感覚と結果は紙一重の差(自分の感覚に素直になる)
以前、野球のイチローがドキュメンタリー番組で、「感覚と結果は紙一重の差」ということを話していました。
それは、一時、不振に陥った時のことを語っているのだと思います。
つまり、研ぎ澄まされた感覚を持ち合わせていても、それが結果を生むかどうかは、紙一重だということだと、その言葉を私なりに解釈しました。
トレーディングの世界でも同じことだと思います。
相場観が結果を生み出すのは、やはり紙一重だと思います。
それぞれのトレーダーの相場観というものは、基本的に合っていると思います。
しかし、それが結果を生むかは、まさに紙一重だと思います。
よくあるケースは、相場観は合っているのに、相場へのエントリーが早過ぎたため、本当に相場が動き出すタイミングが到来する前に、相場のアヤで損切らざるを得ない状況に陥ることは多々あります。
また、ほんの一呼吸の違いで、持ち値が自分にとってよりフェーバー(有利)になったり、より良いレートで利食えたりします。
そうした紙一重の差で利益を出すには、自分の感覚に素直になることが、大切だと思います。
そして、自分の感覚に素直になるためには、経験を積み重ねることで、いろいろな状況を自分自身に刷り込み、無意識でも対応できるようになることが必要だと思います。
パッとレートを見て、良いレートだと思えば素直に、ポジションメークも、利食いも損切りもすることが大切なのではないかと、思っています。