相場の難易度(トレンド相場とレンジ相場)
通貨ペアによって、その時々の相場の難易度に違いがあります。
たとえば、ある時は、ドル/円が簡単で、EUR/USDが難しいということもありますし、またその逆の場合もあります。
難易度の違いは、その時点でその通貨ペアがトレンド相場かレンジ相場かによって決まってくるのが一般的です。
トレンド相場は、一方向へ相場が進みますので、買うなり売るなりして持ったポジションをキープしていれば、利益につながることが多く、その点で簡単だと言えます。
ただし、あくまでもエントリーする水準によってうまく回るかどうかは決まってきますので、エントリーのタイミングには神経を使う必要があります。
一方、レンジ相場の場合ですが、レンジ相場を大別すると、第1段階のトレンド相場からレンジ相場への変わり目、第2段階の安定期、第3段階のレンジ相場からトレンド相場への変わり目の三つに分かれます。
レンジ相場の中でも、最も難易度の高いのは、第1段階のトレンド相場からレンジ相場への変わり目で、非常に荒っぽい上下動をするため、折角それまでのトレンド相場で儲けた利益を大きくへこませたり、飛ばしたりすることも、決して珍しいことではありません。
したがって、レンジ相場の第1段階に入ったと気づいたら、兎に角利益を確定し、相場から一歩引いて様子を見ることが大切です。
第2段階の安定期は、ある一定のレンジ内で、落ち着いて上下しますので、上がったら売り下がったら買いで、利益を積み上げることも可能です。
第3段階のレンジ相場からトレンド相場への変わり目は、値幅が極端に狭まるため、トレードはしづらくなります。
ただし、次のトレンド相場への入り口手前ですから、トレンドが走り出したらそれに飛び乗れるように身軽である必要があります。
尚、レンジ相場の三段階はあくまでも傾向ですので、必ずしもこの三段階を踏むというわけではありません。
その点につきましては、ご了解くださいますようお願い致します。