ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、9月利下げ観測が支えとなり、前週末比211.41ドル高の40,212.31ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら週末日比で引けました。
原油価格は、横ばいの、前週末比0.15ドル安の80.87ドルで引けました。
金価格は、ジリ高で、前週末比5.9ドル高の2426.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン後、ショートスクイズ(ショート筋を強引に買い上げ損切らせる手法)に、158.23近辺をつけました。そして、お定まりのロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)となり、157.76近辺をつけました。そこから、158.17近辺まで上げました。ニューヨークオープン後も、横ばいが続きましたが、パウエルFRB議長のインタビューをきっかけにドル売りが強まり、一時157.16近辺まで急落しましたが、その後急速に値を戻し、157.90近辺に落ち着きました。
尚、パウエルFRB議長の発言として、「第2四半期にはインフレに関して若干の進展があった。過去3回のインフレはかなり良いペースだ」とし、また労働市場についても「ますます良いバランスに移行している」との認識を示しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
EUR/USDは、1.0902近辺から1.0922近辺に上昇後、1.0894近辺まで下落しました。
EUR/JPYは、172.45近辺から171.55近辺まで下落し、その後172.10近辺に落ち着きました。