儲け損なう恐怖(違っていたと思えば即退散)
儲け損なう恐怖から、思わず相場にエントリーしてしまうことはありませんか。
儲け損なう恐怖とは、相場が動いているのに、ポジションを持っておらず、このチャンスを逃していいのかと自分にプレッシャーを与え、居ても立っても居られずに、思わず相場に飛び込んでしまうことです。
実は、この儲け損なう恐怖は結構タチが悪く、損失につながることが多いと言えます。
なぜなら、後先考えずに相場に飛び込んでいますので、ポジションの持ち値が悪かったり、あるいはポジションが大き過ぎたりしていて、結構その後の相場で苦しむことになります。
相場のエントリーとは、実は非常に難しいものです。
本来、慎重にかつ丁寧に行われるべきものです。
超大口のポジションに至っては、1週間がかりでポジションメイク(ポジションを作る)することもあります。
しかし、ひとたび、儲け損なう恐怖に取りつかれると、そうした冷静さは吹き飛んでしまうものです。
熱くなってポジションを作った後、我に返ってみて、初めてどうしてこんなポジションを持ってしまったのだろうということになります。
しかし、いったん持ってしまったポジションは、簡単に切ることもできず、深みにはまってしまい、思わぬ損失を抱え込むことになりがちです。
儲け損なう恐怖に打ち勝つには、決して衝動的にポジションを持たないことです。
また、ポジションを持ってしまって、シマッタと思えば、多少の損失が出てでも、ポジションを閉じることです。
決して、ポジションを引きずらないことです。
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