獲らぬ狸の皮算用(どれどれいくら儲かったかな?)
相場がうまく行くと、どれぐらいの利益になっているか、計算したくなるものです。
しかし、それは避けたほうが良いように思います。
なぜなら、利益を計算してしまうと、守りに入ってしまいがちだからです。
積極的に攻める姿勢があってこそ儲かるものも儲かると思いますが、守りに入ってしまうと、利益の目減りを恐れて消極的になることで、返って利益を減らす原因になったりします。
また、たとえば、利益が95,000円になったので、キリの良い100,000円にしようと、5,000円の利益を狙ったために、95,000円の利益を減らしたり、あるいは吹っ飛ばしてしまうということもありえます。
つまり、儲けを残すためには、邪念を捨て無欲であることが大切なのではないかと思います。
手仕舞ってみて、はじめてこれだけ儲かったかと知ることが、良いように思います。
もしも、大きく損失を出してしまったら、いっぺんに損を取り替えそうとは考えず、まずは頭を十分冷やし、それからじっくり利益を積み上げる姿勢が大切です。
ただし、それ以前に、これはダメだと思ったら、早めに損切りをすることが、結局、傷は浅くて済み、自分の身を守ることになることを忘れてはなりません。
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