Through the figure(スルーザフィギャー)
Figure(フィギャー)とは、数字のことですが、マーケットでは、経済指標の数値のことを言います。
日本語でも、経済指標の数値のことを、数字と呼ぶのと同じです。
そして、「Through the figure(スルーザフィギャー)」は、「経済指標を通して」ということになり、実際的には、指標発表をまたいで、ポジションを持つとか、オーダーを出しっぱなしにするといった意味で使います。
私が、初めてこの言い回しを聞いたのは、ロンドンでした。
ブローカーが毎回経済指標発表前に、お前のオーダーは指標発表時も、そのまま出しっぱなしでいいのかという意味で、「Through the figure?」と必ず聞いてきましたので、すぐ覚えてしまいました。
ただし、「Through the figure」は、実は大変リスキーです。
予想がいくらかと言っても、本当のところは、結果は出てみないことにはわかりません。
つまり、良い結果か悪い結果かは、フィフティーフィフティーですので、丁半博打と変わりません。
したがい、勝てるかどうかは、不確実である以上、経済指標に賭けることは避けるべきかと思います。
注目されている経済指標ほど、結果が出てから相場にエントリーしても、遅くはないと見ています。
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