刑事(デカ)のように足で稼ぐ(ひらめきは、地道な情報の蓄積から)
相場とのつきあいが長くなると、相場の動きのほうが先で、その展開を確認するような経済指標の結果や要人発言といった事象が後からやってくるということが多くなります。
一時は、だからテクニカルチャートだけ見ていれば、相場が見えてくると思った時期もありました。
確かに、それも、ひとつの真理なのかもしれません。
しかし、よくよく自分自身の行動を振り返ってみると、無意識のうちに色々な事象を新聞・ネット等から吸収していて、その情報の蓄積が相場観を作っているように、最近では思っています。
つまりは、刑事(デカ)のように足で稼ぎ情報を集めていくという地道な作業が、実は大事なのではないかと思っています。
もちろん、インスピレーション(ひらめき)も大事です。ただ、それは、今お話した地道な積み重ねの上にあるものであって、突然降って湧いてくるようなものではないように、個人的には思っています。
つまり、いろいろな情報の蓄積があってはじめて、インスピレーション(ひらめき)も出てくると思います。
こんなことが、たまにあります。
いろいろな情報が頭の中で駆け巡り、モヤモヤしてモヤモヤしてたまらなくなった時、突然、バラバラのパーツがガチャンガチャンと結合しひとつになって、霧が晴れて相場の先が見えてきて、なんだそうだったのかと思うことがあります。
これが、私にとってのインスピレーションの湧く瞬間で、つまりは、いろいろな情報がバラバラに存在していたのが、ひとかたまりになって話の流れが掴めた瞬間です。
この瞬間から言えることは、私自身は、それまでの情報の蓄積がなければ、インスピレーションが湧かない人間であるということを示していると思っています。
ということで、やはり日々の地道な蓄積こそが、大事なのではないかと思う今日この頃です。