Offer down、Bid up(売りが下りる、買いが上がる)
オーダーの水準訂正がされた時に使う言葉です。
つまり、「売りが下りる」とは、売りオーダーの指値が下がることを言います。
上から、売りが覆いかぶさってくるようなニュアンスがあります。
英語では、「Offer down」と言います。
一方、「買いが上がる」とは、買いオーダーの指値が上がることを言います。
下から、買いが押し上げてくるようなニュアンスがあります。
英語では、「Bid up」と言います。
よくあるのは、輸出企業が、マーケットの買い気が強いため、いったん売りを引いていたのが、買い上げてこなくなると、売りオーダーを下げてくるというケースです。
上がれば売りを引いて、上がらなくなると売りを下げるのですから、イタチごっこのようになることもよくあります。
また、意図的に、「Offer down」して相場を下げようとしたり、「Bid up」することで相場を上げようとする時もあります。
あるいは、高いところで売りたいので、わざと「Bid up」しておいて、買いが上がってきたところを、売るということもあります。
このようにいろいろなテクニックを使いながら、少しでも利益を出そうとしているのが、インターバンクディーラーです。