ギャップは、必ず埋まるのか(長期間埋まらない場合もあり)
前週末のニューヨーククローズと、今週初のシドニータイムとの間で、ギャップ(窓)が発生することがあります。
そして、月曜早々にギャップが埋まることは、良くあることです。
しかし、ギャップがすぐに埋まることが必ずではないことも、理解しておくことが必要です。
つまり、場合によっては、ギャップが埋まるのに、半年とか1年を要する場合もあります。
ギャップ埋めに時間が掛かる場合とは、相場が強いトレンド相場で、言い換えれば、一方向へ相場が進む勢いが強い時です。
このような場合、たとえギャップを埋めようとしても、埋めきれずにトレンド方向へ再び進み始めることが多いと言えます。
そして、ギャップ埋めを狙ったポジションが、ギャップを埋められずにと手仕舞いとなることが、トレンド再開の原動力となります。
このように、マーケットにトレンド方向へ勢いがある時には、ギャップはすぐには埋まらないことがありますので、今の相場、トレンド相場かレンジ相場かを見極めることが必要です。