嫌な気持ちを素直に受け止める(躊躇なくやめる)
自分で、自分が持っているポジションが、間違っていると気づくのは、自分のポジションがアゲンスト(不利)の時に、以下のような感情が湧く時ではないかと思います。
1)どうして、マーケットはわかってくれないのか。
2)この相場は間違っている。
3)(アゲンストの期間が長くなっているのに)アゲンストは一時的で、またフェーバー(有利)に戻すに決まっている。
などなど、要は、自分を肯定し、相場を否定しようとしている時です。
つまり、素直に相場が見られなくなり、自分に都合が良いようにしか考えられなくなっています。
素直に相場が見えなくなっている時、神頼みになっていたり、なにか一気に形勢逆転となるニュースや経済指標の発表があることを期待したり、言い訳がましくなっていたりしますので、気分的には自分が嫌になってきます。
そして、自分に嫌になっている時は、あえて躊躇せずに、ポジションを閉じることです。
固執、執着、言い訳、独りよがりといったものは、トレーディングにはいらないものです。
こうした嫌な気分を、あえて自分から潰すには、確かに痛みも伴いますが、それが、結局のところ、良い結果を生むことになると思っています。