BIDに見える・Offerに見える(マーケットのポジションが見えてくる)
よくインターバンクディーラーが、使う言葉です。
BID(ビッド)とは、買いのことです。
Offer(オファー)とは、売りのことです。
「(マーケットが)BIDに見える」とは、現状のマーケットでは買い気が強く感じられることであり、「(マーケットが)Offerに見える」とは、現状のマーケットでは売り気が強く感じられることです。
このBIDに見えたり、Offerに見えたりすることは、値動きからマーケットのポジションを読めるようになるための第一歩です。
「BIDに見える」、あるいは「Offerに見える」とは、自分でどう体感しているのかを知ることが大事です。
できれば、ノートなどに記憶しておいて読み返してみることで、過去の記録とも照らし合わせて、自分が「BIDに見える」、あるいは「Offerに見える」時の感覚を会得していくことが必要だと思います。
そして、「BIDに見える」、あるいは「Offerに見える」という感覚を自分のものにできると、マーケットのポジションが見えてきます。
「BIDに見える」時は、新規の買いが入っていることもありますが、それ以上にマーケットがショートになっていて、買い戻し圧力が強いことを示します。
一方、「Offerに見える」時は、新規の売りが入っていることもありますが、それ以上にマーケットがロングになっていて、ロングを解消しようとする売り圧力が強いことが一般的です。