ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことが好感され、前日比242.09ドル高の40,007.73ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.026%下げて3.828%で引けました。
原油価格は、売りに転じ、前日比1.21ドル安の77.14ドルで引けました。
金価格は、ポジション調整から売られ、前日比23.6ドル安の2484.2ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、海外投機筋の「円キャリートレード巻き戻し」キャンペーンの一環の報道に、本邦勢が乗って売り上がったようで、ショートのロスカットオーダーが数珠つなぎとなりました。そして、それをロンドンに嗅ぎつけられて、ショートスクイズされ、147.50近辺まで上昇しました。その後、ロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)となり、146.83近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、米CPIが発表され、ほぼ予想通りで、いったん146.48近辺まで急落した後、反発となり、147.58近辺をつけました。その後、再度146.58近辺まで下げた後、ジリ高となり、147.39近辺をつけました。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。
EUR/USDは、1.1004近辺から1.1047まで上昇後。1.1011近辺まで下げました。
EUR/JPYは、161.62~162.58近辺で、もみ合いでした。