マーケットが静かになってしまうことを「マーケットが傷んでいる」と呼びます。
しかし、このやられの静寂があるからこそ、傷は癒されそして次への闘争心が湧いてくることになります。
つまりは、休むということが、いかに大事かということです。
この辺の割り切りは、上級者やプロが長けています。
一般によくあるケースは、損した悔しさから、早くやられを取り戻そうと休まずマーケットにエントリーすることです。
それで、損失を取り返せれば御の字ですが、多くの場合は、早く取り戻そうとする焦りから、トレーディングが雑になり、結局傷口を広げることになります。
したがい、マーケットが傷み、やられの静寂がやってきたと気づいたら、まずは休むことが大切です。
休むことで、次のトレーディングへの英気が湧いてくるというものです。