すごい買い、よくよく聞けばロスカット(急騰急落のメカニズム)
私が好きな相場の川柳です。
猛烈な買い、あるいは売りが出たと驚いていると、実はそれはロスカットだったということで、これはよくあることです。
実際、投げると決めたら、できるだけ早くマーケットからゲットアウト(脱出)しようと、レートなどお構いなしで、売ったり買ったりしますので、かなり強烈な動きになります。
大口のロスカットは、特に、三大マーケットである東京、ロンドン、ニューヨークのいずれかのマーケットのオープン直後に入る傾向があります。
なぜなら、それは、三大マーケットのオープン直後が一番流動性があり、大口の玉を処理しやすいからです。
よくあるケースは、大きく動いた翌日、あるいは週末を越えた月曜に、なんの前触れもなく突然大口の売りあるいは買いが入ります。
これは、想定とは違った方向ヘ大きく動いたことにより、相場観が否定され、一晩あるいは週末、考えた末にロスカットを決意し、三大マーケットのいずれかのオープン直後に、ビッグプレーヤーが大きく売り買いをしたということです。
ですので、もしオープン直後に、なんの前触れもなく唐突に大きく売りあるいは買いが入ったら、それはビッグプレーヤーの投げだと見て良いと思います。
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