天災と人災(人災が多い)
天災と人災があります。
天災は、自然災害のような不可抗力によってもたらされる災害です。
それに対して、人災は、人為的な原因に基づいて発生した災害です。
トレーディングにおける損失の発生にも、たとえて言えば、天災と人災があると思っています。
つまり、たとえば、事件や事故が突発的に発生し、相場が大きく動いたことによってもたらされる損失は、天災のようなものだと思っています。
それに対して、自分の判断ミスや経済指標の発表の失念、要人発言や事件発生の未把握などによる損失は、自分自身が引き起こした人災だと考えています。
それでは、トレーディングにおける損失発生は、天災と人災のどちらに起因することが多いかと言えば、圧倒的に人災である場合が多いと見ています。
しかも、まず天災が発生した場合でも、それに対する自らの対応が適切でなかった(人災)ことにより被害を拡大させてしまうことも、決して少なくないことだと思います。
つまり、損失の発生・拡大には、天災を理由にしたくはなりますが、結局のところは自分自身が大きく絡んでいることが多いと言えるのではないかと考えます。
したがって、当たり前のことではありますが、非常時においていかに対応するかによって、損失を膨らますことも減らすこともできるということです。
損失を減らすためには、月並みではありますが、冷静な対応が必要とされます。